こわれゆく世界の中で

こわれゆく世界の中で DVD こわれゆく世界の中で

販売元:ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
発売日:2007/09/19
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 アンソニー・ミンゲラ監督の訃報に接してから10日近くたちます。ジュードを「リプリー」に起用し、その演技はアカデミー助演男優賞候補になりました。いわばジュードを見出した監督ですし「リプリー」のメイキング等でジュードへの賛辞も聞いてますから、とてもショックでした。この「こわれゆく世界の中で」が映画としては遺作になりました。タイトルに怖気づいて未見のままでしたが、やっと観ることができました。

 どれほど重い内容かと覚悟して観始めましたが、淡々と物語りは流れていきます。この邦題はどうなのでしょう、原題の「BREAKING AND ENTERING」のほうがしっくりくるような。事件のきっかけはまさにこうですから。

「幸せは 探すのではなく 気づくもの」という感じですかね。「青い鳥」じゃないけど、幸せ(愛も)は外に探しに行くものではなく気づくことなんだという。主人公のウィル(ジュード)、10年も同棲しているリヴ(ロビン・ライト・ペン、素晴らしい!)も実はどんなに幸せだったか、一度、関係が壊れかけてみないと気づけなかったんですねー。

 ミンゲラ監督の急逝は悲しいけれど、こんな素敵な映画を遺してくれて感謝の気持ちでいっぱい! 環境音楽みたいなBGMにも癒されました。彼の作品は「イングリッシュ・ペイシェント」(思い出すのが辛いほど悲しい名作)、ジュードが出演の3作「リプリー」「コールド・マウンテン」、そして本作と4本だけですが、どれもこれも鮮烈、ジュードは3作品に出演してますし、どんなにショックでしょうか。

 とはいえ、観終わって、私はほのぼのとした幸せに包まれています。人は死なない。その人を覚えている人が一人でも生きている限り死んだりはしない。ヒースもそう、家族や友人はもちろんですが、単なる一ファンである私が彼を覚えていることさえ、ヒースを生かす力になっているような気がします。不思議な希望を与えてくれた「こわれゆく世界の中で」、監督のコメンタリー付きで、これからじっくり再見します。

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午後の曳航

午後の曳航 Book 午後の曳航

著者:三島 由紀夫
販売元:新潮社
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午後の曳航 DVD 午後の曳航

販売元:紀伊國屋書店
発売日:2005/12/22
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三島由紀夫と歌舞伎の話。」を、すなっく「ままちゃり」さんが書かれています。いただいたコメントには「午後の曳航」の御話も、なつかしー。原作は読んでいないのですが映画の方は見ています、DVDも出てたんですね。前から感想を書いておかねば、と思いつつ、何せ公開時に見たっきり…て、30年も前ですか、ひえー。

【原題は「The Sailor Who Fell From Grace With The Sea」。「海に見捨てられた船乗り」という意味かな。】とエバメイノンダスさんが説明してくださってます。「午後の曳航(栄光をかけているといわれますね)」より分かりやすいかも。

 この方のレビューによればサラ・マイルズ扮する母親の自慰シーンを息子がしょっちゅう覗いてたそうですが、私、そのへんは記憶が? ただ、母親が乱れたシーンはしっかり覚えてます。レストランのテーブルの下でスカートの中に手を入れられ感じてないふりをしなくちゃ、でも無理~といった感じ、サラ・マイルズうまかったです。同席した息子は気づいていました。乱れた母、悪さをした船乗り。共に堕落した、と感じたのではないでしょうか?

 少年は母への執着より船乗りに対する憧れの気持ちの方が強かったと思います。親しくはなりたかったでしょうが、彼が陸に上がることではなく、どこまでも理想的のヒーローとして君臨してほしかったのでは。海を捨てる決意をした船乗りはもう英雄ではないのです。

【この映画がユニークだと思ったのは、サラ・マイルズによる“エロス”を「ライアンの娘」から、クリス・クリストファーソンによる“理想の男”を「アリスの恋」から、というように、それぞれの役者にそのまま、出演した前作映画のイメージを引きずらせたまま演じさせたことで、映画だけが可能な効用を最大限に生かせた点】

 という、みでじゃさんの視点にはなるほど!

