シャーロック・ホームズ(3)

僕たちの好きなシャーロック・ホームズ (宝島SUGOI文庫) Book 僕たちの好きなシャーロック・ホームズ (宝島SUGOI文庫)

販売元:宝島社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

前の記事ではURLの紹介に終わってしまいましたが、アメリカTV/映画ノーツさんの「シャーロック・ホームズ」レビューは非常に興味深いものがありました。いやにアクション派のホームズだなーと思いましたが、ロバート・ダウニーJr.は「アイアンマン」にも主演してたんですね。シネコンで「アイアンマン2」の予告を見ておきながら、なんだかピンとこなくて。どうしても彼は「ゾディアック」の屈折した記者のイメージが強いんですよねー。

イメージが変わったのはジュード・ロウ演じるワトソン君も同様。TVドラマではあまり存在感がなかったのですが、確かに【これまでのシャーロック・ホームズ作品としてのキャラクター比率がホームズとワトソンで8:2くらいだとしたら、今回は7:3か、あるいは6:4くらい】にはなっていそうです。ほぼ対等の相棒って感じです。アクションもけっこうありましたね。

ホームズに絡むアイリーン・アドラー(レイチェル・マクアダムス)も出番が多いしアクションもするし、ワトソンの婚約者もけっこう強い感じで恋人というより頼もしい姉、といった雰囲気です。その分(?)ホームズとワトソンの関係が微妙というか、ホームズは明らかにワトソンの婚約をぶちこわそうとするし、アイリーンとの仲もイマイチ色っぽさが感じられません。ワトソンは何度もホームズにひどいことをされて愛想を尽かしてるぽいのですが、ピンチの時にはちゃんとフォローというか、どうしても見捨てられないようです。腐れ縁ですかねえ。こんな感じで次回も2人の活躍を期待したいものです。

それにしてもアメリカではルパンは人気がないのですかー。私も特に好きというわけではありませんが、中学のとき図書委員をしていて、あまりにホームズとルパンシリーズの貸し出しが多くて驚いた経験があります。だから両者の人気は双璧、と思い込んでいたのですがこれは日本だけの事情なんでしょうか?

| | コメント (0)

シャーロック・ホームズ(2)

シャーロック・ホームズの冒険DVD BOOK vol.16 (宝島MOOK) (DVD付) Book シャーロック・ホームズの冒険DVD BOOK vol.16 (宝島MOOK) (DVD付)

販売元:宝島社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ホームズといえば、NHKで放映されていた「シャーロック・ホームズの冒険」が真っ先に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。私もそうですね、さほど熱心なファンではありませんでしたけど、研究所まであるんですね! 高価なDVDボックスも出てますが、宝島社ではDVD付きMOOKを刊行、お求めやすい価格ですね。そして、何故わざわざvol.16をご紹介するかというと、分かる人にはわかりますね。そう、「ショスコム荘」に、今回の映画でワトソン君を演じたジュード・ロウが出演してるのです!

 Amazonレビューは1件のみですが、「今のイケメンぶりからは想像もつかない、言われなければわからん(笑) 」ですかあ。確かに垢抜けてはいませんが(そういう役だし)美形だったと思いますけどねえ。ジュードは当時、19歳だったと聞いております。

 と、ここまで書いて、宝島MOOKより、もっとお得なDVDを発見。「ショスコム荘」だけでいいなら、こっちがお得でしょう。

★お買得!送料込み!シャーロック・ホームズの事件簿 Vol.3 「ショスコム荘」 ★お買得!送料込み!シャーロック・ホームズの事件簿 Vol.3 「ショスコム荘」

販売元:カレンダー楽天市場店
楽天市場で詳細を確認する


【後に映画「AI」でスターダムに駆け登った、若き日のジュード・ロウの演技も必見。】ですって。「AI」の前に「リプリー」でオスカー候補に挙がってますけど??? それはともかく、ジュードの演技に言及してくれてて嬉しいです。私はレンタルで見たのかな? すぐ引っ込んでしまったのでこれだけ? と思ったら最後の最後で楽しませていただきましたー! 未見の方はぜひどうぞ。

 こちらの視点がなかなかです、ぜひどうぞ

| | コメント (0)

