セブンティーン・アゲイン

★枚数限定★[映画ポスター] ハイスクール・ミュージカル3 (ザック・エフロン) [Zac Efron ADV-SS]  ディカプリオ以来、10年ぶりに現れたアイドルスター? 噂のザック・エフロン主演作「セブンティーン・アゲイン」を見てまいりました! どうでしょうか、このさわやかすぎる笑顔。「ハイスクール・ミュージカル」シリーズでブレイク、その前には「ヘアスプレー」にも出ていたのですね。

 平日の夕方。場内にはミニスカ女子高生トリオ、小学生の息子さんとお母さん、などなど、いつも見に行くような映画とは客層が違うなー、私は場違いかも。同じ家族モノでも「レイチェルの結婚」では圧倒的にお一人様、でした。

 何故か17歳に戻ってしまった37歳がけっぷち男の人生やり直しストーリー? ということになるのでしょうか。なぜ栄光への道を歩めなかったか、が、まず最初に描かれますが、そこでザックがちょっとだけ踊る! さすが上手いです。今回は演技のみと思っていたので眼福~。「つい我慢できなくて」のせりふが笑えます。まさかアドリブ?

 さて、アイドル主演の青春モノかな、と思ったらかなりトーンが違いました。もちろんテンポのいいコメディで非常に楽しかったのですが、けっこう考えさせられもしました。あのアクシデントがなかったら輝かしい未来が待っていた、と、今の生き方に不満を募らせ、その果てに~。でも、別の道を選んでいたら、本当に夢のような人生を歩めたのでしょうか? もしかして怪我やなんかで挫折したかもしれない。

 ふと、楳図かずおのマンガを思い出してしまいました。不幸な結婚生活に悩む初老の女性。若い頃、彼女は2人の男性の間で揺れ、今の夫を選んだのですが、それは間違いだったのでは? もう一人の彼と結婚すれば、今頃は幸せだったはず、と後悔しています。と、彼女はその昔の彼の方と結婚していた、という幻想を見ます(不思議な力が見せたのかも)。すると、その彼もいろいろ問題があり、彼女は苦労の連続です。幻想から覚めた彼女の索漠とした表情。

 以来、何か「選択を失敗したなー」と思うたびに私は、楳図先生の、このマンガを思い出すのです。【あっちを選べばよかったかなー。でも、あのマンガの女性のように、あっちでもうまくいかなくて後悔したかもしれない。これでよかったんだ、きっと。こっちを選んだ過去の選択は変えようがないのだから、今の状況下で精一杯やってみよう。】と、少しくよくよしても、結局は前向きな考えに至るのでした。

 外見は17歳でも中身は37歳。うまくいってない人生を、17歳の肉体でやり直すのではなく、崩壊しそうな家庭をなんとかしようと奔走する男の苦闘を、若干21歳のザックが熱演しております、いやー、ファンになっちゃいました。わかっちゃいるけど妻と踊るザックは、どう見ても熟女と若いツバメちゃんで、どきどきしちゃいますね。そして別ブログにも書きましたが、手紙を読むシーンは最高にすてきでした。

 こうした映画は、若い人だけでなく、主人公と同世代にもぐっとくるのでは、と思ったら、やっぱりそうした意見を散見しますね。うまくいったかもしれない幻の未来に執着するより、今の暮らしを見つめ、周囲の人々を大事にして生きる。「青い鳥」じゃないけど、幸せは近くにあるはずなんですよね。そのことに気づくか気づかないかは別として。

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セルロイド・クローゼット

セルロイド・クローゼット DVD セルロイド・クローゼット

販売元:アップリンク
発売日:2001/09/28
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 この映画の存在を知ったのは全くの偶然でした。「ロングタイム・コンパニオン」の感想を書くために検索したら「セルロイド・クローゼット」のパンフレットのためにという文章がヒットしたのです。

【120本に及ぶハリウッド作品を検証し、削除シーンや、検閲の目を盗んで完成させたシーンの中に仕掛けられた驚くべき意味を暴いていく。
 ゲイ&レズビアンに対するアメリカ映画の中での見解は時代と共に変化してきた。軽視、蔑視される時代を経て現在にいたるまでの変遷を描く。