 原作のレビューですが、「オイディプス王」(父を殺し、母と寝た)だという人もいれば「三島らしくゲイ的な要素を孕みながら、ストーリー自体は(体裁的には)ゲイ小説ではない」という人も。「健全な文壇で評価されなかったこの作品を、渋澤龍彦のみが絶賛した」のですかー、渋澤らしいですね。というか、「仮面の告白」は絶賛でこっちは評価しないって。ラストが問題ですか? ほんと「健全な文壇」ってしょーもないですね。

 ままちゃりさんは、コメントにこう書かれてますね。

【主人公の少年の心理が、私の男性観とダブっているんです、私はブログの中で「野球選手の俗っぽいところは観たくない」云々しょっちゅう言ってるのですが、「午後の曳航」の少年の心理もそれに似ているのです。ノンケの男性には、あの少年の、母親の恋人である船乗りの男性に対する思いっていうのはわからないのではないでしょうか。】

 ノンケ男性の皆さん、いかがでしょうか? 

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ゴースト・ドッグ

ゴースト・ドッグ DVD ゴースト・ドッグ

販売元:パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
発売日:2006/07/21
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「パニック・ルーム」でとってもいい人(大概そうか)だったウィッテカーさん主演です。彼は本年度アカデミー賞主演男優賞に輝いたわけですが、受賞作はちょっと怖そうなのでパス。アミン大統領ならば、それに似たキャラが「ロード・オブ・ウォー」に出てきます、けっこう凶悪なキャラでした、映画自体もいい出来だしジャレッド・レトもいっぱい出ていてお勧めです。やっぱりウィッテカーさんは穏やか善人のイメージでいてほしいです。マンガもあります、嬉しいな~

ゴースト・ドック」が公開されたとき、チャンバラまがいのアクション映画かと思って見逃してしまったのですが、ジャームッシュがそんなの作るわけなかったですね。彼は日本びいきなんですか。一応、殺し屋の映画なのですが、静かに淡々と話が進んでいきます。しかし【「葉隠」をバイブルに、伝書鳩を唯一の通信手段として使用する孤独な殺し屋】って? 「全て熟知」のTシャツも謎。とりあえず「なんちゃって武士道ガイド」でちょこっとお勉強してみました。フェイスケアが大事?

「葉隠」の他に「羅生門」も重要な役割を果たします、特に「藪の中」ですか。ゴースト・ドッグの唯一の友はフランス語しかしゃべれないハイチ人のアイスクリーム屋。そしてゴースト・ドッグが「羅生門」を貸して感想を聞かせてといった少女。

 ラストは、うーん。自分を助けてくれた依頼主を「主君」として忠誠を誓うわけですか。そういう生き方もアリなんでしょうかねえ。やっぱりウィッテカーさんの「いい人」キャラにぴったりの役だったように思います。いまどき伝書鳩、いまどき武士道。なんとも不思議なムードの映画ではありました。これもなかなか感想が書けなかったけど、なにか静謐で潔いものを感じましたね。

 たびたびお世話になってる松岡正剛氏は、「三島だけではなく、多くの者が『葉隠』を本格的な武芸書と勘違いしてきた」といい、【主君から恩情をかけられたときに報いようとするのは当たり前、むしろ主君が冷淡に見えたり、主君が恩情をかけるのもままならないほどのときこそ、仕える者の真の報恩が発動するものだと語っている。】と指摘。こうした点を踏まえると「ゴースト・ドッグ」への疑問もなんとなく解けるような…。

↓松岡氏いわく「三島の読み方には何かが欠けている。」そうです。

葉隠入門 Book 葉隠入門

著者:三島 由紀夫
販売元:新潮社
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コックと泥棒、その妻と愛人

