BBM備忘録(25~1)

Brokebackmountain_gyllenhaalj  相変わらず猛暑が続いていますね。引き続きご自愛くださいませ。

 明日は私、14回目のBBM鑑賞の予定です。BBM記事を書き始めた頃は、5回は行きそうだけど…、といった程度でした。それが先行ロードショーが3月4日に始まり、暑い最中まで上映があり、スクリーンで味わえるのは嬉しいことです。DVDのリリースまで、あと一ヶ月半。なんとか暑さを乗り切って、元気でその日を迎えましょう。

 本日は(1)から(25)、1月18日から2月26日分までとなります。何せ情報も乏しい時期ですし、早く見たい、といってるだけという気もしますが、GG賞発表やオスカーノミネートなどの話題。当時をなつかしく思い出しながら再読しました。

(25)…買いなおした脚本を読んだ話とか。紛失したと思ってたんですよね…、いいけど。この記事に限りませんが、URLが直に飛ばないものがあります、ご了承ください。

(24)…公開前なので、貼った画像がどんなシーンかわかってません。プルーのエッセイの感想など。

(23)…フランスのBBMサイト、そして例のシャツが高値で落札された話。あのオークションは2月でしたか、大昔みたい。

(22)…やっと画像が貼れるようになった、と喜んでます。ジェイクが英アカデミー賞で助演男優賞受賞、との嬉しいニュースも。あと10日で先行ロードショー、の頃のお話。

(21)…バスク人について書いてます。あの食料調達の叔父さんですね。日本の予告について、あれこれ…、あの予告には今も違和感ありあり。結局1度も劇場で目にすることはありませんでした、「カサノバ」は4回も遭遇したのに(すべてBBM鑑賞時)。

(20)…原作の翻訳文庫を読んでの感想、ため息がとまらない…そうだろうなあ(遠い目)。発売は2月17日でした、これまた大昔みたい。

(19)…「20年にわたるエニスとジャックの交流。逆にいうと20年、と限定されてしまったのは何故なのか。」うーん、なにが言いたかったのだ、私? リー監督の談話、「50歳を過ぎたら自分の運命を知れという言葉もある通り、私はやはりドラマを作っていくべきだと思った」。BBMを作ってくれてありがとう! もう幾度感謝したか分からないけど。いくら感謝してもしきれることはないですよね。

(18)…日本盤サントラ発売日。フランスサイトの予告の話など。

(17)…BBMに入れ込みすぎてダウンしてますね。公開前からBBMのおかげで生活が崩壊してたんですねー。アメリカの地図を見て「ワイオミングとテキサスって、けっこうな距離が。ワイオミングの南端とテキサスの北端でも直線距離でゆうに500キロはあります。」

(16)…数日後に原作が出ますが、映画の前に読んでしまっていいの? と。自分はとっくにネットで結末を知っていたのですが。ぼちぼち感想もネットで読めるようになり、『やはり同性愛に「?」な人は「奥さんのほうがよっぽど可哀想」という結論』ですって。

(15)…この頃から原作の朗読CDを買う気はあったようです。この時はチャンスを逸しましたが、後に改めてご紹介いただき、今では買ってよかった、です。C.スコットの声がいいですよね。

(14)…「ブロークバック効果」でワイオミング観光の人気上昇と、のニュースを取り上げてます。日本のファンもリピーターになりましょう、のススメ。

(13)…毎日毎日、よく書くことがあると自分でも笑ってしまう、ですって。2月から自覚があったんですね。これはもう「ラスト・オブ・モヒカン」のときの熱中振りを超えるな、と予想がついています、だと。はい、全くその通りになりました。他、60年代にBBMが制作されたらイニスとジャックは? 

(12)…BBMを「純愛」と呼ぶ事に違和感を覚えてますね。「プラトニック・ラブ」がふさわしいと。

(11)…プルーがBBMを書き始めたきっかけを、脚本付き原作のエッセイから紹介。BBM誕生秘話、というところですか。

(10)…自信はないけど脚本を読んでみるか、という気に。リー監督のインタの紹介も。例の引退も考えていた、という件です。

(9)…BBMがオスカー8部門にノミネート。受賞結果はいろいろ納得いきませんが、アン・リーの監督賞は、やっぱり素直に嬉しいですね。

(8)…翻訳文庫の発売日とか先行ロードショーの時間表とか。情報関係ですね。当時(1/24)はアメリカで興行成績4位ですか、立派なもんです。。

(7)…イニスは何故ジャックとの人生を選べなかったか。「きみ読む」と比べて考察してますが、イニスの苦悩はこんなもんじゃ説明できなかったわけですが。何せ1月時点の話なんでご容赦を。

(6)…GG賞受賞作について失礼な表現をみかけて、かなり怒ってますね。「トランスアメリカ」も見事公開され、あとは「カポーティ」が楽しみです。

(5)…イニスとジャックの妻たちについて少々。まだまだ考察が浅いですね。まあ資料もないしちゃんとした筋もわかってなかったこともあるけど。

(4)…Kitamaruさんの「ブロークバック・マウンテンの衝撃」について書いてますね。この頃はまだアメリカ在住の方のレビューしか読めなかったけど、この記事はBBMの本質を突いていると思います。

(3)…アメリカでの上映中止騒ぎなどもあって(館主はモルモン教徒)さらに注目度がアップ、という話。ヒースが抗議したとか。

(2)…プルーが女性であることに気づいて驚いております。男性だとばかり…。

(1)…2006年1月18日、記念すべきBBM記事1号。年末から期待は高まってましたが、ちょうどGG賞受賞で、自分でも何か書きたくなったようです。

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BBM備忘録(50~26)

Brokeback009_2  備忘録…、単に過去記事のざっとした内容を書いておこうという、それだけのことです。前々から考えていた事ですし、やはりアップすることにしました。今回は(50~26)の25記事分です。一気に(1)まで書きたかったのですが、けっこう大変でして、今回は半分だけ。ほとんど自分のための記録ですが、よろしかったらご覧ください。(2月28日から3月25日の記事となります。)

 BBM本編を見る前に32記事も書いてたんですね、私。やっぱりどうかしてましたね。(笑)

(50)…3月25日、5回目のBBM鑑賞の話。ジャックが遺灰をブロークバックに撒いてくれ、との遺言に違和感を感じております。

(49)…ヒースが表紙のyes2号の紹介。実は4度目のBBM鑑賞の後かなり落ち込んでしまい、まともなことが書けず、ごまかし気味な内容でした。

(48)…4度目鑑賞。ラリーンについての考察。「ムーンライト・マイル」との比較あり。この時点で、彼女のことはよく分かっていなくて。でも無理にでも書いてみて少しずつ見えてきたものも。友達夫婦、男女が逆転、などと書いてますね。

(47)…4度目の鑑賞直前でドキドキ。キャシーにジャックの影を感じる、と書いてます。牧場主任の話もちらりと。

(46)…自然の美しさに魅了されたという話。ジャック=聖母を感じたことも。

(45)…全国公開の翌日。3度目のBBM鑑賞後、家族と口もききたくないほど没頭していると。I wish I knew how to quit youや回想シーンの話。

(44)…3回目のBBM鑑賞。yes2号のヒースのインタビューに感激してますね。

(43)…イニスはゲイなのか?【「BBM」のことを考えるようになってから、ゲイ、非ゲイといっても色々あるので、ゲイはこう、非ゲイはこう、と一括りにできないな、と考えるようになりました。】と。

(42)…yes2号の表紙がヒース、早速注文、という話。「ブラザーズ・グリム」への期待、台湾総統もBBMを見た?

(41)…「どうしてジャックはあんなに長いことイニスから離れられなかったんだろう?」の疑問がshitoさんのブログで解けたという話。あのときはスッキリしました。

(40)…回想シーンの話。プログラムに載った米塚氏の談話も。原作によればここは「ジャックの忘れられない体験」。それに対する私見です。

(39)…2度目のBBM鑑賞の翌日。BBMは「もしかしてMy Best & Onlyになるかも。大好きだし書きたいこといっぱいあるし」ですって。

(38)…ジャックのママの話。素晴らしい演技なのに評価が低いのでは? と不満でした、というか今も不満。

(37)…主役はシャツ、と断言しております。

(36)…あんまり思い出したくない記事です。何故BBMはオスカー作品賞を獲れなかったか。Kitamaruさんの記事の私なりの解釈を書いたら、抗議メールがきました。それも一緒にBBMで盛り上がっていた人から。(悲)「クラッシュ」をベタ褒めし「BBMは大した映画じゃない」ですって。当然、その人とは縁を切りました。

(35)…何か別のことを書くつもりだったんですが、ジェイク恐怖の4コマとkitamaruさんの記事の衝撃で忘れてしまいました、そうです。(笑)

(34)…初めてBBMを見た翌日。昨夜はあまり眠れず、と。年末からずっと見たいと思ってたんだから無理もないか。シネマライズの盛況ぶりなども。

(33)…3月7日、初めてBBMを見た日のレポ。「冷静ではあったのですが、やはりイニスとジャックが最後に会い、喧嘩別れするあたりから涙が止まらなくなりました。」かあ…、なつかしい。

(32)…オスカー発表の翌日。複雑な心境でしたねー。

(31)…先行ロードショー開始の翌日。キネ旬BBM特集の表紙にドキッとした話とか。

(30)…いよいよ今日(3月4日)からBBM先行ロードショー。

(29)…レズビアンの話、「めぐりあう時間たち」の話など。

(28)…ジェイクが表紙の「ビッグ・イシュー」の話題。実はまだゲットしてないのです。ぜんぜん販売員を見かけないもので。

(27)…「見た気」にはなれても本当に見るのとは別、当然ですよね。1週間後にBBM鑑賞が迫り、なんとか見たい気持ちを抑えようと脚本など読んでいた模様。

(26)…BBMがゲイ雑誌advocateの表紙に。今も繰り返し読んでいる生盛さんのレビューの感想など。

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ブロークバック・マウンテン(50)

Bbm_dead_tired ついに50記事目です、はあ~。ビョーキ度もいよいよ深まってきましたが、まだまだ続きそうな勢い、どうぞ末永くおつきあいお願いします。

 というわけで今日は5回目の「BBM]鑑賞。地元(徒歩圏内)横浜シネマリンで最終回を。が、ダメですね、ここは。スクリーンが小さいのはともかく映像が暗くて音響に難アリ。エアコンの音がうるさいし~。今度のレディス・デーはまた川崎大師、もとい川崎チネチッタ詣でですわね。

 でも、シネマリンはゆったり見られるのは確かです。初日なのにガラガラ。HPを印刷していくと1,400円で見られるのはいいですよね。横浜見物のついでに「BBM]を、なんて方には向いているかもしれません。ここのHPは公式サイトのリンクでも表示されませんが、検索するとすぐ出てきます。

★以下、ネタばれが含まれます。ご留意の上、進んでくださいませ。

「気になるブログ」のぐりさんの日記の「BBM]トリビア面白いです。22日の「ムダムダ」をご覧ください。メキシコでジャックが買った男娼は撮影監督だった! イニスに面影が似てると思ったのにスタッフだったとは。私のしょーもないコメントもついてます。

 私は歩いて映画館に行ったのに、本日、すあまさんは往復6時間かけて「BBM」を見に行かれたご様子。ゼータクほざいてるわが身が恥ずかしい。「BBM]リンクのSuama's libraryも是非チェックしてくださいね。

 話は変わりますが、私はジャックが「遺言」で遺灰をBBMに撒いてくれ、という字幕が気になっていて。まだ30台で遺言なんてしますかね? 最初はジャックが「事故」にあった後、少し意識があって口にしたのかな、と。でもそれは無理があり…。日常、酔ったときに口にしてたんでしょうか。酔うと無防備にいろいろ口にしちゃいますからね。もしかして「イニス…」なんて口走って、ラリーンのこめかみにピキ、なんて。(笑)

 さてさて。(48)にジャック夫妻は親友関係? みたいなことを書きましたが。久々に私の愛読書、富岡多恵子さんの「青春絶望音頭」を開いてみたら。凄いフレーズがありました。

 一夫一婦制できめられた夫婦というのは、性関係を公認された友人同士なのではなかろうか。でなければ長の年月、いっしょにおれるはずがない。また友人だからこそ、それぞれに恋人が欲しくなるのではないか。

 うーん、鋭い!?

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ブロークバック・マウンテン(49)

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 本日はねたばれ一切なし、「BBM]未見、もしくはまた見たいけどいけない皆様の寂しさを埋めるべく関連本などのご紹介を。

 まずイチオシの「yes」vol.2はもうゲットされましたでしょうか。まだの方、いまAmazonで計5,000円以上、「本、CD、DVD]を買うとその場で500円割引キャンペーンやってます!

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 詳細は上記から。その上、本とCDで5,000円以上なら、250円のギフト券も。750円お得で、Yesが130円でゲットできる計算に。私ももっと早く気づけばよかった。

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 yesと上記のサントラ、原作つき脚本で計5,081円。めでたく5,000円超え。私は全部ばらばらに…残念。

 もうyes以外はゲットしちゃった方、今月のCUTは「BBM]別冊付録付き!

Cut (カット) 04月号 [雑誌]

Book Cut (カット) 04月号 [雑誌]

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 690円ですか…、まだまだ足りない? CDが入らないとギフト券の対象から外れますが、ヒース、ジェイク出演作で未見のをこの際、ゲットされては?

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 ジェイク出演。999円です。私も持ってますが、まだちゃんと見てないなー。

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「ケリー・ザ・ギャング」は980円! 「悪霊喰」は何故か「ヘルハウス」とペアで1,980円。キャッチが笑えますね。「これさえあればいつでも自宅で肝だめし」。買っちゃおうかな?

 というわけで、色々組み合わせてお得に「yes」をゲットしてください。Cutだけじゃダメですよ、まず「yes」をカートに入れて、そののち合計が5,000円を超えるようにお願いします。

*割引、ギフト券の発行条件については、くれぐれも説明をよくお読みになり、間違いのないようにお願いいたします。

★ついでの情報★

 今日から4月2日までTSUTAYAで旧作レンタル半額! ですね。アン・リー監督の作品など借りてこようと思ってます。皆様もこのチャンスに未見のヒース、ジェイク出演作などチェックされてはいがかでしょう♪

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ブロークバック・マウンテン(48)

Brokeback05_2  昨夜、4回目の「BBM」を見てきました。レディス・デーの夜の回だからほとんど女性、しんみり見ていて、ちょっと泣いてる方も。入りはやっぱり半分くらいでした。

 今日はジャックと妻ラリーンについて書きます。
★以下、ネタばれなのでご注意ください。

 ジャックは金目当てでラリーンと結婚したことになっていますが、相性はけっこう良く、少なくともイニスのように離婚を申し渡されてはいません。イニスが一緒に暮らす決意をしたら即離婚しようとジャックは考えていたのでしょうが、生涯ラリーンと添い遂げる結果になりました。
 
 ジャックは義父に嫌われていたが、ラリーンと父親の間はどうだったのか? 気に入らない婿をいやいや受け入れたのは、もしかしてできちゃった婚?
 
 たぶん子供ができた時点でジャックは「義務は果たした」と夜の夫婦生活を終わらせたのでしょう。電話1本で用が済む、とはジャックの言葉です。アルマのように夫の不倫現場を目撃したわけではないですが、たぶんラリーンも夫と釣り友達との関係にうすうす気づいていたように思います。

 踊る二人の画像を添えましたが、見れば見るほどお似合いです。昨日もこのシーンで、なんてすてきなカップル、とうっとりしちゃいました。
 この夫婦は男女が逆転しているような気がします。但し、男=能動的、女=受動的、という意味において、です。ラリーンが引っ張りジャックが付いていく。その意味でもお似合いの夫婦でした。マッチョな男よりジャックのように繊細な男性のほうがラリーンには合っていたのでは?

 出会ったその日にジャックと寝てしまうほどラリーンは積極的。しかもジャックに馬乗りになってです。
 ジャックは「君の度胸が気にいった」と言ってましたが、この女とならうまくやっていけると思ったのでは? ロデオ・クイーンのラリーンは、ジャックにはつきあい易い女性でしょう。なんといってもロデオという共通のシュミがある。ジャックはアルマのようなタイプとの結婚は考えられなかったと思います。

 先日まで、ラリーンというキャラが良く分からなかったのですが、けっこう書けてしまいました。ジェイク主演の「ムーンライト・マイル」を見たおかげかもしれません。

「BBM」とどう関係が? 「ムーンライト・マイル」では、ジェイクはジョーという、婚約者に死なれた青年を演じていますが…。

 以下はネタばれになりますので未見の方はご注意ください。以下を読んでから見ても十分楽しめるとは思いますが。

 映画の最後の方でジョーとダイアナが、実は婚約を解消していたことが分かります。
 ジョーはダイアナを友人としか思えなくなっており、それを察したダイアナが自分から解消を申し出た。しかし両親に告白する前にダイアナは流れ弾で死亡。ジョーは「悲運の婚約者」として葬儀に参列します。

 その後も「一生独身でいてくれると嬉しいけど」なんてダイアナの母から言われてプレッシャーを感じたことでしょう。すべてを告白しようやく婚約者の立場から解放されたジョーは、ダイアナという親友を失ったことに気づき、はじめて素直に悲しみを表します。

 ラリーンにもそんな面があるように私は思ったのでした。ジャックは夫だったが、ある意味、親友でもあった。夫婦生活が途切れた後はなおさら、友人としての色合いが濃くなっていったのではないか? 
 どちらにせよ、イニスからの電話で見せたラリーンの悲しみは本物だったと思います。

「ムーンライト・マイル」ではジョー(ジェイク)が「BBM」におけるラリーンの立場です。かつての婚約者であり親友だったダイアナの死を悼むジョー。偶然でしょうが、何かの符合を感じてしまいました。

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ブロークバック・マウンテン(47)

2c506879cd1b13871a0244eb875b42bb 今夜、4回目の「BBM」鑑賞に行きます、ドキドキしてきました。もう4回目? 前に3回も見てるという実感がないです。初回の日ほどではないけれど、この映画に恋している私は、イニスとジャックにまた会える嬉しさにそわそわしています。たぶんジャックと4年ぶりで会った日のイニスもそんな気持ちだったかと? 