こわれゆく世界の中で

こわれゆく世界の中で DVD こわれゆく世界の中で

販売元:ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
発売日:2007/09/19
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 アンソニー・ミンゲラ監督の訃報に接してから10日近くたちます。ジュードを「リプリー」に起用し、その演技はアカデミー助演男優賞候補になりました。いわばジュードを見出した監督ですし「リプリー」のメイキング等でジュードへの賛辞も聞いてますから、とてもショックでした。この「こわれゆく世界の中で」が映画としては遺作になりました。タイトルに怖気づいて未見のままでしたが、やっと観ることができました。

 どれほど重い内容かと覚悟して観始めましたが、淡々と物語りは流れていきます。この邦題はどうなのでしょう、原題の「BREAKING AND ENTERING」のほうがしっくりくるような。事件のきっかけはまさにこうですから。

「幸せは 探すのではなく 気づくもの」という感じですかね。「青い鳥」じゃないけど、幸せ(愛も)は外に探しに行くものではなく気づくことなんだという。主人公のウィル(ジュード)、10年も同棲しているリヴ(ロビン・ライト・ペン、素晴らしい!)も実はどんなに幸せだったか、一度、関係が壊れかけてみないと気づけなかったんですねー。

 ミンゲラ監督の急逝は悲しいけれど、こんな素敵な映画を遺してくれて感謝の気持ちでいっぱい! 環境音楽みたいなBGMにも癒されました。彼の作品は「イングリッシュ・ペイシェント」(思い出すのが辛いほど悲しい名作)、ジュードが出演の3作「リプリー」「コールド・マウンテン」、そして本作と4本だけですが、どれもこれも鮮烈、ジュードは3作品に出演してますし、どんなにショックでしょうか。

 とはいえ、観終わって、私はほのぼのとした幸せに包まれています。人は死なない。その人を覚えている人が一人でも生きている限り死んだりはしない。ヒースもそう、家族や友人はもちろんですが、単なる一ファンである私が彼を覚えていることさえ、ヒースを生かす力になっているような気がします。不思議な希望を与えてくれた「こわれゆく世界の中で」、監督のコメンタリー付きで、これからじっくり再見します。

| | コメント (0)

スルース

C3eca9a77a70587fd18a054131e9570f

Music オリジナル・サウンドトラック「SLEUTH」

アーティスト:サントラ
販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2008/03/05
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 72年の映画「探偵<スルース>」のリメイクということで、当時、見逃してそれっきりの私には興味深い作品となりました。夫VS夫の愛人。前回はローレンス・オリヴィエとマイケル・ケインが演じたのですね。今回は夫にマイケル・ケイン。愛人役がジュード・ロウです。前知識ゼロで観ることをオススメします。

 キャッチコピーは「男の嫉妬は世界を滅ぼす。」ですか。本当は女を取り合う話のはずが、彼女は出てきませんし、老作家が妻を奪った若い愛人に嫉妬するのか、と思っていると話はそう単純なものではなく。あの結末もどう解釈したらいいのか? ともあれチラシにあるように「ジュードの妖しさVSマイケル・ケインの怪しさ の危うい対決!」はめったにない見ものです。

 スタイリッシュな邸宅でのスリリングな展開、やられました~。チェロを多用した重厚な音楽、クールな美術もいいですね。秀逸な脚本は共にイギリスを代表する演技派の2人のために書かれたのか、丁々発止、火花散らすやりとりに観ているこっちが疲れます、どこで息継ぎすればいいの~!? 完全なる2人舞台は充実感あふれるここちよい疲れです、ええもん見せてもらいましたー。公式サイトはこちら

 ロンドンまでジュードの舞台を見に行った当時の興奮がよみがえります、ちょっとジュード熱が冷めていたけど、こんな役のときの彼はやっぱりスゴイ。そして金髪が似合いますね、ゴージャス。97年の「オスカー・ワイルド」を思い出します、10年たっても、いや年月を重ねた分、艶やかさが増しているような。ちょうど「マイ・ブルーベリー・ナイツ」も公開中ですが、あちらのジュードには心惹かれないです、やはりジュードは狂気をはらんだこうした役がぴったりです。