コックと泥棒、その妻と愛人 DVD コックと泥棒、その妻と愛人

販売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
発売日:2006/11/30
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「クイーン」を見にいけなかったから、というわけでもないけど今年のオスカー主演女優賞に輝くヘレン・ミレン主演のこちらを見ました。見終わって2日ほど滅入ってしまいました。「バベットの晩餐会」が生への賛歌だとすれば、これは同じ食を扱いながら死への傾倒を描いている? ピーター・グリーナウェーの映画を1度は見てみようと思ったのですが、これ1本で懲りました、一言でいうなら、「独自の世界観」(便利な表現)でしょうね。

 舞台は高級フレンチの「ル・オランデーズ」、真っ赤な店内、壁にはレンブラントの群像画とおぼしき絵がかかり、泥棒一味が夜な夜な晩餐会、このボスが店のオーナーなんですが、声高に下品な言葉を撒き散らし、普通なら出入り禁止。でもオーナーだから。(驚)そういえば冒頭のレストランの裏口は真っ暗で猛々しく犬たちが吼え、きらびやかな舞台の裏、いや悪夢を見るようでした。美術や衣裳がゴージャスなだけに尚更、落差が目立ちます。

 ここの厨房が近代的レストランのそれとは対極にあるような、まるで台所画の世界なのです。それにしても「静物画」とはうまい言い方ですね、静物とは「死せる自然」のことでした。ならば「死自然画」とでも呼ぶべきなのでしょうが、あまりに露骨すぎますか。シェフは言います、「黒を食べるのは死を食べること」。トリュフ、キャビア等の高級素材は確かに真っ黒。

*以下、ややネタバレ気味です。

コックと泥棒、その妻と愛人」なるタイトル通り、この4人がメインなのですが。泥棒の妻ジョージーナ(ヘレン・ミレン)は籠の鳥、やっと心の通じあえる男性と巡り会えたのに(愛人と呼ぶのは私は抵抗があります)。確かにセックスもあったけど「性欲」を描いているとは思わなかったです。そこにあったのは紛れもない愛、粗暴な夫には求めようのないものでした。しかしはじめて一緒に迎えた朝、「終わったのね」に込められた絶望。

 ジョージーナはシェフに懇願します「特別料理」を作ってくれと。そして夫アルバートに強要する。さすがのアルバートも特別料理を前に嘔吐。食ってやると言ってたくせに。

 それにしてもこの異様な映画の隠しテーマはなんなのでしょう、と、BBM以来、深読みが癖になってしまったのですが。答えがみつかりました(本作を未見の方は見てからお読みになったほうが)。80年代のイギリスといえばそういうことですか

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コンスタンティン

コンスタンティン DVD コンスタンティン

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2005/09/02
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 オカルト・ホラーなんですか? 私はティルダ・スウィントンが大天使ガブリエルを演じるという1点のみに興味がありました。キアヌも好きですし、すっきり痩せていて良かったです。コメンタリによれば役作りのためにシェイプアップしたとか、なるほど。データはこちら

 これまた何も知らずに見たほうが楽しめる作品だと思います、ゆえに天使の話等にとどめますが、いや、ティルダ@ガブリエルは似合ってましたね。初登場シーンでは性別不明に感じた方もいらっしゃるでしょう。さすが「オルランド」で幻惑してくれただけあります、そのこともコメンタリで触れていました、彼女がガブリエル役に決まったと聞いて映画の成功を確信した、と。

 天使は無性ということになるんでしょうか、ルネサンス絵画など見ても男女の判別はあまりつきません。ガブリエルは受胎告知にやってきたことで有名で、名の知れた天使では唯一、女性形で描かれることもあります。筋骨たくましい、性別不明、女性だよね、と画家によって描き方がだいぶ違います。私はマッチョ(&ミニ天使たちの付き添い付)系ではティントレット、女性的で優美なフラ・アンジェリコがお気に入りです。劇的なボッティチェッリも(この天使は中性ぽい)いいですね。翼もいろいろありますね。

「失楽園」は上巻では神と天使の軍勢VSルシファー(後のサタン)率いる天使の反乱軍の闘いがダイナミックに描かれます。敗れた反乱軍はなんと「9日間」墜ち続けたのです、地獄の奥深さが想像できます。その闘いのさまを天使がアダムに語り、サタンに気をつけろと忠告するのですが、結果はご存知の通りです。

