テレプシコーラ(舞姫) 第2部(5)

舞姫(テレプシコーラ) 第2部 5 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ) Book 舞姫(テレプシコーラ) 第2部 5 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)

著者:山岸 凉子
販売元:メディアファクトリー
発売日:2010/12/22
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気づけば1月も今日でおしまい! どうしてこんなに書けなかったのでしょう、ネタはけっこう出来てきたのですが。先日、DVDを4枚もレンタルしたので、おいおい感想を書いていきたいと思います。

本日は、まずは、あっと驚くスピードで発刊されましたテレプシコーラ(舞姫) 第2部の第五巻、というより、完結編、ですね。通常、7、8ヶ月で次の巻が出るので、次回は早くて2月だろうと油断していたら、年末に出ていました。もう続きがないのだから早めに出してしまえって感じでしょうか? かなり驚きです。内容はほとんど前に読んでしまったので分かっていたのですが、おまけの六花の留学レポートには仰天です。なんと、あの人が目の前にって、これはどう解釈したらいいのか。

勝手に第3部もあるだろうと思っているのですが、どうやら、そうでもなさそうで、思わせぶりにちりばめられた謎の数々は? すっかりはぐらかされた感じです。第1部は日本バレエ界の諸問題をてんこ盛りにしたような内容で過激な箇所も多かったです。連載されたのがコミック雑誌ではない「ダヴィンチ」だったから許されたのだろう、という声を聞きました。

完結に10年。第1部は終了後、1年ほどブランクがあったように記憶しています。この第2部も3年かかっています。しかし、時間の流れが、前者は2年ほどの月日の六花の成長を描いたのに対し、後者は、六花がローザンヌ・バレエコンクールへの出発するシーンから結果発表までで5巻を費やしています。回想シーンなどもありますが、コンクールの数日(?)を3年かけて描いたわけで、まあ、いろいろ考えさせられましたし私は好きですが。第1部とのバランスを考えると、ちょっと疑問もありますね。「え、もう終わり?」というか、肩透かしをくらったような印象。十分楽しく読めたので、その点は不満はないのですけれど。

股関節の問題で180度開脚できない六花は、「バレエを習う=プロを目指す」諸外国ではまずバレエを習うことさえ出来なかったでしょう。ロシアのバレエ関係者が「わが国ではバレエは踊るべき人が踊るのだけど、日本では踊りたい人が踊る」と発言した由。祖母の代まで体格など調べてバレエ学校に入れるか否かが決まるらしいのです。が、踊りたい人が踊れることも大事では? ハンデのある六花に振り付けの才能を与えた作者、山岸さんは、さすがにいい所に目をつけたものだと感心しています。六花の今後の成長を見届けられないのは残念ですが、やはりすばらしい作品であることに変わりはありません。

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テレプシコーラ(舞姫) 第2部 (4)

テレプシコーラ(舞姫) 第2部 (4) (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ) Book テレプシコーラ(舞姫) 第2部 (4) (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)

著者:山岸 凉子
販売元:メディアファクトリー
発売日:2010/07/23
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早いもので、今日から10月ですね。1年の4分の3が終わったわけです、いやはや。そんな私が待ちわびた「テレプシコーラ」の、やっと出ました第4巻。て、出てから2ヶ月もたちますが。

六花(ゆき)が疑惑に感じていたローラ・チャンの正体。
ヒントはもう、第3巻で出ていたのですが。
おそらく彼女の思っているとおりの人物なのでしょう。顔も名前も違いますが、そのいきさつもいずれ明かされるのか? いくら整形しても、あそこまで変わる? と六花は疑問に感じていますが、変わるんじゃないですか。TVの変身番組を見ていても、本当に別人になって登場しますものね。

