トゥルー・ナイト

 リチャード・ギア(ランスロット)、ショーン・コネリー(アーサー王)主演。それほど古い映画ではないのに、いまAmazonではDVDは入手できないようです? 他店やレンタルならOKでーす。

「トゥルー・ナイト」っていう邦題、アーサー王の話とは想像しにくくて。[Night]かと思ってました、リチャード・ギアだし(この決め付けは何?)。[Knigt]の方だったんですね。グエネヴィアはジュリア・オーモンド。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009J8EEG/qid=1139090267/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/503-2004234-7919944

 アーサー王の話だと分かって、いっちょ見てみるか、だったんですが。案外、悪くなかったかなあ。公開当時、私はアクセサリーにとても興味があり、グエネヴィアの胸元に注目したけど、何もつけてなかった。衣装はすてきでしたけどね、肌も綺麗だったし。

 下記の解説によれば、現代風に描いた、かー。うーん、私、SFXというかCG、苦手なんですよ。いかに豪華だろうと、CGだと気づいたとたんにしらけます。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=28654

 CGつながりで、キャメロット城の描きかたですが、アーサー王関連の映画で比較してみると。

☆キャメロット(67年)…潤沢な資金にものをいわせて壮大なセットを作成。城の内部も豪華絢爛。
☆エクスカリバー(81年)…キャメロット城は遠景からしか映さない(ミニチュア模型?)が、違和感はなし。野外シーンを多用し、セット予算不足を補っていたかも。
☆トゥルー・ナイト(96年)…いよいよCG時代、遠くから、のっぺりつるりん、の絵のようなキャメロット城が臨めました。なんだか白雪姫の絵本で見た城を思い出した。

 先の2本のキャメロット城は問題ない、特に「キャメロット」は存分に金かけた城づくりで、遠くから近くから、これでもか、とばかりに映し出す。「エクスカリバー」では城はあまり重要でないストーリー運びにしてあるように思う。いいのだ、ちゃんと中身があるから。
「トゥルーナイト」になると、今となっては覚えているのは、CGの薄っぺらな城だけだったりする。ふー。

 あ、でも、本当にそれなりに楽しめるんですよ、言訳ぽいですが。リチャード・ギア@ランスロットは例によって苦悩する自分に酔ってたし(コラコラ)、ショーン・コネリーは、年の差がありすぎる若妻をイケメンのランスロットにもっていかれた苦悩をよく表現してたと思います。ランスロットが敵に捕らわれたグエナヴィアを救いに行くシーンもグッときましたし。アーサー王伝説のお好きな方、押さえておいていいと思います。

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トリスタンとイゾルデ・予告編

七つの愛の物語―「イシスとオシリス」から「トリスタンとイゾルデ」まで Book 七つの愛の物語―「イシスとオシリス」から「トリスタンとイゾルデ」まで

著者:ダイアン ウォークスタイン
販売元:大修館書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 何度も言及している待望のジェームズ・フランコくん@「トリスタンとイゾルデ」ですが、もう予告編が見られるようになってました! 下記のnew trailerをクリックしてくださいね。

http://www.imdb.com/title/tt0375154/

 私もいま初めて見たばかりで興奮してます。音楽もよさげだし(主題歌もなかなか♪)、めちゃくちゃ期待してます。「『ロミオとジュリエット』の前に『トリスタンとイゾルデ』があった」というキャッチは分かりやすい♪画像(http://www.imdb.com/gallery/ss/0375154)で何度も見たシーンが動画になって台詞もついて。

 予告の最後、ラブシーンでイゾルデが「私の前に誰かを愛したことは?」、トリスタンの答えは[None.(一人もいなかった)]。そして、これからも誰も愛さないと。

 いいわあ~、フランコくん。先月27日に公開された新作[ANNAPOLIS]も興行成績は初登場4位、「ブロークバック・マウンテン」が5位に後退したのは残念ですが、フランコくんの新作とあっては仕方ないです。

 上記サイトにはポスターらしき画像も出ていて嬉しい限りです。ところで、「トリスタンとイゾルデ」は70年代の終わりに、リドリー・スコットが撮る予定だったそうで! それが代わりに「エイリアン」になったって、えらい別ジャンルじゃないですか。リドリー・スコットは今回はプロデュースの立場のようです。

 いま映画化してくれてありがとう! フランコくんは78年生まれ、予定通りに制作されてたら赤ん坊役でしか出られないところだった♪ まあリメイクって手もありますが。とにかく楽しみ! いつ公開なんだろう、ドキドキ。 と、もうあちらでは公開中みたい。ちゃんとHPもありました。

http://www.tristanandisoldemovie.com/

 レビューも少々、あまり評判は芳しくないかも? 「見目麗しき男女が出てくるだけで」みたいなものも。私にとってはフランコくんのコスプレってだけで☆☆☆☆☆です!