失楽園 上   岩波文庫 赤 206-2 Book 失楽園 上 岩波文庫 赤 206-2

著者:ミルトン
販売元:岩波書店
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 地獄の描き方ですが、洋の東西を問わないのかな、イメージは同じですよね。下っ端悪魔は「餓鬼」そっくりです、腹が出てないのは動きやすくするため? 地獄のシーンを見ているうちに諸星大二郎の「暗黒神話」のラストを思い出しゾーッとしました。仏教には「釈迦の救済から漏れた全ての衆生を救うために、 56億7千万年後に、弥勒菩薩が現れる」という教えがあるそうですが、ラストはその56億7千万年後、文字通り世界の終末でした~。

 そういえば「コンスタンティン」もコミックが原作なんですね。作者は当然、「失楽園」は読んでいるでしょうね。キリスト教や聖書の知識があればもっと理解できただろうというレビューを散見しましたが、「失楽園」上巻がオススメです。ほんと、冒険活劇のような迫力の戦闘シーンですから。

「失楽園」には「マンモン」(マモン?)も出てきますが、「コンスタンティン」にも同じ名で重要なキャラが…。

【「堕天使のうち、これほどさもしい根性の持ち主も無かった」とされ、「天にあったときでさえ、彼は常に眼と心を下に……つまり、都大路に敷き詰められた財宝、足下に踏みつけられた黄金を神に見える際に懇々と沸き出でるいかなる聖なる祝福よりも遥かに賛美」していたという。さらには、地獄に落ちてなお、そこに金鉱を発見し、万魔殿を飾るためにと他の堕天使を指揮している。(Wikipediaより)】

 「コンスタンティン」は続編が作られるようですね、ぜひまたティルダ@ガブリエルを出してほしいです。コメンタリで「続編があれば出したい」と言ってましたね~。

暗黒神話 Book 暗黒神話

著者:諸星 大二郎
販売元:集英社
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恋のからさわぎ

Ten_things_i_hate_about_you_ver1  本日4月4日はヒースのお誕生日ですね、28歳おめでとう~! 1年前のこの日はアメリカでBBMのDVDが発売された日でもあり、BBM(59)を書いてます。

 というわけで念願だった「恋のからさわぎ」('99 未公開)を拝見。若いですねー、しかし落ち着きすぎたバスの声はイニスのまま。2000年のMTVアワード「音楽シーン賞」の候補になったのですね。

 ミュージカル・モードのヒースは、こちらです! 一瞬、「バックドラフト」かと思いました。「君の瞳に恋してる」を熱唱、う、うまいっすね。歌声は意外にハイトーン。ハリウッドの「スターかくし芸」でジェイクと「ドリームガールズ」やってくれないでしょうか。もちろんこのシーンを。ジェイクは当然、先月オスカーに輝いたあの人を、となるとヒースがジェイミー・フォックスですか? が、よく観たらジェイミーは全然歌ってない~。(汗)

 えー、筋はシェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」をベースにお約束のよく出来た学園もので飽きさせません。舞台はシアトル、海に面したお城のような高校が舞台です。その点もシェイクスピアを意識? 授業シーンでは彼のソネットばかり取り上げてますし。パトリック(ヒース)の想い人キャット(ジュリア・スタイルズ)はそんなの古臭いというのか教師に反発、「シルヴィア・プラスの詩を取り上げてほしい」なんて言ってました。グウィネスが演じてた詩人ですね。辛くなりそうで未見ですがダニエル・クレイグと共演してたんですね。

シルヴィア DVD シルヴィア

販売元:バップ
発売日:2005/06/22
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 パトリックの姓が「ヴェローナ」、「ロミオとジュリエット」の舞台の街というのも笑いましたしキャットの妹カップルも可愛いし、とても気に入りました。日本ではビデオのみ発売、もったいないですね、DVDも出せばいいのに~。