★以下、ネタばれです、ご注意ください。来月以降でないと上映されない地区もあるし、公開が決まっていない場所も~。なんとか各県に1館でもいいから上映されないものでしょうか。

 今日はイニスが離婚後につきあっていた女性、キャシー(リンダ・カーディリーニ)について。アルマやラリーンについて書くのが先なんでしょうけど、出番が少ないぶん書きやすいので?

 リンダは75年生まれ、ヒースより年上なんですね。でも役の上ではヒースが年上かな? 快活な彼女はイニスに積極的にアプローチ、もしや再婚? となりますね。原作ではジャックとの会話に出てくるだけですが。「町のバーにパートで来ている女、少々訳ありで、あまりありがたくない相手」という記述。

 キャシーはけっこう魅力的でしたね。どんな女優さんが演じるのだろうと思ったら。なかなか好感がもてます、これから活躍するんじゃないでしょうか。それにしても寡黙な男はもてるんですね。現実につきあうとしたら私はイニスは苦手なタイプ。自分が口下手なんで、ジャックの方がいいですー。

 アルマJr.とも会い、進行するかと思われたキャシーとの仲ですが、ジャックとの最後の逢瀬(1週間)で無断で留守にしたのがいけなかったのか。いえ、きっとその前からイニスは別れるつもりだったように思いますが。ダイナーで再会して「どこへ行ってたの?」となりますね。

「俺は面白くない男なんだ」のイニスに対してキャシーは、「面白いから惚れるんじゃないわ」。頬を伝う涙。そして知人の男性に支えられ、泣きながら去りますね。気の毒だけど、やっぱりイニスはジャックのものだから。

 といったことが書きたかったわけではなく。キャシーとイニスが初めて会ったときのことです。イニスは自己紹介するとき「イニス」と言ってからやや間をおき「デルマー」と姓を告げます。ここで私はジャックの影を感じました。冒頭で二人が握手するシーン。あのとき「イニス」とだけ告げたのでジャックが「苗字はないのか」と突っ込みますね。

 イニスは昔から自己紹介は名前だけ、だったんでしょう。それをジャックに突っ込まれてからは姓も言うようになったけど、やっぱり以前の癖で、さっとフルネームを言えない。キャシーに名乗ったときの一瞬の間に、私はジャックを思いました。

 と、それだけの話なんですけどね。

 ついでに、先ほどの、最後の逢瀬でイニスとジャックが「つきあっている女」のことを話すシーン。イニスは本当にキャシーとつきあっていたけど、ジャックの方は「牧場主の妻」ではなく「牧場主」の方とできちゃってるらしい、と皆さんお気づきでしょう。

 が、世の中には額面どおりに受け取る方もいるのですね。テーブルで2組の夫婦が会話してるとき、男同士は意識して見交わしているのに。ベンチでも意味深な会話をしているのに。それでもジャックが言ったとおり「妻の方と」と思ってらっしゃる方のブログを読んでしまって~。案外、そういう方は多いのかも?

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ブロークバック・マウンテン(46)

Brokeback08 3度目の「ブロークバック・マウンテン」を見て、改めて自然の美しさに魅せられました。

 最初の30分ほどは、ジャックの視線の行方を注意深く見守りたい(イニスにひと目惚れしていたと思うので、ジャックの視線のすべてを追ってしまう)ため、非常に疲れるのですが、風景や羊やイニス、ジャックが馬に乗ったり働いたりしているシーンではそんな神経を使うこともなく、ただ映像の美しさに身をゆだねていられました。

 私は田舎育ち、遠足と言うと近所の野山に徒歩でつれていかれました。なので自然はもう十分、と都会で暮らしていますが、「BBM」の自然の壮麗さは心地よいです。馬が踏むやわらかそうな下草。幼稚園のとき、近所の丘の芝生の上をお尻で滑り降りて遊んだことなど思い出しました。そして風の強さ。

 そう、なんと風の音が印象的な映画だったことでしょう。下界に下りてからも、アルマと新婚生活を送った野中の家でも吹きすさぶ風の音が。ラスト、イニスのトレーラーハウスでも泣きたくなるほど寂しい風の音。私は北のほうで生まれましたが、祭りが終わって立秋の声を聞くと、決まってあんな風が吹くのです。短い夏が終わり、これからはもう寒くなる一方、と哀しくなるのでした。

 いい映画はいろんなことを想起させます。大昔の子供時代のことを「BBM」のおかげでずいぶん思い出しました。

 映画では少ししか語られませんが、イニスは家族の愛に恵まれない子でした。ジャックも父親を嫌っていたようです。親父の牧場を手伝うくらいなら、と。原作には父親に虐待された話が出てきます。それでも両親が健在で帰る家があるぶん、イニスよりは恵まれていたでしょうか。

 テントで裸のジャックにイニスが抱きつくシーンがありますが。あのイニス、ジャックにすがりついてましたね。助けてくれ、と全身で叫んでいるようでした。そしてジャックの慈愛に満ちた表情。求められて嬉しいのもあったでしょうが、イニスの孤独を包みこむ聖母マリアのように見えました。

 聖母なんてヘンでしょうか。でも私は思ったのです。ジャックはイニスのhomeに成り得た。あのときのジャックは、イニスの父であり母であり、姉であり妹、兄でもあって弟でもありました。つまりジャックがイニスにとっての全ての家族に思えたのです。

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ブロークバック・マウンテン(45)

Jakegyllenhaalbrokeback1  こんなに「ブロークバック・マウンテン」に入れこんじゃってどうするんだ、と怖くなることがあります。この「BBM日記」も「狂人日記」と化しているのではないかと…。でも、本当に狂ってる人って自分がおかしいなんて露ほども思わないらしいので、ヘンだなあ、ヘンどころか狂ってるのかも、と思うだけ私はまだマシなのでしょうか。

 そんな前置きはともかく。昨日3回目の「BBM」を見て、ますます深いところに沁みてきていて、帰宅しても家族の顔も見たくないし口もききたくない、とにかく一人で「BBM」の世界にこもりたくて。「yes」2号が届いて「BBM」特集など読んだから尚更です。

 3回見たので当然、細かいところも見えてきて、台詞も前よりは聞き取れるようになってきて。で、変わらず胸を締め付けられるのは、イニスとジャックが最後に会う場面です。特にジャックです。

★もう全国公開されたので、基本的にネタばれ全開ですが、未見の方は以下はお読みにならないほうがいいかと。

 ヒースのトシの重ね方がとても自然、とよく言われますが。反面、ジェイクはあの口ひげがとって付けたようだ、と評判はよろしくありません。私も同感ですが、この最後の逢瀬では、だいぶ自然に見えます。

 焚き火の炎に浮かぶ横顔は深くしわが刻まれ、「時々、お前に会いたくてたまらなくなることがある」の台詞に胸が詰まります。

 そしてメキシコに行こう、と言いイニスの反感を買い「浮気」を認めるジャックは居直っているようにも見えます。でも、「おれたちにはブロークバックしかない」との叫びは悲痛です。「ブロークバック」も具体的に言えば、あの回想シーンの「もう一度体験したくてたまらない」出来事があったから。それゆえ希望をつなぎ、20年近くをジャックは浪費してしまった。

[I wish I knew how to quit you.]をジャックがどんな顔で言うのか、ある意味楽しみにしていたのですが、あのときジャックはイニスに、そして観客にも背を向けています。ジャックがどんな顔で言ったか想像してみろ、と突き放された気分でした。

 イニスが泣き崩れ、もう責め続けることができなくなったジャックは「すまない」とまで口にする。謝るのはイニスの方では? でも彼を泣かせてしまったジャックはそう言うしかないのです、やっぱりイニスが好きだから。そして天上の夢のような回想シーン。

 先日、shitoさんのブログを拝読し、それがジャックにとってどれほど価値があるものか思い知っていたので、3度目の鑑賞、そこでまた涙が止まりませんでした。

http://blog.goo.ne.jp/ronno/e/c0451e9064d31fb144dd63fbcb07168f

「BBM」は行間を読む映画、見る者が試される映画、と言われますが、その通りだと思います。言葉にできなくても何かを感じ、年月がたって見直してみて、こんなに豊穣な世界だったのか、と気づく人はまだいい。どこがいいのかさっぱり、という人の方が圧倒的に多いのかもしれません。残念ながら、それが現実。なんだかもう、分かる人にだけ分かればいいや、って気分になってきました。

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ブロークバック・マウンテン(44)

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 3回目の「BBM]鑑賞に行ってきました。9:50の初回で、入りは半分くらい。とっても静かな館内、笑いも起きず泣き声も聞こえず、淡々と終わりました。

 ヘンなスケジュールなんですよ。昼からの回は「THE 有頂天ホテル」を上映。そしてまた「BBM」。いちばん客が入りそうな昼に? 川崎チネチッタ、なに考えてんだ? んー、期待してないってことかなあ。確かに初日の初回に半分の入りでは。他のシアターの状況が心配です。ゆったりとご覧になりたい方、川崎はねらい目ですよ。(苦笑)

http://cinecitta.co.jp/cinema/00917/

 入りもそうだし、終映後の女子高生カルテットのあっけらかんとした反応を見てたら不安になってきました。泣けとは言わないけど、あんなに楽しそうにできるのが分からん。やはりこの映画を見るにはある程度の「成熟」が必要なのかも。年齢は関係ないですよ。中学生でも成熟してる人もいるんだろうし。

 で、なんとなく落ち込んで帰宅したら、もう「yes」2号が届いてました! 昨夜、発送済みメールが来てたけど、早くて明日だと思ってたのでビックリ&嬉しい!

 ヒースのインタビューだけでなく、「BBM]その他の記事も充実してます、すばらしい~! 本屋さんでもメンズファッションのコーナーにあるらしいです、ぜひ買ってください。こうした雑誌はまず続けて出せるかどうかが問題です。売れないと廃刊になってしまうので。

 ヒースのインタビューで感銘を受けたのは、自分の子供がゲイだって打ち明けたらどうする、と聞かれて。「正直に話してくれたってことで、もっとその子を愛すると思う」って。子供が同性愛でも気にしないそうです。嬉しいなあ。

 私は子供はいませんが、もし子供がいて同性が愛の対象なら、悩まず打ち明けてほしい。GLBT映画が大好きな母親で話しやすいと思うけど。ヘンに隠して悩まないでほしいです。

 あと、テリー・ギリアム(「ブラザーズ・グリム」監督)の映画に出られてとても喜んでいるのね。そうじゃないかと思ってたんで、わが意を得たり、です。「モンティ・パイソン」に出たかったって? 

「BBM」関連に記事には、98年10月にワイオミングのゲイバッシングで殺されたマシュー・シェパード(享年21歳)の写真が。繊細で優しそうな青年です。こうして写真を見てしまうと改めて怒りがこみあげてきます。「BBM」の原作を読んで感激して、母親にも読んで、と手渡したそうです。

 お母さんの嘆きはどれほどでしょうね。改めてマシューの冥福を祈ります。そして2度とこんな事件が起こらないよう願うばかりです。マシューにも映画「BBM」を見てほしかったなあ。

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ブロークバック・マウンテン(43)

Brokeback09  明日はついに! 全国公開の初日ですね。先行上映のシネマライズでは盛況でしたが、他はどうだろう? 私は週明けというか次のレディス・デーに行こうと思ってたんですが、気がつけば明日の初回、川崎チネチッタのチケットをネット予約してました。やっぱり初日の雰囲気をチェックしておきたくて。http://cinecitta.co.jp/cinema/00917/

 さっき予約したときは◎、今は○だから、あれから少しは売れたみたい。並ばずに済むのでネット予約は便利です。チネチッタは12スクリーン+チネグランデ(800席以上)、日本1の動員率を誇るシネコンです。私は横浜在住ですが、もう一箇所の市内のシネコンはアクセスが悪くて。チネチッタなら乗り換えなしで行けますので。

 さてさて。今日はイニスのセクシャリティについて。ずっと考えてたんですが、イニスはゲイなのかストレートなのか? だんだんゲイじゃないって気がしてきたんですよ。

★以下はネタバレになります。ご注意の上、読み進んでください。

(40)でkenjikenjiさんがくださったコメントに、私は半端にレスしてしまったんですが。

 イニスがゲイなのかどうか、という話です。

 だいぶ前に「薔薇族」の読書欄で読んだ話なんですが。実話なのか小説の紹介なのか忘れましたが、「ストレートの男性がゲイから思いを打ち明けられ、すごく悩む」という話があったそうです。

 その男性は、思いを寄せてくれたゲイの方に、精神的には応えられるけど、どうしても肉体面では無理なんですって。好きになってもらって凄く嬉しいのに応えることはできない。それでお互い、たいへん悩んだ、ということでした。

 難しいですよねー、こういう問題。異性間みたく、「気持ちは嬉しいけどタイプじゃないから」で済ませられたらラクなんでしょうけど。

 肝心のイニスのことですが。あの、ブロークバックで最初にジャックから求められたとき、イニスが「気持ちはうれしいけど応えられない」とかいって何も起きなかったら、と想像しちゃったんです。

 4年後、葉書が届いてイニスはジャックと再会する。でもやっぱり肉体関係はなし。そんな感じで時々会って飲んだりしながら10数年がたつ。突然、イニスはジャックの死を知らされる。

 友達づきあいしてたんだから、イニスはジャックの実家に弔問に行くでしょう。そこで、クローゼットに、あの2枚のシャツを見つけたとしたら。完全ストレートなイニスの反応は?(もちろん、ブロークバックで何らかの殴り合いがあり、シャツに血がついてたと思ってください)

 …やっぱり「そんなに俺を思ってたのか!」と胸が痛くなったと思うんですよね、完璧ストレート男性であったとしても。イニスみたく、一生シャツに呪縛されることはないにしろ。俺は応えられなかったのに、ずっと思っててくれたんだ! と。ちょっと「カリフォルニア物語」のヒース(!)とイーヴを思い出しちゃいます。

http://emmanueltb.cocolog-nifty.com/blog/2006/02/__412d.html#comments

「BBM」のことを考えるようになってから、ゲイ、非ゲイといっても色々あるので、ゲイはこう、非ゲイはこう、と一括りにできないな、と考えるようになりました。絶対に男性しか愛せない(精神的、肉体的に)男性もいるだろうし、女性を肉体的にも受け付ける(ジャックはそうかも)ゲイもいるでしょう。バイセクシャルならどちらもOKだし。ちょっとだけ同性に興味があり,状況次第で寝てもいいや、なんて人もいるはず。要は一人ひとり違うんでしょう。

 イニスは、男性はジャックだけ、だったんですよね。だからメキシコの話を出されたとき、あんなに怒ってました。だったらジャックと暮らしてやれよ、養育費だってそろそろ終わりだろ!

 何が書きたかったのか全然まとまりがつきませんが。明日の午前中、私が3度目の「BBM」を見てチネチッタのスクリーン6(定員244)で泣いている、それだけは確かです。

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ブロークバック・マウンテン(42)

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 皆さん、発売中のゲイライフ雑誌の「yes」2号はヒースが表紙です! 詳細確認の画像はかなり拡大します、いい笑顔~。インタビューも載ってるそうです。私も先ほど注文しました。定価は880円、これだけだと送料がかかるので、ジェームズ・スペイダー主演のDVD「トゥルー・カラーズ」と一緒に。どっちも楽しみ♪ 

ブラザーズ・グリム DTS スタンダード・エディション DVD ブラザーズ・グリム DTS スタンダード・エディション

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発売日:2006/03/17
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 そして明日はヒース出演の「ブラザーズ・グリム」が発売ですね。私はレンタルで見る予定です。明日が初日、レンタルできるかどうか微妙ですが、楽しみですね。雑誌、新作レンタルと今日はヒース祭? 寂しいのでジェイクの画像も。

Brokeback02 ←これも「BBM」の画像、ということになってるんですが、本編にはなかったような。カットされた? もしかして別の作品の画像がまぎれてたのかも?(★追記:チュチュ姫さんより「デイ・アフター・トゥモロー」の画像らしいとの情報を頂きました、ありがとうございます。)

 そういえば予告にも本編にないシーンがありますよね。トラックの中(?)でイニスとジャックが共に深刻な顔してる。あれもカットされたんでしょうか?

 4月にはもうアメリカでDVDが出るらしく。マルチプレーヤーをお持ちの方は、字幕がなくてもいいなら楽しめますよね。ただ、風景が素晴らしい映画なので、なるべく映画館で見ていただきたい作品です。DVDには特典映像がたくさんつくといいですね♪ 公開前なのに気の早い話をしてしまいました。

 あさってはいよいよ「BBM」全国公開! たくさんお客さんが入るといいなあ。私はもう2回見たので、18日はパスして週明けにしようかと。

↓GAY JAPAN NEWSからです。少なくとも台湾の総統は「BBM」を見たんでしょうね。台湾でも「BBM」はヒットしているようで何よりです。

アメリカと台湾の関係は映画『ブロークバック・マウンテン』のように大切な存在http://gayjapannews.com/news2006/news134.htm 

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ブロークバック・マウンテン(41)

Bbm_embrace 今日もネタバレです、すみません。全国公開まであと2日の辛抱、みなさま耐えてください~! 

 スイスのびーんずhttp://beansch.exblog.jp/からの情報では「当地でも『BBM』は注目され、大きな話題を呼んでます。」とのこと。びーんず、早く感想を語り合いたいね。

☆以下、ネタばれです。

 私はずっと疑問だった。どうしてジャックはあんなに長いことイニスから離れられなかったんだろう? 一緒に暮らすなんて論外、といわれながらも粘り強く提案を続けたんだろう?

