猫は14の謎をもつ

猫は14の謎をもつ Book 猫は14の謎をもつ

著者:リリアン・J. ブラウン,羽田 詩津子,リリアン・J. ブラウン
販売元:早川書房
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 猫に関する本はそんなに読んではいませんが、やはり猫好きの私としてはちょぼちょぼ書いてみようかな、と。新カテゴリー「猫いろいろ」を設けてみました。猫の西洋名画集も入れておきましょう。

 この短編集は去年の母の日に母にプレゼントしたものです。文庫1冊、セコイ!(汗)しかし、これがなかなか面白いんです、短編集にしたのは母が読みやすいだろうから。当時79歳の母、ちゃんと読破しましたよ。冒頭の「猫は神経を集中する」の出だしから引き込まれました。「生まれてまもなくファット・ファットは人間が下等な種族であることを悟った。」きっついわあ。でもその通りかも…。

 作者のブラウンさん、もちろん猫好きです。しかし初めて飼ったシャム猫のココはマンションの10Fから転落して死亡! いま解説を読んでそのことを知り、胸が潰れる思いです、私もあやうく最愛のトラを失いかけたのですから。

Book トマシーナ

著者:ポール・ギャリコ
販売元:東京創元社
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 友人に頼まれて復刊.com.にリクエスト投票したのが「トマシーナ」との縁でした。友人の知人がどうしても読みたいといってると。どんな本、と私も図書館の書庫から借りて読んだら、ぐいぐいひきつけられて止まりません。めでたく復刊されておめでとうです。リクエストが100票になると復刊交渉ができるみたいです。皆様も復刊させたい本をリクエストされてはいかがでしょう? 

 この「トマシーナ」も「猫だましい」で取り上げられてます。何故かエジプトの神猫まで「トマシーナ」には登場するのですが、そのへんの分析もお見事。「綿の国星」まで。少女と猫は似てますか、なるほどー。

猫だましい Book 猫だましい

著者:河合 隼雄
販売元:新潮社
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 8月6日の午後、トラ失踪の数時間前に撮った写真です。もしかしてこれがトラのラスト・ショットになったかも、こんな脱力ものが。トラがいない間は、これを見ても泣けて泣けて仕方がありませんでした。ダンボールも悲しくてかくしてしまいました。これが遺影(?)にならずに済んで本当にヨカッタです。いま、トラはこのお気に入りのダンボールで昼寝中です。

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猫だましい

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Book 猫だましい

著者:河合 隼雄
販売元:新潮社
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 皆様、トラ帰還にたくさんの御祝いメールをありがとうございました。トラがあのまま行方不明ならブログを続ける気力もうせていたかもしれません。改めて身近な幸せに感謝しております。「『トラが帰ってきてよかったね』ってお手紙がいっぱいきたよ」、とトラに言っても何のこっちゃ、の顔してますけど。(汗)

「猫だましい」ですが、河合先生によれば「たましい」と「だまし」をかけた言葉とのこと。「なぜペットが人間の心を惹き付けるのか、それは人間にたましいがあるから。自分の内にあって把(とら)えようのないたましいというものが何かの形をとって顕現してくる。それがペットであり、犬よりは猫のほうが、たましいの不可解さを感じさせるように思う。」

 といった導入部分になるほどー、と頷いてます。「日本昔話の中の猫」には招き猫の由来らしきものが書いてあります。それを読んで以来、「トラ、千両箱もってこい」だの「早く恩返ししなさいよ」だのとプレッシャーをかけていた私。あれがイヤで家出したのだろうか、恩はとっくに返していたというか、トラがいてくれること自体が幸せだったのに、とやっと気づいて胸を痛めておりました。

 古今東西の猫の話はどれもこれも興味深く、猫好きにはぴったりです。目次だけでもその多彩さが分かるかと。巻末には大島弓子さんの感想マンガ「黒猫の思い出」があります。

大事なことはみーんな猫に教わった Book 大事なことはみーんな猫に教わった

著者:スージー ベッカー
販売元:小学館
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 レビューにもあるように5分で読めてしまいます。スージー・ベッカーさんの楽しいイラストが主体なのです。谷川さんのことですから、もちろんしゃれた訳、大人の絵本として楽しめること請け合いです。

 世界をおまえの遊び場に。 すべてはおまえのおもちゃと知れ。

 ああ、猫ってやつは…。

↓原書も楽しいです。見比べてニュアンスの違いを比べるのもいい?