 びっくりしたのはラストで「甘い罠」が歌われてたこと。英語ブログにも書きましたがけっこう好きなんですよ。ラストシーンがそのまま入ってますのでこれから見る予定の方は避けたほうがいいかも? 次のライン部分をクリックすると見られます。封印したい方は英語ブログで紹介したバージョンをどうぞ、ジェイクの画像つきです。それではラストシーンに続いて「甘い罠」をお楽しみください、letters to cloeが歌ってます

↓本筋にはあまり惹かれませが、リズが主演してましたか。大好きなマイケル・ヨークも出ていたんですね、ちょっと見たいかも。

じゃじゃ馬ならし DVD じゃじゃ馬ならし

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2007/06/06
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こねこ

こねこ DVD こねこ

販売元:アイ・ヴィー・シー
発売日:2002/10/25
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 今日から8月ですね、早いものです。相変わらずぼーっとしております。なごみたい…と、ふと思い出したのがこの映画。だいぶ前にレンタルで見たきりですが、とってもほのぼのしたロシア映画、洋画のくせして「文部省選定」です。健全さ折り紙つき、夏休みにお子さんとどうぞ? 前にチェックしたときは定価でしたが、26%オフかあ…。

 こねこのチグラーシャ(「猫ちぐら」を連想させる名・笑)が飼い主のきょうだいの元に戻るまでが綴られます。きょうだいのお父さんがオーケストラ団員なのもマル。出演はロシアの猫サーカス団の猫たち、と聞いてますが、ククラチョフの猫劇場とは無関係? この映画のいいところは自然体なところ。猫にしゃべらせたりなんてあざといことはさせません。あくまで無言の彼らの活躍を描く。また見たくなりました。そうそう、中国も負けてませんね、どこの動物園?

エーゲ海・猫たち楽園の島々 DVD エーゲ海・猫たち楽園の島々

販売元:ビデオメーカー
発売日:2006/04/20
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 こ、これはー! 憧れのサントリーニ島の野良ちゃん? こんな映像が80分も詰まって、またまた26%オフ、いいニャー、たまりません。ポチ、しなくては♪ 

 似たような感じの写真集は持ってるんですが。というか母の誕生日にプレゼントしました、自分も眺められるので。せこい娘でスンマセン。それが下記の「猫を旅する。」です。こちらも表紙がいいですね。もちろん中身もいいです。

猫を旅する。Cat Stream―世界で一番いろんな国の猫がのっている本 Book 猫を旅する。Cat Stream―世界で一番いろんな国の猫がのっている本

著者:新美 敬子
販売元:河出書房新社
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 この青い空。ウズベキスタンだそうです。ヒヴァという街のイスラム廟をバックに。ヴェネツィアの猫もいますよー。北アメリカの猫には「山猫の血が混じっているものも」? ワイルドですね! 猫を眺めながら世界旅行ができますー♪ エーゲ海の写真で「どっか行きたい…」になりましたが、久々にこの写真集を眺めて旅情を味わってます。

いっしょにいさせて Book いっしょにいさせて

著者:Hiroji Kazuo
販売元:いのちのことば社フォレストブックス
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 こりゃまた、私の大好きな白黒ネコちゃんではないですか。いちばん最初に飼ったのがこんなモノトーンなネコでした。名前は「チャッコ」(津軽弁で猫のこと)、べっぴんさんでした。パンダをはじめ白と黒の動物が好きなのはチャッコの影響かもしれません。

 説明を見たら、なんと聖書の言葉が引用されてるそうです、感激のレビューも載ってます。ニャンコ本までBBMつながり?