セルロイド・クローゼット」にはフィルム保管場所と偏見と差別から身を守るための逃げ場所という2つの意味がある。ふれることすらタブーとされてきたクローゼットを開け放ち、映画と共に歩んできたアメリカの文化、政治、時代の潮流をも描きだす、貴重なドキュメンタリー。】

 この解説だけで関心をもたれる方も多いと思います。私も拝見して圧倒されました。
 トム・ハンクス、スーザン・サランドン、ウーピー・ゴールドバーグほか登場。「モロッコ」「レベッカ」「ロープ」「ベン・ハ-」「理由なき反抗」「お熱いのがお好き」「紳士は金髪がお好き」「スパルタカス」(キューブリック監督・削除された入浴シーンを紹介)「明日に向かって撃て!」「テルマ&ルイーズ」「カラーパープル」「ミッドナイト・エクスプレス」「羊たちの沈黙」「フライド・グリーン・トマト」「マイ・プライベート・アイダホ」などが紹介されています。

Benhur3  あまりに濃い内容で何から書いていいか混乱しますが、まず最大の驚きは「ベン・ハー」の左の(正確にはこの少し後の?)シーンですね。ベン・ハーが親友メッサラ(スティーブン・ボイド)と再会し酒を汲みかわす。まだ映画を見る前、この写真に私も何かを感じはしました。乾杯の前に2人は腕をクロスさせて見つめあう。

「セルロイド…」では、2人は15,6の頃に恋人関係だったと説明されてます。スティーブン・ボイドにだけそれを明かして演技させたと。そう思って見ると、なるほどベン・ハーの方は飽くまで友人として接しているのに、メッサラには甘やかな、過ぎた恋を懐かしむような風情が見られるのです。

赤い河」でモンゴメリー・クリフトが若いカウボーイと銃を見せ合うシーンも紹介されています。銃は男性自身の暗喩なんですね。そう知って見ると赤面~! 今年いっぱい無料配信されてます。「ラスト・ショー」では閉館する映画館の最後の上映作品がこれ、ミズーリに牛追いに出発するシーンが。「シティ・スリッカーズ」でも同じシーンへのオマージュが出てきますが、いやー参った参った。

 50年代からはハリウッドの検閲が厳しくなり「熱いトタン屋根の猫」「去年の夏 突然に」などゲイであるテネシー・ウィリアムズ原作の映画はずたずたにカット。どちらも映像の紹介がありますが、特に「去年の…」ではセバスチャンが殺される様子がモンスター映画と共に出てきて嫌でもBBMを思い出させます。原作文庫の解説にありますよね、【「あちら側」の人間はモンスターとして殺されなければならない、というのは「噂の二人」の頃から変わらない、ハリウッド映画が同性愛を描く際のお約束】。

 これだから「真夜中のパーティ」に「全員生き残るのが新鮮だった」という感想が出てくるのですね。(解説者はゲイ、レズビアン)「ゲイが誰ひとり死なないことが新鮮」だなんて、どう解釈したらいいんですか? そんな彼らが「メーキング・ラブ」の登場にどれほど感激したかは容易に想像できます。反発も大きかったことは冒頭に紹介したパンフレットへの文章に明記されてますね。

 すべての映画に言及することはとても出来ませんが、「噂の二人」などまだ感想を書いていない作品についてもやはり書かなければ、と思いました。「セルロイド・クローゼット」、ぜひ見ていただきたい作品です、レンタルにあるかどうか、廉価版が出るといいのですが。私もためらったのですが買ってよかったです。これから何度も見てしまいそうです、とても考えさせられる映画でした。

 これも同作品で紹介されている1927年の「つばさ」での友人へのキス(頬というより唇に近い部分に)にはため息が出ました。サイレント映画です。「友情ほど美しいものはない」という字幕が出ます。なんと第一回アカデミー賞の作品賞受賞作だそうです。キスに言及しているレビューは皆無ですが、あのシーンだけでも意義があると思います。

つばさ DVD つばさ

販売元:ファーストトレーディング
発売日:2006/12/14
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1000日のアン

Images_1 映画の感想をネットで読んでいて、ああ、きっと若い人なんだな、と思うことがよくある。「ここが分からなかった」と素直に書いてくれれば好感が持てるが、自分の未熟さを棚に上げ、怒りを書き散らしているのはいただけない。全世界に向けて発信しているのだから慎重な表現を願いたい、て。それができないのが若さか。言葉選びや表現、ひとごとじゃない。私も気をつけなくちゃ。