 ふと2000年のアカデミー賞授賞式を思い出しました。マイケル、ジュードは共に助演男優賞にノミネートされ、受賞したのはマイケル。スピーチでは「ジュード、きっと君の時代がくるよ」と。互いにリスペクトしあっていた2人、今回の「スルース」はジュードがプロデュース、マイケルに出演をオファーしたのもジュード、と、念願のリメイクだったと聞いて嬉しいです。

 公式サイトの高木美保さんのコメント、すばらしいです。「美貌のジュード・ロウと名優マイケル・ケインが知的に、重厚に、エロティックに、マジメに、男の昼メロ的“ドロドロ”をやっているのです。釘づけです」、なんて的確なんでしょう!(感嘆)

| | コメント (0)

ホリデイ

B000mqc9h401

Music オリジナル・サウンドトラック「ホリディ」

アーティスト:サントラ
販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2007/02/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 待ちに待ったジュードの恋愛映画。が、ちょっと期待しすぎだったか、うーん。いえ、とってもよかったんですけどね。観終わったときの充実感は「プラダを着た悪魔」の方が勝っていたなあ、と。概要はこちらで見ていただくとして、思いつくままに感想を。同じ監督の「恋愛適齢期」よりはずっと好感がもてました。

 LAのアマンダ(キャメロン・ディアズ)は映画の予告編製作が仕事。そのせいか彼女の「心の声」は、予告のナレーションでよく聞くあの声です。一種の職業病? 以来、私もあの声が頭から離れません、なんとかしてー!

 で、アマンダが製作中の予告に何故かジェームズ・フランコが出てくるのです、感涙。アクション映画でしたが「ホリデイ」のためにわざわざ造った映像なのか、はたまた未公開作品の? フランコくんの映画、日本未公開が多いから。(涙)「トリスタンとイゾルデ」はやっとDVDリリースが決まりましたがだいぶ先、アメリカ盤をゲットしといて正解でした。

トリスタンとイゾルデ DVD トリスタンとイゾルデ

販売元:20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン株式会社
発売日:2007/06/02
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 とまあ、ジュードとフランコくんだけでも眼福なのにルーファス・シーウェルまで出てきて魅せてくれます、彼はアイリス(ケイト・ウィンスレット)をさんざん悩ませた男、ちょい悪な役の方が似合うかなあ、やっぱり。この3人をいっぺんに拝めただけで「ホリデイ」は◎。

 映画の仕事をしているだけあって、アマンダのご近所さんもそちら関係が多そう。往年の名脚本家アーサー役のイーライ・ウォラックは1915年生まれというと撮影時90歳? すばらしくお元気でした。アイリスと親しくなり、「週末に9本も封切られる。昔は月に9本だったのに。」「興行成績は最初の1週で決まってしまう。」「君はサリー州から? ケーリー・グラントの故郷だね。」そんな話だけでも楽しかったですね。

 アイリスの新しいときめきのお相手マイルズ(ジャック・ブラック)が映画音楽家というのもツボでした。初登場のとき車で流してたのはエンニオ・モリコーネの曲。レンタルDVDの店では実演を交えてアイリスに映画音楽の素晴らしさを伝授、そのときアイリスに勧めたのが、やはりモリコーネ音楽の「ミッション」でした。予告はこちら、これだけでも素晴らしさが判るかと。ナレーションはやっぱりあの声ですね。もっと聞きたい方はこちらで、モリコーネ自身が指揮してます。後半の合唱付き"On Earth As It Is In Heaven"には圧倒されます。

ミッション スペシャル・エディション DVD ミッション スペシャル・エディション

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2004/11/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (1)

ミュージック・フロム・アナザー・ルーム

ミュージック・フロム・アナザー・ルーム DVD ミュージック・フロム・アナザー・ルーム

販売元:ハピネット・ピクチャーズ
発売日:2003/11/27
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ヴィヴィアン・リーの「アンナ・カレーニナ」を再見、すっかり落ち込んでしまった私は何かで浮上する必要があった。と、ぴったりの映画があるではないか。「アンナ・カレーニナ」を下敷きに、アンナの生き方を否定、大ハッピーエンドを迎えるジュード・ロウ主演のラブコメ。若くてカワイイ彼を堪能できるのも魅力。

 運命的な再会を果たしたアンナ(グレッチェン・モル)とダニー(ジュード・ロウ)。しかしその時すでに、アンナには婚約者が! それにもめげないダニーは猛アタックを開始。

 何度も見てほのぼのしちゃうハート・ウォーミングなラブコメ、ジュード主演にしては珍しく明るい。当時は2本に1度は死んでいたから、明るい気持ちになれる本作は貴重だった。ヒアリングの勉強も兼ねて字幕なしで見たっけなあ。少しずつ聞き取れる単語が増えていき、とても励みになった。

★以下、ネタばれですが読んでから見ても差し支えない程度?