彼女が大変身、ありていに言えば超絶アジアン・ビューティになったのを。そうであってほしくない、というご意見の方もいらっしゃるようです。しかしバレリーナとして大成するには容姿も大きな要素を占めるので、当然のことと思います。
ある程度ルックスが良くないとマイナスになります。パリ・オペラ座バレエ学校の男子なんか、絶対に写真選考があると思う。いや、なくても、実力があってルックスもいい子がたくさん応募するんだろうなー。
だからバレエは(容姿「差別的で)嫌い、という人もいるそうです。ルックスがイマイチでも実力があればよい、もちろんそのとおりです。しかしそれも程度問題。私なんかバレエに美を求めてしまうので、やはりルックスが十人並み以上であってほしいです。

連載中の第2部は、いよいよクライマックス。9月発売の号で最終回だそうです。苦難続きの六花のローザンヌコンクール。しかし思いがけない栄冠を手にして、最終回でローラ・チャンが実は、と認めるのでしょうか。謎のままで終わるような気もするのですが。

それにしても、彼女が六花にとって重要な「コッペリア」を踊ったことといい。あの黒い衣装のデザインといい、彼女の振り付けをいわばローラが代わりに踊ったことといい、千花の分身の役割をしていると思えてなりません。

六花はこの後、ヤングユースブランプリの本選でニューヨークに行くはずです。
そしてローラの本拠地はニューヨークなのです。
第3部開始は来年になってしまうかと思いますが、楽しみに楽しみに待ちたいと思います。

なーんて、以上は8月に書いた下書きです。最終回を読んでみたら、第3部なんかなくて今回で完結しちゃいました、あちゃー。まあローザンヌで最高の結果が出たので、もう別のコンクールに出る必要もないし。ローラも進路決まってしまったし。あらあらって感じです。こうなると次の第5巻が早く読みたい、連載時に読めなかった回があるので。発売は3月か4月でしょうか、待ち遠しいです。

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テレプシコーラ(3)

テレプシコーラ/舞姫 第2部3 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ) Book テレプシコーラ/舞姫 第2部3 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)

著者:山岸 凉子
販売元:メディアファクトリー
発売日:2009/10/23
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  すっかりご無沙汰しているうちに11月になってしまいました,ひゃー! 体調は1歩進んで2歩下がる、て感じですが、どうにか生きております。そして日々の楽しみは、この「テレプシコーラ」を読み返すこと! 待望の第2部3巻が先月末に出まして、その日から何度読み返したことかー!

 主人公の六花(ゆき)、ローザンヌバレエコンクールではコンテンポラリーのインプロヴィゼーション(即興)で強い印象を残しながらも体調不良でピンチ。夢の決戦出場は絶望的? 私的には何か救済措置がとられるのでは、と思っているのですが。

世界はもはや
クラシックだけを
踊れるダンサーを
必要としていない

クラシックも
コンテンポラリーも
その両方をクリアー
した者だけが

これからの
バレエ界を
動かしていく!

六花の独白は的を得ています。先日「パリ・オペラ座のすべて」を見たときにもそれは感じました。オペラ座の芸術監督(ブリジット・ルフェーブル)は、週1回のコンテンポラリー(以下コンテ)の授業の出席者が少ないことを嘆いていましたが、今オペラ座ではクラシックよりコンテ作品の上演が多いくらい。そして、映画の中ではコンテ作品も多数、紹介されていて私は嬉しかったです。だって日本ではお目にかかれない作品ばかりですから。オペラ座の来日公演では、どうしても客に受けるクラシック系がほとんどですからねー。本拠地に行かないと見られない作品を映像とはいえ垣間見られて幸せでした。

「アラベスク」という画期的なバレエマンガを世に送った山岸さん。その後、89年に熊川哲也がローザンヌ・コンクールで活躍。それがきっかけで山岸さんはバレエを再開、「テレプシコーラ」が世に出たそうです。

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テレプシコーラ(2)

テレプシコーラ 第2部 第2巻 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ) Book テレプシコーラ 第2部 第2巻 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)

