アリゾナ・ドリーム

アリゾナ・ドリーム DVD アリゾナ・ドリーム

販売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
発売日:2007/04/01
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 92年の作品、当時ジョニデは27,8歳でしょうか、いや若いです。役の上では23歳ですが、まあそのくらいかな、と。93年にベルリン映画祭で銀熊賞を獲ってます、この年の金熊賞は「ウェディング・バンケット」だったんですね。何故かフランス製作、でも舞台はアリゾナ、英語です。エミール・クストリッツァ監督というと「アンダーグラウンド」が衝撃的でしたが、この3年後なんですね。データはこちら

 久々に見直して、なんだかシュールな作品だなあと前に見たときより違和感がありました。ジョニデのファンには彼がこんな映画に出てました的関心はもてると思いますが。ファンタジーというか、ずばり夢そのものを描いたのか。冒頭、「アラスカ・ドリーム」の間違いかと思ったり。

北北西に進路を取れ」のパロディは今回も楽しく拝見しました。ヴィンセント・ギャロが演ってたのかあ。フェイ・ダナウェイも出てるしキャストは豪華なんですけどね。アリゾナ在住の友人が「ヘンな映画なのよ」と言ってましたが(それで興味をそそられた私・汗)、確かにビミョーです。変わった世界を知りたい方向き? 

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ニック・オブ・タイム

ニック・オブ・タイム DVD ニック・オブ・タイム

販売元:Paramount Home Entertainment(Japan)Limited(CIC)(D)
発売日:2007/08/24
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「デッドマン」と同時期の作品です。「エド・ウッド」でジョニデ熱がさーっと醒めた後だっただけに、やっとフツーの役をやるのねー、でももう遅いような、と見ずに終わりました。眼鏡かけてますね、「デッドマン」でも途中までそうでした。

 ジョニデは可愛い娘を連れたお父さんです。税理士をやっているワトソン。実に一般人なわけですが、元妻の葬儀の後、LAの駅でトンデモない事件に巻き込まれます。人探しをしている男女から選ばれてしまうのですが、それは「ある女性を殺さなければ娘の命はない」という脅迫でした。タイムリミットは約90分、映画の上映時間とほぼ同じです。

 ターゲットとなる女性の写真を見せられ、それが誰であるか分かり、なんとか誰かにわかってもらおうとしますが…、本当にひとりって無力ですねえ。ずっと見張られてるんだから真実を伝えるのも難しいのです。見張ってるのがまた、クリストファー・ウォーケンですよ、怖いです。娘をなんとか助けなければ! 撮影当時はまだ子供のいなかったジョニデですが、平凡な父親の苦悩はよく伝わってきたと思います。

 ようやく協力者が現れたときはホッとしました、大した映画じゃないとも言われますが、私は十分、感情移入して見られましたね。ジョニデが出てなかったら見なかったかもしれませんが。サスペンスははらはらしてしまうので積極的には見ませんが、たまに見るのがいいかもしれません。一体どうやってケリをつけるのか、私にはさっぱり想像もつきませんでした。

「NICK OF TIME」とは「ぎりぎり間に合う」という意味なんですね、そのまんまの映画です。本当に間に合ってよかったですよー、ダメだったら後味悪すぎ、というかそんな結末にするはずないんですが。ラストはすかっとしましたね。スピーディな展開であっと言う間に終わります、2時間超はカンベンして~、の私には嬉しい映画でした。

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デッドマン

デッドマン スペシャル・エディション DVD デッドマン スペシャル・エディション

販売元:パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
発売日:2006/07/21
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「ぼくを葬る」の前に見ました、こちらも死にゆく主人公。ジャームッシュらしく静かなモノクロ映像です。ニール・ヤングの即興演奏がシブいです、淡々と流れる音楽と映像に身をゆだねているだけで心安らかでいられました。淡々としすぎているともいえますが。

