Quartet カルテット

Quartet(カルテット) [DVD] DVD Quartet(カルテット) [DVD]

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2002/03/25
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 宮崎アニメ等で有名な映画音楽家、久石譲の監督作品。公開当時、室内楽が大好きな私は見に行きたかったのですが。チャンスを逃してそれっきり、こんなに見るのが遅くなってしまいました。きっかけは、なんといっても大森南朋がヴィオラ奏者役で出演! と知ったからです。地味で渋い楽器の代表のようなヴィオラ。ヴァイオリンやチェロと違ってソロの曲も少なく、縁の下の力持ち的存在で、奏者も地味な方が多いような? 私は大好きですが、そのヴィオラ奏者役を大森南朋が演じていたとは! 演奏する姿を想像するだけで倒れそう!(アホです)

 で、見ました。大森南朋はこの作品でもメガネ着用ですが、鷲津とは真逆で、丸いめがねの、のびた君、といった感じです。私が倒れるほどの色気というより、いい感じで脱力していました。いかにも冴えず、演奏技術もさほど高くないようです。ちょっと生活に疲れているかなあ? 一方、主演の袴田くん@第一ヴァイオリンは天才肌で、若くしてオーケストラのコンサート・マスター、凄いです。第2ヴァイオリンは桜井幸子。チェロは久木田薫さん、聞いたことないなーと思ったらプロのチェリストでした。道理で(?)彼女の演奏シーンはしっかり撮られてますね。

 なんといっても音楽のすばらしさ! 実は久石譲が音楽を担当した映画って、あまり見たことがないんです、先日の「おくりびと」でじっくり聞きました、あちらも傑作ですね。主人公はチェリストですし。少々、音大の見学ツアーをさせてもらった気分になり、4人と一緒に公演旅行(ドサ回りというのがぴったりですが、まさか室内楽にもドサ回りがあるとは!)した気分になり、豊かな音楽に包まれ、幸せな時間を過ごすことができました。映像も美しいですし、9年前の若い大森南朋の姿も拝めますし、何度も見てしまいそうです。

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機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編

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販売元:バンダイビジュアル
発売日:2000/12/21
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 皆様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 公開を心待ちにしながら初めてのBBM記事を書いたのが2006年の1月中旬。それから早くも3年がたとうとしています。2009年も初記事は当然BBM、のはずだったのですが何故にガンダム? 

 それは昨夜のこと。代わり映えしない正月番組にうんざり、ふとローカル局を見てみたら。キシリア姉さんとシャアが! あらまー、TVシリーズの再放映かしらん、と、少し見てまた別の局を見て、しばらくたって、またローカル局をのぞいてみると。シャアとアムロが戦っていました。割って入ったセイラさん、「やめてー、2人が争うことなんてないのよー」、な、なつかしい。やっと分かりました、これはTVシリーズではなく劇場版「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」だと。

 そう気づいてからはラストまで少しでしたがしっかり見ました。本当にレベルの高い作品ですね、せりふもあちこち覚えています。若きころ、わざわざ暮れの池袋文芸座まで見に行った、それも確か3回足を運んだものです、なつかしー。

 それにしても。セイラの声の井上遥さんも、ブライト船長の鈴置洋孝さんも。主題歌を歌った井上大輔さんも亡くなってしまってます。月日の流れは残酷です。しかしガンダム人気が世界に広がり、いまやシャアのクレジットカードができたりなんかしてびっくりです。実写映画化の話はどうなったんでしょうね。ちょっと想像がつきません。「超時空要塞マクロス」は実写化が決まったと聞きますが? リン・ミンメイとか出てくるんでしょうか、てなことはどうでもいいですが、ぜひ実写でバルキリーを見たいものです。

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海軍特別年少兵

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販売元:東宝
発売日:2007/07/27
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「硫黄島からの手紙」はどうしても見る気になれないのですが、それは「硫黄島」と聞くと、この映画を思い出してしまうからです。「父親たちの星条旗」のアメリカ視点と平行して(と聞いております、こちらも怖くて見られません)日本視点からも同じ闘いを描いたイーストウッド監督に敬意を表しますし、日本サイドの作品がアカデミー賞作品賞候補になったことは嬉しいのですが。