「アンナ・カレーニナ」を思わせる要素はいくつもある。ヒロインの名前はずばりアンナ、婚約者がいるとういう障害。ダニーはアンナの姉ニーナ(チェーホフの「かもめ」のヒロインから取った名)の朗読係を務めるのだが、ダニーが読むのは「アンナ・カレーニナ」、この朗読だけでも聴く価値は十分。

 ニーナは目が見えないために引っ込み思案だが、クラブでジーザスという南米系の男性と知り合い、恋に落ちる。「カレーニナ」ではキティとレヴィンに当たるカップルだろう。この2人の恋の進展ぶりがまた、感動的。主役のカップルがかすんでしまうほどポジティブ、特にニーナがどんどん自信をもち活動的になっていくさまには涙が出る。

 アンナとダニーはいったん気持ちが通じ合うがある障害により、再び決裂。と、アンナに決意を促すのは、あれほどアンナに頼り切っていたニーナ。ジーザスの愛を得たいま、ニーナにはアンナの偽善がはっきりと分かるのだ。

「『アンナ・カレーニナ』を読み終えたわ。ママが言ってたような最高の恋愛小説なんかじゃない、くだらなかった。ヒロインは鉄道自殺するの。飛び込んだのは間違いだと気づくけど、もう遅いの。」アンナはニーナにダニーの残したメッセージを見せられ、彼の大事さに気づく。

 恋ってどんなもの、と訊かれたダニーはこう応える、「恋って、隣の部屋からふと聞こえてきた音楽を、いつの間にか一緒に口ずさんでしまうようなもの」。タイトルの[Music From Another Room]の由来はここから。「情熱」の定義も語られるが、これもなかなかだ。

 脇役陣も達者だし、公開時はほとんど話題にならなかったのが不思議だ。たしかに小品だけど爽やかな気持ちになれる。下記の紹介でのレビューも好意的なものばかしだし、BBMで煮詰まった皆さんにもオススメ♪

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=162022

下町のナポレオンさんの感想です。せっかくTBしてくださったのに反映されませんので、こちらでご紹介。(7・14追記)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語スペシャル・エディション DVD レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語スペシャル・エディション

販売元:角川エンタテインメント
発売日:2005/09/16
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 悠雅さんから推薦され楽しみにしてました。ジム・キャリーお初なんだけど、どんなもんでしょ。おお、さすがのカメレオンぶり。ひたすら感心、子役とのバランスが、という感想も聞いたけど。私の場合、子役は子役、ジムはジム。子役たち3人、みんな気に入りました。

 長女ヴァイオレット役のエミリー・ブラウニング。なかなか良いな、子役もオージー旋風吹き荒れてまんな。将来、ヒースと共演したりして、と。「ケリー・ザ・ギャング」に出てたって? ぜんぜん覚えてない!

 長男クラウス役のリーアム・エイケン。ちょい地味だけど私好み、つばつけとこ。しかし見たことあるような、と思ったら。「ロード・トゥ・パーディション」に出てたあ!? 「私の愛情の対象」にも? おおお、若いのに凄いキャリアじゃん。ジェイクの次の注目株かも。次女サリーも目が大きくてかわいいベビーちゃんでした。
 
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=321624

 両親を失くし、怪しげな後見人に引き取られた3人は、30分でディナーを作るよう命じられてスパゲティ・ブッタネスカを。わわわ、なんてアダルトなモンを作るのだ。だって…。
http://www33.ocn.ne.jp/~kodawari/kodawari_2_021.htm

 もっと不幸な話かと思いきや、3人は知恵と力と勇気の子たちでありました。最後まで楽しく拝見。ジムのほかにメリル・ストリープ、カメオ出演でダスティン・ホフマンなど。キャストも豪華。

 しかし最大の驚きは、吹き替えで見たときは煩く感じたナレーション。何せ80歳の母と一緒に見たもんで字幕はきついかと。で、ふと気づいたらナレーションはジュード・ロウ! ウソウソ~と原語で見直してみれば。
 おおお、このソフトな美声はまさしくジュード。端正な横顔のシルエット、大きな手、毛深い腕。(笑)見慣れたジュードじゃん、感激。なんで声だけ出演? 事情はともかく、すっかりお宝の1本になりました。廉価盤が出たらゲットしなくちゃ!

| | コメント (6)

A.I.