All I Need to Know I Learned from My Cat Book All I Need to Know I Learned from My Cat

著者:Suzy Becker
販売元:Workman Pub Co
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↓飯野和義さんの表紙イラストがいいですね。本文は総ルビ、初版本のイラストを生かした渋いつくりです。冒頭の「どんぐりと山猫」は最初に読んだ宮沢賢治の作品です。小学校のときでしょう。妙な手紙が「山ねこ 拝」で終わっているのとか、馬に当てる鞭の音が「ひゅう、ぱちっ」、なつかしい。「注文の多い料理店」、ラストで「風がどうと吹いてきて」という表現は、なんだか風の強いワイオミングにふさわしいような。

「猫だましい」には「宮沢賢治と猫」の項もあり、「風の又三郎」「注文の多い料理店」「銀河鉄道の夜」の中心的大問題は「風」であるとの指摘が。「風と猫」が宮沢作品のキーポイントかもしれません。ちゃんと読み直してみないと。

注文の多い料理店 Book 注文の多い料理店

著者:宮沢 賢治
販売元:角川書店
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↓トラの家出中に届いてしまったこのDVD、母と2人で見ました。夢のように可愛らしいギリシャの島々、白い壁の家の前でくつろぐ猫たち。まさに此の世の楽園でした。かなり癒されました。もしトラが帰ってこなくても、きっとこんなふうにどこかで元気でいてくれる、そう信じよう、と自分に言い聞かせながら見ました。

 おかげさまで次回からは明るい気持ちで見ることができます、その幸せに感謝です。私たちがTVに釘付けになってると、トラが不満そうに鳴くのですが、それさえも愛しいです。

 いつの日にか舞台となった島々を訪ね、猫ちゃんたちと交流したい…。

エーゲ海・猫たち楽園の島々 DVD エーゲ海・猫たち楽園の島々

販売元:ビデオメーカー
発売日:2006/04/20
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こねこ

こねこ DVD こねこ

販売元:アイ・ヴィー・シー
発売日:2002/10/25
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 今日から8月ですね、早いものです。相変わらずぼーっとしております。なごみたい…と、ふと思い出したのがこの映画。だいぶ前にレンタルで見たきりですが、とってもほのぼのしたロシア映画、洋画のくせして「文部省選定」です。健全さ折り紙つき、夏休みにお子さんとどうぞ? 前にチェックしたときは定価でしたが、26%オフかあ…。

 こねこのチグラーシャ(「猫ちぐら」を連想させる名・笑)が飼い主のきょうだいの元に戻るまでが綴られます。きょうだいのお父さんがオーケストラ団員なのもマル。出演はロシアの猫サーカス団の猫たち、と聞いてますが、ククラチョフの猫劇場とは無関係? この映画のいいところは自然体なところ。猫にしゃべらせたりなんてあざといことはさせません。あくまで無言の彼らの活躍を描く。また見たくなりました。そうそう、中国も負けてませんね、どこの動物園?

エーゲ海・猫たち楽園の島々 DVD エーゲ海・猫たち楽園の島々

販売元:ビデオメーカー
発売日:2006/04/20
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 こ、これはー! 憧れのサントリーニ島の野良ちゃん? こんな映像が80分も詰まって、またまた26%オフ、いいニャー、たまりません。ポチ、しなくては♪ 

 似たような感じの写真集は持ってるんですが。というか母の誕生日にプレゼントしました、自分も眺められるので。せこい娘でスンマセン。それが下記の「猫を旅する。」です。こちらも表紙がいいですね。もちろん中身もいいです。