 その答えをshitoさんのブログで見つけた。そうだったのか、そうだよね! と気づいたとたん、また泣けてしまった。

http://blog.goo.ne.jp/ronno/e/c0451e9064d31fb144dd63fbcb07168f

 つまり、ジャックの回想シーン。あの至上の記憶のためにジャックは、イニスを見限ることができなかった。

[I wish I knew how to quit you.](いっそ別れられたら)

 この悲痛な台詞を、ジャックはイニスに背を向けて言うのだ。その時のジャックの表情を知りたい、と思っていた私は横っつらをひっぱたかれた気分。そしてイニスは、

[Why don't you!](そうすればいいだろ)

 泥沼の言い争いになり、何も変わらずイニスは去り、ジャックはついに…。

 ジャックの不毛の20年を支え続けてきた、あの回想シーン。背負わされた重荷がどれほどのものであっても、イニスが応えてくれさえすれば、と。でもイニスにはそれが出来なかった、どうしても出来なかったんだよね。せつないなあ~。

 いつかどこかのコメントに書きましたが、辻邦生さんの「時の扉」のキャッチは、あまりにもイニスにぴったりすぎる。

そのひとへの愛に気づいたとき 

そのひとはもう この世にはいなかった

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ブロークバック・マウンテン(40)

Header 昨日はこの画像のシーンについて書きたかったのですが、気力が続かず今日に持ち越してしまいました。とっても幸せな場面なのに、思い出すと哀しい。

☆というわけで、当然のように今日もネタばれです。ご注意ください!

 (39)に書いたようにイニスとジャックが言い争ったあと、この回想シーンが挿入されます。ブロークバック・マウンテンでの穏やかなひととき。焚き火の前で立って眠りかけてるジャックをイニスが後ろから…。

 原作によればここは「ジャックの忘れられない体験」です。なぜだかわからないが、ジャックはそれをもう一度体験したくてたまらないのです。原作を翻訳した米塚氏がプログラムに原作と映画とを比較する文章を書かれています。

 このシーンについては米塚氏は、「ジャックにとって特別な想い出だが、それが映像から読み取れるだろうか?」と。「読み取れていないように思うが」という米塚氏自身の疑問なのか、「皆さんは読み取れますか?」という単なる問いかけなのか、私には判りません。

 イニスがジャックを背後から抱いたのは「相手が男なのを意識したくなかったから」とプルーは書いており、そのニュアンスを映画から読み取れるか、と米塚氏は問うているのか? だとしたら、それは私は読み取れませんでした。というか、映画はそんなことは描いていないし描く必要もない。

 少なくとも、ジャックにとってその体験がかけがえのないものだったことは、ちゃんと映像から伝わってきました。イニスが後ろから抱き寄せ、なにか歌ってくれましたよね。ジャック、本当に幸せそうだった。ジャックは振り向かず、ひとことも発しません。イニスはジャックの顔を見ないまま、「また明日の朝会おう」と言い残し馬の方に歩いていきます。

 そこで回想シーンは終わり。イニスの車が走り去り、ジャックが見送る。あのジャックの顔。全てをあきらめたような目。回想シーンが限りなく甘美なだけに、現在との落差に呆然とするばかり。

 これが、私たちが目にするジャックの最後の姿でした。 

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ブロークバック・マウンテン(39)

Gallery1 この画像を最初に見たときは、あんなに哀しいシーンだとは夢にも思いませんでした。既に本編をご覧になった皆さん、これを見るたび胸が痛むのでは? かく言う私も昨夜、2度目の「BBM」鑑賞をしてきたばかりなので、なおさらです。

 この画像、クリックで拡大します。ジャック、険しい表情です。今まで載せたのもモノによっては大きくなりますので。(34)もけっこう大きくなりますね。

 さて。昨日は予定外の「BBM」鑑賞、日曜の最終回は1,000円ポッキリ、に惹かれてつい行ってしまいました。18日はほとんどの映画館が初日で混むだろうし。17日までは2館体制だしなんとかなるかと。一番の理由はもちろん、少しでも早くイニス&ジャックに再会したいからですが。上映時間等は下記から。

http://www.realtokyo.co.jp/event_cgi/ev_view.cgi?1,3509,01+1+1

 地下の方は18時から上映。17:22にチケットをゲットしましたが、前3列と後ろが少し空いてました。で、3列目の端のほうを選び、20分前にシネマライズに戻ると。チケットは順調に売れてる様子。

 階段を降りるとまだ前のお客さんがロビーにたくさん。外人さんがずいぶん多いなー。それは最終回も変わらずでした。1列目と脇のほうに少し空席があったけど盛況でした。原作文庫もちゃんと売ってました。品切れなのはAmazonだけ?

 オスカーの作品賞は逃したけど、いかに「BBM」が愛される作品であるかは、下記からも分かりますね。「BBM」リンクにもあります茶々さんの「沖縄・東京・そしてニューヨーク」の記事です。

http://chacha259.ti-da.net/e712389.html#comments

 ファンが「BBM」に感謝広告! まさに前代未聞です。THANK YOUは「BBM」に関わった全てのスタッフ、キャスト。そして[two people who don't even exist, Jack&Ennis]に対して。http://davecullen.com/forum/index.php?topic=1721.0

 いい話だなあ。何より[Best Picture]の文字が嬉しい。私にとっても「BBM」は今現在のBest映画だから。

 先日、UCLAのウォルター氏が「BBMはそれほどいい映画ではない」との発言にカチンときたのですが、私にとっては稀有の、とってもいい映画です。もしかしてMy Best & Onlyになるかも。大好きだし書きたいこといっぱいあるし、今もこうして書いてて、え、39記事目って…と、自分でも呆れてますが。まだ全国公開前だっつーのに。(汗)

 おまけに、これも「BBM」リンク先、ベイエリア在住町山さんの記事をご紹介しますね。「BBM」パロ映像のリンク集です。但しパロ・ポスターはかなりブキミです、ご注意ください。アメリカの超VIPをブキミなんて言ってはとっても失礼なんですが。念のため洗面器を準備してからご覧くださいねー。

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060226#p1

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ブロークバック・マウンテン(38)

551film20051112_164910_16_big_1「ブロークバック・マウンテン」の女性たちについてはそのうち(イニスとジャックについて語り尽きたら?)書くつもりでしたが、見る前は気にもとめなかったジャックのママのことを今日は書きます。

 ママを演じたのはロバータ・マックスウェル。TV出演が多いようですが「デッドマン・ウォーキング」等にも出演。

http://us.imdb.com/name/nm0561809/

☆以下はねたバレになりますので、ご注意ください。未見の方はご覧になってから、このシリーズまとめて読まれるほうがいいかと。すみません、全国公開まで書きたい気持ちを抑えきれないんです。

 ロバータの演技を、以前「BBM」レビューをご紹介したクイーンズ在住の生盛さんが絶賛してらっしゃいます。「このシーンだけでも何かの助演女優賞にノミネートされるくらいはあってもいいのにと思えるオーラを発散させていた。」とのこと。最初に読んだときはぴんときませんでしたが、本編を見た後では納得です。下記の、下から5つ目の段落で言及されてます。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/2064/films/06/brokebackmountain.htm

 昨日書いたシャツ話の、ある意味ママは主役ですね。だから今日はママのことを書かずにいられないのですが。ママ、すばらしかったなーと思うと、早く2回目が見たくてたまりません。正確にはママとイニスのシーンですが。

(37)へのレスにも書いたように、ママはイニスがジャックのシャツをもってくると、黙って袋を渡してくれます。あらかじめ用意してあったかのように。イニスがシャツを取りに来ることを、ずっと前から分かっていたのかも。

 イニスが帰るとき、ママは「また来てね」といいますが、脚本では[You come back and see us again.]。今朝、確認して涙が出ました。「来てね」じゃないんです、「戻ってきてね」です。直訳だと「あなたは戻ってきて私たちとまた会うのよ」ですか。Pleaseもなんもついてない、戻ってくるのが当たり前、というニュアンス。

 まるでイニスに、あなたの家はここよ、と言ってるようではないですか。ママはきっと、もうイニスを息子だと思ってますね。息子のジャックが愛した男性だったら息子も同然だと。

 ママはどんな思いでジャックを見守ってきたのでしょう。いつから息子がゲイらしいと気づいたの? きっと悩んで、でも結局はただやさしく見守るだけだったろうか。ジャックが戻ってきて農場を立て直す、と話すのをどんな気持ちで聞いてきたのか。

 ロバータの演技には、そんなことまで考えさせる何かがありました。本当にジャックのママであるかのようです。出番は短いのにラストを引き締め、イニスの悲しみをやわらげてくれました。彼女との出会いも「BBM」の収穫のひとつです。

 イニスには両親がいません。一方、ジャックの両親は息子を失くした。このまま親子のようにつきあっていったらどうでしょう。ジャックもきっと喜ぶはずです。

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ブロークバック・マウンテン(37)

C001907120060205135404 アン・リー監督は「ブロークバック・マウンテン」の主役は山、と発言していて確かにそういう面も大きいのですが、私は敢えて断言します。「主役はシャツ!」わかる人にはわかりますよね。

 今日は昨日の反動かメチャねたバレです。kenjikenjiさんみたく、もう本編を見ているのに全国公開の18日までは、と固く節操を守っている方を尻目に、すごーく後ろめたいのですが。(何をいまさら、という気がしないでもない。だいぶ前からねたバレしちゃってる私~)

 もう私、ガマンできません。今日は思いっきりシャツの話をしちゃいます!

☆というわけで、以下、未見でラストを知りたくない方は絶対に読まないでください。ちょうどあと一週間、18日にここを読む人、たくさんいるかもしれませんね?

 もう何度も書いたことですが、私は「BBM」を見る前に原作つき脚本を買って知りたい場面から読んでおりました。その前にラストがどうなるかも知っていました。でも、シャツの秘密は脚本を読んで初めて知り、涙が止まりませんでした。

 やられた! と思いました。皆さんはどうですか?

 イニスがジャックのダンガリーシャツを抱くシーンは画像や予告編で何度も見ました。そのうち、こんなことをするからには、着ていたジャックに何かあったに違いない、とだんだん気づいていきました。事情があって長いこと会えない人でなければ、こんなことはしないはず。

 いったいどういうシチュエーションでシャツを抱いてるの? それも分かりました。イニスはジャックの家に行き、シャツをもらってくるのです。それはごく自然なこと。でも、その時はまだ気づきませんでした。公式HP等で見かけるチェックのシャツの画像との違いに。

 ダンガリーシャツと、クローゼットの扉の裏のチェックのシャツにどういう関係があるのか考えもしませんでした。チェックのシャツの画像(下にダンガリーシャツがあることは目に入らず)はイメージショット? というくらい両者の差に鈍感でした。しかしイメージショットどころか。決定的な意味を持つ画像だってこと、本編を見た、もしくは脚本を読んでしまわれた方はお分かりですよね。

 ガマンできずに脚本の、そのシーンを読みました。ジャックの部屋のクローゼットの奥にイニスはジャックのシャツをみつける。微妙に重い。なぜならその下にはイニスの、なくしたと思い込んでいたシャツがあったから。

 ジャックは、どんな思いでイニスのシャツを? 思い出のシャツをこっそり持ってきて、自分のシャツを重ねてしまいこんだ。もう2度と会えないかもしれないイニスのシャツを、せめて自分のシャツでくるみこむように重ねた。

 原作はそこまでですが、脚本はさらに泣かせます。すなわち、シャツをもらってきたイニスは、今度は自分のシャツを上にするのです、まるでジャックを抱きしめるように。そして最後の台詞、[Jack, I swear....]

 ここに至って私はやっと分かりました、HP等にどでかく載っているチェックのシャツの意味が。その下の青いシャツこそ、予告でイニスが頬ずりしていたものだと。

 気づいた瞬間、涙があふれました。何も知らずに、何も読まずに本編を見ていたら、私はきっと映画館で泣き崩れていたでしょう。

 そして本編は、やはり想像とは違っていました。いくら予告や断片的なビデオや脚本、原作にあたっても、やはり本編を見るのとは違う。イニスがシャツを見つける場面がまた、いいんですよね。

 原作にも脚本にもない、リー監督の視線でしょうか。最初にシャツのある部分が目に入りますが、胸をかきむしられるようでした。その理由は、いまは書きませんが。これも分かる人には分かるんじゃないでしょうか。

 結局、私の2度目の「BBM」鑑賞は18日になりそうです。この「ほぼ日刊BBM日記」(?)は、これからも続けていきます。

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ブロークバック・マウンテン(36)

Brokeback13  本日は、昨日ご紹介しましたkitamaruさんの「ブロークバックの衝撃2」を私なりに整理してみたいと思います。ネタバレは一切ありませんので、未見の方も安心してどうぞ。まず「ブロークバックの衝撃2」は下記です。

http://www.bureau415.com/kitamaru/archives/000181.html

 要約しますと「ブロークバック・マウンテン」(以下BBM)がアカデミー作品賞を取れなかったのは、ゲイのカウボーイを描いた点の他、

(1)アカデミー会員がBBMを見ていなかった。

(2)(ハリウッドのある)西海岸資本の映画ではない。

(3)「クラッシュ」の舞台は都会、BBMは田舎。

(4)「クラッシュ」の配給元のキャンペーンが凄かった。

 等が挙げられるようです。以上の要約は飽くまで私がまとめたもので解釈が間違っているかもしれません。必ずご自分で全文をお読みください。

「クラッシュが作品賞を獲る理由と、ブロークバックが作品賞を獲らない理由が、うまく二重合わせになった結果」とkitamaruさんは書いてらっしゃいます。そして「アメリカ国内での興行成績はまだ8000万ドルに過ぎない。」

 まず(1)ですが、アカデミー会員というのは、当然すべての候補作を見ているものと単純に考えていた私には驚きでした。候補作を見てないのに投票って?

(2)以下は、アカデミー作品賞を獲るためには、「西海岸資本の映画」であり「都会が舞台」で「派手なキャンペーン」が必要不可欠なのでしょうか。今まではそんな事情を考えたこともなかったので複雑な心境です。

 しかし、kitamaruさんは確実に空気が変わったことは感じる、と書いておられます。「ブロークバックの衝撃2」の最後の段落にこうあります。「BBMの崇拝者は生まれていますが、クラッシュの崇拝者というのは聞いたことがない」。私も既にそうかも。今日「ある日どこかで(2)」にも書きましたが、BBMは10年、20年たっても新しいファンを掴む、語り継がれる名作になると信じています。

 下記は「クラッシュ」配給元LionsGateのHPです。

http://www.lionsgate.com/index_flash.php

 

 さて。今日のGayJapanNewsには「『ブロークバック・マウンテン』の“敗戦”に様々な見方」という記事が載っています。

http://gayjapannews.com/news2006/news125.htm

 一部、kitamaruさんの記事と被りますが、たいへん興味深いです。UCLA映画学科リチャード・ウォルター氏の発言には納得できませんが。

「BBMはそれほどいい映画じゃない」って、それは見た人が決めること。少なくとも私にとってはめったに出会えない名作です。さんざん前知識を仕入れ、仕入れすぎて実際、見たときにしらけるのではとの危惧は、杞憂でした。早く2回目を見たくてたまりません。

 ただ、同氏の「人は映画を見たとき、実際にはそれほどいいと思っていなくても“いい映画だ”と思い込んでしまうことがあります。」という指摘は無視できません。これからご覧になる方は、どうぞ「(たくさんの人がいいと言ってるから)いい映画に違いない」と思い込もうとせず、無心でBBMと対峙してください。結果、いいと思うかもしれないし、期待はずれに終わるかもしれない。人間はひとりひとり違うんだから感じ方は違って当然です。

 これも同記事からの引用ですが、米国最大のLGBT人権団体『ヒューマン・ライツ・キャンペーン』代表ジョー・ソルモネーゼ氏は、「ゲイの人々と両親、同僚との間に同性愛に関する前向きな会話を提供したことはオスカー獲得に劣らない価値があります。これはどんな賞をもってしても表彰できません」と発言しています。

 ゲイの人々だけでなく、非ゲイの人々(私も含めて)にも前向きな影響を与えたことにも価値があると思います。BBMを通じて私もずいぶん色々なことについて考えました。これからもずっと考えていきたいです。

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ブロークバック・マウンテン(35)

12_small  えー、本日はココログのメンテがあり、なかなか記事が書けませんでしたが、ようやく夕方に復旧いたしました。

 まずは毎度おなじみkenjikenjiさんの143 another editionの最新記事のご紹介から。皆さん大変です、ジェイクとアン・リー監督がっ!http://kenjikenji.typepad.jp/blog/2006/03/brokeback_mount_3.html#more

 ジェイク、まだ「ジャーヘッド」モードから抜けきれない模様です。監督は…大人だニャー。(そおいう問題か?)