A.I. DVD A.I.

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2005/11/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 どうにもこうにもスピルバーグが苦手だ。今まで見た彼の監督作は「ジョーズ」「A.I.」「ターミナル」のみ。「ジョーズ」は初公開時に見て凄いなーとは思ったけど、この監督の映画を見続けたいという感じではなく。以後、話題作を次々と発表するもどれもこれも興味が湧かず、「スターウォーズ」シリーズも1本も見てない。せっかくだから一生見ないつもり。

「ターミナル」は大好きな「パリ空港の人々」の翻案(モデルになった人物が同じだけ?)とか聞いて見てみたら全く違う映画だった。いずれ比較するつもりだが、今は「A.I.」の話を。

 公開は2002年の6月だったか。故・キューブリック監督の企画をスピルバーグが映画化、というのが話題だった。ジュードがジゴロ・ジョーという女性相手のロボットを演じるというので、スピルバーグだけど見るしかない。

 しかし、やっぱりダメだった。なんで「ピノキオ」映画を、ここまで仰々しく巨額の費用をかけて作らねばならぬのだ? 心の中をピュッーと冷たい風が吹き抜けていった。ジュードは美男ロボットを好演していたが、1度見れば十分で、2枚買った前売り券の残りは人にあげてしまった。DVDは買ったけど、本編は1度通して見ただけ、あとはメイキングのジュード登場シーンしか見ていない。

「BTTF」シリーズは制作総指揮か、あれは好きなんだけど。どうも監督作品と聞くと見る気にならないのだ。まあ…相性ってのもあるだろうし、スピルバーグ作品のほかにも見るべき映画はごまんとあるし。しかし凄いね、関わった映画の多さときたら。

http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=3617

 念のため、上記のリストの監督作を仔細にチェックしてみたが、間違いなく最初に上げた3本しか見ていなかった、ほっ?

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=163028

| | コメント (4) | トラックバック (0)

クロコダイルの涙

クロコダイルの涙 DTSエディション DVD クロコダイルの涙 DTSエディション

販売元:角川エンタテインメント
発売日:2001/06/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ジュードが美しきヴァンパイアに扮する。監督はロンドン生まれで香港でも活躍したレオン・ポーチ。そうアン・リーと同じくアジア系です。ジョン・ローンの「上海1920」も彼の監督作品。「クロコダイルの涙」、まだHPが機能してました。血染めの唇。ジュード、美しい。

http://crocodile.asmik-ace.co.jp/

「クロコダイル」が上映されたのは苦手な渋谷だった。今日は「ブロークバック・マウンテン」を見るために1ヶ月ぶりの渋谷行き。今はだいぶ慣れたが、「クロコダイル」公開中の5年前は、どうしても必要なとき以外、渋谷は極力、避けていた。

 いつ行っても人の多さに辟易する。ちょっと興味が、程度の映画なら場所が渋谷とわかったとたん、パス。あの駅前の雑踏。行きたい方向に抜けるまでが一苦労だし、その先は上り坂、それも複雑に入り組んでいる。甘くみて地図ナシで出かけ、迷ったことも2度や3度ではない。その度にキレて心でこう叫ぶ。

「私は渋谷が嫌いだーっっっ!!!」

 というわけで渋谷限定ゆえに諦めた映画は数知れず。後になってスクリーンで見れば良かった、と後悔した映画もごまんとある。その筆頭が、この「クロコダイルの涙」だ。

 最愛のアクター、ジュード・ロウ主演の耽美系映画。美貌の彼が現代のヴァンパイヤに扮するのだから、それは妖しい仕上がりだった。ああ、なんでこれをスクリーンで見なかったのだろう? DVD化されて見た時はガックリと落ちこんだ。
 