猫を旅する。Cat Stream―世界で一番いろんな国の猫がのっている本 Book 猫を旅する。Cat Stream―世界で一番いろんな国の猫がのっている本

著者:新美 敬子
販売元:河出書房新社
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 この青い空。ウズベキスタンだそうです。ヒヴァという街のイスラム廟をバックに。ヴェネツィアの猫もいますよー。北アメリカの猫には「山猫の血が混じっているものも」? ワイルドですね! 猫を眺めながら世界旅行ができますー♪ エーゲ海の写真で「どっか行きたい…」になりましたが、久々にこの写真集を眺めて旅情を味わってます。

いっしょにいさせて Book いっしょにいさせて

著者:Hiroji Kazuo
販売元:いのちのことば社フォレストブックス
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 こりゃまた、私の大好きな白黒ネコちゃんではないですか。いちばん最初に飼ったのがこんなモノトーンなネコでした。名前は「チャッコ」(津軽弁で猫のこと)、べっぴんさんでした。パンダをはじめ白と黒の動物が好きなのはチャッコの影響かもしれません。

 説明を見たら、なんと聖書の言葉が引用されてるそうです、感激のレビューも載ってます。ニャンコ本までBBMつながり?

 ジェイクはきっと犬の方が好きですよね。「ジャーヘッド」の特典映像でもシェパードがジェイクの後をついて走ってたような。この本をプレゼントしたら喜ぶかも。(笑)

犬を旅する。―世界で一番いろんな国の犬がのっている本 Book 犬を旅する。―世界で一番いろんな国の犬がのっている本

著者:新美 敬子
販売元:河出書房新社
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夏への扉

夏への扉 Book 夏への扉

著者:福島 正実,ロバート・A・ハインライン
販売元:早川書房
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 この小説を読みたかったのは、タイトルと表紙画ゆえ、だ。SFの長編はほとんど読んだことがないので読了できるかどうかも不安だったが。

 中西信行氏による、この優美なニャンコの後姿。護民官ペトロニウス、愛称はピート、主人公ダンの愛猫だ。いったいどんな話かわくわくしながら読み始めた。

 ネコ好きにはたまらない小説と聞いていたが、まさに。ネコの扱い方も書いてある。「ネコを笑ってはいけない」、そうだ! このブログのフォトアルバムの主人公トラのあられもない写真を母に見せ、2人して大笑いしたときのこと。トラがこっちを見て鳴くのだ、まるで「笑うニャー!」と抗議するように。わかるんだねえ、と母と顔を見合わせる。そう、ネコはなんでも聞いている。

 文句なしに面白い筋立て、リズミカルな文章もあって夢中で読み進んでしまった。福島氏は翻訳に定評のある人だった。自身、優れたSF作家でもあったから当然だろうか。翻訳を読んで文章に感心するなんて、めったにあることではない。惜しむらくは40代の若さで氏が没したこと。

「夏への扉」、このタイトルに何故あんなに惹かれたのか。そもそも夏とは何か。BBMにやられている今はわかる、それは人生の絶頂のとき。その季節への扉に手をかける瞬間がきっと人生のピークなのだ。いまもしそんな扉が目の前にあったら、こわごわと開いて夏の入り口でしばらくたたずんでいるだろう。

 誰もがそれが絶頂の時間とも知らず嬉々として飛び出していく。そして秋の終わりや冬の始めに、あれが夏だったことにようやく気づく。2度と戻れない時間。

 これ以上ないくらいのエンディングは、やはり何かもの悲しい。福島氏もハインラインも此の世を去っていると思うと。でも、「夏への扉」が永遠の名作であるのは確かだ。

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The Cats Gallery of Western Art

The Cats Gallery of Western Art Book The Cats Gallery of Western Art

著者:Susan Herbert
販売元:Thames & Hudson
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 西洋名画の登場人物をことごとく猫に置き換えて描く画家、Susan Herbert。この本は彼女の最高傑作でしょう。

モナリザ、ヴィーナス誕生、ヘンリー8世もエリザベス1世も、みんなみんな猫ちゃんに変身です。元絵を知っていればいるほど楽しめますね。なごみの1冊、猫好きには熱烈オススメです。

下記から少し画像が見られます。(アンダーラインのある本のみ)

http://www.literary-cat.cwc.net/Susan_Herbert.htm

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