 下記はリー監督来日時の、つまり少し古いインタビューですが、アカデミー監督賞を祝ってしみじみ読み返してみましょう。

http://www.flix.co.jp/page/A0000991

 こちらは、日本の映画ライターの皆さんの標準的な意見? て、私は「BBM」についてしか読んでないですけどね。

http://www.flix.co.jp/page/A0000977

 そしてそして、リンクもしてますKitamaruさんの「ブロークバック・マウンテンの衝撃」ですが、昨日8日付けで「2」がアップされてます、ぜひご一読ください。

 なぜ「BBM」が作品賞を獲れなかったか。実に仔細に検証されてます。日本にいちゃ、こんな裏事情はわかりません。一言で言うなら「アカデミー会員のじいさまたちは『BBM』を見ていない」つーことのようで。

http://www.bureau415.com/kitamaru/archives/000181.html

★以下、例によってネタばれです。

 うっうっう…、今日は上記の笑顔のジャックを貼り付け、惜しい人を亡くしました…、まるで遺影のようね、としみじみしていたのに。kenjikenjiさん宅のイッちゃってるジェイクを見たら、そんなセンチな気分も吹き飛び、あやうく「BBM」本編の余韻まで木っ端微塵になりそうでした。(笑)頭の中が大雪崩~♪ BBMの雪崩と共に去りぬ。

 えーっとえーっと、今日は何か別のことを書くつもりだったんですが、ジェイク恐怖の4コマとkitamaruさんの記事の衝撃で忘れてしまいました。とっても半端ですが今日はこれにて~。

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ブロークバック・マウンテン(34)

060306 昨夜は興奮したのか眠りが浅かったです。朝からサントラ聞いては泣き、「シビル・ガン 楽園をください」を借りてきて見て、今日は一人きりの部屋。人目を気にせずワーワー泣いてすっきりしました。「「いつか晴れた日に」や「BBM」アン・リー監督の細やかなまなざしを感じて満足でした。

 昨日、シネマライズには「アカデミー賞3部門受賞」の告知があちこちに貼られ、プログラムにもコピーが挟んでありました。アン・リー監督、改めて監督賞受賞、おめでとう!

http://event.movies.yahoo.co.jp/academy_awards/2006/awards/nominees/kantoku.html

 で、シネマライズでの先行上映ですが、11日(土)~17日(金)までは2館体制で上映とのこと。上映時間も微妙に違いますし、少しは混雑緩和するでしょうか。

http://www.cinemarise.com/cgi-bin/rise_search.cgi?tmpl=detail&year=2006&just1=2006008&exp1=2

 でもって私も、もしかして18日の近場での上映前に、また行ってしまうかも? まだ分かりませんけど、18日まで待てない状態なら、また渋谷にGO! かも…。

 今日は「BBM」の余韻に浸りつつ睡眠不足の頭でボーっとしたまま終わりそうです。なので大したことは書けませんが、とにかくヒースとジェイクのすれ違いが哀しくて、本当に心に沁みるラブストーリーを見られて満足してます。哀しいのに満足って妙かもしれませんが、「良かったね」で終わる映画ではないので。

 今までも、こんなに1本の映画について考えさせられたことはありませんし、これからも色々、考えさせられ続けるのでしょう。字幕も良かったです。プログラムに字幕担当の松浦美奈さんが寄稿されてますが、

「こういう素晴らしい作品に、本当は字幕は不要。画面に字が出ることで作品を『汚して』いるかも」と、素晴らしい作品と出会えた幸せを謙虚に綴ってらっしゃいます。

 噂の最後のイニスの台詞。思い切って分かりやすく訳されていて好感がもてました。

 英語だと[Jack、I swear…]なのですが。アメリカで見て意味が分からなかった方もいらっしゃるそうで、このくらい親切でもいいかなーと思った次第です。肝心の訳は、うーんここに書いていいものか…。下の画像の下に書いておきますね。まだ知りたくない方はパスしてください。

 さて。シネマライズの売店で原作文庫本が売り切れでしたが、Amazonでもいつの間にかお届けまでに4~6週間かかるようになってます! 初版売り切れ、増刷中? だとしたらめでたい♪ でも、これから読みたい方は待ちきれませんよねえ。

ブロークバック・マウンテン Book ブロークバック・マウンテン

著者:E・アニー・プルー
販売元:集英社
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★イニスの最後の台詞の字幕。

「ジャック、ずっと一緒だよ」(永遠に、だったかも? でも「ずっと」の方が好きです)

ココログフリー

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ブロークバック・マウンテン(33)

Gallery5_s  ついに見てきました、期待に違わぬ素晴らしい映画でした! いちばん最初のシーンから映像の美しさに息を呑み、なんで撮影賞が獲れなかった? と最後まで疑問でした。答えは「BBMに」は3部門しか受賞させないことにはなから決まっていたから、でしょう。(笑)

 平日の午後だというのに、ほぼ満席。男性が多いのも驚きでした。予想では8割は女性かも、でしたけど。隣や前も男性でしたし。年齢層もさまざまで関心の高さを窺わせます。売店ではキネ旬「BBM」特集号、原作の文庫など販売されてましたが、原作は完売になってましたよ。早く追加発注しないと。

 リー監督は「主役は山」と語っていたようですが、本当ですね。とにかく自然がきれいで動物がたくさん出てきて(ある意味、動物映画!)開放感がいっぱいです。

☆以下、ネタバレになりますので、知りたくない方は見てからお読みくださいませ。

 途中までは前知識つめこみのせいか冷静に推移を見守っていました。特にはじめの、何も起こらないシーン、とりわけジャックの視線は、なるほどイニスを意識しているなあ、と。あー、ここが例のシーンか、ほう、ここはこう繋がるのか、こうきたか、などなど。

 冷静ではあったのですが、やはりイニスとジャックが最後に会い、喧嘩別れするあたりから涙が止まらなくなりました。予習なしで行ったら大変なことになっていたでしょう。その前から私の後ろのほうで、ずーっとぐすぐす泣いてる声が聞こえてました。

 その、喧嘩別れのシーンでイニスが泣き崩れたのにはびっくりでした。言葉ではうまく感情を表せないイニス。ジャックの前でだけは、だったのでしょうか。

 そして、イニスは永遠にジャックを失う。或いは、永遠に手に入れました。

 ジャックが事故死だったのかどうか? 映画を見終わった今、私にとっては、それはどうでもいい問題となりました。原作ではリンチによるもの、と匂わせてますし、映画でもそう解釈できるシーンがありました。

 もし、リンチだとしたら、イニスはどう思ったでしょう。そうならないように隠し続けてきた自分の性癖。リンチで殺されたのが自分でなくジャックだったという皮肉。事故死なら、イニスの心は少しは救われるのでしょうか?

 映画を見る前から結末を知っていた私は、ジャックは死にたかったのではないか、と思っていました。そこまで思わなくても、もうどうでもいいや、と捨て鉢な気持ちになっていたのだろうと。

 だってそうでしょう? イニスは自分と生きる道を選んではくれない。ジャックはメキシコに行くだけでは飽き足らず、他の男を捜したかもしれない。以前はもっと言動に慎重だったのが、大胆になり、人目につきやすくなったのかも。

 最後にイニスに会ってから、ジャックの思いはどう変わったのだろう? 別の男と牧場をやるつもりだったのか。やはり11月にイニスと会って、前と同じ暮らしを続けていくつもりだったのか? ジャックの部屋にイニスのシャツが残っていたからといって、ジャックの気持ちが永遠にイニスのものだったかは知りようがないです。今度、実家に行ったら処分する気でいて、それを果たす前に…ということもありえますね。

 などと、見る前はごちゃごちゃ考えていたけど、今はどうでもよくなりました。こんな素晴らしい映画をつくってくれたリー監督、脚本のお二人、ヒースにジェイク、他の出演者、そして全てのスタッフに感謝の気持ちでいっぱいです。もちろん原作のアニー・プルーにも。

 まだまだ書き足りませんが、とりあえず今日はこのへんで。

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ブロークバック・マウンテン(32)

Brokebackmountain2  うーん、二人ともオスカーは獲れませんでしたね、残念! でも君たちにはまだ未来がある。低予算のマイナー映画のはずが、世界的な話題になり、若くしてオスカーにノミネート。

 リスクを恐れず「演技者として成長すること」だけを願って演じた役で、ここまで評価される、素晴らしいことですね。その余波か、ブラピまでゲイ役を演りたいと言ってるとか。今後、リスクを恐れずチャレンジするアクター、アクトレスがきっと増えることでしょう。(ヨーロッパじゃ珍しくもないけど)

 オスカーは3部門しか取れなかったけど、逆に言うと3部門も受賞したわけで素晴らしい! 特にアン・リー監督。アジア人監督として初の快挙、本当におめでとうございます。さっきまで作品賞が取れなくて落胆してたけど、じわじわと嬉しさがこみ上げてきました。

 特に私は先日、「いつか晴れた日に」を見て感銘を受けたばかり。リー監督の手腕に期待してます。原作より女性キャラを細やかに描いているという「BBM」、拝見するのが本当に楽しみです。

http://gayjapannews.com/news2006/news118.htm

 私はアカデミー賞に対しては非常にシニカルな見方をしています。こんなに盛り上がって結果に注目した年って初めてかもしれません。すべては「ブロークバック・マウンテン」のおかげです。

 アカデミー賞だけでなく、ハリウッドの保守性についても、改めて考えるチャンスをくれた「BBM」に感謝しています。やはり私は全てに於いてヨーロッパ志向の人間。映画も然り、惹かれるアメリカ映画は、ほとんどが非アメリカ人監督の作品だったりします。

 そんな私が、ここまでほれ込んでしまった「ブロークバック・マウンテン」。明日はいよいよ本編を見られそうです。詰め込めるだけの予備知識を詰め込んでしまった今、しらけて見てたらどうしよう~? でも、それならそうで、人生いろいろ。明日の今頃には初見の感想が書けるかな? 

 そして、今年のアカデミー賞、小粒とかなんとか言われますが。巨額の費用をかけて大味な大作をつくり、感動は費用と反比例に薄い映画はもうたくさん。「BBM」は制作費の5倍を稼いだのだとか。これからはそういう路線を目指すのが健全なのではないでしょうか。 

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ブロークバック・マウンテン(31)

ブロークバック・マウンテン Book ブロークバック・マウンテン

著者:E・アニー・プルー
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 初心に返って今日は見慣れた画像を♪ まだゲットされてない皆さん、ぜひ翻訳も手に入れましょう、映画を見終わって即、再度「BBM」の世界に浸れるように。

 昨日は先行ロードショー初日、やはり大勢のお客様が行かれたようですね。私も発売されたばかりの「キネマ旬報」の特集を読んで、見たい気持ちがさらに募ってます。これの表紙がね~、びっくり。てっきり上記のだとばかり思い込んでいたら。ロゴも淡い色だし写真も…、目の前に平積みになってるのに、なかなか気づかず。確かに4日発売って聞いたのに週明け? と思った瞬間、表紙が目に入ってドキ!

http://www.kinejun.com/kinema/index.html

 思わず本を裏返してレジに出しました。「薔薇族」買うときの緊張と同じ。(笑)まいったまいった、まさかこんな写真を使うとはねえ。中身もたいへん充実しています。お早めにお求めください。

 写真も、今まで見たものと少し違うものが多く、楽しめました。「いつか晴れた日に(2)」でふれたアン・リー監督論もそうですが、ヒースとジェイクのインタビューも興味深く、感銘を受けました。

 ヒースいわく「一瞬でも自分がイニスではなく、ジェイクにキスしてるヒースだと思ったら演じきることはできなかった」。またジェイクは、イニス役をオファーされると思っていたそうで意外。確かに「ドニー・ダーコ」や「グッド・ガール」では内にこもりがちなキャラでしたが。

 キネ旬ですが、過去の例からいきますと、2号くらい先の「劇場公開映画批評」、REVIEW(4人の評論家が1本の映画をレビューする)でも取り上げられると思います。興行成績レポもあるし、そのうち読者の感想も載るでしょう。立川志らくさんの「シネマ徒然草」でも扱うかも。その他のコーナーにも載る可能性大ですので当分、要チェックです。

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ブロークバック・マウンテン(30)

Header3_s_2 ついに本日は先行ロードショー初日ですね。左記のシーン、とても気になります。早く映画館で見てみたい。

 記念すべきこの日に、私の「ブロークバック・マウンテン」記事がちょうど30回目となりました。(1)は1月18日に書いてますから、1,5日に1回は書いてるか。あちこち脱線してますが、とても楽しい日々でした。いろんなことを書きながら、少しは自分の頭を整理できました。これからも気の向くまま書き続けていきたいです。

 GAY JAPAN NEWSでも今日が初日、とニュースがアップされてますね。フランス版の予告が見られますよ、オススメです。本家のHPの予告より少しだけ画面が大きくて映像も鮮明。フランス語の字幕もよく見えます。(見えるだけで理解できてないですが)この予告は二人が大工仕事するシーンなどがあって大好きなんですよ。今後はこちらで楽しむことにします♪

http://gayjapannews.com/

 昨日の(29)ではだいぶレズビアンのほうに話がいってしまいましたが、GAY JAPAN NEWSの掲示板に載ってた記事の紹介です。日本語がこなれてないですが、概要は分かるかと。レズビアンは「見えないマイノリティ」ですか。いないものとして扱われてるというか。

http://blog.livedoor.jp/mameta69/archives/50639360.html

 で、またまた「めぐりあう時間たち」なんですけど。ローラがキティの手術の件などで辛い1日を過ごした夜、夫はベッドにいて彼女を呼びます。ローラは歯を磨いてるの、などとベッド入りを引き伸ばす。こんな日は一人きりになりたいだろうに。夫に求められもしただろうか、と思うと辛い。

 それは「BBM」のジャックの辛さにもつながるのかな、とふと思ったり。奥さんを抱くの、苦痛じゃなかったのかなあ。子供ができるまでは最低限の義務として、と思ったのかもしれないけど。ジャック夫妻が映画でどう描かれているかも気になります。

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ブロークバック・マウンテン(29)

06_small いよいよ明日は先行ロードショー初日ですねえ。明日は絶対に行く! 初回を見る! と気合の入ってる方も多いことでしょう。私はいろいろあって来週前半に参りますが。別に今からでも予定変更で明日、渋谷に駆け付けてもいいのですが。さんざん予備知識を仕入れたおかげか、どうしても明日行きたいぜ、WAO! という感じではございません。

 まず、原作の翻訳ですが、いつの間にか訂正箇所が追加になっております。もはやどこが最初でどこが追加か分からなくなってる私ですが、一応、お知らせ。きちんとチェックしたい方は下記をどうぞ。

http://www2.gol.com/users/yonezuka/

 で、今日は前から気になってたことを書きますね。女性のヘテロ、いわゆる異性愛者で、ゲイには理解あるけど「レズビアンってよく分からない」という方がけっこういらして。その、分からないってのが私には分からないのです。

 彼女たちは愛の対象が男性だから、男性を愛するゲイの感覚が分かるって意味なんでしょうか? 女性を愛の対象と捉えたことがないから、レズビアンは分からない? 私は「男性が男性を愛する気持ちが分かる」女性なら、女性が女性を愛する気持ちは当然、分かるものと思いこんでいたのですが、違うのか? 

 私がゲイの存在に気づいたのはプロフィールにも書きましたが11歳、小学6年のときです。数ヵ月後、やはり女性週刊誌の小説でレズビアンの存在を知りました。ゲイのときとちがって凄い衝撃を受けました。確か看護婦さんが入院していた男っぽい女性に病室のベッドに引っ張り込まれて目覚めてしまう、という筋でした。

 男性の同性愛があるなら、女性のだってあるだろうと考えるべきだったんでしょうけど、そこはそれ、11歳ですから。で、13歳からはヨーロッパ映画を見始めたので、けっこうゲイ、レズビアンには慣れていたというか。私が見た映画でのレズビアンのラブシーンはとにかく美しくて見蕩れてしまいます。「ラ・ピラート」では、かなりクラクラきちゃいました。ちょっと危ない?

 私自身のセクシャリティについて言えば。おおむね異性に愛は向かうが、セクシーな女性を見るとくらくらしたことも、過去にはあります。別に女性と何かしたいとまでは思いませんが。まあ…レズビアンが(感覚として)分からないなら分からないでいいのですが、差別だけはしないでくださいねー。

 もう四半世紀も前に雑誌で読んだ記事ですが。「若草の会」というレズビアンの組織があって、その代表者の方は、そういう会を主催してることがばれるたびにアパートを追い出されていたそうです。

 他にも、女性の恋人と暮らしていたけどケダモノ呼ばわりされて家に連れ戻され、無理やり結婚させられ、気が付いたら3児の母になっていました、なんて話も載ってて胸が痛みました。生む性である女は、そんなことにもなってしまうのですね。周囲から見たら、ただのお母さんだろうけど、彼女は恋人と引き離され、不本意な人生を送っているのです。

 女性しか愛せない女性は、赤ちゃんを連れた女性を見るだけで、美しい女性を見るだけで辛い、という記述もありました。赤ちゃん連れの女性は、まずほとんどが異性愛者。自分は絶対に(人工授精でもしない限り)母親にはなれず、美しい女性に触れることもできない。その女性に友情以上のものを求めて拒絶されるくらいなら、何も言わないほうが…とも思うのでしょうね。

「めぐりあう時間たち」の感想(GLBT関連映画ま行)に、私はこんなことを書いています。

【女性を愛するローラは、そのために内気だったのだろうか。子宮の手術を受けるキティは不妊で「女は子供を産んで一人前」とローラに言う。ローラが愛しているのはキティのようなのに。】

 ローラは内気な少女だった。乞われるままに結婚したが、実はレズビアンらしいのです。ローラの結婚は40年代。60年代のワイオミングが舞台の「BBM」同様、結婚しないでは生きていけない社会であり時代だったのでしょう。

 ひそかにローラが愛していた友人・キティ(彼女も人妻)はローラの思いを知るはずもなく、子供のいるローラに自嘲的に「女は子を生んで一人前」などと言う。ローラは傷ついたでしょう。ただでさえ、不本意な結婚をし、キティに告白もできない。愛するキティが、命に関わるかもしれない手術を受ける。心配だし、キティに理解されないのも辛い。ローラには子供がいて、そのときも妊娠中だったけど、彼女が子供を望んだのかどうか、映画を見た限りでは分かりませんでした。

「BBM」と「めぐりあう時間たち」。かなり違う作品ですし、男女の違いはありますが、共に同性を愛する苦悩が描かれているんですねー。「めぐりあう…」はかなり複雑な話ですが、また見てみようかな。ちなみにローラの息子は…。これ以上は更にネタバレなのでやめておきます。(といっても感想には書いてしまってますが)

 さてさて。韓国での、こんな記事が先日、GAY JAPAN NEWSに載っていました。日本も似たような状況じゃないんでしょうか。

http://gayjapannews.com/news2006/news88.htm

「男性同性愛者を調査対象とした場合も、同様の結果が得られるものと研究者らは見ている。 」

「BBM」が、ゲイだけでなくレズビアン、そしていわゆるセクシャル・マイノリティの人々に対する見方が変わるきっかけになれば、と思います。

 アン・リー監督の次回監督作品はレズビアンが主人公らしいですね? ぜひ実現させて、「BBM」同様、問題提起してほしいです。

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ブロークバック・マウンテン(28)

45thcover

 昨日発売の「ビッグ・イシュー」日本版はジェイクが表紙です。もちろんインタビューも載ってます。同誌のインタはいつも読み応えがあるので、今回も楽しみです。「ビッグ・イシュ-」はホームレスの自立を支援するための雑誌で1部200円、うち110円が販売員の利益になります。ターミナル駅前などで販売されております。私も早く買いに行かなくては。

皆さん、見かけたらぜひ買ってあげてくださいね。詳しくは下記をどうぞ。

http://www.bigissuejapan.com/tachiyomi/saishin.htm

551film20051112_164910_9_small_1  で、本日は4ショットでございます。車の中にいるのはイニスの娘たちでしょう。ここがどういうシチュエーションかも、だいたい分かってしまって。この後、予告でジャックが涙をぬぐいながら運転するシーンにつながるんですね?