著者:山岸凉子
販売元:メディアファクトリー
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「テレプシコーラ」については、前にも書いたのですが。またとりあげるのは、「ハゲタカ」主演の大森南朋(彼の名前は「なお」と読むのも最近知りました・汗)が、この作品が好きだと聞いたから。泣いたそうですよ、う、うれし~! 彼とバレエマンガ。何の接点もないように思いますが、父君が舞踏家の麿 赤兒(まろ・あかじ)と聞けば納得です? 勝手な想像ですが、大森南朋がマンガが大好きであったとしても、いきなりバレエマンガにはいきつかないと思うので。どこかで評判を聞いたのでしょうか? 

 泣きますよ、このマンガは本当に。第一部の10巻は、今読んでも泣けて泣けて仕方ないのです、特に辛いことがあったときに読むのだから尚更です。泣きながらも元気をもらうわけですが。

 第一部は3年前に完結、今は第2部が始まっています。主人公の六花(ゆき)も高校生に成長、見事ローザンヌ・バレエコンクール(スイスのローザンヌで毎年行われる、15~18歳を対象としたコンクール。1973年から開催)に出場を果たします。ここでスカラシップを得られると希望のバレエ団に留学できるのですが、道は厳しいです。まず出場自体が難しい。ビデオ審査を通り、出場が決まった六花に、母でありバレエ教師でもある千恵子は「奇跡かと思った」と。

 で、現在はえんえんとコンクールでの審査が続いていると思いますが(最新の2巻では審査は始まったばかり)、コンテンポラリー(いわゆるモダン・ダンス。Wikipediaによれば【今のところ、現在行われているダンスのうち「非古典的かつ前衛的で、時代の先端を体現している」と考えられるダンス作品および、ダンステクニックを指す曖昧な概念】。長いので、以下「コンテ」と表記します。)がまず審査されます。クラシックと違い、こちらの教育はほとんどされてない日本人参加者たちは四苦八苦。が、六花は斬新な発想で注目されます

 実は1部の後半から、六花にはバレエの振り付けの才能があることが描かれています。もちろん泣ける要素も多いのですが、大森南朋は、そのへんにも注目しているのではないか、とまたまた勝手に想像。(もしやお父様も読んでいたりしてー!?)

 審査の進行と同時に、過去のエピソードもいろいろ出てきますが、六花はコンテの指導を受けにK先生(キミホ・ハルバートさん。この2巻の巻末に山岸涼子との対談を掲載)を訪ね、その様子も作中に載っています。キミホさんは、私がバレエを見るきっかけになった98年のローザンヌでもコンテ作品を提供、注目された方です。とてもすばらしい小品でした。

 対談では、門沙也香さん(2005年のローザンヌで、日本人女子でただ一人、決戦に進出)のエネルギーのすごさについて語っていたのが印象的。「いいダンサーというのは、そこに立っているだけでその人の匂いがしてくる。どういう人かっていうのが全身から、ぐわっとオーラが出てる」のだそうです。門沙也香さんがローザンヌで踊った [libre]が、こちらで見られます。振り付けはもちろん、キミホさん。

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テニスの王子様

Tennis Magazine (テニスマガジン) 2008年 11月号 [雑誌] Book Tennis Magazine (テニスマガジン) 2008年 11月号 [雑誌]

販売元:ベースボール・マガジン社
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 今年の夏は本当に暑かったですね。さっぱりブログを更新しなかったのは暑さにぐったりだったのもさることながら、北京オリンピックとテニスのUSオープンに燃えていたことも要因です。いやー、数々の名シーンが誕生しましたね。

 コミックスの紹介なのに、なにゆえテニマガの表紙? もちろん、錦織圭くんが表紙だからです! 本物のテニスの王子様とも呼ばれる彼、今月初め、全米オープンでベスト16に進出し、日本でもスポーツ新聞のトップを飾りました。絶対に今月号のテニマガは錦織くんが表紙! 当然の結果です、5月号に続き2度目です。記事内容も満足のいく永久保存版。錦織くん、現在の世界ランクは84位です、どんどん上を目指してほしい。