デッドマン」とはつまり、「おまえはもう死んでいる」わけですね。ひょんなことからお尋ね者になった主人公ビル(ジョニー・デップ)、フルネームはウィリアム・ブレイク。ネイティブ・アメリカンのノーバディ(特異な経歴。本家のW.ブレイクの詩も知っている)に助けられて逃避行を続けます。凄腕の殺し屋などに追跡されるのですが、あまり切迫した感じはなく。

 ビルはやむなく殺人を重ね、どんどん賞金がアップしていきます。自分ではどうしようもないところで運命が変わっていく。転職のため何日も列車に揺られてやってきた町で最悪の事態になったわけです。

 出演陣は揃ってシブいです。ロバート・ミッチャムの存在感もすごかったですが、何故かイギー・ポップが女装で出てくるのでした。あの場面、ビルは貞操の危機でしたね。「前のやつはお前にやったから今度は俺がもらう」って勝手に決められてました。(汗)

Deadman01  死せる子鹿に寄り添うビル。非常にリリカル(と言ってはいけないのかもしれませんが)な場面でした。ジョニデはCutのインタビューで「イノセントな役を演じるのはこれで最後にしたい」と語った由。「なんとか自分の生き方を見つけようとする若者の役。懸命に自分の人生を探すが、結局はゆっくり死んでいく。そして自分が死ぬことを知っているんだ。美しいストーリーだけどね。」

 ジョニデが決別しようとしたのは、まさにそのイノセンスだったと。95年の作品ですか、これ以降の出演作はそれまでとは傾向が変わっているようですね。「フェイク」もその後。パイレーツ等のヒットでいまや不動の人気No.1アクターになりました。アウトサイダー的な役ばかり演じていた頃を思うと別人のようですが、それはそれでいいのでは。ここにきてジョニデ熱が少々、復活してきたような気もします。感想を書いてない作品もありますので、そのうち、また。

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フェイク

フェイク エクステンデッド・エディション DVD フェイク エクステンデッド・エディション

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2007/05/23
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 前々からお勧めいただいてたんですが、やっと見られて胸がいっぱいです。評価が高いのも納得です、お勧めされた理由がよくわかりました。ともすればオーバーアクションと言われる(90年代以降?)アル・パチーノが、うだつの上がらないマフィア・レフティを演じてますが、泣けてくるほどしっくり。不器用なんでしょうねえ。30年も下っ端でこき使われ仲間からは軽く見られ、でもドニーという頼れる弟分を得て、夢よもう一度と。パチーノは権力者よりこんな役の方が似合うのではないですか、哀愁~。

 片やドニー役のジョニー・デップ。この作品が最高と言う声が多いのですね。見終わった今は納得です。何をやってもはまる人ですが、うーん。「正義の味方を気取って」囮捜査に深入りしたFBI捜査官。身分を偽り出自も偽り、信用させるために近づいた男は、ただの非力な人生にくたびれた男だった。友情から深い絆が? 少なくともレフティのドニーへの思いは本物でした。

「おまえだから許す」

 この台詞は重いです。

 実話に基づいているそうです。FBI捜査官というと囮捜査がばれて射殺されちゃうイメージが強かったですが、ジョニデ演じるドニー・ブラスコ(潜入名、原題)は凄腕。ジョニデは酷薄な役も似合いますね、冒頭、顔色も変えずにチンピラを叩きのめすシーンの鮮やかさ。あくまで身分を隠し通し、マフィアを追い詰めたのです。レフティもその1人に過ぎなかったのか?