 ジェイクはきっと犬の方が好きですよね。「ジャーヘッド」の特典映像でもシェパードがジェイクの後をついて走ってたような。この本をプレゼントしたら喜ぶかも。(笑)

犬を旅する。―世界で一番いろんな国の犬がのっている本 Book 犬を旅する。―世界で一番いろんな国の犬がのっている本

著者:新美 敬子
販売元:河出書房新社
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ゴッド・アンド・モンスター

ゴッド・アンド・モンスター DVD ゴッド・アンド・モンスター

販売元:ハピネット・ピクチャーズ
発売日:2003/11/27
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 皆様、引き続きメールを頂き、感謝しております。「(BBM記事終了は)私のせいでしょうか?」と心配されてる方が多くて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。原因はすべて私にあります、あまりに飛ばしすぎて疲れてしまったんですね。やはりBBMは魔物、せめて週1にするとかしてたら細く長く続けられたと思うのですが。でも勢いでやったから、あれだけ書けた気もします。

 今後については、少しずつ考えております、記事よりお返事を書くのが先決、と思ってましたら、それより記事を、というご意見を頂きました。それで、今日は前々から書きたいと思いながら…だった「ゴッド・アンド・モンスター」について少々。へろへろの内容ですが、どうぞよろしくー。

 かなり前に見た映画なのに、なかなか感想が書けず…、サー・イアン・マッケランが98年のアカデミー主演男優賞にノミネートされ、脚色賞も受賞。そう、BBMに負けない名作なのです。なのに日本ではなかなか公開されず、ついにファンの熱意で劇場公開されたといういわく付きの映画。私が知ったときは既に上映は終了、DVDで見るしかなかったのだけど、本当に素晴らしいです。あー、なんといっていいのか。Amazonのレビューが素晴らしいので、そちらをお読みください。(笑)

 ゲイであり有名なモンスター映画の監督であったホエイル(マッケラン)と庭師クレイトン(B.フレイザー)との交流…といっていいのでしょうか。ホエイルは第一次大戦に従軍、戦友と思いを通わせたようで、その回想シーンは胸に迫ります。B.フレイザーも繊細な演技を見せて、なかなか。根無し草のようだったクレイトンもホエイルの影響か、ラストではすてきな成長振りです。雨の中のクレイトンの姿にじーんときます。

 ちょこっと映画界の裏事情も覗けます。「マイ・フェア・レディ」のキューカー監督もゲイだったんかー、とかですね。いろいろ皮肉で人生の悲哀を感じますが、見るべき映画だと確信しております。

 こんなに素晴らしい、アカデミー脚色賞を獲った映画(というだけで見たくなる。やはり映画は脚本だから)が最初から日本での公開予定がなかった、この事実に「…」。BBMや「カポーティ」と違い、なかなか公開が決まらなかった「トランスアメリカ」も同じ轍を踏むのかとひやひやしたのでした。めでたく公開の運びとなりましたが、こちらは松竹が配給、ザジフィルムズが宣伝と。他社に宣伝を任せたのが好結果を生んだ? 宣伝マンのブログ、相変わらず熱いです。

↓サントラのジャケット、なかなかいいですね。音楽も良かったのでちゃんと聞いてみたいかも。

トランス・アメリカ Music トランス・アメリカ

アーティスト:サントラ,ミリアム・マケバ,オールド・クロウ・メディスン・ショウ,ラリー・スパークス
販売元:テイチクエンタテインメント
発売日:2006/07/05
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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恋する女たち

38m_1  69年のケン・ラッセル監督の出世作、らしい。暖炉の前での全裸の男同士のレスリング・シーンが公開前から話題になってました。お子ちゃまだった私も「スクリーン」誌の紹介記事でその写真を目にし、絶対見る~、と鼻息荒くしたものの、例によってイナカじゃ上映されず。

 やっと本編を見たのは十数年後、池袋文芸座で。いやー、念願かなって見られて良かったが、あんまり記憶に残ってないのよね。そして再会(レスリング・シーンのみ)は意外なところで。この映画の音楽担当は大好きなジョルジュ・ドルリューなのだが、ある日、教育TVで彼の音楽を使った映画の紹介番組をオンエア。「恋する女たち」は、このシーンが採用されたのであった。

 何故に裸でレスリング? 原作(英語)は持っているのだが、途中で挫折。なんとか読み返さないと。ガウンから出た男の白い脚を、男がじーっと見つめるというシーンだけは覚えてる。