 献血手帳を持参すれば千円で見られた(そういえば最近、献血してないなあ)のに。でも渋谷でしかやってないしなあ。とぐずっていたのが2000年の暮れ。年が明けて1月5日の金曜日、映画に行こうかという気になった。

 手元には当時、評判だった「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の前売り券。なぜか千円でゲット済みだった。
「クロコダイルの涙」も見たいけど、やはり渋谷に行くのが面倒だし、と、近場でやってる「ダンサー…」の方に出かけた。

 と、館内は異様な混みかた。なんとレディスデーで千円で入れる日だったのだ。正月だから実施してないと思ったのに~。せっかく来たのだから、と根性決めて入ったら、結局、立ち見になった。

 暗い話だが、そのうち明るい展開になるのだろう。なにせミュージカルなんだから。が、話はどんどん悲惨な方向に。帰り道。私は涙と鼻水で顔じゅうぐしゃぐしゃにしながら、ヒロインが歌っていた「私のお気に入り」を口ずさんでいた。ついでに腰が痛かった。

 そして、後で重大なミスに気づいた私。
 なんと「ダンサー…」は、私にとって「21世紀・初観賞映画」だったのだ!
「クロコダイルの涙」にしておけば21世紀初の美しい思い出の1本、となったのに、悔しいよぉ。渋谷以外の場所で「クロコ…」を上映してくれてれば、こんなことには~。
http://britannia.cool.ne.jp/cinema/title/title-ku2.html

| | コメント (2) | トラックバック (0)

スターリングラード

スターリングラード<DTS EDITION> DVD スターリングラード<DTS EDITION>

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2004/01/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ウラル出身の素朴な羊飼いヴァシリ・ザイツェフ(ジュード・ロウ)が英雄に祭り上げられ苦悩する話です。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=163178

 ヴァシリの羊飼い時代のエピソードはまったく出てこないので、いまいち現実感がないのですが、5歳のときから祖父に仕込まれたライフルの腕は抜群。ナチスドイツに蹂躙されるスターリングラードで、ヴァシリは狙撃兵のヒーローとして大活躍。士気も高揚。その仕掛け人は政治仕官ダニロフ(ジョセフ・ファインズ)。友情で結ばれたかに思えた二人だが、ターニャ(レイチェル・ワイズ)の登場で関係に亀裂が。そしてヴァシリを狙うナチの辣腕スナイパー、ケーニッヒ少佐(エド・ハリス)と、戦闘よりこっちの方が気にかかる。

 日本公開は01年4月。もう5年もたつんだ、早いなー。それまで3年ほど、ひっそりとジュードのファンをやってましたが、この映画で一気に火がついた。あの綺麗な目。レイチェルも「あんな目の美しい人はいない」ってどこかで言ってたとか。スターリングラードに向かう列車の中で登場するシーンは、いきなりアップ。その後も何せスナイパーだから顔と目のアップがいっぱいあって、DVDになってもけっこう満足できます。

 この映画でジュードにやられた女性は多数。演技力にも改めて感服です。そしてジュードは、ヴァシリはヒーローだと思っていない。「ヴァシリはたくさんの人を殺して生き延びた。けしてまともな人間ではない」といったようなシニカルなことを語ってました。

 レイチェルもこの作品で大好きになったし、エド・ハリスもね。ヴァシリを慕う少年サーシャも可愛かったし、その母親(エヴァ・マッテス)も名演技でした。彼女はターニャ(レイチェル)を実の娘のように面倒をみていたけど、重症を負ったターニャを護送船に乗せようと必死で訴えます。「無駄だよ」と言われても「娘なの、私の娘なの!」あー、思い出しただけで涙が出る。ドイツの名舞台女優なんですって。レイチェルも尊敬してるそうです。

 あまりにも思い出が多すぎてうまく語れない映画ですが。当時、あれこれファンサイトに書いたけど、こうして自分のブログ等で語るのははじめてなんだなー、はあ。

↓わかりやすく詳しい解説です。私の疑問は、ここですべて晴れました。ケーニッヒ少佐の最後の不可解な行動、なるほどーです。アノー監督、かなり控えめな表現なので、そうなのかな? と思っても確信が持てず。私がまた、劇場で14回も見たくせに、いっつもジュードしか見てないもんだから。

http://www.kabasawa.jp/eiga/other_films/pics/stalingrad/stalingrad.htm

スターリングラード Book スターリングラード

販売元:DHC
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 そう、「スターリングラード」は14回も見たお気に入りの映画。苦手な戦争ものなのに、ジュード見たさに通いました。そして上記の本を持参し、休憩時には台詞のチェックなど。当時は入れ替えのない映画館もまだあったので、1日2回3回と見ることもありまして。