 何が言いたいかというと、私もこの映画「1000日のアン」を見たとき分からない箇所があったのだ。私は14歳だった。

 ヘンリー8世の時代。ヘンリーはアン・ブリンという娘を見初める。ヘンリーには既に妻がいたが、世継ぎに恵まれなかった。アンは姉に手を付け捨てたヘンリーを受け入れる気にはなれない。どうしても、というなら離婚してくれ、と迫る。当時、イギリスはカトリック、離婚は許されない。王妃は今もカトリックがほとんどのスペインの王女カサリンだった。

 ヘンリーはカトリックを捨て新たにイギリス国教会をつくり、離婚を合法化させる。その時の反発たるや。ヘンリーはいわば世界を敵に回してアンを妻に、と望む。

「ヘンリー!」と叫んでアンが王にすがりつく。私はここが分からなかった。姉をもてあそんだ男に身を投げ出す? とても考えられない。…子供だったんですね。

 今だったらアンの気持ちは手に取るように分かる。私だって陥落だ。まさかカトリックを捨ててまで自分を選ぶとはアンは思ってもみなかったのだろう。有言実行のヘンリーをアンは一転、熱愛する。

 民衆の非難を浴びながらの挙式、やがて娘のエリザベスが生まれる。が、王はなんとしても男児が欲しい。しかし待望の男児は死産という結果に。アンはエリザベスを女王に、と提案するが、前例がないと相手にされない。

 結果としてアンは姦通罪をでっち上げられ死罪となる。ヘンリー8世は結局6人の妻を持ったのだったか。

 ラストシーン。アンの処刑が行われるとき、王宮の庭園で幼いエリザベスがお辞儀の稽古をしている。長じてエリザベス1世となり、大英帝国を築いたのがアンの娘とは皮肉な話だ。

 アンやカサリンの悲しみ、歴史の皮肉、エリザベスの健気さ。みんな分かったつもりでいた。ただ、あのヘンリーの胸にとびこんだアンの心理だけが分からなかった。数年後、たぶん18くらいで腑に落ちたけれど。

 大人になること、年をとることも悪くはない。視野が広くなり考えが深まる、という意味で。柔軟な思考を持ち続けたまま、年を重ねたいものだ。

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD5171/index.html?flash=1

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青春の輝き

青春の輝き DVD 青春の輝き

販売元:パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
発売日:2006/04/07
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 豪華ですねえ、このジャケ写のメンバー。右からベン・アフレック、マット・デイモン、クリス・オドネル、そしてアカデミー作品賞を受賞した「クラッシュ」にも出演のブレンダン・フレイザー。92年というから、「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」と同じ年。4人とも駆け出し、売り出しの頃ですね? 上記の盤でなくても発売中なんですが、4月に出るのは、なんと1,350円(10%オフ)。「セント…」と合わせても2枚で2,000円ちょっとで買えてしまいます。期間限定ですけどね。

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD10234/?flash=1

 私はクリス・オドネル目当てで見たのですが、1年以上たった今となっては、どんなキャラだったか…、「セント…」と大差ないイイ子ちゃんだったかと。ベン・アフレックもそういや出てたか、程度。なんといっても主演はブレンダン、そして嫌なお坊ちゃんのマットです。

 舞台は1955年、ニューイングランドの名門高校。ブレンダン演じるデイヴィッドはフットボールの才能を見込まれ、最終学年に編入。しかし彼はユダヤ人、それは絶対に隠さねばならない秘密だった。

 50年前のアメリカはそうだったのか、と愕然となります。ナチスと戦ったのは別にユダヤ人迫害への義憤ゆえではなかったのか?