 肝心の「テニスの王子様」ですが、アニメはもちろんドラマや映画にもなっているのですね、参考までにコミックスの第10巻だけ読みました。なんだこりゃーというのが実感でした。さっぱり面白く思えなかったのです。主人公は中学生、うーん中学テニスの話をされてもねえ。どんどん荒唐無稽な方向に進んでいったと聞きます(完結の42巻のレビューをどうぞ)が、10巻ではまださほど異次元ではなかったですね、青春テニスマンガって感じ。

テニスの王子様 42 (42) (ジャンプコミックス) Book テニスの王子様 42 (42) (ジャンプコミックス)

著者:許斐 剛
販売元:集英社
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 錦織くんも読んだことがあるそうですが、特に熱中はしなかった由。だろうなー、彼なら中学で全国制覇できたでしょうが、13歳にして渡米してしまったのだから。既に事実はコミックスを超えていたのでした。この「テニスの王子様」、通称「テニプリ」は作品自体の人気はともかく、テニスブームを起こすほどの力はなかったでしょうね。「エースをねらえ!」を連載時に読んで燃えた世代は実際にテニスを始め、テニスブームが起こったのですが。

 日本テニス協会(公式ブログはこちら)の盛田会長が自腹を切ってまで若き才能をフロリダに送り込んだ…、それは国内トップレベルで満足していたらで活躍することは不可能、と実感したからだと思います。錦織くんのドキュメンタリーで盛田氏が語っていました。「中学、高校でも日本一。となると、気持ちよくてそこにとどまりたくなる」といった内容でした。井の中のナントカという言葉を連想しちゃいました。

 世界への道は茨の道。誰もが世界を目指す必要もないけれど、テニスは日本ではマイナースポーツと呼ばれてしまう、かつての日本サッカーがそうであったように。強い選手が出て注目されることがテニスの裾野を広げ発展させる要因だと思います、フェンシングも太田選手の銀メダル獲得で知名度が一気に上がったということがありました。今後とも錦織くんを見守り応援していくつもりです。

 10月4日の「めちゃ×2イケてるッ! 秋スペシャル」ではテニスがフューチャーされます、必見です!

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おそ松くん

31ekwskq4pl_2  赤塚不二夫さんが亡くなりました。まだ72歳、ハードなスケジュールをこなしていた漫画家は皆、長生きはできてません。手塚治虫さん、石ノ森章太郎さんは享年60歳でしたか、早すぎます。

 知名度では「天才バカボン」の方が上かもしれませんが、子供の頃リアルタイムで連載を読んでいた「おそ松くん」が私には強烈でした。長男おそ松に一松、カラ松、チョロ松、十四松、トド松.が主人公、というより周囲の強烈なキャラの方が人気でした。イヤミは「シェー」で今も健在。チビ太のおでんがとても美味そうで憧れでした。ハタ坊にダ・ヨーン(のおじさん)も「おそ松くん」から飛び出したキャラだったんですね。「おそ松」は「御粗末」からきていると。そして、実は6つ子はこんなに幼かったんですね。設定では小学5年生ですかー、当時は大人に思えたんだけど。読んでいた私が年下でしたからね。(汗)

 個室を欲しがる6つ子に、お父さんが仕切りのある部屋を作ってくれるのですが、それが電話ボックス以下の狭さだったり、夏に氷水屋を開くことになりますが、しょうゆ氷とか、味噌氷とか、不味そうなものばかりだったり。怖いヤクザの親分(ヘビースモーカーで顔が見えない)が、実はベビーフェイスにほくろがある、ベティさんそっくりの顔だったり。そんなエピソードは今もはっきり覚えています。ギャグまんがの醍醐味を教えてくれた作品でした。