 時間をかけて信用させ、無理難題もきいてやる。当然24時間、気が休まるときはありません。こっそり自宅に戻ってはみても娘たちの大事なときには一緒にいてやれず、妻からは離婚を突きつけられ、ドニーもボロボロ。それでも囮捜査から外れる気はない、仕事オタクって感じもします。「正義のため」という大義名分に取り憑かれていたんでしょうか。もちろん成功すれば大変な栄誉が待っているわけですが。

「フェイク(偽もの)」という邦題は不評のようですが、2人が知り合うきっかけがフェイクのダイヤだったことと、2人の関係がフェイクなのでは、とかけているようでもあり、これはこれで味があると思います。

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リバティーン

リバティーン DVD リバティーン

販売元:アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2006/11/24
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 予告を見てどうにもその気になれず縁なく終わる映画だと思ってました。が! 昨年のCut4月号に大場正明さんの「ホモセクシュアル/ホモフォビアの誕生」なる1文(P123)をみつけ、これは見なくては、となりました。非常に興味深い内容で、前半は「リバティーン」、後半はBBMについて言及されてます。Cutをお持ちでない方はネットでどうぞ

 チャールズⅡ世の治世下であったことが冒頭で説明されます。ピューリタン革命で処刑されたチャールズⅠ世の息子です。そのへんの経緯はこちらを。エリザベスⅠ世の死からチャールズⅡ世の死後まで網羅されてます。

 リバティーン(放蕩者)であった主人公ロチェスター卿。ジョニー・デップは脚本を3行読んで出演を決めたそうですが、なるほど彼らしい選択、冒頭の告白はかなりインパクトが強いです。「過激にしか生きられない」男は地のまま? というか、かつてデップはそんなイメージでした、いまは違うでしょうが、映画の中でならどんな生き方もありですよね。

 さっぱり感想になってませんが、まず本作をご覧になり、大場さんの文を読んでいただければ幸いです。少なくともBBMの恋愛以外の面を考えたい方には興味深い映画だと思います。お目当ての映画と2本立てだったから、たまたま見たかった映画が満席で、等々、映画と出会うきっかけは様々ですが、大場さんの記事のおかげで「リバティーン」を見逃さずに済んで感謝しております。

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耳に残るは君の歌声

耳に残るは君の歌声 DVD 耳に残るは君の歌声

販売元:角川エンタテインメント
発売日:2005/11/25
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 ロシア、1927年。家族のために少女フィゲレ(クリスティーナ・リッチ)の父はアメリカへ出稼ぎに。父を探してフィゲレも旅立つが、ついた先はイギリスだった。
 スージーとなったフィゲレは英語が話せず苛められるが、父譲りの歌のうまさで皆を感動させる。「私が大地に横たわるとき」を歌ったのだった。

 成長し、アメリカを目指すフィゲレは、まずはパリでオペラのコーラスの仕事を。親友のローラ(ケイト・ブランシェット)も一緒だ。ローラはオペラ歌手のダンテ(ジョン・タトゥーロ)と恋仲になる。そしてフィゲレは白馬を操るジプシーのチェイザー(ジョニー・デップ)と。
 ほとんど言葉は交わさず、目が、態度が互いの気持ちを物語る。饒舌なダンテ、ローラとは対照的な2人。

 フィゲレは実はロシア系ユダヤ人だった。同じアパルトマンのポーランド人の老女と親しくなるが、ナチの危機がパリにも迫る。まさかパリが占領されるとは誰も思っていなかった頃、しかし現実になり、老女は連行される。
 ナチはユダヤ人だけでなくジプシー撲滅もたくらんでいた。フィゲレは今度こそアメリカへ、チェイザーは仲間を守って安全な土地へ。

 2人は「ロミオとジュリエット」だ、と特典映像のインタビューでジョニー・デップは語っていた。戦争がなくても続かなかったのではないか、と。ジプシーと白人女性の恋はご法度だから、とC.リッチ。
「これは本で読んだんだけど。ヒットラーは自殺の直前までジプシーを全滅させろ、と命じていたそうだ。」ジョニデの言葉は衝撃だった。

 サリー・ポッターは淡々と事実だけを描く。感動で盛りあがる、といった感じの作品ではなかった。
 父が歌った子守唄、「真珠採り」など美しい歌曲の数々が胸に残った。そして、なんといっても、
「私のことを忘れないで。でも私の辿った運命は忘れて」
 幼いフィゲレが歌った「私が大地に横たわる時」。