 アフリカ系市民に対する差別も公然とあったし、ネイティブ・アメリカンに対しては店の張り紙に「犬とインディアン、入るべからず」と平気で書かれてた時代だし、などなど考え合わせれば無理もないか。21世紀になっても「BBM」みたいな作品はアカデミー作品賞とらせてもらえないしさあ。

 デイヴィッド(ブレンダン)とディロン(マット)は最初は仲がいいのだが、同じ女の子をめぐって対立。しかもディロンがデイヴィッドがユダヤ人であることを知ってしまった! その後の展開は推して知るべし。

 おまけにディロンがカンニングをやらかし、デイヴィッドが疑いをかけられる。結果的に嫌疑は晴れ、ディロンは放校処分に。去り行くディロンの捨て台詞。

「きみは一生、ユダヤ人のままだ」

 デイヴィッドも負けてはいない。「きみは一生、嫌なやつのまま」

 うーん、あんまり後味よくなかったです。それにしてもマットは嫌なやつが上手いわ。S.ホフマンに負けてないぞ!?

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セント・オブ・ウーマン/夢の香り

セント・オブ・ウーマン/夢の香り DVD セント・オブ・ウーマン/夢の香り

販売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
発売日:2005/12/23
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 アカデミー主演男優賞は、前評判通りフィリップ・シーモア・ホフマンが受賞。ヒースはジェイク同様、残念だけど。まだまだこれからチャンスがあるだろうから、あまり落胆はしてません。

http://event.movies.yahoo.co.jp/academy_awards/2006/awards/nominees/s_danyu.html

 シーモア・ホフマンは癖のある演技でいつも脇で光ってる。彼の主演作はこの「カポーティ」(10月公開予定)がお初、とっても楽しみ! 今までに見た映画では、彼は「リプリー」でマット・デイモン扮するリプリーを苛め、「コールド・マウンテン」では再度、ジュードと共演。こちらは破戒僧というか、牧師の域を超えた、これまた癖の強い役。

 初めて彼を見たのは92年の、「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」。S.ホフマンは67年生まれだから当時25歳か。なんとか高校生に見えました。これがまた、嫌なヤツでさ。お金持ちのお坊ちゃんなの。でもって、主人公のチャーリー(クリス・オドネル)をねちねち苛める。でもチャーリーは彼を友達だと信じてる。最後はアル・パチーノに一喝されてました。そいういえばパチーノはこの映画でオスカー獲ったのだった。

 さて。肝心の映画だけど、タイトルはフランク(アル・パチーノ)の特技と関わりが。彼は盲目の退役軍人だが無類の女好きで、どんな香りも嗅ぎわけるのだ。彼はチャーリーを「盲導犬」として雇い、ニューヨークに繰り出す。

 豪華なホテル、贅沢な食事。タンゴの流れるレストランで、フランクはオーグルビーのせっけんの香りの女性に話しかける。「何の香りだか当てようか。オーグルビーのせっけん」
「すごいわ! どうして判るの?」
そして、その女性ドナ(ガブリエラ・アンウォー)をタンゴに誘う。

 ドナは最初ははにかみながら、次第に自信をもって踊る。フランクのリードの巧みさ。アル・パチーノがこんなにタンゴも上手いとは。
高まる音楽、チャーりーも客たちもフロアに目が釘付けだ。
 ドナのういういしさ、フランクの優雅な舞い。限りなく美しいのに、どこか切なくて哀しい。映画史上に残る名シーンだと思う。

 フランクは、贅沢な休暇の果てに、自殺するつもりでチャーリーをニューヨーク行きに同行させたのだった。失明の原因もふざけて爆弾を弄んでいての事故が原因だったらしい。傲慢なフランクは訪ねていった弟宅でも冷たくあしらわれる。

 試乗車の運転を替わらせ、猛スピードで飛ばすフランク。(盲人の運転!)
 ホテルにもどると軍服に着替え、ピストルに弾をこめる。チャーリーは必死に説得する、「人生、誰だってへまをする」
「人生? 俺には人生なんてない。あるのは闇だけだ!」
 この言葉は重いが、フランクはなんとか自殺を思いとどまる。
「生きる理由が俺にあるかな?」
「2つある。タンゴがうまくて運転が凄い」

 チャーリーも問題を抱えていた。校長の車に悪戯した犯人を目撃したが、その友人の名を言わなかったのだ。
 目撃者はもう一人(S.ホフマン)いるが、権力者の息子だから、うまく立ち回れる。一方、奨学生であるチャーリーは放校処分になりそうだ。