 なんでそんなことになるかというのは、脚本を読んだので分かってしまって胸がズキーンと痛みました。はるばる14時間だかかけてテキサスからイニスに会いにやってきて、なんで泣きながら帰るはめに。ジャック、かわいそう。そんなこんなが積み重なってジャックは…。あーあ、せつないわ本当に。

 早いもので、もう3月。あさってからはいよいよ日本での先行ロードショーが始まりますね。私も来週頭には見に行く予定ですが、けっこう月日の流れは速いなあ、と。

 ヒースやジェイクの出演作を立て続けに見てる&こちらで連日「BBM」を語ってるせいか飢餓感は薄れてるんですが、いよいよ「BBM」の全貌に触れられる日まで数日! なんだか信じられない思いです。

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ブロークバック・マウンテン(27)

551film20051112_164910_11_small_1 やっと3ショットの話題に触れる日がきました。このシーン、どういうシチュエーションか、もう大体お分かりかと思いますが。

☆以下、ネタバレなので、予備知識なしで見たい方はパスしてください。といっても、ここを覗いてくださってる皆さんには、何をいまさら、ですかね?

 予告では4年ぶりで再会し、がしっ! と抱き合うイニスとジャック。その前後は、フランスサイトのビデオに#3にあるように、ジャックを待ってそわそわ落ち着かないイニス。待ちくたびれて居眠りもしちゃったり。車の音で外を見て嬉しそうに飛び出していく。がしっと抱き合う。脚本だとすごい言葉を口走ってますが(今どき大したニュアンスではないのか?)、翻訳では二人して「この野郎」「この野郎」って。好きです、この訳。

 で、上記のビデオの最後で何かを探す風情のイニス。「キスしたい! 適当な場所は、と」て感じ? ジャックを物陰に連れ込み激しくキスする場面はしかし、偶然、アルマに見られてしまうのであった。これもネットで流布してるオフラのトークショーで見られます。アルマ、固まってますね。当然か。

 それから何事もなかったようにアルマに挨拶するジャック、というのが上記の写真なんですね。このときのアルマの心境たるや、想像するのも気の毒で。混乱のきわみでしょう。もしここで「なんなのよ、いまのはっ!」とブチ切れてたら違う筋になっていた?

 この写真の直前かな、脚本付き原作本にモノクロで載ってますね。玄関先で帽子に手をかけるジャック。となりにイニス。その先にはアルマがいるんでしょう。このPには上に赤ん坊をアルマに押し付けようとする(?)イニス、絵葉書を不審げに見るアルマ(初めてジャックから届いたやつね、きっと)、下に前述の写真、と3枚載ってます。

 といったふうに、映画見てなくても、その気になれば結構、情報が集まってしまうもんで、だからといって、いつも書いてるように「見た気」にはなれても本当に見るのとは別ですから。見たいけど見られない渇きを少しでも癒すための手段なのです。

 本当、いつもなら「ゲイ・カウボーイ2人の20年に及ぶ交流」と聴いただけで、判りました、そこでストップ! となるはずなんですよ。実際、ヒースとジェイクがゲイ役で主演、と聞いて絶対に見たかったけど。こんなに過剰な予備知識を仕入れるつもりは最初はなくて。いろいろ仕入れたからって、劇場で本編を見たら「なーんだ」とはならないはず、多分。きっと何度でも見たくて、でも現実には無理だから、ますます情報収集に躍起となりそうです。公開されたら感想がネット上にあふれるでしょうね。

 それにしても、公式サイトのストーリー紹介は詳しすぎますよね? 予備知識を入れたくない映画なら怒ってしまいますよ、私。まあ、見るつもりなら、ストーリー紹介は読まないですけどね。イントロダクションさえ情報過多だと思うもの。

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ブロークバック・マウンテン(26)

Advocate_2「ブロークバック・マウンテン」が雑誌の表紙になったそうです。ゲイ雑誌なのかな、たぶんそうですよね? 下記のURLには「OUT」の紹介も。こちらは確かにゲイ雑誌だと聞いてますが。ジェイクが表紙です♪

http://www.advocate.com/brokebackmountain.asp

 このシーン大好きなので、表紙になるなんて嬉しいですね。3・4発売(先行ロードショー初日!)のキネマ旬報「BBM特集号」では、たぶん見慣れたツーショットが表紙でしょうね。この写真なら大喜びなんですけど。

 さて、久々に検索したら興味深いレヴューを見つけました。クイーンズ在住の生盛さん(既婚男性)が書かれてます。特にネタバレとは思いませんが、誰の意見にも左右されず「BBM」を見たい方は、まだ読まないほうがいいかもしれません。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/2064/films/06/brokebackmountain.htm

「それにしてもなんで女ってこうもゲイものに弱いのか。」奥様の「BBM」へのお熱ぶりにこう書かれてます。元(現かも)腐女子としては耳が痛い。そして「こういうのは小説やマンガだから想像力を煽る禁断の愛になっていいのであって、それそのものをずばりと見せる映画という媒体は別物だ。」という箇所が気になりました。

 小説って、きっといわゆるボーイズ・ラブものですよね。私は「JUNE」もない頃からゲイの世界に目覚めてて、創刊2年後から「薔薇族」愛読してましたから。ヘンな幻想は抱いてないです。ゲイ、レズビアンを「禁断の愛」とも思ってない。男と女のカップルが偏見の目で見られることはないですよね。男性同士、女性同士のカップルもそうなるといいな、少しでもお役に立てないかな、とは思いますけど。

 で、こちらの奥様は「BBM」を見てショックを受けられたご様子。どうしてでしょう、BLしか読まないとそうなるのか。私がすれすぎてるのかもしれませんが。BLって挿絵にもAとVの場所がちゃんと分かってないんじゃ? と思われるようなのが。私はだいぶ前からBLとは縁遠くなってて最近の動向は不明、ますます頭でっかちな世界になってないといいけど。

 BLで気になるのは、女が作者ゆえに挿入にこだわる。入れなきゃフィニッシュできないと思いこんでる。男は放出すれば満足するのだから、別に必ずinsertしなくても。「BBM」の原作にはenterと書いてあったっけ。

 ゲイシーンで、「ずばりと見せる映画」なんてあったかなあ? 「モーリス」は男が男に夜這いする、という設定はナイスだけど、大したことやってないし。最近では「バッド・エデュケーション」ですかね。主演の2人がかなりハードに絡んでた。でも、あれも心酔するアルモドバル監督にいいとこ見せようと(?)張り切りすぎ、見てて恥ずかしい。監督に視姦される彼らを私も両手で顔を覆い、指の隙間から覗き見してるっていうか。そんないたたまれなさがありました。

 いちばんハードというか即物的だったのはパゾリーニの「アラビアン・ナイト」か「デカメロン」のどちらか、記憶が定かでないです。ズバリのシーンをバックからえんえんと映すんですよ。勢いあまって2人、ベッドからおっこちる。一瞬すっぽ抜けたかも。それでも続行(醜い白ぼかし付き)。よくやるよ、とは思ったけど、べつにショックでは。それまでに「薔薇族」でさんざん男同士の絡みのグラビアやイラストを見てたしなー。

 こうしてみると、ぜんぶヨーロッパ映画ですね。イギリス、スペイン、イタリア。アメリカ映画ではやはり82年の「メーキング・ラブ」くらいしか印象に残ってないです。やっぱりあれは画期的な作品だった。DVDにならないかなあ。

 さて、生盛さんの「BBM」のレビューに戻りましょう。何も起こらないとされている冒頭30分のシーンの分析が秀逸です。別の非ゲイ男性の感想では、「2人が恋愛感情を持つまでが性急」みたいな書き方で、この人、映画の行間を読めないの、なんて。未見の癖してエラソーだな、自分。(笑)

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ブロークバック・マウンテン(25)

551film20051112_164910_13_small  今日は3ショットにしようと思ったんだけど、kenjikenjiさんの143 another editionhttp://kenjikenji.typepad.jp/blog/が、あまりに傑作で。

↑このシーンのパロ(L*GO)もあります。「BBM」の名シーンをL*GOで制作した人がいて、その画像が一挙紹介されてるんです。ちゃんとカウボーイのお人形使ってるし、羊さんもたくさん。カワイイ&すごいなあ、とひたすら感心。ストーリーを知ってると10倍楽しめますね~。[Brokeback Mountain7]の記事をどうぞ。

 こちらでは先日も「BBM6」の記事にて傑作プライベート・ビデオが。マックで「BBMハッピーミール」販売ってもので、ドリンクもソースも2つ付いてたからペアセットなのね。イニスとジャックのフィギュアで遊ぶシーンも。楽しい~。

 こんなのよく検索できるなあ。私はkenjikenjiさんのブログを探し当てられただけで十分ハッピーです。こんなところでなんですが、いっぱい楽しませてもらって、心から御礼申し上げます。皆さんもどうぞ見てあげてくださいね。

 昨日は買いなおした脚本を少し読んで、また切なくなってしまいました。モノクロ写真が16点載ってますが、どれがどのシーンかも大体わかるように。あーあ、ほんとに早く見たいです。

[It's all right…It's all right.]のジャックの台詞。どんな感じで言うんだろう~とかですね。既知の情報&映像をつなぎ合わせてあれこれ想像するわけですが。でもきっと百聞は一見にしかず、なんでしょう。原作読んで、脚本読んで。それで映画を知ったつもりになんて絶対になれない。

 映像の「BBM」の全貌をこの目で確かめられる日が、だんだん近づいてきました、どきどき。

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ブロークバック・マウンテン(24)

551film20051112_164910_14_small  今日はツーショット。ジャックとイニスは何を見てるのかなあ? 予告の映像と衣装でシチュエーションが分かってきてる部分もあるのですが。

 はっと気づけば2月もあと3日、1週間後は「BBM」先行ロードショーの幕開けです。凄いことになるんだろうなあ、初日は。

 ところで私、下記の脚本つき原作を買いなおしました。10日ほど前、「ジャーヘッド」を見に行くときバッグに入れて、少し読んだ覚えはあるんですが、それから見当たらなくなり~、まじめに捜索したけど出てこない。ボーっとしててシネコンか電車の中にでも置いてきた?

Brokeback Mountain: Story to Screenplay Book Brokeback Mountain: Story to Screenplay

著者:Annie Proulx,Larry McMurtry,Diana Ossana
販売元:Scribner Paperback Fiction
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 アホですよねー、前に買った時(今月はじめ)は30%オフだったのが、今は15%オフになってるし。売れてきてるんでしょうか。それはいいことなんですが。ガマンするか、とも思ったけど、やはり手元に置いて何度でも読み返したいし。て、まだ通読できてないですけどね。

 翻訳とつき合わせて確認したいシーンも多々。特に本編を見たらそうしたくなるに決まってるし。今のうちに再ゲットしたほうがいいですよね。今回もクリックの翌日には発送してくれて、昨日、手元に届きました。今度は気をつけよう~。

 さて。[STORY TO SCREENPLAY]を開き、またプルーのエッセイ[Getting Movied]をざっと読み返しました。プルーが作品の映画化をどう思ったか気になって。彼女の原作である映画「シッピング・ニュース」を見たばかりですからね。原作と映画はまったく別物のことが多いですね。「BBM」は短編が原作だから、あまりカットはなく、むしろ膨らませた部分が多いのかも。

 やはりプルーも映画で納得できないシーンはあるようで、最終的に「もはや私のストーリーではなく、アン・リーの映画になっていた。私はジャックとイニスにグッバイを言い、別の仕事にとりかかった」。

 とはいえ、プルーは映画の出来を絶賛しています。「作家は認めたがらないが、映画の表現力の強さは書物を上回る。」

 でも、私は書物も凄いと思います。映画化を思い立たせるほどの力があるわけだから。よく映画化不能の作品、といわれる小説があるでしょう。不能といいながら映画になったりするわけですが、原作のファンの中には、映画に不満な方も多いはず。

 映像に頼らぬ想像力を掻き立て刺激する、という意味で書物はパワーがあるのです。そこが魅力です。逆に映像は怖いところもあります。視覚に訴えるのは分かりやすい手段ですから。文字が読めなければ、どんなに感動的な作品、といわれても味わうことはできないし。でも絵画や写真なら一目瞭然。

 だんだん何書いてるのかわからなくなりましたが。「BBM」を未見の私の結論はいつも同じ、早く本編を見たい、それだけです。

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ブロークバック・マウンテン(23)

0102057579300  前回はジャックの写真だったので、今度はイニスの番ね。ちょっと見慣れた写真と違うバージョンかな? ドイツのYahoo!を検索して見つけたのですが。フランスの「BBM」HPで見られる予告編には、こんな感じのイニスが映っていたような。川のせせらぎ、のこぎりで何か作業してるとこ、ジャックが羊を抱き上げたり投げ縄でイニスを転ばすなど、日米版と少し違うシーンがあって、こちらもお気に入りです。

 あと、この予告は英語音声、フランス語字幕付きですが、例のせつない台詞[I wish I knew how to quit you.]の字幕の冒頭は「Si」、フランス語で「if」の意味です。文字が小さい上、元々とぼしい語学力、理解する術もありませんが、どんな字幕なのか? でも多分、フランス語吹き替えで上映してるんでしょうね。

 こちらのフォーラムは非常に盛り上がってますが、日本版はイマイチですね? 実は私がコメントした記事がまるごと削除されたことがあります。ちょっと経緯を説明しますね。スレッドを立てたAさんはアメリカで「BBM」を見て、最後のイニスの台詞が聞き取れなかったので、それを質問してました。

 次に、アメリカの友人からその台詞を聞いた、但し確証はありません、とBさんがコメント。台詞までの間にかなり行間をあけて、ネタバレに配慮されてました。私はもう脚本を読んでいたので、それで間違いない、とコメント。するとAさんが「その最後の台詞で隣の女性が号泣していたが、理由がわからなくて」と。

 そこで私は、チュチュ姫さんのネタバレ編でラストシーンについて意見交換されてたのを思い出し、でもまさか公式BBSにネタバレのURLを貼るわけにはいきませんので「ご面倒ですが、私のブログから『ネタバレなし編』に飛び、さらに『ネタバレ編』へどうぞ」と書いたのです。で、翌日、覗いてみたらスレッドが消えていました。

 私がまずかったのか、Bさんが最後の台詞を書いたのが原因か? でも、あの台詞を見ただけでラストが分かるわけじゃないんですよね。そもそも映画を見たAさん自身、その台詞の意味が不明なのですから。ちょっと余計なことをしてしまったかもしれませんが、まあそういうことがありました。

 さてさて。「BBM」のリストにkenjikenjiさんのブログ「143 another edition」を追加しました。ゲイ視点で「BBM」を語ってらっしゃいます。トップに写真がいっぱいあります。シャツを手に取るイニスの後姿に涙。記事の下の4コマ、[JAKE MAKES A NEW FRIEND]が傑作ですよ~♪ クリックで拡大します、くすくす…。

http://kenjikenji.typepad.jp/blog/

 びっくりしたのはebayで、ジェイクが着ていたデニムシャツがものすごい価格で落札されたとの情報。人気あるんですねー、本当に。

 kenjikenjiさんいわく、「BBM」初日(3月4日)は多数の女性と少数の自分たちゲイが並んで見ることになりそう? 非ゲイの男性にも是非見てほしいのですが、とりあえず女性層を狙うのは賢明かもしれません。とにかくヒットしてもらわないと、都市部だけの上映で終わってしまう懸念が~。

 初日まで10日をきりましたね。私は週末を避け、平日に行く予定ですが。本当に早く見たいです♪

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ブロークバック・マウンテン(22)

Wallpapers541_jack_2  やっと私も画像の貼り方を覚えました~。嬉しいので、まずは「ブロークバック・マウンテン」のダウンロード画像でいちばん好きな、このジャックの横顔から。どんなシーンなのかまだ分かりませんが、ほんのり幸せって感じの表情がいいですね。

 そうそう、ジェイクが英アカデミー賞で助演男優賞を受賞しました、おめでとう! 喜びの笑顔は下記から。米アカデミー賞の行方はどうなるでしょうねえ。作品、脚色賞はぜひとも獲ってほしいものです。

http://www.flix.co.jp/page/N0007905

 前々からご紹介しようと思っていた、茶々さんのブログの「BBM」の記事。前からリストに入れてありますが、アメリカでのこの映画への反応が興味深いです。

http://chacha259.ti-da.net/e664371.html#comments

 そして、上記の記事で紹介されている「赤いアメリカ、青いアメリカ」のこと。こんな言葉があることも、初めて知りました。

http://www.eigotown.com/eigocollege/marie_english/backnumber/marie_english01.shtml

 今まで青いアメリカばかり注目してきたような気がします。映画の舞台もNYやLAってことが多いですよね。

「ブロークバック・マウンテン」のおかげで視界が広がっていき嬉しいです。もともと映画には色んな背景があり、どんな映画からでも発見はあるはずなのですが。51回見た「ラスト・オブ・モヒカン」でも、ネイティブ・アメリカンの歴史、現状など調べてずいぶん思うことがありました。