 粗筋は下記から。ソフト入手は難しそうなので、ネタばれですがよろしければどうぞ。

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD3037/story.html?flash=1

 こうしてみるとタイトルは「恋する女たち」より「恋する男たち」Men in Love、いや、バーキンの片思いらしいからMan in Loveか、そっちの方がふさわしいような。けっこうゲイテイストの強い話だったんだな、と何を今更? 意識しあう男たちの伴侶(恋人)が姉妹だってのが、何か意味深。

 なんでこんな記憶もあやふやな映画の話をするかというと、原作のD.H.ローレンスが「男女を問わず、肉体関係をもたなければ人は本当には分かり合えない。」と発言したことを思い出したから。BBMを知った今では、肉体関係があるからなんだよ、て気もしないではない。幾度体を重ねてもわかんない所はわかんない、なんだけど。最初にローレンスの言葉を聞いた時は、けっこう考え込んでしまった。

 えー、肝心のレスリング・シーン。演じたのはバーキン(アラン・ベイツ)、ジャケ写真右。ジェラルド(オリバー・リード)、写真左。ご覧のように立派なヒゲを蓄え、たくましく毛深く、汗まみれでレスリングを。こぼれ話として、「撮影中にヌード・レスリングを嫌がったリードが、ラッセル監督を得意の柔道で投げ飛ばした」のに、その後もリードはラッセル作品に何度も出演したようで。気に入られてたみたい?

↓下記のCheck!も多少、参考になりそう。

http://britannia.cool.ne.jp/cinema/title/title-ko.html

 一応、邦訳も出てるけど、高い! 昔は文庫も出てたはずなのに。「もう一つの国」「心は孤独な狩人」に加え、これも気軽に読める文庫が出るといいなあ。

Book Women in Love 恋する女たち

著者:D.H. ロレンス
販売元:英潮社
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ゴーン・フィッシン'

ゴーン・フィッシン' DVD ゴーン・フィッシン'

販売元:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
発売日:2005/09/21
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 本当に釣りに行った男ふたりの話です。(笑)「荒野のマニト」同様、つまんなかったらどうしよう。でも釣りに行ったペアの物語、と思うと、このディスクの中にどんな映像が詰まっているのか見ずにはいられない。いそいそレンタルしてきましたとも。いやあー、期待以上に面白かったです♪

「リーサル・ウェポン」ペアの爆笑ドタバタコメディでした。一緒に見た80歳の母は大笑いしてました。笑う門には福来る。また寿命が延びたわね、かーさん。見せるんじゃなかったかも?

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=83849

 ガスとジョーは幼い頃からの釣り友達。釣りコンテストで優勝して夢のフロリダ釣り旅行をゲット。「男の最高の夢はメキシコ湾で釣りをすること」。そうですか。時期が感謝祭前の休日、というのが笑える。木曜日の感謝祭(11月の第4木曜ね)には絶対に戻ってくるように、奥さんからきつーいお達しが。感謝祭だよ全員集合! がアメリカの鉄則なのですね。遅れたら殺す、と宣言されてました、こわー。

 冒頭は、子供時代の二人がトラブルを引き起こすシーン。今後の成り行きを暗示してたのだ、行く先々でトラブルを巻き起こす凸凹コンビ。釣り道具はなかなか使うチャンスがないが、最後に大物を釣り上げる。

 激・オススメでもないけど、BBMで煮詰まってる方は笑って笑って気分転換にいいかもしれません。二人がピンチの時に映画「脱出」みたいに男に××されちゃう? と怯えるシーンが笑えます。そう、怖い釣り(川下り)映画なら「脱出」にトドメをさします。私の感想は下記からドーゾ。

http://emmanueltb.cocolog-nifty.com/blog/2006/01/post_aeb8.html#comments

 いやー、思い出すだけで背筋が震えますよぉ、ゾゾゾ。 19日までTSUTAYA半額デーだし見比べるチャンスでは? くれぐれも先に「脱出」を見てから「ゴーン・フィッシン'」にしてくださいね。逆の順で見て、恐怖で立ち直れなくなっても責任とれませんので~。

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