デッドマン

デッドマン スペシャル・エディション DVD デッドマン スペシャル・エディション

販売元:パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
発売日:2006/07/21
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「ぼくを葬る」の前に見ました、こちらも死にゆく主人公。ジャームッシュらしく静かなモノクロ映像です。ニール・ヤングの即興演奏がシブいです、淡々と流れる音楽と映像に身をゆだねているだけで心安らかでいられました。淡々としすぎているともいえますが。

デッドマン」とはつまり、「おまえはもう死んでいる」わけですね。ひょんなことからお尋ね者になった主人公ビル(ジョニー・デップ)、フルネームはウィリアム・ブレイク。ネイティブ・アメリカンのノーバディ(特異な経歴。本家のW.ブレイクの詩も知っている)に助けられて逃避行を続けます。凄腕の殺し屋などに追跡されるのですが、あまり切迫した感じはなく。

 ビルはやむなく殺人を重ね、どんどん賞金がアップしていきます。自分ではどうしようもないところで運命が変わっていく。転職のため何日も列車に揺られてやってきた町で最悪の事態になったわけです。

 出演陣は揃ってシブいです。ロバート・ミッチャムの存在感もすごかったですが、何故かイギー・ポップが女装で出てくるのでした。あの場面、ビルは貞操の危機でしたね。「前のやつはお前にやったから今度は俺がもらう」って勝手に決められてました。(汗)

Deadman01  死せる子鹿に寄り添うビル。非常にリリカル(と言ってはいけないのかもしれませんが)な場面でした。ジョニデはCutのインタビューで「イノセントな役を演じるのはこれで最後にしたい」と語った由。「なんとか自分の生き方を見つけようとする若者の役。懸命に自分の人生を探すが、結局はゆっくり死んでいく。そして自分が死ぬことを知っているんだ。美しいストーリーだけどね。」

 ジョニデが決別しようとしたのは、まさにそのイノセンスだったと。95年の作品ですか、これ以降の出演作はそれまでとは傾向が変わっているようですね。「フェイク」もその後。パイレーツ等のヒットでいまや不動の人気No.1アクターになりました。アウトサイダー的な役ばかり演じていた頃を思うと別人のようですが、それはそれでいいのでは。ここにきてジョニデ熱が少々、復活してきたような気もします。感想を書いてない作品もありますので、そのうち、また。

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天国の日々

天国の日々 DVD 天国の日々

販売元:パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
発売日:2004/11/26
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 エンニオ・モリコーネが最初にアカデミー音楽賞にノミネートされた作品だし93分だし(半額デーでたくさん借りたので短いと見るのが楽)、程度の考えでレンタルしたのですが。とんでもない名作だったのですね、テレンス・マリック監督作品です。

 とにかく映像が美しく、モリコーネの音楽とあいまってまさに天国のよう。描かれる世界は過酷な労働と不条理な運命なのですが。アカデミー賞撮影賞は当然でしょう。音楽賞が獲れなかったのは解せませんが。山と平地の違いはあれど、これはBBMに匹敵するなあ、と思っていたら、CutのBBM特集号にも、やはり「天国の日々」と拮抗する映像美、と書かれていました。音楽と映像の圧倒的なことは予告からも窺えます。

 ストーリーは…、リチャード・ギア主演とだけ言っておきましょう。農場主の男性がとっても物静かで素敵で誰だろう~と思ったら若き日のサム・シェパードでした、びっくり。いや、何も知らないで見たほうがいいです、本当に。見た後ならこんな詳しい解説を読むのもいいのでは。「キャメロット・ガーデンの少女」でもお世話になったサイトです。

 それにしても多くのレビューで「破滅」と呼ばれる事件は、その程度では言い表せない、あれはこの世の終わりに等しい(映像も凄絶)、せめて「カタストロフィ」(大崩壊の意味で)と呼びたいのです。林伊夫の「わがいのち月明に燃ゆ」で知った言葉です(「天国の日々」について考えていたら突如として記憶の底から浮上)。帝国の崩壊がやってくることを彼は知っていました。