 先行公開まで、あと10日ほど、いよいよ「ブロークバック・マウンテン」の全貌に触れることができると思うとどきどきしてしまいます。

 

 

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ブロークバック・マウンテン(21)

バスクとバスク人 Book バスクとバスク人

著者:渡部 哲郎
販売元:平凡社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 プルーの原作を読み始めたとき、最初の方に[Basque]という単語が出てきて、あれっと思った。何故ここにバスク人が? 彼らは山の民(ピレネー山脈)だから山だらけのワイオミングにいても違和感はないのだが。

 翻訳を読んで納得した。米塚氏はバスク人に「スペインのフランコ政権下、多くのバスク難民がアメリカに流入し羊飼いになった」と注をつけてくださっている。そうかー、単なる移民ではないのだ。フランコ政権はバスクやカタルーニャを弾圧したそうだ。彼らは独自の文化や言語をもつ。

 そもそもバスク人が山のエキスパートになったのは、何世紀にもわたって弾圧され続け、山に潜んで暮らしたのが原因だろう。「ブロークバック・マウンテン」ではバスク人はイニス(先日までイーニス、エニスと表記したが、翻訳に従います。イとエの中間に聞こえるけど)にロバに荷物を積む方法を教えた、とあっただけだが、私が勝手にバスクに親しみを感じているので、長々と書いてしまいました。

 バスクへの親しみとは、大好きなバレエ・ダンサーIgor Yebraがバスク人だと知って少しバスク関係の本を読んだり、とか。その程度だけど、上記の「バスクとバスク人」は興味深い1冊だった。

 例えば下記のサッカー・チーム「アスレティック・ビルバオ」の紹介。多国籍チームが当たり前のヨーロッパサッカー界にあってスペイン純血を貫いていることで有名だが、正確にはバスク純血。彼らのホームスタジアムは別名「カテドラル(聖堂)」と呼ばれている。試合がある日曜に、ここでミサが執り行われるためだ。みんな教会よりスタジアムに来ているから合理的なやり方といえる。

http://liga-espanola.com/club/athletic_club_de_bilbao/info/index.php

 肝心の話になかなか進めないけど、まだ翻訳のショックから立ち直れてないというか。予告、特に日本版はかなり感傷的につくってあって、どうもこの翻訳の飾り気のない力強い文章とギャップを感じるのだ。プルーの世界に近いのは後者だろう。イニスもジャックも本当に田舎の垢抜けない若者なんだな、と改めて感じた。英語ではそのへんのニュアンスがいまいち伝わらない。

 予告で気になったのは「I」をどう訳すか。英語なら老若男女すべて「I」だ。日本だとあの世代の男性なら「僕」か「俺」ということになるのだろう。

「僕たちは永遠に離れない」というキャッチも「?」だ。配給元はどういう戦略でくるのか、どんな層がターゲットなのか。なんだか女性層を狙ってるように思えるが。男性も、ゲイ・カウボーイの話、と決め付けないで見てほしいなあ。

 それにしても、イニスとジャックはなんと山にばかり登っていることか。2人きりで訪ねた山は10数箇所、具体的な地名が載っている。その過程の苦しさ、それ以上にfriend(「相棒」にフレンド、とルビをふっている)といられる嬉しさ。それらを想像すると胸が詰まる。そして何故か2人はブロークバック・マウンテンだけは訪れなかった。

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ブロークバック・マウンテン(20)

ブロークバック・マウンテン Book ブロークバック・マウンテン

著者:E・アニー・プルー
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 やっと原作に画像がつきました。そして私はいま、読み終わったばかりです。

 んー、なんと言ったらいいんだろう。ため息ばかり出ます。ペーパーバックの方はあまり進んでないし知らない単語はそのまますっとばして読んだので、かなりすっきりしました。でも、この物語の全容を知ってもすっきりはしない。すっきりできる話じゃない。

 タフな話だし翻訳も大変だったと思います。米塚さん、本当にありがとうございました。13Pに渉る後書きも読み応えがあり、とても参考になりました。生涯、手元において読み返したい座右の書です。

 しかし、なんだろ私。ほんとにため息が止まらない。さっきのは流し読みだから、まだまだ細部をきっちり、原文とにらめっこしながら読まないと。映画とも違う箇所がたくさんあるようだし(後書きだけでも買う価値あり! 激・オススメです)、ほんとに丁寧に読み込んでいきたい。

 ゲットしたのは昨日だけど、読む時間はあったのに、今日はいいや、って思ってしまって。「チョコレート」を見たせいもあるんだけど。いつでも読める、て気持ち?

 今の気持ちは複雑すぎて。書きたいことは山ほどあるんだけど、またネタばれになってもいけないし、平静な気持ちでは書けませんので、今日はこのへんで。

 えー、私は映画館で取り乱したくないので原作も脚本もラストを読んでしまったわけですが。皆様には映画を見た後、ぜひとも読んでいただきたいです。今のうちにゲットしておけば、映画を見て即、読めますことよ。劇場でも原作を販売するかしら?

 最後に、嬉しくないニュース。「BBM」、中国に続いてアラブ首長国連邦でも上映禁止ですって。

 http://gayjapannews.com/news2006/news86.htm

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ブロークバック・マウンテン(19)

Book ブロークバック・マウンテン

著者:E・アニー・プルー
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 いよいよ今日は原作の翻訳が発売されますねー、あとで本屋に行かなくては。Amazonに注文したら一緒に申し込んだ朗読CDの発送に合わせて来月になるというのでキャンセル。

 リンクリスト「ブロークバック・マウンテン」に追加しましたが、昨日、翻訳者の米塚さんから翻訳の訂正・補足箇所のご連絡を頂きました。購入、購読される方、参考になさってください。

 話題の台詞[Nobody's business but ours.][I wish I knew how to quit you.]がどう訳されているか楽しみです、どきどき。どちらもジャックの台詞ですよねー。予告でもさんざん聞きましたが。映画の原作の発売を待ちかねて買うなんて初めてです。読んだら見ない、見たら読まない、のが今までの私のスタンスですから。

  ↓GAY JAPAN NEWSに、またアン・リー監督の談話が載っています。

http://gayjapannews.com/news2006/news84.htm

 ヒースとジェイクがアメリカの両面を見せている、なるほどねー。そして沁みた言葉は、「自分の心に忠実であれ」 。

 その通りですねー。プルーは「何も成し遂げられなかった男の話を書きたかった」そうですが、エニスが心のままに生きていたら違う結末になっていたかも。…これもネタばれになるんでしょうか? 20年にわたるエニスとジャックの交流。逆にいうと20年、と限定されてしまったのは何故なのか。それは原作を読むなり映画を見るなりするまで分からないわけですが。でもエニスには永遠だと思う。

↓鑑賞会&シンポジウムも開催ですって。盛り上がりそう。

http://gayjapannews.com/article/BROKEBACKMOUNTAIN.htm

 ところで、下記のニュースも気になりました。ヤニック・ノアという名は、かつて名プロテニス・プレイヤーとして存じていましたが、いつの間にか歌手に転向、成功してたんですね。そして、こんなキャンペーンの標的にされているなんて! 「BBM」を知って以来、こういうニュースに敏感になってます。負けないで、ノア!

http://gayjapannews.com/news2006/news85.htm

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ブロークバック・マウンテン(18)

Music オリジナル・サウンドトラック~ブロークバック・マウンテン

アーティスト:サントラ,ウィリー・ネルソン,エミルー・ハリス,テディ・トンプソン,ルーファス・ウェインライト
販売元:ユニバーサルクラシック
発売日:2006/02/15
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 今日は日本盤サントラの発売日なんですね。まだ画像が出ません、見慣れた例の写真でしょうけど。どうしようかな、スペイン公式サイトで、さわりだけだけど全曲、試聴できるし、と思ってたら。スペインサイトは消滅? リンクできなくなったのでURLを外しました。どうしたんでしょ、スペイン語の予告も面白かったのに。アルマの吹き替えがカン高い声でおかしかった。でもスペイン版HPのおかげで♪I'll never let you , I'll never let you, I'll never let you go~ってサビ部分を覚えちゃいました。

 で、私のお気に入りはフランス・サイト。リンクからご覧ください。すぐに予告が立ち上がります。画面小さめですが、音声は英語のまま、フランス語の字幕つき。映像が日米のと微妙に違います。羊を抱きかかえるジャックがお気に入り♪ 右下のvfをクリックするとフランス語吹き替えの予告が見られます。

 そして、ご存知かもしれませんが、このHPではビデオがたくさん見られます。フランス語吹き替えですが、雰囲気はつかめます。

 site de film →menu→ galerieへ。下の videosのexailt#1~6です。

 いちばん好きなのは#3ですね。ジャックが訪ねてくるときの、エニスの落ち着かないこと。かわいー♪ そして、再会してがっしり抱き合った後、エニスが何か怪しげな目つきになって終了。これも皆さんご存知かと思いますが、ネットに流布してる、ジェイクが怪我(唇でも切ったか?)したというハードなキスシーンに至るわけですね。エニスは「キスしたい! どっか適当な場所はないか?」と探してたんだろうな、あの目は。と想像するわけです。

 2番目に好きなのは#2。カウボーイの仕事が終わって、エニスとジャックがいったん別れるところ。どうでしょうね、どっちもうつむいちゃって寡黙で。離れたくないのがアリアリ。ここでジャックと一緒に行ってしまえばよかったのになあ。握手もせずに別れる2人。バックミラーに映るエニスを見るジャックの目がたまりません。

 しかしフランスでは1月18日公開。スペインは20日。イタリア21日。なんで日本だけこんなに遅いかね、イライラ。フランスでもイタリアでもタイトルは「ブロークバック・マウンテンの秘密」となっているのがオカシイ、とか、いろいろ検索して寂しさを紛らわせているのでした。

ココログフリー

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ブロークバック・マウンテン(17)

地球の歩き方 ガイドブックB01 アメリカ Book 地球の歩き方 ガイドブックB01 アメリカ

著者:高橋 勝浩
販売元:ダイヤモンド社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 私、昨日、とうとうダウンしてしまいました。ここんとこ、ずーっと眠りが浅く、トラ(写真をのっけてるヤドカリ猫)に午前3時4時に起こされる、のは毎度のことですが、その度にPCを立ち上げてブログに記事書いたり~。気づけば朝ごはんの支度をする時間。昼寝しようと思えば出来るのに、「ブロークバック・マウンテン」のことばっかり考えて寝付けず。それが数日続いて、ついに体が悲鳴をあげたようです。

 昨日は少し昼寝。朦朧としながら夕食の準備。なんとか食べ終わり、後片付けして6時! には寝てしまいました。2時半にトラに起こされたけど、もちろんPCに触る元気はなく。次に目覚めたのは7:30。実に13時間半、寝たのです。やっとスッキリ。

 こんなに寝たのはそう、02年秋にアメリカ(LA,アリゾナ方面)に旅行して戻った夜くらい。翌日からの仕事には見事、遅刻! 

 その旅行で役立ったのが上記の「歩き方・アメリカ」(02~03年版)です。西海岸特集もあるんだけど、あちらの友人に頼りきりの旅、簡単なガイドでいいので、この本の必要部分だけ切り取って持参。

 今は「ブロークバック・マウンテン」ガイドとして役立ってます。先日、やっとワイオミング州の正確な位置がわかった、と書きましたが、その地図は英和辞典に載ってて、地図自体には州の名前が書いてないんです、番号だけ。だから、さっと見て、位置が把握しにくい。それが、当然ですが、「歩き方」には本土全図が、A4大で載ってます。主な幹線道路も記載あり。

 これで見ると、ワイオミングとテキサスって、けっこうな距離が。ワイオミングの南端とテキサスの北端でも直線距離でゆうに500キロはあります。エニスがワイオミング北部、ジャックがテキサス南部在住だったら、もっともっとあるだろう、道路は曲がりくねってるし。LAとNYほどではないにしろ相当な距離だと思われます。

 脚本を飛ばし読みしてたら、ジャックがエニスを訪ねるシーンで辛いのがあって。ジャックはどんな気持ちでこの遠距離を車で帰ったんだろう? 予告で涙をぬぐってるジャックが出ますが、ここなのかなあ、とか。想像しただけで辛いです。

 つーわけで、あらゆる手段を使って、未見の「ブロークバック・マウンテン」の世界を想像してるわけです。

 でも、「歩き方・アメリカ」、マジ役に立ちそう。今までアメリカ映画を見ても地理的なことってあまり考えたことがなかったんだけど。これからは事あるごとに開いて役立てたいと思います。

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ブロークバック・マウンテン(16)

Book ブロークバック・マウンテン

著者:E.アニー・プルー
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 翻訳は17日に発売、400円と手ごろな価格だし、あと数日で原作が読める、と楽しみにしている方も多いだろう。

 が、いいんですか? 結末が分かってしまいますよ。映画館で泣き崩れたい方は映画を見てからにした方がいいのでは? 私は結末から先に読んでしまったし、その前にチュチュ姫さん宅でネタばれ編も読んでるし。集英社文庫も買いますけどね、原書とつきあわせて読むつもり。

 ふつう、私は映画を見る前には最低限の知識しか仕入れないことにしている。「ブロークバック・マウンテン」も去年、ヒースとジェイクがゲイの恋人役で、20年に及ぶ交流を描く映画、と聞いて、はい、それで十分。のはずだった。それがどうしてこうなってしまったのか。とりあえず、初見で映画館で再起不能に陥るのだけはカンベン、そのためには筋を知っていた方がいいのだ、と、これはあくまで私の場合ですよ。

☆以下、ネタばれになるかもしれません。ご注意の上、読み進んでください。

 さて。「ブロークバック・マウンテン」を支持する人もいれば、ぴんとこない、感心しないという人もいる。当然です。そういう感想を読んで思うのは、やはり同性愛に「?」な人は「奥さんのほうがよっぽど可哀想」という結論に達しているようだ、ということ。

 夫の浮気が悲劇を呼ぶ映画はいくつもある。夫の相手が男であれば、おおっぴらに相談する相手もいず、妻の苦悩はさらに増す。それは分かる。

 でも、性別に関わりなく、夫が妻以外に、もっと愛する存在が出来てしまったら(エニスにとってはジャック、ジャックにとってはエニス)、愛のない夫をつなぎとめておいても仕方ないのでは? 一緒にいて幸せな相手のところに行かせてやりたい、と私など単純に思ってしまう。私から見れば二人は本物の相手に出会ってしまったのだ。その相手と人生を共に歩むのが自然な姿だから。

☆以下、はっきりとネタばれです。くれぐれもご注意を。但し、日本公開までは絶対にラストには触れないとお約束します。

 初めて結ばれてしまった翌朝。エニスは「俺はゲイじゃない」と言う。queerという単語を使っているので「オカマ」と訳したほうがいいかもしれませんが(私にとってはなるべく使いたくない言葉です)。

 すると、ジャックは「俺だって違う」。

 エニスはともかくジャックはどうなのか。誘ったのはジャック、と、もう予告を見れば分かりますよね。ジャックはエニスの手を取り、それから? 次の場面では自分からジャケットを脱いでます。やっぱりジャックはゲイではないのか。そして前にも似たような経験があったのでは?

 私、エニスが最初からinsertしてしまったと知ってびっくり。男は放出すればスッキリするんだから、何も無理して入れなくても。それに、そう簡単に入る場所じゃないでしょ? BL小説だと当然のように入れちゃってますけど、作者が女性だからだろう、とゲイ雑誌で読んで。

 なるほどなー、オトコは出してしまえばそれでOKか。だからエニスとジャックの「初夜」も、キスして手で刺激を与えあうとか、そんな程度だと思い込んでいたんですが。それが…ソーニューしちゃいましたか。このへん、プルーが女性だから? ゲイの男性作家だったらこう書いたかどうか。まあ、些細なことかもしれませんが~。

 あんまりこういう具体的なことは書きたくなかったんですが。変なTBが付かないようにズバリな単語は避けてみました?

 

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ブロークバック・マウンテン(15)

Brokeback Mountain Book Brokeback Mountain

著者:Annie Proulx
販売元:Simon & Schuster (a)
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ↑原作の朗読CDが出てると聞いたけど、これなんですね。うーん、どうしよう。とりあえず原作のほうを読んでから~。でもヒアリングの勉強になるだろうな。

 脚本付き原作、少しずつ読んでます。プルーの[GETTING MOVIED]にまず言及すべきなんだけど、いろいろシビアな内容なので、また日を改めて。今日は共同脚本の執筆者であり、脚本化をラリーに提案したダイアナ・オサナの[CLIMBING BROKEBACK MOUNTAIN]について。

 97年秋。眠れぬ夜を過ごしていたダイアナは、ニューヨーカー誌を手に取り「ブロークバック・マウンテン」を読み始めた。二人の男の宿命的なラブストーリーに打たれて激しく泣いた、というくだりで私ももらい泣き。前夜、うっかり脚本のラストを読み、涙が止まらなくなってしまったことを思い出したのだ。

 起き上がって顔を洗い、ダイアナは熟睡した。翌日、再読。この物語には多くの人を揺り動かす力がある、なにかメジャーな方法で世界に発信しなければ。脚色したい、とダイアナは考える。

 ラリーもすぐに、これが「ニューヨーカー」史上、最高の短編だと認める。「脚本にできると思う?」ダイアナの問いに、彼は少し考えてから同意した。即、プルーに手紙を書き承諾を得る。途中の事情ははしょるが、3ヶ月後には「ブロークバック・マウンテン」の脚本が完成し、プルーのOKも出た。

 98年、ワイオミングで例のリンチ殺人事件が起こる。脚本もなかなか認められない。しかしラリーに言わせると、[good work will always find its ways]、良い作品は自分で道を切り開くもの? 必ず日の目をみるようになっているのだそうだ。

 ゲイのカウボーイの恋愛もの、と聞いてしまいこんでいた脚本を、プロデューサーのマイケル・コスティガンが読んで気に入り、電話をかけてくる。最高の脚本だとほれ込み、映画化への道が一気に開けていく。

 映画が完成し、試写が行われたときの様子は、とりわけ心にしみる。ダイアナは8年をともに過ごした「ブロークバック・マウンテン」の登場人物たちと初めて出会ったような気持ちになるのだ。

 会場が明るくなったとき、[The women were crying. the men were silent.]。きっと日本でも公開されたら、そんな感じだろう。

 [CLIMBING BROKEBACK MOUNTAIN]。ダイアナたちの長年の苦闘は、こうしてすべて報われたのだった。

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ブロークバック・マウンテン(14)

Brokeback Mountain Book Brokeback Mountain

著者:Annie Proulx
販売元:Heyne, Mchn.
Amazon.co.jpで詳細を確認する

☆「ブロークバック効果」でワイオミング観光の人気上昇

http://gayjapannews.com/news2006/news71.htm

↑Gay Japan Newsの記事を読んで、もう可笑しくて可笑しくて、声をあげて笑ってしまいました。不謹慎?