 それはパーセルの歌劇「ディドとエアネス」の、ディドの歎きの歌。カルタゴの女王ディドは魔女の姦計でトロイの王子エアネスに捨てられてしまう。死を選んだディドの絶唱なのだ。
 パリ・オペラ座のドキュメンタリー映画「エトワール」で、A.デュポンとY.ブリダールがこの曲にのって踊るのを見てちゃんと聞きたくなり、CDをゲットしたのだが、まさかこんなところで再会するとはね。
  2000年、イギリス、フランス作品。

Music パーセル:ディドーとエアネス

アーティスト:ヤーコプス(ルネ),ドーソン(リン),ジョシュア(ローズマリー),フィンリー(ジェラルド),キール(マリア・クリスティナ),ビックリー(スーザン),ヴィス(ドミニク),ブレイズ(ロビン)
販売元:キングインターナショナル
発売日:2001/05/23
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ロスト・イン・ラ・マンチャ

ロスト・イン・ラ・マンチャ DVD ロスト・イン・ラ・マンチャ

販売元:東北新社
発売日:2004/02/27
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 どういうわけか「ドン・キホーテ」は多くの映画作家を魅了するらしい。「見果てぬ夢」が男のロマンを誘うのだろうか。大損、もといオーソン・ウェルズも晩年まで「ドン・キホーテ」を撮っていたという。そしてテリー・ギリアムも。

 テリー・ギリアムといえば難解で複雑な映画を撮るので有名らしい。「フィッシャー・キング」と「バロン」しか見てない私は多くを語ることはできないが、確かに…そうかも。(今日になって「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」を共同監督していたことを知った・汗)

 で、ギリアムが構想10年の超大作「ドン・キホーテ」を撮り始めたものの完成できませんでした、の一部始終を収めたのが、この「ロスト・イン・ラ・マンチャ」(01/英・米)である。
 
 ジョニー・デップ。ヴァネッサ・パラディ。ジャン・ロシュフォール。豪華出演陣も決まっていたのに。特にロシュフォールのドン・キホーテははまり役だろう、ああ完成作を見たかった。この作品のために彼は7ヶ月、英語を特訓したというのに~!

 撮影前から「混沌の将」ギリアムの現場はてんやわんやである。なにせ細かい注文の多い人で、これじゃ予算も間単にオーバーしそう、と素人の私にもわかるわ。スタッフの嘆きも日常茶飯事。
 いままで完成した映画のメイキングなどで「何度も駄目かと思った」といろんな監督が語るのを見てきたが、実際に完成できなかった映画の記録を見るのはなんか寂しい。ハリウッドで企画を断られた段階で、すでに「予算50億」の映画を創るのは無理だったのでは? でも、ヨーロッパ資本だけで始めてしまったのよね~。

 撮影1週間前。ロシュフォールが不調を訴えパリに戻る。スタッフ一同、大パニック。
 なるほど、こうやって映画は製作中止に追い込まれたのねえ。
 と、ジョニ・デ登場。彼は現代から17世紀にタイムトリップし、サンチョ・パンサと間違われる男の役のはずだった。
 ヴァネッサ・パラディの衣装合わせなども行われ、ロシュフォールも甲冑をつけて、おお、これぞドン・キホーテ!

 しかし、ロシュフォールはまたも体調が悪化、馬に乗れなくなりパリに戻る。復帰のめどは立たず、映画の製作は暗礁に乗り上げてしまう。結局、ロシュフォールは復帰できず、映画製作は中止に。
 この幻の超大作「ドン・キホーテ」の頓挫の一部始終が、こうして映像に残されたのがせめてもの救いか。
 
 映画が完成に漕ぎつけるのは大変なことなんだな。これからはもっと真剣に映画を見ようっと。
(この映画は一応、ジョニ・デップ出演作のカテゴリーにも入れておきます。正確には「出演予定だった作品」ですが・涙)