【今年の秋は、さびしく冷たく風がふきすさび、のこるものは何もなくなろう。そこにのこる人は、ちょうど今宵のような冷たい風がふき、松がなる音をききながら、泣くにもなけぬさびしさにたえきれぬようになろう。
 お気の毒だが、私はもうあなたがたとは縁なき者なのだ。我等とともに生活しうる者は、今年の夏まで生きぬ者に限られるのだ。】

 昭和20年7月末、林伊夫は戦死。享年23歳でした。

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ディープ・エンド

Mys982301  お母さん、自分の息子が男とHしてるビデオを見せられたらどうします? しかもそれをネタに脅迫されたら? これはそういう話です。

 未公開、DVD発売もなし、とくれば海の向こうから取り寄せるしかないですね。生盛さんのレビューを読んだらどうしても見たくなってしまったんです。予告はこちらです、緊迫した様子が伝わってきますね。湖畔の家が舞台で景色が素晴らしいです。水の青も印象的でした。

 スコット・マクギーとデヴィッド・シーゲルというゲイのペアが監督、製作、脚本を担当。主演はティルダ・スウィントン、彼女はD.ジャーマンのミューズでしたね。「カラバッジオ」での艶やかな娼婦や「エドワードⅡ」での怜悧な王妃が印象深いですが、なんといっても突然、男から女になってしまう「オルランド」には仰天でした。「同じ人間、性が変わっただけ」とあっさり言われてもねえ。(汗)そんな不思議な役が似合う女優さんですが、普通のお母さんもOKどころか絶賛されてます。

 海軍勤務の夫は長らく不在。マーガレット(T.スウィントン)は3人の子供、義父と一緒に湖畔の家に住んでます。17歳の長男ボウ(ジョナサン・タッカー)がクラブに出入りしダービー(ジョシュ・ルーカス)とつきあっているのが悩みの種。

 もう息子と会わないでとダービーに告げに行くと、彼はマーガレットとニヤニヤ応対。その夜、こっそり訪ねてきて「ママに内緒で楽しもうぜ」。そんなダービーにボウも嫌気がさしたのか拒絶、それが諍いの原因になり、ダービーは事故死します。ボウは全く気づかず、翌朝、死体を発見したマーガレットはボウがやったのだと思い込んでしまい…。

 マーガレットを脅すのがアレック(ゴラン・ヴィシュニック)という男。「E.R.」に出ていたそうですが、私は初期のシリーズしか知りませんので~。約束の期限まで金を用意できないマーガレット。アレックは自宅におしかけてきて意外な一面を見せます。いい人じゃん、もともと悪事に向いてなかったんですね。最後は私も複雑な気持ちになりました。すっかりマーガレットになりきった気分で見てしまいました。サスペンスにちょっとセンチメンタルも入ってとても気に入りました。たくさんの人に見てほしいです、なんでDVD出さないかなー。

 ジョナサン・タッカーのベッドシーンは彼の18歳の誕生日に撮影したそうです。17歳だとマズイのですね? 17といえばジェイクは「遠い空の向こうに」に出演した頃、それを思うとジョナサンは大人っぽいですね。彼は「スリーパーズ」にも出演している由。ずっと見逃してきましたが見ないと。少年院で看守から「虐待」された少年たちの一人を演じているようです。

スリーパーズ<DTS EDITION> DVD スリーパーズ<DTS EDITION>

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2003/12/17
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[The Deep End],米Amazonのレヴューでは概ね好意的ですが、日本のものは何かずれている気が。以下はネタバレでもないのですが、それらの感想への私の疑問です。

【母親の表情が、最初から最後まで暗いのはどうか。どこかで平和な家族愛の部分を出してもらわないと、観ていて気が滅入る。】

 楽しい映画でないのは分かってたのでは? 私もゲットして2ヶ月も見る気にならず、平静な気持ちで自然に見たくなるまで保留にしてました。マーガレットの心情は想像がつくでしょう、あんなに追い詰められながら日々の家事をこなし、3人の子供の世話(息子の学校、娘のバレエ教室の送迎も含め)、挙句に義父は倒れるわ、もうめちゃくちゃですよ。あの状況でどうやって明るくなれっていうんでしょうか?