 赤塚先生、私は毎週「おそ松くん」を読むのが本当に楽しみでした。「バカボン」より好きでした。この猛暑の中、闘病も大変だったこととお察しします、お疲れさまでした、どうぞゆっくりとお休みください。赤塚作品は永遠に不滅です。

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夢の園(2)

Menu20new20brokebackbrokeback_mount   私のファイルにヒース単独の画像はこれしかないってどういうことでしょ、すみません。BBMの特典映像で語るヒース、だと思います、たぶん。にっこり微笑んでるのはよくあるから、たまにはいいかも。

 えー、何がいいたいかというと、先日「夢の園」という「カリフォルニア物語」の番外編について書きましたが。こちらの主人公ヒース・スワンソンが、ヒースの花について語っていたことを思い出したのです。別名エリカ、というと聞き覚えがあるかと思いますが、イギリスではヒースと呼ばれているのですね。

「夢の園」では、ヒースの兄テレンスが弟への複雑な思いを語ります。最後の独白は、私たちヒースの姉(?)にも沁みる言葉ばかりです。

おまえは 庭の奥深く かくれてしまって

いくら呼んでも出てきてくれない

だがいつか 答えてくれるだろうか

もういいかい 

まあだだよ

もういいいかい

もういいよ

いつかきっと見つけだし

もうかくれんぼは終わったのだと伝えるために

”もういいかい”と呼びつづける

そして今度こそ

弟の手をとり 夢の園からつれ出して

明るい午後の 陽のあたる場所へと

どこまでも 歩いていくのだ

"In Loving Memory"- A Heath Ledger Tribute 、数日前に教えていただいた映像ですが、悲しくてなかなか見られませんでした。さっき、やっと拝見して、ああ、ヒースって本当に素敵な人だったなあ、と。

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夢の園―カリフォルニア物語番外編

312m3gysmql_2カリフォルニア物語」(この記事、コメントもBBM色が強くて読み返して愕然)の番外編ということで、ふと手にしてみました。怖い顔してこっちを見ているのは物語の主人公。なじみの彼の名が何故か出てこなかったです。

 読み始めてやっと思い出しました、彼の名がヒースだと。

 ヒース
 ヒース
 ヒース

 何度もその名が出てくる、そのたびに胸がぎりぎり痛んで、床につっぷして泣きました。ああ、私、こんなにもヒース・レジャーが好きだったのか。

 読むのが辛いけどヒースの名が連呼されるのは当然、ヒースの子供時代の話だもの。

 私たちのヒースも、「カリフォルニア物語」のヒース同様、早くに実家を離れてアメリカに向かいました。「カリフォルニア物語」の舞台もNYでしたね。

夢の園」、子供時代のピュアな思い出は、すべてそんなイメージでしょうか。豊かな緑に囲まれ、何の不安もなく過ごす毎日。木々を渡る風、穏やかな午睡。

 ヒース、どうぞ安らかに。もう苦しまなくてもいいんだよ。

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ルネッサンス

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Book ルネッサンス

著者:秋里 和国
販売元:小学館
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「あんたはぜったい同性結婚をすると思ってたぜ、グレン。あたしも結婚するなら同性がいいなあ」。

 こんな台詞が飛び出すマンガがあると知って絶対に読みたい! と思ったのはかなり前のこと。当時すでに絶版、古書店で探したけどみつからず、諦めました。さらに月日が過ぎタイトルさえ忘れ、秋里和国の作品、だけじゃ探しようがない? が、「少女まんが魂」の彼女のインタビューで言及されていて、やっぱり読みたいぜ、となりました。今は便利ですね、ポチするだけで手元に届きます。

「ルネッサンス」の舞台は、オゾン層の破壊で白人だけが滅亡した数百年後の地球。そこは「完全両性愛社会」なのです。異性にしか興味のない人間はヘンタイ扱い。「精神の改革運動」の結果、「男は男らしく女は女らしくなんて大昔の考え」になったというのです。大昔=現在、ですか。