 休暇明け、フランクがチャーリーの学校にのりこんでくる。全校生徒の前でチャーリーを弁護するのだ。フランクの演説は実に感動的で、チャーリーの放校は阻止される。

 そうそう。S.ホフマンは、P.ニューマン主演の「ノーバディーズ・フール」では気の弱い警官役で、これも味があった。すぐ失神しちゃうのよねー、くすくす。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=13006

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セックスと嘘とビデオテープ

セックスと嘘とビデオテープ DVD セックスと嘘とビデオテープ

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2006/02/01
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 ついに見ました、びーんずオススメのこの1本。ジェームズ・スペイダー、なんて綺麗なの! かなりのロン毛。ソファで寝てる横顔はまるで天使だわー。青年形の天使。背中に翼が生えてても不思議じゃなさそう、て、ルネサンス期の天使の絵も、けっこうマッチョなのが多いからね。

↓お気に入りのティントレットの「受胎告知」。ベビー天使たちをいっぱいお供に連れてるのがほほえましいです。

http://art.pro.tok2.com/Bible/AMariaStory/14Annunciation/tint.jpg

 えー、いきなり脱線しましたが。89年のカンヌグランプリなのね。ソバーダーグ監督、26歳の意欲作、すごー。当時は私、サッカー(Jリーグ以前の日本サッカーリーグ)に夢中で週末はいつもスタジアム、映画から一番遠い頃だったかも。

 ジェームズの他にアンディ・マクダウェル、ピーター・ギャラガーと豪華なキャスト。みんな若い! ギャラガーも今ほど濃くないかも。タイトルだけで敬遠しててソンしたって感じ。どうもねー、セックスがテーマかい、と思うと…。

 でも、実際はセックス嫌悪に近いアンが主人公なだけに、ほとんど何もないといっていいくらい。ギャラガーのベッドシーンは早送りさしてもらいました、メンゴ。で、ジェームズもぬうど♪はあるものの、特に何もしてないですなー。「クラッシュ」とはえらい違い。まあ、あれもそのテのシーン80%というわりにはぜんぜんエロくなくて。ジェームズはほとんどの出演者とからんだというのに。クローネンバーグらしい?

 んー、なんていったらいいんでしょう、複雑なアンとグレアム。アンは堅物の姉であり、奔放な妹と不仲。アンの夫(ギャラガー)の9年ぶりに再会した友人がグレアム(ジェームズ)で不能?

 どーなるの、どーなるのって夢中で見てました。とっても面白かった! ジェームズ目当てだったけど、こんなに良いとは。何度でも見たいです、買ってヨカッタ。でも検索してたら、あまりのだるさに途中で見るのやめたっていう人がいてビックリ。ほんとに人それぞれなんだなあ。

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD4894/index.html?flash=1

↓こちらの分析、なかなかスルドイです。ジェームズのコアなファンらしい。

http://homepage1.nifty.com/neri/movie/sex&lies.html

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戦場のピアニスト

戦場のピアニスト DVD 戦場のピアニスト

販売元:アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2003/08/22
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 絶対に見たくない映画だった。見たらどんな気持ちになるか判りすぎるくらい判っていたから。でも地上波で放映したので思い切って。
 ポランスキー監督はポーランド人でゲットーで過ごした経験もあるという、このテーマを取り上げるには、これだけの年月が必要だったのだろうか。
 
 ピアニストのシュピルマンが、ナチ侵攻の時代を生き抜く物語。1939年、ユダヤ人はワルシャワの一画に押し込められ壁が築かれ腕にはユダヤの星の腕章を義務付けられる。
 道にころがる餓死し、またはナチに撃たれたユダヤ人の死体、それが日常の風景と化す。食料はなく本を売って命をつなぐ日々。
 やがて収容所への移動、「どこへ行くのですか?」と質問した女性はその場で射殺される。シュピルマンはナチ協力者の知人の手引きで、辛くも収容所行きを免れる。しかし他の家族はすべて…。

 シュピルマンは彼の演奏の価値を知る人々の手引きで、何度もピンチを乗り越えていく。絶対にこの人を死なせてはならない。そんな見えざる意志の手で守られているかのように。