【納得いかないのは息子がゲイであり年上の男と交際してると言う事をまるで悪いことしてるみたいに主人公が思う事です。普通の母親はそう思うものなのかな?】

 息子がゲイだと悪いと(マーガレットが)思ったって何処で判ったのでしょう? ボウはまだ17歳、保護が必要な年齢です。アルコールを出す店に出入りし、見るからに問題のありそうな男と交際してると判ったら直談判も厭わないのが母親では。母として息子の問題を解決しに出向いただけと私は感じましたが。(本当は父親の役目かもしれませんが不在なので。)

 行為をビデオに撮ったこと自体、なにやら不穏ですよね。予告ではビデオを見せられたマーガレットが愕然としてますが、あそこで初めて二人の関係を知ったのでは? 予告やレビューで予備知識を仕入れて見てしまうと、マーガレットが最初から息子とダービーの関係を知っていたと思い込んでしまうのかもしれませんけど。と、私も思い込みがあった事に気づけてよかったです。

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デイ・アフター・トゥモロー(2)

デイ・アフター・トゥモロー 2枚組特別編 DVD デイ・アフター・トゥモロー 2枚組特別編

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2004/10/02
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「DAT」2枚組が早くも届きました! で、まずは未公開シーンで話題のサムのぞんざいな水やりのシーンに絶句。いや、とってもよかったですけど。次は「メイキング」ね、と思ったところ! 「メイキング」がどこに入っているかさっぱりわからないのです。(汗)

(149)で紹介した2枚組の特典映像は、

《Disc: 2》
●未公開シーン集(10種、音声解説付き)
●ザ・サイエンス:気候変動問題にまつわる科学と政治
●グローバル・ウォッチ:自然災害百科
●シティ・フリーズ:凍る世界のシンボルたち
●メイキング・オブ・「デイ・アフター・トゥモロー」
●ストーリーボード集
●コンセプトアート集
●製作 「台風の目」:撮影風景
●製作後:「限界を超える」:ビジュアルエフェクト / 作曲風景
●音声解剖

 となっており、【メイキング・オブ・「デイ・アフター・トゥモロー」】以外はちゃんと入っているようです。思わず購入先にメールで問い合わせたところ、回答は以下の通りでした。

【メイキング・オブ・「デイ・アフター・ トゥモロー」とは、アマゾンの商品説明に記載されているもののことでしょうか。パッケージと見比べてみましたが、パッケージには「メイキング」とは記載されておらず、おそらくですが、パッケージ記載の「デイ・アフター・ トゥモローのすべて」の 中に収録されているどれかの映像を指しているのではないかと思います。
パッケージ裏に記載されている収録内容で抜けているものはありますでしょうか。
「一部映像のみが抜けている」不良は考えにくいのですが・・・。】

 その通りでした。再度チェックしたところ、「メイキング」とは【PRODUCTION「台風の目」:撮影風景】のことだと判明しました。なんて判りにくいの、それとも私がトロイ!? 「DAT」2枚組をこれからご覧になる方、ご参考までに。

 その「台風の目」ですが、いやー、もう楽しい! 68分ほどの間に、時々ジェイクが出てきて存分に魅せてくれます。エメリッヒ監督は「サム候補は2人いたけど、ジェイクに会ったらFall in love」だったそう。ジェイク、もてもてです♪

↓Junjunさんご紹介の「メイキング」の一部です。必死なジェイク@ほっかむりが♪

http://www.youtube.com/watch?v=Z9j0d0IgHGI&search=jake%20gyllenhaal%20%20

Dayaftertomorrowpubz  最後の見せ場、パパのデニス・クエイド@ジャック(しつこいけどアギーレを演じたランディの実弟・信じられない)との抱擁の撮影シーンもばっちり。なんだかジェイク、デニスに甘えきって体を預けてるんですけど♪ いやー、お宝です。本編よりこっちを何度も見てしまいそうですわ。

 そしてそして、みんなビックリ、サムの両親は離婚していた、は本編見ても全然わかりませんでしたが。下記のキャスト紹介(最後のママのところ)に明記されてますね。

http://event.movies.yahoo.co.jp/theater/dayaftertomorrow/cast/

↓メイキングの内容を詳細に知らせてくださった、よりぞーさんの記事です♪
http://plaza.rakuten.co.jp/chest/diary/200606240001/

↓もう何度も紹介しましたが、キャンペーンで来日時の「DAT」キャスト、スタッフの面々。監督、脚本家の顔はすっかりおなじみだったので「台風の目」を見ていても親しみが。

http://www.flix.co.jp/page/A0000649

★追記(7・6)