アポロ13」のラスト、帰還したクルーを迎えた空母の名が「イオウジマ」だったことをご存じでしょうか。普通はすぐに忘れますよね。でも私は10年以上たってもくっきり覚えています。この時もわずか14歳で硫黄島に散った、3,800名ともいわれる「海軍特別年少兵」を思い、胸が痛くなりました。

 アメリカは空母に「硫黄島」と名づけました、それだけあの戦勝はアメリカにとって大きな意味をもつんですね。もう2度と見たくない傷ましい作品ですが、多くの人に見てほしい気持ちはずっとありました。「硫黄島からの手紙」もヒットしたことだしDVDにならないのかなーと思っていたら、やっぱりというか、来月リリースが決まったのですね。ジャケ写のあどけない姿を見ただけで胸が苦しくなります。こちらは生還された方の手記です。慰霊碑もご覧下さい。

 画像の下は、3年前に書いた感想です。ネタバレありますが、本編の厳しさに比べたらどうってことないので、あえてそのままにしています。自分がもう2度と見られないとびびっているくせに人に勧めるのはフェアではないかもしれませんが、「硫黄島からの手紙」だけでなく、こちらもぜひ見ていただきたいのです。

硫黄島からの手紙 期間限定版 DVD 硫黄島からの手紙 期間限定版

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2007/04/20
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2004年8月15日(日) 

 太平洋戦争末期。敗色の濃い日本は、ついに10代なかばの少年たちをも戦場に駆り立てようとした。彼らは14歳、「海軍特別年少兵」の主人公たちである。
 公開当時、私も彼らと同世代だった。だから見たのだろうか。見なくてはならないというやむにやまれぬ気持ちだったのか。
 今だったら絶対に見ない、胸を切り裂かれるような、こんな辛い映画は2度とごめんだ。

 かつては毎年、夏になると東宝が戦争映画を公開していた。その伝統が途切れたのはいつだったろう。
 観客の高齢化(戦争経験者がメイン)などもあり、収益が見こめなくなったらしい。
 監督の今井正が、こんなことを言っていた。「いくら反戦を訴えて映画を作っても、百人のうち4,5人は戦争賛美者がいる。でも残りの大多数は分かってくれる。だから戦争映画を作らなくては」

 映画だけでなく、マンガでも戦争は伝えられてきた。満州からの引揚者の悲劇も、マンガで知った。描く側、依頼する側も戦中派の世代だったからか。
 おかげで私たちの世代は、自然に、あの戦争のことを知ることができたのだが。
「平和」とは何か、どうして平和が有り難いのか、それさえ実感できないらしい今の子供たちには、どうやって伝えていけばいいのだろう?

 年少兵たちは純粋である。選ばれた誇り、滅私奉公への情熱。当時の若者は20歳までの命と覚悟していたと聞くが、彼らはたった14歳なのだ。
 厳しい訓練の後には激戦地に送られる運命。

 訓練を終え、年少兵が送られたのは硫黄島だ。
 なんとか彼らを救おうとする上官もいた。だが全ては遅かった。突撃した彼らは、一瞬にして全滅する。

 なんのために生まれてきたのだろう? 誰のための人生だったのか。

 暑い日だった。駅までの道をふらふら歩いたことを覚えている。文字通り、頭の中が真っ白だった。
 あまりにもショックだと涙も出ないことを、この映画を見て初めて知った。

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きらきらひかる

D111143761 トヨエツと筒井道隆がゲイのカップル。でもってトヨエツ演じる医師の睦月は見合いで笑子(薬師丸ひろ子)と結婚。笑子は情緒不安定でアル中のケが。夫となる人がゲイであることも知っていた…よな気もするが記憶が定かではない。

 一方、大学生の紺(筒井)は睦月の結婚に納得していない。そうだろうなあ。睦月はどうして結婚を決めたのか。ゲイであることを明かしても笑子が動じなかったせいか。睦月の父は息子をなじるのだ、自分の道をゆくんじゃなかったのか、と。息子がゲイであることを知っていたのかも。