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ギルバート・グレイプ

ギルバート・グレイプ DVD ギルバート・グレイプ

販売元:角川エンタテインメント
発売日:2005/08/26
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 ギルバート(ジョニー・デップ)は24歳。父の自殺後、母は過食症で体重200キロに。弟アーニー(レオナルド・ディカプリオ)は知的障害、妹も難しい年頃である。そんな問題だらけの家族を支えるギルバートのため息が印象的だった。
 そりゃ、ため息をつきたくもなるわなあ、と彼をとりまく環境を思う。「音楽のないダンスのような」田舎町、アイオワ州エンドーラ。私ならそれだけで窒息しそう、出て行きたくなる。24歳といえば奇しくも(?)私が上京を考えていた頃だ、いったん故郷に戻ったものの、やはり酸欠の金魚状態で。

 町から一歩も外にでたことのないギルバートを、ジョニー・デップが好演していた。顔はいいけど、特に輝いてはいない、そんな普通の青年をナイーブに演じていた。
 弟を演じたレオ様の上手いこと! こんな家族がいたら、どんなに大変だろう、と私もはあーっとため息をついたものだった。
 ギルバートは人妻と情事などもしているが、特に事件は起こらず、淡々と日は過ぎていく。
 そして旅の少女ベッキー(ジュリエット・ルイス)が現れる。ギルバートは町を出ることができるのか?

 監督はスウェーデンのラッセ・ハルストレム。93年のアメリカ映画なのだけど、私が好きなアメリカ映画は大体、非アメリカ人監督の手になるものが多いようだ。
 この監督は「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」の評判が高く、これは私も友人に勧められて見た、「ギルバート・グレイプ」が気に入ったなら、きっと好きになると思う、との言葉は本当だった。
 
 特に期待もせずに見た「ギルバート・グレイプ」だが、さわやかな風のような1本だった。出口のない生活に息苦しさを感じたときに見たら、元気がでるかも。

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エド・ウッド

エド・ウッド DVD エド・ウッド

販売元:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
発売日:2006/01/25
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 タイミングよく廉価盤が発売されるようだが、買うのかな、私。(笑)

 エド・ウッドとは何者か。50年代、史上最低の映画を作った監督で、女装シュミがあった。
そんなエドをジョニー・デップが演じ(95年当時けっこうファンだった)、ティム・バートンが監督したのだから見ずにはいられない。
画面はモノクロ、コールマンひげに髪をなでつけたジョニデは、嬉々としてエドを演じていた。

 映画づくりは資金調達が命。ドラキュラ役者として有名なベラ・ルゴシ(マーティン・ランドー)の起用に成功したエドは、ついに映画監督としてデビュー。しかし出来はヒドイもので…。
 M.ランドーは落ちぶれたとはいえかつてのスターを熱く演じる。「フランケンなど誰でもできる。ドラキュラは違う」と力説する。
 哀愁漂う怪優を力演してみごとアカデミー助演男優賞受賞、おめでとう!
エドといえば撮影がうまくいかないとピンクのモヘアセーターにすりすり、これで落ちつくんだって。ブロンドのヅラにピンクセーター、ひげはそのままの姿は、ああ。
 私、これでジョニデから心が離れました。この頃、彼はキワモノっぽい役を好んで選んでいたような。今は見事メジャー路線に復活、だけど。

 この映画でエド・ウッドといえば「史上最低映画」監督として有名になったが、彼なんかまだまだマシな部類らしい。
 あれからエドの作品を見る機会があり、たしかに安っぽくはあったが(タコの化け物はただの作り物、それを人が持って暴れ、襲われているように見せかけたり)、映画への愛があふれていて楽しかった。
「映画100年にツバをかけろ! エド・ウッドとサイテー映画の世界」(洋泉社)の冒頭のお言葉に、ちょっと反省してしまった私。

「この百年間に全世界で作られた映画の99.9%は『サイテー映画』なのだ。『映画が好き』と言ってる奴らのほとんどが最上段の『イイ映画』しか見ていない。
丘の上の名所しか見ない観光客と同じだ。眼下に広がる巨大なスラムを見てから言え!」

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