 あれからまた特典映像を見て気づいた点を。

*パパのHonda車を見てジェイクはDisguisting lime green.(ヘンなライムグリーン)と言ってるような? あの車の色、たしかに「?」かも。

*DJを乗せたそりを引っ張って図書館に戻る場面、人工雪を登るときの周囲の掛け声が笑えました。ほっかむりジェイクも何度見ても~、くすくす。

*ラスト、ヘリに乗り込む場面、自分たちが映らなくなったとたん、ジェイクは凄い顔しておどけてますね。エイミー・ロッサムも。(笑)下記の4コマの最後のみたい。(爆)

http://kenjikenji.typepad.jp/blog/2006/03/brokeback_mount_3.html#more

↓だいぶ前に話題になったオースティン君…この写真の人ですよね? 「DAT」の撮影風景でも2人でふざけあってました。

http://kenjikenji.typepad.jp/blog/2006/02/brokeback_mount_1.html

「ウィンブルドン」では彼はキルスティンと共演…でしょうか、出番は少なかったですが。ジェイクと同じ80年生まれですね。同姓同名のアクターがいるようです。

http://us.imdb.com/name/nm0629538/

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Dear フランキー

Dear フランキー コレクターズ・エディション DVD Dear フランキー コレクターズ・エディション

販売元:ハピネット・ピクチャーズ
発売日:2006/01/27
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 ジェラルド・バトラーのこの表情。「オペラ座の怪人」とはぜんぜん違って普通の人ぽくて意外? でも、とてもハートフルな役ですてきだった。

 父のDVのために難聴になったフランキー。そんな秘密を知らずに彼は9歳になった。
 公式HPは下記。海の見える丘の写真がすてきだ。やっぱり海はいいな、見てるだけでせいせいする。ロケ地はグラスゴー近郊の町グリーノック。

 HPの先はネタばれ含まれますが、核心は書いてないつもり? BBMを気に入った方には、この映画もいいんじゃないかと。よろしかったら読んでください。

http://www.wisepolicy.com/dear_frankie/top.html 

 パパは船員、世界じゅう航海してる。だから会えないと、ママのリジーはパパのふりしてフランキーに手紙を書き続ける。が、架空のはずのパパの船が、フランキーの棲む港町に入港することに。

 さあ大変、1日限りのパパを探すリジー。やっと見つけたstranger(バトラー)にフランキーからの手紙を渡し、話を合わせてくれるようリジーは依頼する。当日、「パパ」はフランキーが欲しくてたまらなかった物をおみやげに持ってくる。「どうしてこれを?」「手紙に書いてあった」。感激してパパに抱きつくフランキー。おずおずとその背に腕を回すstranger、かわいい♪

 strangerとフランキーを見ていて涙がでてきた。男の子って本当に、本当に父親が必要なんだなあ。パパがみつけてくれた水切りにぴったりな平らな石を、フランキーはポケットにしまいこんだ。夜、ベッドで幸せそうに石を眺める。
 ただの石ころ、でもそれはフランキーには宝石よりも価値がある。strangerもまた、思いがけないフランキーとのふれあいが楽しくて、もう1日、と申し出る。リジーの反発。出すぎたマネを、何様のつもり?
 肩肘張って生きてきた女の頑なさ。結局、フランキーのために契約は1日、延長される。   

 その直後。死の床にある夫と会うことになるリジー。彼は息子に会わせろ、権利はあると主張する。しかし…。

 私がリジーなら。やっぱり夫を許さないだろう。妻子に暴力をふるい、死ぬほど怯えさせた。フランキーの難聴もそのせいだ。救いは、何故そうなったかフランキーが知らないことだけ。
 権利を主張するのもいいが、では父の義務は? エゴ丸出し、もはや暴力を振るう力がないだけで本質は変わっていない。リジーは叫ぶ。「父親っていうのは息子に石投げを教えたり…そういう人よ!」。リジーの念頭にあるのはstrangerのこと。