 92年制作。トヨエツのブレイク前の作品だ。ぼちぼちTVドラマにも出ていたが悪役が多く、でもちょっと雰囲気が好きだったので、まだフレッシュな筒井道隆(当時21歳)とゲイ・カップル役で共演と聞いて大喜びで見に行った。

 キス・シーンだけはありました。なんか「仕事なんだからやらなきゃ!」と半ばヤケクソで唇を重ねているだけだった? 二人にとって初のキスシーンが、この映画だったらしい。なんでも松岡監督もラブシーン撮るのは初めてで「3人ともこれが初体験、男3人とも不幸だった」とインタビューで語ってました。

 睦月が紺のアパートに行き、洗濯物をきちんとたたんでおくシーンは、あら年上の世話女房、と思ってしまった。繊細な感じのトヨエツにはお似合いだったな。今となっては貴重な作品かもしれない。でも、なんとなーく現実感がなくて、ファンタジーって感じ。10数年前に、こんな映画が作られたのは画期的…だったんだろうか。

 私としては雷蔵の出た「剣」で、ライバル賀川(川津佑介)が童貞の国分(雷蔵)に「なんとしても女を知らせてやらねば」と自分のガールフレンドをあてがおうとした、そんなエピソードの方がよほど妖しく感じました。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=151805

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剣 DVD

販売元:角川エンタテインメント
発売日:2004/09/24
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 昨年は三島由紀夫の没後35周年だった。もうそんなにたつのか早いなあ。
三島というと真っ先に安田講堂を思い出す。あれが「落城」したのは真冬。その春に私は物見高い父についてわざわざ現場まで行ったのだ。荒れ果てた建物、地面にはガラスの破片が散乱し、日にきらきらと反射していた。

 三島はあの時、講堂に立てこもった東大生たちが自殺するのではと懸念したという。
が、彼らはあっさり投降した。三島自身が市ヶ谷の自衛隊を占拠、自決したのは、翌70年の秋だった。
 当時は映画の前にニュース映画を上映したが三島が東大を訪れ、学生相手にアジる姿を見たことがあった。映像で三島を見たのはこれが初めてだった。あとは美輪明宏の映画「黒蜥蜴」でロウ人形の役を演じている写真くらいか。

 事件の翌日、学校に行くと、数学の時間なのに社会のI先生が来て「A先生は昨日の事件にショックを受けてお休み」と告げた。
 はあ、A先生って憂国の士だったの? イメージ合わないなあ、と戸惑う私。I先生は「私も三島の作品はずっと読んできたが『憂国』の頃からだんだんおかしくなってきてねえ」と、なんだか楽しそうに語るのだった。
 その頃は「剣」と「潮騒」くらいしか読んでいなかった。はじめての三島作品が「剣」だったのは、剣道部のコがちょっと好きだったから? 胴着姿って誰でもなかなか凛々しく見えるものだ。

 それはともかく「剣」には大変なショックを受けた。
 主人公は大学で剣道部主将を務める国分次郎。剣ひとすじに生きて自他に厳しいキャプテンである。
 彼をひたすら崇拝する後輩の壬生。国分と対立する賀川は合宿のとき国分の悪評を流し、厳禁されていた水泳に部員を誘う。壬生は参加しなかったが、国分からお前も行ったのかと聞かれ「はい」と答えてしまう。納会の夜、国分は自殺する。

 月日は流れ、「剣」が雷蔵主演で64年に映画化(監督:三隅研次)されていたことを知り、狂喜した。あの「剣」で雷蔵が主演。見逃すわけには行かない。
 原作の印象が強烈すぎたせいか、映画の方はいまいちピンとこなかった。雷蔵は32歳にして大学生の役。違和感はなかったが、私の描いていた国分のイメージとは微妙なずれがあったような。

 壬生(長谷川明夫)との関係より、敵役の賀川(川津佑介)が傑作であった。
 賀川は、未だ童貞らしき国分に「なんとしても女を知らせてやらねば」と躍起となる。
自分の女に国分を誘惑させる賀川。同じ女を通じて憎い国分と繋がろうとするとは。もしかしてそれは、賀川の裏返しの愛? なつかしの映画「ガラスの部屋」で想い人マッシモの彼女を通じて彼と繋がろうとしたグイドを連想してしまった。

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