 いや、(13)のコメントにも書いたのですが、プルーのエッセイにショックを受けたので。「都会の批評家は『ゲイのラブストーリー』というけど違う。これは田舎のhomophobia(同性愛嫌悪)の凄まじさについての物語だ。」と書いてあってね。リー監督は「普遍的な愛の話だ」と語っているのに、原作者のプルーは(もちろん愛も語っているけど)そうじゃない、と言い切ってるんだから。[No]の2文字がきつかったー。

 で、原作が書かれた翌年にゲイ男性がリンチ殺人されたワイオミングに、[BBM]に魅了されたファンが大挙押しかける! 実際にはロケはカナダで行われたというのに、それをも承知でエニスとジャックの物語の聖地へと。

 当然、彼らはワイオミングで飲食し、ホテルに泊まり、あちこちに出かけてガイドも雇えば土産も買うでしょう。つまりワイオミングは大嫌いな(そうじゃない人も多いでしょうが)ゲイのおかげで潤ってしまうのです。これ以上の皮肉があるんでしょうか。

 というわけで、プルーの[No]で沈んでいた私は一挙に浮上、愉しくて笑ってしまったのです。これを機に、[BBM]が経済効果をあげるだけでなく、ゲイ嫌悪の風潮を変えていくことを願っています。

 ワイオミングについて、そういえば私、何も知りません。州都はシャイアンっていうんですね。でもって北西部のRocky Mountain Statesのひとつ、と。辞書に載ってた地図で、やっとワイオミングの正確な場所がわかりました。

 そして、脚本のこと。執筆者の一人Diana Ossanaも女性ですね! 私ってば、プルーに続いて勝手に男性だと思い込んでました。しかもLarryより彼女の方が脚本化に乗り気だったらしい。「女に男の気持ちがわかるはずがない」と書いてたゲイ・ブロガーの方、この件についてはご存知でしたかしら? 彼女が原作に目を留めなかったら、「ブロークバック・マウンテン」の映画化は永久になかったかもしれないんですねえ。

 毎日毎日、米HPの予告を見てぽわーとしてます。右下の[Now Playing Everywhere]の表示が嬉しいじゃないですか。「いま、どこでも上映中」。日本でもたくさんの映画館で上映されるといいな。

 皆さん、公開されたらぜひリピーターになり、口コミで評判を広げましょう!

http://www.brokebackmountain.com/splash.html

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ブロークバック・マウンテン(13)

Brokeback Mountain Book Brokeback Mountain

著者:Annie Proulx
販売元:Scribner
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 毎日毎日、よくまあ書くことがあると自分でも笑ってしまうのだが、脚本付き原作も読み始めたことだし、当分、こんな感じ(ほぼ日刊・ブロークバック・マウンテン日記?)でいくと思います。

 これはもう、「ラスト・オブ・モヒカン」のときの熱中振りを超えるな、と予想がついています。あの時は映画館で51回見ました。「BBM」では、そこまでいかないでしょう、せいぜい10回くらいかな。「モヒカン」公開は93年、当時はあまり入れ替え制が普及してなくて、2度3度と続けて見られたけど、今はねえ。経済的にキツイです。ただ、「BBM」は公開前から原作、脚本をゲットできたしネットでいろんな情報も得られる、この差は大きい。本編を数多く見られない分、こちらで補おうという魂胆でおります。

「ラスト・オブ・モヒカン」は何度もリメイクされた映画。原作も有名ですが、私がハマッた91年制作のものは、原作とは大分違うようで、だったら原作を読むまでもない、と思ってたし、脚本はほしかったけど手に入らず。

 さて。今日のテーマは、「もし60年代に[BBM]を作ったら主演は誰?」という質問をリー監督が受けたという話。答えは下記から。

http://allabout.co.jp/relationship/homosexual/closeup/CU20060123A/index2.htm

 ポール・ニューマンがエニスで、モンゴメリー・クリフトがジャックでしょうか?

 ニューマンは皆さんご存知でしょうけど、クリフトの写真は下記から。私は彼の出た映画は未見です。美形だって話だけはよく聞きましたが。彼もクローゼットの中にいたとは!

http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/MONTGOMERY%20CLIFT.htm

 ポール・ニューマンは大好きですし、記事にあるようにゲイのアスリートとコーチの愛を描いた「フロント・ランナー」の映画化を試みたのも「スクリーン」で読んでおります。絶対に見たい~、だったけど、制作にはこぎつけなかったみたいで残念です。コーチ役がニューマン、彼と愛し合う選手にリチャード・トーマスという、さわやかな青春スターが予定されてたような。記憶違いだったらごめんなさい。二人は「レーサー」という映画でも義理の親子役で共演しています。

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD9713/index.html?flash=1

下記の「フロント・ランナー」、近所の古本屋の100円均一コーナーにあったのに。買っておけばよかった。(涙)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4807490117/qid=1139272889/sr=1-3/ref=sr_1_10_3/503-2004234-7919944

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ブロークバック・マウンテン(12)

Brokeback Mountain: Story to Screenplay Book Brokeback Mountain: Story to Screenplay

著者:Annie Proulx,Larry McMurtry,Diana Ossana
販売元:Scribner Paperback Fiction
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 上記の脚本つき原作。エッセイ、原作、脚本の順に~、なんて思ったのに。我慢できずに脚本を読んでしまいました。全部は無理なので、気になるシーンから。

 既に見た方の間で話題の[Nobody's business but ours.](特報の字幕では「胸の奥にしまおう)、[I wish I knew how to quit you.](苦しすぎるよ)、も、ジャックがどのシーンで口にしたか分かってしまいました。

 公式サイトでは、両方とも訳が不評ですが、じゃあ他にどう訳せばいいか、何の提示もないですなあ。私は悪くないと思いますけど、字幕って次の台詞に移るまでに観客が読み終えることを前提につけるので、文字数制限が大変だろうし。

 で、よせばいいのにラストも読んでしまいました。結果、ガーンとやられて涙が止まらず。アホや私。でも、いきなりあのラストを映画館で見たら、それこそ席から立てないくらい号泣しちゃって大変なことになってたと思います。免疫つけといてよかった?  

 あの真摯な愛をね、アメリカではジョークのネタにしてる輩もいるっていうんだから。まあ理解不能な人種は、どこにでもおりますが。いい映画だ、まじめな内容だって認めるのが怖いのかもしれませんし。認めたらゲイだと疑われやしないかと?

 さてさて。昨日「愛と死をみつめて」「野菊のごとき君なりき」をご紹介しましたが。やはり私にとって「純愛」はこうした感じのもので、「ブロークバック・マウンテン」を純愛と呼ぶのは~、なのです。もちろん純粋な愛ではありますが。それじゃ、どう呼ぶか、と考えて、思い出したのが「プラトニック・ラブ」です。

 今では精神的な愛、ということになってる「プラトニック・ラブ」ですが、元々プラトン的愛という意味ですし。

http://allabout.co.jp/relationship/homosexual/closeup/CU20051127A/index5.htm

 ↓上記のサイトでも「ブロークバック・マウンテン」について語ってるんですね。

http://allabout.co.jp/relationship/homosexual/closeup/CU20060123A/index.htm

 と、やっと本題ですが。「プラトニック・ラブ」とは、始めはどうあれ、最後に純粋な愛にたどり着くことなのだ、と教えてくれた方がいました。高校時代の古典のI先生です。

 それまでプラトニック=肉体関係を伴わない、と捉えていた私はビックリしました。なんでそんな話を先生がしてくれたのか覚えてないのですが。

 それでいくと、エニス(日本ではイーニスの表記が多いけどEnnisというスペルからしてエニスでしょう)とジャックはプラトニック・ラブにまで愛を昇華させたってことでは? 少なくとも私にとっては「純愛」より「プラトニック・ラブ」という表現がしっくりきます。始めはひと夏の欲望のはけ口だったかもしれない。でも、エニスの心は無意識ではあれ、ジャックに囚われていた。仕事が終わってジャックと別れた直後のエニスの状態が(これも脚本で読んでしまった)それを物語っている。

 I先生、「プラトニック・ラブ」について教えてくれてありがとうございます。無理やり百人一首を暗記させられたことと並んで、大感謝しております。

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ブロークバック・マウンテン(11)

Brokeback Mountain Book Brokeback Mountain

著者:Annie Proulx
販売元:Fourth Estate Ltd
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 前回、脚本つきの本を注文したと書きましたが。翌日、4日には届いてしまいました。はっやー! 本当は上記のが活字も大きいそうで、たぶん読みやすく、ついでに安いのですが。脚本の魅力に負けました。

 横A5、やや縦長サイズで166P。どこから読もうか、だいたい、このボケボケ頭で今さら原書を読めるのか? まずぱらぱらとめくる。原作、脚本、次に[Getting Movied]のタイトルで、アニー・プルーが10Pにわたって原作を書いた経緯から映画化までを書いています。これから読み始めました。

 たぶん1時間はかからなかったでしょう。分からない単語だらけだけど、すっとばして先に進みました、やめられなくなったのです。

 97年の金曜の夜。プルーはとあるバーで、60代後半と思しき一人の男性に目を留めます。彼の目はビリヤードに興じている若いカウボーイに向けられていました。ビリヤードに興味があるのかもしれない、そのカウボーイは彼の知り合いかも。でも、彼の視線にプルーは[bitter longing]を感じたのです。初老の男は、叶わぬ憧れを、若さに溢れたカウボーイに抱いたのか。

 ワイオミングはアメリカでも自殺率の高い州であり、特に年配の独身の男性の自殺が多い。胸が詰まりました、これは何を意味するのか。最初の2,3Pにそんなことが書いてあるのだから、どうにも止まりません。読めるのだろうか、の心配は杞憂に終わりました。

 ほんの10Pのこの文章から受けた感慨は数え切れないほどあるのですが、とりあえず本日はこのへんで。

アメリカの映画興行ランキングです。「BBM」は、まだまだ健闘中、6位です。

http://www.imdb.com/chart/

↑の「Brokeback Mountain」をクリックすると映画紹介に飛べます。リンクの「ブロークバック・マウンテン」にある「Brokeback Mountain(2005)」と同じですが。そこで評価を投票できるんですね。いま平均8.0と上々の評判ですが、最低の「1」をつけてる人が9%も! 嫌いな人は嫌いだってことですね。憎んでいるのかも。まあそのへんは好き好きだからいいんですけどね。

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ブロークバック・マウンテン(10)

Brokeback Mountain: Story to Screenplay Book Brokeback Mountain: Story to Screenplay

著者:Annie Proulx,Larry McMurtry,Diana Ossana
販売元:Scribner Paperback Fiction
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「ブロークバック・マウンテン(9)」でオスカー・ノミネートの件を書いたら、TBが複数ついて、やっぱり関心が高いんだなーと実感してます。

 日本公式サイトのBBSを見てると、ますます脚本を読んでみたくなる。上記の洋書を買ってみようかなー、英語力が相当、落ちてて不安だけど。で、注文しちゃいました。7日に届くそうです。

 今日はこの映画について書くつもりはなかったんですが、GAY JAPN NEWSにもアン・リー監督の来日時の談話が載ってたもんで。引退も考えていたなんて、ひえー。

http://gayjapannews.com/news2006/news58.htm

「ブロークバック・マウンテン」の原作を思い出したことが、今回の快挙につながったそうですね、良かったです。アン・リー監督と言うと、私にとってはどうしても「ウェディング・バンケット」が印象が強いです。アジアが舞台のゲイ映画という意味でも。

 本作は「ゲイ映画としては十分でない」と言われたそうな。ゲイ映画の範疇を大きく超えちゃってるからなあ、と、未見のくせに言い切ってしまう私ですが。(笑)

 ところで私、ずっと気になってた記事があって。リンクしてる「ブロークバック・マウンテンの衝撃」のKitamaruさんが書かれたもので、某女性ライターの記事をきわめて厳しい調子で批判しています。

http://www.bureau415.com/kitamaru/archives/000170.html

 読んでいて、ちょっと赤面というか。これ、個人的なブログ等でミーハー的に書くのなら、またやおい好きの腐れ婦女子が、と嘲笑されはしても、こうまで攻撃されなかったかと。でもスポーツ新聞とはいえ、新聞にねえ。やはり問題だろうなあ、と。私の書き方も何か煮えきりませんが、人のふり見てわがふり直せ、ということで。

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ブロークバックマウンテン(9)

Music オリジナル・サウンドトラック~ブロークバック・マウンテン

アーティスト:サントラ
販売元:ユニバーサルクラシック
発売日:2006/02/15
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 日本版のサントラも15日に発売なんですね。解説が充実しているなら興味ありますが。画像もつけてほしいな、ぶつぶつ。

 さて、それよりビッグニュース! QMさんにTBいただきましたが、アカデミー賞で「ブロークバックマウンテン」は8部門で候補に! 作品、監督、脚色などに加え、ヒースが主演、ジェイクが助演賞にノミネートされていて嬉しいです。アベック受賞したら最高なんだけど。

http://www.eiga.com/nominee2006.html

↓こちらはアメリカのサイト。ヒースとジェイクの写真、役どころも掲載があって親切。

http://www.oscar.com/nominees/list.html

 発表は3月5日、日本時間では6日になるそうです、楽しみですね!

 昨日から日本での公式サイトが本格的にオープンしました。サイドのリンクからも飛べますが、下記です。

http://www.wisepolicy.com/brokebackmountain/

 レビューが日本語で読めるのが嬉しいです。予告は、まだ「特報」で短いですが、胸がずきんとした台詞[ I wish I knew how to quit you! ]には「苦しすぎるよ」の字幕が。私は最初、[I wish I could quit you!]に聞こえたんですが、何度も予告を見るうちに、聞き漏らしてる音があるような、と思ってました。(汗)

 すでにBBSも盛り上がってます、アメリカで見た方のカキコも。いろんな要望も出てますし興味深いです。ぜひ覗いてみてくださいね。

 原作も17日に発売されますし、先行ロードショーは4日から、18日からは全国各地で上映開始です。横浜でもシネコン2箇所で公開、通ってしまいそうです♪

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ブロークバック・マウンテン(8)

Brokeback Mountain Book Brokeback Mountain

著者:Annie Proulx
販売元:Perennial
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 今日は情報関係を少しご紹介。

*2月17日に集英社文庫より、原作の日本語訳が発売されます。400円です。

http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/sale_yotei.cgi?mode=next&jyanru=bun&series=%bd%b8%b1%d1%bc%d2%ca%b8%b8%cb

*3月4日先行ロードショーのシネマライズ渋谷の時間表。ずいぶん発表が早いですね。窓口で前売り券を買うとポストカードをくれるそう。渋谷に出るついでに買いに行こうかな。

http://www.realtokyo.co.jp/event_cgi/ev_view.cgi?1,3509,01+1+1

*公開の件に関してGay Japan Newsにアン・リー監督の喜びの声が。私も13歳にしてパゾリーニなんかの映画を見ていたのでアメリカと同じR指定だったら泣いちゃう。ちょっと「バトル・ロワイヤル」を思い出しますね。

http://gayjapannews.com/news2006/news48.htm

*全米ランキング(1・24更新)、前週の9位から4位へ。館数が増えたのかゴールデングローブ賞効果か。

http://www.eigafan.com/rank/index.html

*フランスの公式サイト。開いたら即、予告編が立ち上がる。字幕がフランス語。右下のvfをクリックするとフランス語吹き替えの予告が見られます。タイトルは「ブロークバック・マウンテンの秘密」?

http://www.brokebackmountain-lefilm.com/

*ヨンリーさんのブログ。近所のミニシアターに公開を要請されたそうです。もし公開されても6月、とのこと。やはり首都圏は恵まれておりますね。

http://blog.goo.ne.jp/lovesmile-world/e/ef6075d51d5edd63fdcd3a47d5aeec85

 そして、アメリカ在住の方のブログを拝読しましたが、男ひとりで見に行くとゲイだと思われるので女性となら行ってもいい、ということで男友達とカップルで見に行ったと。なんだかなー。

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ブロークバック・マウンテン(7)

きみに読む物語 スタンダード・エディション DVD きみに読む物語 スタンダード・エディション

販売元:ハピネット・ピクチャーズ
発売日:2005/09/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「ブロークバック・マウンテン」を語る記事になんで「きみ読む」が出てくるんだよ、とお思いでしょうが、まあ聞いてください。私は映画館でこれを見て大好きになりDVDも見ました。先に見たときは2人が老いてからのエピソードに打たれたのですが、再見してみたら、下記のところがツボでした。

 二人は身分違いの恋を実らせます。別れてから再会するまでに、ノア(ライアン・ゴズリング)は第2次大戦に出征、除隊後は近所の戦争未亡人とつきあっている。アリー(レイチェル・マクアダムズ)は恋をして別の男と婚約。ノアの相手はアリーを「素晴らしい人ね」と賞賛、あっさり身を引くが、アリーは婚約者や親の手前もあってノアと別れようとする、「どっちを選んでも誰かが傷つくの」と。