 死ぬ前に1度会いたいという夫の気持ちは分からないでもないが、贖罪は済んでいない。諦めてもらうしかない。
 夫にもDVになる理由はあっただろう。BBMにのめりこんでいる今、イニスの過去を思えば、誰しも原因なくして問題ある性格にはならないのだと分かる。しかし少なくともイニスは妻子には暴力をふるわなかった。妻からは疎まれたが娘たちには愛された。

 strangerは去っていく。リジーの心にsweetな何かを残して。そしてフランキーの成長を思わせるエピソードを伝え、希望に満ちて映画は終わる。
 御伽噺、そうかもしれない。リジーが歌うのは昔好きだった歌。いつか白馬に乗った王子様が…。夢見がちな少女はDV夫のせいで深く傷ついた。手助けも必要だけど、自分を本当に癒せるのは他ならぬ自分自身のはず。私も幸せになっていいのだと自覚し、幸せを願い、実現すること。

 フランキーに偽の手紙を書いたのは、彼のためというより、自分がフランキーと会話したかった、手紙が欲しかったから。その手紙がstrangerを引き寄せた。

 リジー母子の前に広がる海。世界のどこにでもつながる海、もちろんstrangerとも海はつながっている。彼らはまた会えるだろう。そしてきっと新しい関係が始まる。

↓悠雅さんのG.バトラーへの愛に溢れたレビュー。早く悠雅さんに感動をお知らせしたくて焦って感想を書いた私です♪

http://blog.livedoor.jp/tinkerbell_tomo/archives/29790177.html

Dearフランキー Book Dearフランキー

著者:アンドレア ギブ
販売元:竹書房
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デイ・アフター・トゥモロー

デイ・アフター・トゥモロー DVD デイ・アフター・トゥモロー

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2005/11/12
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 再見したのでやっと感想が書けます、やれやれ。前回はPCいじりつつの流し見で、ジェイク出演シーンすらけっこう見逃していたのねー。もう、ジェイクが出てるだけで御の字。

↓映画紹介、「ディザスター映画の魅力」でデニス・クエイドが「誰にでもヤジ馬根性があるからさ」ですって。

http://event.movies.yahoo.co.jp/theater/dayaftertomorrow/note/2.html

 私、この映画と「ディープ・インパクト」を混同してて、あれは見たいと思ってたんで、へえー、ジェイク出てたんだ、と見始めたら洪水じゃなくて凍る話ね。まあ水害もあったけど。

 冒頭、氷山と海のシーンで、もうあのCG臭い画面にウンザリ、あの「千代田区」ってどこよ、しいていえば神田駅界隈かなあ? と見る間にLA壊滅! ロス国際空港は利用経験ありなので怖かった。自分が行ったところが破壊されるとリアリティありますね。「ゴジラ対モスラ」でみなとみらいが木っ端微塵になった時は、帰りの電車がみなとみらいを通過するときホッ。「良かった、そのままだ」って当然だよ!(笑)

Img_15_1  サム(ジェイク)たちが図書館にこもったのは正解でしたね、燃やすものいっぱいあるし。逆にあの吹雪の中に出て行った人たち、信じられない。どうせ死ぬなら家の中で、がいいに決まってるじゃん。

 私、雪国の出身なんですよ。あの「八甲田山」の雪中行軍で遭難した五連隊の宿舎跡にウチの母校が建ってます。山じゃなくても冬は凄い吹雪、どんなに嫌だったことか。今は故郷を離れ、ラクさしてもらってます。

 てなことはどうでもよく、とにかくジェイク。ジェイクがいっぱい&フツーの高校生でロマンスもありー♪ はツボでした。何かある前にちゃんと好きな人に好きだと告げられてよかったね。で、この彼女ってエミリー・ロッサム、「オペラ座の怪人」に出てましたね。サムのライバルに「ウィンブルドン」でポールと決勝戦を争った選手役の役者が出てたり。なかなかビジュアルも楽しめました。

 確かに大味のパニック映画、「買ってはいけない」と言う人もいるけど(そんな価値はないという意味らしい)、999円でこれだけジェイクが拝めたらファンにとってはお宝ですよ。また見ちゃおっと♪

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DEAN

DEAN DVD DEAN

販売元:ビデオメーカー
発売日:2005/09/30
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 昨年はジェームス・ディーンの没後50年。「それを記念して製作された作品」と上記の解説にありますが、ウソです。(笑)2001年に作られたTV映画で、愛するジェーズム・フランコ(ジミー・ディーンと名前同じ♪)の出世作です。これで高い評価を受け、デ・ニーロが「容疑者」でフランコくんを息子役に抜擢、と聞いてます。