 最終的に彼を救うことになるナチの将校の存在は救いだった。彼の前でシュピルマンが弾いた渾身のショパン。ショパンがポーランド人だったことを、強く強く意識させられた瞬間だ。
 将校は多くを語らない、ただシュピルマンの隠れ家に食べ物を運ぶのみ。43年。ナチは劣勢に転じており、もうすぐソ連軍がやってくるから助かる、と将校は告げる。

「飢えほど恐ろしいものはない」とは、第2次大戦中、ラオスで戦い、戦後もラオス軍に貢献した元日本兵の言葉である。学生だった私にはぴんとこなかった。
 でも、そうなのだ。食べるものがなければ生きていけない、ピアノどころではない。シュピルマンもナチの恐怖より飢えの方が脅威だったのでは、と思うほどひもじい様子がリアルに描かれ、飽食気味の自分が恥ずかしくなる。そして、あの寒さ。廃墟の街を覆い尽くした雪は本当に冷たく見えた。

 シュピルマンを助けたユダヤ人はもちろん、非ユダヤの協力者までが爆撃などで落命するなか、シュピルマンは2000年まで生き延びた。やはり見えざる意志の手がはたらいていたとしか思えない。
 2002年のカンヌ・グランプリを始めとする数々の栄誉も当然の作品。見るチャンスがあって本当によかった。ポランスキーが大好きになった。

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セクレタリー

セクレタリー スペシャル・エディション DVD セクレタリー スペシャル・エディション

販売元:ハピネット・ピクチャーズ
発売日:2004/03/25
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  アブない話、と聞いていたのでこわごわ見たけど、面白かったー! 劇場で見てたら笑いをこらえるのが大変だったかも。まだHPが見られるんですね。赤丸やアンダーライン、見終わった今となってはオカシイ。見た人でないと、このオカシさは理解できないでしょう、くすくす。サンダンスで話題になったというのもうなづけます。http://www.gaga.ne.jp/secretary/

「ぼくの美しい人だから」で超お気に入りとなったジェームズ・スペイダー、どんな風になっちゃってるのかと、まず心配でしたが。あら全うに渋くなってるわ、いいわ♪ でもってジェイクのお姉さんもいい感じ。一癖ありそうな演技派と見た。

☆以下、例によってめちゃくちゃネタばれです。読んでから見ても面白いとは思いますが、とりあえずご注意を。

 けっこう始めのほうから互いに意識しているのよねー、リーもグレイも。その過程は異色ではありますが。秘書として雇われたリーが自傷癖をやめられて良かった。で、自傷道具を処分したあたりから月並みなプレイが登場しちゃって、オイオイ職場でンなことすんなよ、お尻ペンペンだけの方がよほどHだったのに。すぐ軌道修正されましたが、このままつまんないラストになるかとハラハラ。

 ジェームズ・スペイダーが色々と笑かしてくれます。冒頭、昔の恋人ぽい女性が出てきて彼女は「シュミ」が合わなくて別れたのか、とか想像しちゃいました。「F×××には興味ない」なんて言うから、したくない男なのか? と首をひねったり。そうでもなかったみたいね。サイコーだったのはマギーがトイレで××の間、ズボンについたナニを必死に取ろうとするとこよ、もう笑った笑った。

 そして、リーにのめりこむのが怖くなったのか、グレイは相性ばっちりのこのセクレタリーをクビに! アーア、素直じゃないんだから。リーはMを仕事にしてみたものの、そうそうぴったりの相手が見つかるはずもなく。ピーター(この人もちょっとヘン)のプロポーズをなんとなく受けてしまう。でもやっぱりグレイが忘れられず。

 最後は究極の放置プレイ?  私の持論は「Mには何もしてやるな」なんだけど、まさにリーはただ待つことの恍惚に浸るわけですねえ。これぞ究極の悦び? 舞台が密室ならなかなかインビなんだけど、そこはアメリカ映画、オープンに色んな人が押しかけてきて、どうなんだろう。湿っぽくならなくて良いのかな?

 要するにどんなカップルも蓼食う虫も好き好き、割れ鍋に綴じ蓋。相性がよければ、互いに気に入っていればそれでいい。同性同士だろうが年の差があろうがこういう性癖があろうが。

 したたかなリーのこと、きっとずっとうまくやっていくと思うな。ラストシーンの彼女の仕上げ、見ました? 今夜のお仕置きも楽しみねっ♪

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