「少女まんが魂」での秋里和国のインタビューのタイトルは「フツーの人もヘンタイだし、ヘンタイの人もフツーだということが、みんなにとってフツーになればいい」です。本当、これが理想なのでは。

 画像はコミックスの表紙ですが、私がゲットした文庫版の表紙は月のアップです。帯には「月は静かに見つめていた 白人だけが滅びた地球を…」とあります。ネタバレは避けますが、月がとても大きな位置を占めます。正直、想像していた話とはまったく違いました。解説の松尾由美さんが書かれているように、「性別を問わず就きたい職につき、男同士、女同士のように気軽につきあい、その中で魅力を感じた相手と、性別に関係なく恋愛、結婚ができる」とはまさにユートピア? 

 が、一方では異性しか好きになれない人は「ヘンタイ」扱い、人種の摩擦はないが、白人は滅びている? そして月と地球との関係について考えたり。想像をはるかに超えた恐ろしく深遠な世界に魅了されました。「ルネッサンス」というタイトルの、なんと皮肉なことか。久々に読み応えのある(ありすぎ)マンガを読めて大満足です。

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ベルサイユの薔薇族

悪魔が夜来る Book 悪魔が夜来る

著者:ひさうち みちお
販売元:青林工芸舎
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「ベルサイユの薔薇族」だなんて、ジョークだと思われました? いえいえ、ひさうちみちお先生が70年代に「ガロ」に発表された短編マンガです。上記の単行本に収録されていることは確認しました。あの流麗な極細の描線をご紹介できないのが残念です、「ロットリングの魔術師」と呼ばれていたのですかー。

 タイトルから想像がつくと思いますが、そういう話です。オスカルはれっきとした男性、ほれぼれするような美青年でした。近衛隊長として王妃マリー・アントワネットの不倫を遺憾に思ったオスカルは王妃のベッドに忍び込み、愛人フェルゼンを待ちます。そしてやってきたフェルゼンとベッドの中でもみあううち、もやもやっときて…、いやー、楽しみました。もちろん腐女子的には本家「ベルばら」より熱烈愛読。フェルゼンの夜這いが途絶えたアントワネットは悔し涙にくれるのでした、チャンチャン。

マリー・アントワネット (通常版) DVD マリー・アントワネット (通常版)

販売元:東北新社
発売日:2007/07/19
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↑この話にはオスカルは出てこないのですね、残念(?)

 さて、本家の「ベルばら」ですが、なんと「プロジェクトX」でも取り上げられてたんですね。閑古鳥が鳴いていた宝塚を救った奇蹟のプロジェクト! Part4までありますが、思わず通して2回見てしまいました。「目にマンガと同じ星を飛ばせ」という長谷川一夫の指導には仰天、しかも本当にやってしまうのです(part3をどうぞ)から。歌舞伎の型も取り入れられ効果を上げたのですねー。

 宝塚のオスカルは未見ですが、岡幸二郎さんのオスカルは舞台(真説 カサブランカ)で拝見しました。(「10周年記念DVD」の「こちら」をクリックすると写真が見られます。壁紙になってますが、右から2つ目、背中に羽根輪、周縁にフランスの小旗。)フランス国旗には胃がキリキリしました。あれは97年11月、フランス・ワールドカップ出場をかけた試合をその夜にひかえていたんです。勝ててよかったジョホールバル。(涙)

 最後にもう一度ひさうち先生の御話を。京都に居たころ、ご実家が私の下宿の近所らしいと聞きつけ、××町をうろうろしたことなど思い出します、なつかしい。ユニークな方なんでしょうね。こんな記事にもお名前が。

ひさうちせんせの人生ノ相談」、面白そうです。ちょっとHな本なんですか、もうマンガは描かれないのでしょうか。

ひさうちせんせの人生ノ相談 Book ひさうちせんせの人生ノ相談

著者:ひさうち みちお
販売元:アスペクト
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