 なので、ずーっと見たかったのですが、リリースは結局J.ディーン没後50年を待たねばなりませんでした。て、もうリリース開始から半年たってるじゃん。今頃見てるあたりが~、でも本当に見たかったので嬉しいです。

 要するにジミーの短くも鮮烈な生涯を綴った伝記ドラマ。特にひねりはありません。だいたい私は「エデンの東」を断片的に見たくらいで、ジミーについては何も知らない。今回、彼の生い立ちや役者になりたいという執念などを知ることができて興味深かったです。演技修行時代にオーディションで若きマーティン・ランドーと知り合ったり。へえ~です。

 ところでジミーはクローゼットだったらしいですね。それと没後50年のことも復刊「薔薇族」で知ったのですが。このドラマでは、ゲイで有名な監督からパーティに誘われ「真夜中に来てくれ」と言われる。で、訪ねていくとドアの向こうには若者が何人かいて、と。

 あと、売れ出してからインタビューで「あなたはゲイですか?」「いいえ。でもこれからどうなるか分からない」と応えて映画会社のお偉いさんから叱られる、というシーンはありました。いいですねえ、この答え。「これからどうなるか分からない」、まさに。

 フランコくんはさほどジミーに似てるとは思いませんが熱演だったのは確か。彼もこのチャンスに賭けたのでしょう。結果は大成功、デ・ニーロに認められ「スパイダーマン」でも大きな役を得て。

 ところで「トリスタンとイゾルデ」はいつ日本公開されるのだろう? フランコくんのトリスタン、早く見たいよ。「トリスタンとイゾルデ」リストは、もちろんこの映画のプロモ&自分がいつでも予告等見られるように、なんですが。

99m フランコくん麗しい~、HPは下記です。

http://www.tristanandisoldemovie.com/

 下記は「BBM]パロ「ラストサムライ」版ですが、最初に出てくる「BBMの前にanother storyがあった」つう文句は「トリスタンとイゾルデ」の「『ロミオとジュリエット』の前に『トリスタンとイゾルデ』があった」のパクリだと思われます、くすくす。

http://video.google.com/videoplay?docid=-7835683187950943058&q=brokeback

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ディープ・ブルー

ディープ・ブルー スペシャル・エディション DVD ディープ・ブルー スペシャル・エディション

販売元:東北新社
発売日:2005/05/27
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 2年前の夏は猛烈に暑かった。そんな中、公開され話題になったのが「ディープ・ブルー」だ。これは映画館で見たかったなあ。

 公開前、TVで紹介された映像を見て、ヨーロッパで大ヒットしたのも無理はないと思った。青い海原に魚群…それだけで胸が高鳴る。というか妙な懐かしさを覚える。
人は皆、太古の昔は魚だったはず。胎児の成長過程に魚のような形態の頃があったりするし。

 海は謎に満ちている、紹介を見ていて、そのことを実感させられた。
未知の深海生物の不思議な色や形態。グロテスクであり、かつ目を離せない独特の美がある。

 tube wormと呼ばれる管のような生き物の群生は、「ムーミン」に出てくるニョロニョロを想起させた。こんな映像こそ、大スクリーンで見たいものだ、毎日暑いし、暑気払にもなりそう。と思ったのだけど、結局いけなかったのだった。

  それに、心踊る映像ばかりではない。王者のはずのクジラでさえ、凶悪なハンターであるシャチには敵わなかったりするのだ。6時間の死闘の結果には涙が出てしまった。そして死んだアザラシかなんかの死骸を鼻で突き上げて遊んでいるようなシーンも。一緒にDVDを見ていた母が「かわいそう」と。

 生きることは闘いだ。かわいそう、では済まされないことも沢山ある。海の神秘と謎にロマンを感じるだけで終わればめでたいのだが。魚の群れの美しさに息を呑みながら、毎日のようにシーフード食ってるわけだし。