 しかし、「完全字幕シリーズ」つう謳い文句はどうかな? この脚本の3分の1はカットされてますよ。字幕ったって実際の映画の字幕とはだいぶ違うし。「BBM]みたく、英語であっても映画通りの脚本が出てればねえー、とつい思ってしまいます。

|

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

▲アン・リー監督作品 | ▲ジェイク・ジレンホール出演作 | ▲ヒース・レジャー出演作 | ▲ブロークバック・マウンテンⅡ(51)~ | ▲ブロークバック・マウンテンⅣ(151)~ | ▲ブロークバック・マウンテンⅧ(351)~ | ▲ブロークバック・マウンテン | ▲ブロークバック・マウンテンⅢ(101)~ | ▲ブロークバック・マウンテンⅤ(201)~ | ▲ブロークバック・マウンテンⅥ(251)~ | ▲ブロークバック・マウンテンⅦ(301)~ | ▲私見・アカデミー賞 | △LGBT映画 あ | △LGBT映画 い~お | △LGBT映画か、が行 | △LGBT映画さ、ざ行 | △LGBT映画た、だ行 | △LGBT映画な行 | △LGBT映画は、ば、ぱ行 | △LGBT映画ま行 | △LGBT映画ら行 | △LGBT映画わ行 | △「腐女子」を考える | △ジェンダー関連 | △ドラマ | ある日どこかで | アーサー王伝説 | エド・ウッド関連 | クリスト・ジフコフ出演作 | サッカー | ジェラール・フィリップ出演作 | ジェームズ・フランコ出演作 | ジェームズ・スペイダー出演作 | ジャック・ガンブラン出演作 | ジャレッド・レト出演作 | ジュード・ロウ出演作 | ジュード・ロウ関連映画 | ジョニー・デップ出演作 | ダニエル・デイ・ルイス出演作 | ドラマ | パリの本 | ポール・ニューマン出演作 | レオナルド・ディカプリオ出演作 | ヴァンサン・ペレーズ出演作 | ヴィスコンティ作品 | 人形アニメ | 写真集 | 小説あ行 | 小説か行 | 小説さ行 | 小説た行 | 小説な行 | 小説は行 | 小説や行 | 市川雷蔵出演作 | 年下の彼 | 忘れられないコミックス | 忘れられない小説 | 忘れられない随筆 | 戦争の記憶・ヨーロッパ | 日本映画あ行 | 日本映画か行 | 日本映画さ行 | 日本映画た行 | 日本映画な行 | 日本映画は行 | 日本映画ま行 | 日本映画や行 | 日本映画ら行 | 映画あ | 映画い | 映画う | 映画え | 映画お | 映画か | 映画き | 映画く | 映画け | 映画こ | 映画さ | 映画し | 映画す | 映画せ | 映画そ | 映画た | 映画ち | 映画つ | 映画て | 映画と | 映画な | 映画に | 映画の | 映画は | 映画ひ | 映画ふ | 映画へ | 映画ほ | 映画ま | 映画み | 映画む | 映画め | 映画も | 映画や | 映画ゆ | 映画よ | 映画ら | 映画り | 映画る | 映画れ | 映画ろ | 映画わ | 映画書籍あ行 | 映画書籍か行 | 映画書籍さ行 | 映画書籍た行 | 映画書籍は行 | 映画書籍ま行 | 映画書籍や行 | 映画音楽 | 滝口雅子詩集 | 猫いろいろ | 私のルーツ | 美術書CATS | 美術書あ行 | 美術書か行 | 美術書さ行 | 美術書た行 | 美術書な行 | 美術書ら行 | 華氏911 | 追悼 伊福部昭 | *Football | *コメディ映画あ行 | *コメディ映画さ行 | *コメディ映画た行 | *コメディ映画ま行 | *コメディ映画や行 | *家族問題 | サンドラ様blog開設お祝いカード