 このときのノアの言葉が印象的でした。「きみはどうなんだ? 婚約者や親や、僕の気持ちもどうでもいいんだ。きみはどうしたい?」アリーの気持ちだけを問うのです。アリーが自分を選ばなくてもいい、婚約者を選んだっていいんだ。肝心なのは人を気遣うことではなく、アリーが本当にどうしたいのかだと。

 すぐには決断できない、その悩む様子も痛ましかった、でも結局、アリーは自分の心に忠実に、ノアと添い遂げました。アリーの勇気、本心に従おうという意思のたまものです。[What do you want?]というノアの声、今も耳の底で響いています。

 チュチュ姫さんが「ブロークバック・マウンテン(4)」に「イーニスは自分が悪いことをしているという意識から逃れられないところが、すごーく可哀相」とコメントしてくださいましたが、前から私もそこがひっかかっていました。リンクの「ねたばれなし編」から「ねたばれ編」に飛べますが、そちらで、このあたりの事情を既に読んでおります。以下、ますますねたばれなのでご注意ください。

 イーニスの幼い頃、近所で男同士で仲がよすぎたカウボーイがリンチされ殺された。イーニスは父親から、ゲイはリンチされるぞ、みたいなことを吹き込まれてきたようなのです。洗脳というか、「悪いことだ」という刷り込みが、ジャックとの逃避行に踏み切れなかった原因でしょうか。なんとか呪縛から解放されて新たな人生を切り開いてほしかったのですが。

 ここでまた、マンガの話です。このイーニスの自縄自縛について考えているうちに、山岸涼子の短編の最高傑作「天人唐草」を思い出しました。

Book 天人唐草―自選作品集

著者:山岸 凉子
販売元:文芸春秋
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 主人公の響子は幼い頃、青い小さな花(天人唐草)を見て、きれいだと思うが、それは「犬ふぐり」というんだよ、と友達が言う。家で「ふぐり(陰嚢)」と口にしたことで厳格な父から叱咤され、響子は性的なことや、異性と接することに過度の恐れを抱いていく。もちろん他のことでも絶対服従、常に父の顔色をうかがう日々。

 成人してから変わるチャンスはあったが、アドバイスしたのが父が嫌う一見へらへらした男性だったこともあり、結局は父の言いなり。が、父が愛人の家で倒れ、急逝。愛人は父が忌み嫌ったはずの派手なタイプの女。響子はもう、何を信じていいのかパニック状態に。そしてある決定的な事件の果て、響子はようやく解放された。狂気という檻の中ではあったが。

 これは極端な例だけど、まじめで素直ないい子ちゃんは、こうなる可能性があるのだと、自分の気持ちに忠実に、人のことなんかかまっちゃいられねえ、つうくらいの気持ちがないと自滅するんだと、結末にゾーっとしながら思ったことでした。

 イーニスは離婚した。ジャックは二人で暮らそうと誘う。気持ちが一致すればなんとかなったはずだった。見知らぬ土地でやり直すことも、ほんの少しの勇気さえあれば。

 でも、イーニスにはそれができなかったのねえ。彼もとってもまじめな男のようだから。抑圧されすぎてたんだなあ。本当に本当に残念。

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ブロークバック・マウンテン(6)

Brokeback Mountain [Original Motion Picture Soundtrack] Music Brokeback Mountain [Original Motion Picture Soundtrack]

販売元:Verve Forecast
発売日:2005/10/25
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「ブロークバック・マウンテン」について検索していたら、こんなタイトルがひっかかった。

「ゴールデン・グローブ賞、ヘンタイ映画3本が受賞」

 顔がひきつりましたね、ええ。怒りで心臓が凍りつきそう。中身を読んだらもっと不快になるから閉じてしまったが、全くもう。こういうタイトルを平気でネットに公開してしまう無神経さ。一般的日本人の感覚って、まだまだこんなものなのだ。

「ヘンタイ映画」の筆頭は、言うまでもなく「ブロークバック・マウンテン」でしょう。Kitamaruさんの「ブロークバック・マウンテンの衝撃」にあるように、単なる「ゲイのカウボーイの恋愛話」なんかじゃないんだけどね。誰でも同性とこうなる可能性があるって事がこの作品によって白日の下に晒されてしまった。保守派もそれに気づいてる。だからこそ躍起となってバッシングしてるんだろう。Kitamaruさんが言う「やばい映画。こんなの作っていいの?」はそういう意味だと思う。

 ゴールデン・グローブ賞の最優秀主演男優賞は「カポーティ」のフィリップ・シーモア・ホフマン(いい役者です♪)。作家カポーティもゲイだった。

 そして主演女優賞は「トランスアメリカ」のフェリシティ・ハフマン。役どころは、なんと性転換手術を控えた男性! 素顔はすてきな女性なのだけど。

 作品の詳細は下記から。これも見ごたえのある問題作のようです。

 http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060104

 今回の受賞者は右記から。http://www.flix.co.jp/page/N0007678

「カポーティ」も力作のようだし、上記3本、いずれも楽しみな作品ばかり。

 今はゲイやトランスセクシャルがテーマ、というだけで特別な目で見られるけれど、そのうち家族もの、歴史上のヒーロー、戦争等をテーマにした映画同様、内容そのもので評価される時代がくるだろう。その頃には、あんな不快なタイトルを眼にすることもなくなるだろうか。でも、自覚のない人って一生そのままだからな。山手線みたく、同じところをぐるぐる~。

 で、今日はサントラ盤の紹介です。昨日の検索で悲しくなったからサントラでも視聴して癒されようと思ったんだけど、これ書いてるうちに元気が出てきた。やっぱり思ってることは吐き出さないとね。但し、表現には十分に気をつけて。

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ブロークバック・マウンテン(5)

Brokeback Mountain: Story to Screenplay Book Brokeback Mountain: Story to Screenplay

著者:Annie Proulx,Larry McMurtry,Diana Ossana
販売元:Scribner Paperback Fiction
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 何冊も洋書がある「ブロークバック・マウンテン」だが、こちらは脚本付き。プルーがエッセイを寄せている上、16枚のモノクロ・スチール写真もあるそうで、これは買いかな。

 カスタマー・レビューによれば「脚本化の動きは短篇の雑誌掲載直後から」あったそうで、発表直後から映画化へと待望されていたようだ。それだけ魅力的な原作ということだ。

 このレビュアーは、「この映画を単に『ゲイのカウボーイの話』の一言で括るのは、LOTRを『指輪を捨てる話』と呼ぶくらい何の説明にもなっていない。」と鋭い発言を。日本のマスコミは大概、「ゲイのカウボーイの話」の一言で括っているよね? うーん、今日は「ブロークバック」について書くのはお休み、と思ったけど、また何か書きたくなってしまったではないか。

 昨日の「私が妻だったら許せるか」にもつながるんだけど、専業主婦としての妻たちね。あれが切ないなーって。ジャックの妻は金持ちだから経済的には問題ないけど、イーニスの方はかなりしんどかったと思う。貧乏人の子沢山。イーニスはカウボーイの仕事がしたいのに、時代の趨勢で仕事は激減。日雇いの仕事で家族を養うのがやっと、だなんて。

 もし妻が現代のキャリア・ウーマンなら、「いっそアナタが家事育児をやって。カウボーイの仕事がある時だけ働いて。安心して好きな道を進んでいいのよ」なんて家庭円満だったかもなあ。いえ、「何故女も仕事をするのか」という問いには、「夫が不本意な仕事をしないで済む」という回答もアリかな、と。片方だけが家計を支えるためにストレスためまくりで労働に励むって、なんだかなー。

 その点、ゲイ、レズビアンカップルはダブルインカムが普通だろうし実際、高収入のカップルが多いらしい。その分、消費力も大きくて。「モーリス」でも出奔した2人は原作ではきこりとして働いたようだし、映画でもモーリスはアレックをこんなふうに説得する。「僕らは若い、バカじゃないし働ける」。彼らは最後まで仲良く暮らしたんだろうなあ、きっと。でもイーニスとジャックは? 

 日本公開が待ち遠しい反面、ラストのことを思うと(もうわかってしまった。想像はついたからショックは小さかったけど)、やっぱり悲しくなっちゃうなあ。

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ブロークバック・マウンテン(4)

Brokeback Mountain Book Brokeback Mountain

著者:Annie Proulx
販売元:Scribner
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  ↓何気なく試写で見た方の感想。「近年のアメリカ映画の中でもっとも重要な作品」と評されたことに共感されている。なんとなく分かるような気がする。未見の映画なんだけど。

http://d.hatena.ne.jp/blueoceans12/20051220

 昨日の続き、Kitamaruさんの「ブロークバック・マウンテンの衝撃」について書きたいのだけど。ヒースもジェイクも「これはゲイのカウボーイの恋愛映画ではないと思う」「普遍的な純愛を描いた映画だ」と言ってるという話。

 どちらも違うのではないか、とKitamaruさんは書かれている。もっとやばい内容の映画だ、と。何度も読み返して、私もなるほどと思ったが、そのことについて書くととても長くなってしまうので、今日も少しだけ。例によってネタばれだらけなので、知りたくない方は見てから読んでくださいね。

 さて。保守派が言う「結婚生活への冒涜」といった批判は当たっていないと思う。イーニスとジャックはブロークバック・マウンテンでの仕事が終わって別れていく。肉体関係を持ったが一時的なもので、2度と会うこともないはずだった。しかし再会してしまう。

 これはリンク先の町山さんのブログ「男はみんなゲイである」で知ったのだが、カウボーイの仕事が減り、普通の仕事に就くことを望む妻との仲が冷え切ったイーニスは昼から酒をあおる日々。ジャックは金持ちに婿入りしたが自分の居場所はない感じ。2人の思いは同じ、ブロークバック・マウンテンでのきらめくような時間への追憶。ジャックはイーニスに葉書を書く。そっちに行っていいか、と。イーニスの返事は「もちろん」。

 イーニスかジャックか、どちらかが満たされていれば、再会はなかったのではないか。イーニスが妻子との暮らしで充足していたら、ジャックからの便りを無視したかもしれない。また、ジャックが婿の暮らしに満足なら、イーニスに連絡しなかっただろう。共に空疎な日々を送っていたことが引き金になったように思う。

 2人は妻子を裏切る気持ちはなかった。普通に結婚し、夫であり父であろうとした。いつか、昔の男とよりを戻すなんて夢にも思わず。しかし、結婚生活は想像とは違っていた。だんだん「あの頃はよかった」と思うようになっていく。その象徴がイーニスにとってはジャックであり、ジャックにとってはイーニスだった。

 まだこの映画について知識が乏しい頃、「妻子を裏切って」といった筋だと聞いて、既婚男性が結婚後にゲイであることに気づき、男の恋人をつくる話かと思ったが、そうではなかった。こういう事情じゃ仕方ないんじゃないかなあ。もちろん2人の妻たちにとっては仕方ないじゃ済まないんだけど。

 もし私が同じ立場だったら? 夫がかつて男と関係し、今後はその男と生きていきたいと告げられたら? 思うように生きてくれ、と潔く解放してやれるだろうか。自分も思うように生きたいから、パートナーにもそうしてほしい、意地を張って束縛したくない、というのは綺麗ごとかなあ?

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ブロークバック・マウンテン(3)

Brokeback Mountain Book Brokeback Mountain

著者:Annie Proulx
販売元:Heyne, Mchn.
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  ますます期待が高まっている「ブロークバック・マウンテン」、上映中止騒ぎなどもあって(館主はモルモン教徒)さらに注目度がアップしているような。ヒース・レジャーは「差別行為」と批判しているそうだ。リンクしている「ゲイジャパンニュース」をどうぞ。

http://gayjapannews.com/news2006/news21.htm

 ↑こちらの掲示板も盛り上がっているし、ほんとに早く見たい! 

 日本のマスコミは「ゲイのカウボーイの恋愛映画」という見方ばかりだ、との意見はごもっとも。アン・リー監督は「(男女に関わらず)恋する気持ちは止められない」と発言したとか。また、「西部劇の秀作」としてゲイ的要素に言及しない評も散見する。とにかく優れた映画であることは確かだ。

 それと、日本ではジェイクはジェイク・ギレンホールと表記されてるが、どうも「ジレンハール」が正しいらしい。ギレンホールならスペルは「GILLENHALL」かと想像するが、実際は「 GYLLENHAAL」。これはジレンハールだろう、やっぱり。とりあえず彼の呼び方はジェイクで通すことにしよう。

 さて。今日はやっと本題に入れるだろうか。下記の「ブロークバック・マウンテンの衝撃」というブログ記事にそれこそ衝撃を受けた私。

 まず、ヒースもジェイクもインタビューで、「これは『ゲイのカウボーイの恋愛映画ではないと思う』『普遍的な純愛の話だ』と語っている」との記述に動揺。その当時(ほんの先週だけど)私は、「ゲイのカウボーイの恋愛映画」としか捉えていなかったのだから。

 普遍的な純愛? 私の抱くイメージとしてセックスしたら、もう「純愛」じゃないんだけど、それはさておき。かなりやばい内容です。ネタばれももちろんたくさん。それでも良いという方だけ、どうぞ。

http://www.bureau415.com/kitamaru/archives/000172.html

 まだほんの序の口なんだけど、力尽きてしまったので、続きはまた~。

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ブロークバック・マウンテン(2)

Brokeback Mountain Book Brokeback Mountain

著者:Annie Proulx
販売元:Fourth Estate Ltd
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「ブロークバック・マウンテン」の原作者アニー・プルーが女性だと聞いて驚いた。アニーだなんて女みたいな名前だなあ、とは思ったが、何せ頭から男性の作品と思い込んでいたものだから、女性が書いたなんてちらとも考えなかったのだ。

「出版後、多くのカウボーイたちに『これは自分の物語だ』と言われたのは驚きだった」。とプルーが語ったそうで、女性が書いた物語がカウボーイたちに共感をもって迎えられたことが嬉しい。

 この映画に関するブログをいくつか読んだが、ゲイ男性のブログで「何故ゲイ映画のブログをやっているのは女ばかりなのか。男の気持ちが女に分かるわけがない。男の気持ちは男にしか(オカマを除く)分からない」といった事が書いてあって気になった。
 その人も「ブロークバック・マウンテン」を評価しているわけで、原作者が女性だと気づいてないんだろうなあ。それに、「オカマ」なんて書いていいのか。

 先日もTVでお笑いタレントが「オカマ雑誌がどうのこうの」と話していてショックを受けたが、「オカマ雑誌」とは「バディ」等のことらしい。一般ピープルにはゲイという呼称は普及していないからゲイ雑誌は「オカマ雑誌」と呼ばれてしまうのだ。彼らにとってゲイは未だに「ホモ」だし「オカマ」だ。女がゲイ映画のブログをやることより、ゲイが「オカマを除く」なんてブログに書くほうが問題だと思うな。少なくとも私は興味本位ではやっていない。プロフィールにも書いたが、女なのにどうしてこの世界が好きなのか悩んだしね。

 てなこと書いてるうちに疲れてしまったではないか。今日はまだバレエ日記も書いてないし、続きはまたの機会に。

 原作は短編だそうだ。上記のペーパーバックは字が大きくて読みやすいそうだし、表紙もしゃれてるし、久々に英語の本にチャレンジしてみようかな。

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ブロークバック・マウンテン(1)

Brokeback Mountain Book Brokeback Mountain

著者:Annie Proulx
販売元:Simon & Schuster (a)
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 公開前からこんなに盛り上がってどうするんだ、てなくらい私的に盛り上がってる映画「ブロークバック・マウンテン」。
とても1度には書ききれないので番号をふってぼちぼち書いていきます。

 といってるうちにゴールデン・グローブ賞で4部門を受賞!
 最優秀作品、監督、脚本賞って、メイン総なめじゃん、素晴らしい! お祭騒ぎになっちゃったアカデミー賞よりゴールデン・グローブ賞の方がよほどアカデミックに感じるので、これでもう私は満足しちゃった部分も。
http://www.dondetch.com/movie/m&v-4.html

 さて。ネットで予告を何度も見て、「見たーい!」。検索してすっかりストーリーも分かってしまって更に見たい気持ちは募るばかり。
 ネタばれして、もっと見たくなるなんて「ジョヴァンニ」以来じゃないかな。シネマライズでは3月4日先行ロードショーだって、マジ初日に行こうかなあ。

 こんなにも私の心を乱している「ブロークバック・マウンテン」。
 ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホールがゲイのカウボーイを演じていると聞いてのけぞったものだが。激しいキスシーンなどネットで見て役者って凄い、とうなるばかり。二人とも入魂の演技、ほんとに早く見たいよ。

 予告で唯一聞き取れたのが[I wish I could quit you.]、ジャック(ジェイク)の台詞だろうか。
 胸がずきーんと痛んだ。
「君から離れられたらいいのに」
 離れられないんだよね、イーニス(ヒース)から去ることができないんだよね、でも彼から遠ざかりたい。そうなったらどんなに辛いかも分かってて、こう言ってしまった、言わずにはいられなかったんだよね。

 20年にわたる二人の交流、既婚者で子供もいて、というところにものすごく惹かれる。それだけ事情は複雑になり葛藤も大きいし。ゲイ術歴ン十年の私、いまさら単なるゲイのラブストーリーでは満足できないのだ。

 町山智浩さんのブログには「男はみんなゲイである」と書いてあった。
いくつになっても男は、女といるより男友達といるほうが楽しいのだと。
(かなりネタばれありますので、知りたくない方は映画を見てからどうぞ)
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20051221

 日本の男は皆「無意識ゲイ」だと誰かが言っていた。潜在意識ではそうなんじゃないか、と私も思っている。外国の方も「日本の男はみんなゲイだ」とびっくりした由。というのもサラリーマンが飲み会の帰りに上司に上着を着せてあげるでしょ。よその国ではゲイでなきゃそんなことしないって。そう聞いてこっちがびっくり。私たちには違和感のない行動だよね? でも確かに妙かも。

 なんだかちっとも本筋に入っていけないのだが。
 とりあえず今日はこれにて。 

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