 ちなみに、ウチの今夜の献立は、かれいの煮付けです。

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天井桟敷の人々

天井桟敷の人々 DVD 天井桟敷の人々

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2002/09/26
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 学生時代に1度見て、とても感激した作品。ン十年の時を経て、昨年末、神奈川県民共済ホールにて2回、鑑賞。

 その素晴らしさ、なんと言っていいのか。前に見たときは私の目は節穴だった。馬齢を重ねることに意味があるとしたら、こうした名作の真髄に、時を経たぶん近づけることだろうか。休憩をはさんで3時間15分、存分に酔い痴れた。こんな名作と、スクリーンで再会できたのが何より嬉しい。映画はやはり劇場の闇の中で、ひとりで見るものだと痛感した。

 監督のマルセル・カルネは戦前のフランス5大監督の中でただ一人、ナチ占領下のフランスに残って映画を作り続けたという。1945年度作品だが、制作はナチ占領下の43年に開始。まさに「レセ・パセ」の時代である。前に見たときはそんな事情も知らなかったから、今回は、当時の製作の苦労などもしのびながら観たのである。

 ナチ占領下では、時事的テーマはもちろん、現代劇はいっさい制作を禁じられていたそうだ。それで19世紀前半が舞台のこの映画が作られたわけだが、何も舞台が現代でなければ人生を描けないということはない。数々の出演者の人生はそれぞれに沁みた。

 妾のような暮らしをしながら心は売らないガランス。彼女を恋する哀しきピエロ。園ピエロを一途に愛し続ける妻。饒舌なオセロ役者。無頼の詩人ラスネール(実在したそうだ)。傲慢なガランスのパトロン。

 解説には「古典は永遠の新作であることを立証している」とあるが、まさに。制作から60年のときを経て、この映画と再会できて、本当に幸せだ。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=15610

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テオレマ

テオレマ DVD テオレマ

販売元:紀伊國屋書店
発売日:2004/05/22
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「テオレマ」とはイタリア語で「定理」の意。といっても中学生だった私には「?」。未だに「?」のままです~。
 これが私とパゾリーニ作品との初遭遇だけど、テレンス・スタンプ@謎の青年がミラノのブルジョアの屋敷にやってきて、一家全員と関係するって筋に惹かれて見ただけです。
 妻、夫、娘、息子、そして家政婦。そんな露骨な表現はないのですが。例えば夫とは、着衣のまま彼がスタンプの肩の上に両脚を乗せて、って、これ、明らかにナニを連想させます。(汗)

 息子の場合は、同じ部屋に寝てるのです。息子、夜中にむっくり起き上がり、となりのベッドの青年のふとんをめくっていくとハダカ!
 青年、ぱっちり目を開ける。「すみません、すみません」とうろたえる彼の方に、青年が手を置き。翌朝、姉がドアの隙間から中をのぞくと、二人は同じベッドに寝てる、それだけです。私には十分、刺激的でしたが。

 で、ある日、青年は来たときと同様、突然、去っていく。残された家族はそれぞれに破滅。その破滅の仕方も「?」なものばかりで、家政婦に至っては空中に浮かぶという奇蹟をやらかしてしまって。なんともはや。奇蹟のあと、彼女は地中に埋めてもらいますが、ジャケ写の上の方はその様子です。下は妻を演じたシルヴァーナ・マンガーノ。「ベニスに死す」ではタジオの母親役でした。

 なーんも分からんで見たわけですが、DVDで再見しても、やっぱり「?」は「?」のまま。でもパゾリーニは嫌いではないのです。最後は少年に殺されてしまって。あれからもう、ずいぶん月日が流れました。

「68年、ベネチア映画祭でパゾリーニの意志に反して上映され、OCIC(国際カトリック映画委員会)賞を受賞。これにカトリック系新聞が異論を唱え、カトリック内部で対立が生じた」
 と解説にあります。イタリアで上映されたときも一週間で上映禁止、結局、再公開されて大ヒットした模様です。

 パゾリーニの「テオレマ」言録によれば、
「あなたはスキャンダルを捜し求めているのか」との問いに、パゾリーニはこう答えています。
「神はスキャンダルなのです。キリストは、もし再来したとしたらスキャンダルになるでしょう。彼は彼の時代にもそうだったし、今日生きていてもそうなるでしょう」
 とのことです。また「テオレマ」の主人公の青年はエホヴァの使者だと語っています。

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