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モンティ・パイソン&ホーリー・グレイル

モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル DVD モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル

販売元:ユニバーサルインターナショナル
発売日:2002/03/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 これを「アーサー王伝説」のジャンルに入れていいのかどうか、ヒジョーに迷うところでありますが、って。「ホーリー・グレイル(聖杯)」とちゃんとタイトルに入ってるんだし中身は紛れもないアーサー王伝説(聖杯探しの旅)。でもモンティ・パイソンだからなあ。と書いただけで、私の不安が、分かる人には分かると思いますが。

 Amazonの解説やレビューを読めば、その脱力内容は見当がつくかと。でも実際に見ないと、モンティ・パイソンの世界を知るのは難しい。コワイもの見たさの貴方、オススメです。期待はずれだったらゴメンね。

 しっかしなー、初めてこれを見たときの衝撃は思い出すだに恐ろしい。「なんじゃこりゃー」って、それだけなんですけどね。(爆)かわゆい白うさぎちゃんが「恐ろしい幻獣」というので騎士たち思いっきりバカにして立ち向かっていくのですが。即・首ちょん切られちゃって。その時のうさぎちゃんは恐ろしげな顔に変わってますが、安っぽいぬいぐるみなんですよ。登場したときは本物の白うさぎですが。

 まあ、こんなエピソードがこれでもかと詰め込まれ、まじめな人は怒ってしまうかも? イギリス的ユーモアを解せるかどうか、踏み絵のような作品です。

 私はビデオで見たのだけど、DVDの超豪華特典ラインナップに垂涎。以下がその全容です。

★特典映像内容
(1)カラオケ(挿入歌3曲)
(2)テリー・ジョーンズとマイケル・ペイリンによるロケ地案内
(3)食料省ココナッツ部門によるココナッツの正しい使用法
(4)"フランス城"と"ニッの騎士"の日本語吹き替えとその英語字幕
(5)1974年12月にBBCで放映されたメイキング
(6)当時のパブリシティ集
(7)当時のポスターなどを集めたギャラリー
(8)未発表のスチールを集めたギャラリー
(9)トレーラー(ステレオ&モノ)
(10)出演者紹介
(11)LEGOのアニメによる『円卓の騎士』
(12)テリー・ギリアムとテリー・ジョーンズによる低予算で映画を作る方法
(13)テリー・ギリアムによる未使用スケッチ集
(14)ウェブサイト・インフォイメーション
(15)クレジット

 特に(11)に惹かれるんですけどー、浅田真央ちゃんも大好きなレゴでアニメ! 私も好きですけどねー。うわー、どんなんだろう、めちゃくちゃ見たいゾー♪

 ところで今頃になって気づいたんですが、これってテリー・ギリアムが監督してたんですね、ひえー。やはりUK映画は奥が深い、深すぎる!

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キャメロット

キャメロット 特別版 DVD キャメロット 特別版

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2000/04/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 67年制作だから、かなり昔の作品だが、「マイ・フェア・レディ」のスタッフによるミュージカル仕立ての「キャメロット」である。

 アーサー王にリチャード・ハリス、グエナヴィアにバネッサ・レッドグレイヴ、ランスロットにはフランコ・ネロ。
 フランコ・ネロというとマカロニ・ウエスタンの人、というイメージが強かったが、彼のランスロットはなかなか美しかった。この映画で共演したのが縁となり、V.レッドグレイブと恋仲になり子供まで、と最近知った。

 公開当時、その豪華さが話題になっていたような。私は劇場で見逃したので、せめてパンフレットだけでも、と通販で買って何度も眺めた。それはそれは美しい写真ばかりで見られなかったのが残念で仕方なかった。お気に入りのデビッド・ヘミングスまで出てるし。しかもワルなモードレッド役で。

 月日は流れ、「キャメロット」は廉価版DVDでリリースされた。ゲットしてから改めて疑問に思った、アーサー王の物語をミュージカルに? なんか違うんじゃないかと不安を抱きつつ、見始めると。
 うーん、やはりミュージカルは…、つい歌の部分をはしょって見てしまう。音楽も明るすぎて悲劇に合わないような。

 ただ、とにかく衣裳もセットも豪華で、超大作の醍醐味を存分に楽しんだのは確か。圧巻は御前馬上槍試合だろう。デコラティブな馬具や甲冑にためいきが出る。コスプレ好きにはたまりません。しかし遠景ばかりで欲求不満、「ロック・ユー」でド迫力の馬上槍試合シーンを堪能して、やっと欲求不満が解消した。

 さて。アーサー王、グエナヴィア、ランスロットとくれば苦悩の三角関係。3人が同じ水色の澄んだ瞳で苦悩するところにはぐっとくる。
 やがてランスロットと妻との不倫に気づくアーサー王。モードレッドの策略もあり、円卓の騎士の団結も乱れていく。

 たぶん興行的には「アイ・フェア・レディ」に遠く及ばなかったのではないか。いまは話題にされることも少ないような。ミュージカルにこだわらず、ドラマだけで進行していけば、出来が締まったのでは? 180分の上映時間は長すぎる。

 そしてラストは、決戦前夜のキャメロット城。アーサー王の死は描かれず、あくまで希望をもたせたミュージカルらしいラストなのも、なんだかなー。やはり私は「エクスカリバー」のダークな世界の方が好きです。

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エクスカリバー

エクスカリバー DVD エクスカリバー

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2000/08/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「脱出」のジョン・ブアマン監督による大傑作、ダークかつ壮麗なアーサー王伝説絵巻。
 劇場公開時に1度見ており、強い印象を受けたのだが、ラストシーンしか覚えていなかった。湖に投げ入れられた聖剣エクスカリバーを湖の精の手が受けとめるシーン。それに続くアーサー王の黄泉路への船の美しかったこと。
 20数年ぶりに再見して、このラストシーンはもちろんのこと、最初から最後まで見どころ満載で目から鱗、どころではない、私は一体何を見ていたのかと呆然とするばかり。

 映画には見るべき時期があるのかもしれない。初見した当時の私は若すぎ、本当の意味での人生の苦さも知らず、従って美に惹かれる思い(別名・逃避逃避?)も薄かったのだろう。今の私には「エクスカリバー」(81・米)は麻薬のように効いた。
 ウーサー王とアーサー王誕生のエピソードもころっと忘れていたし、「カラバッジオ」などで好きになったナイジェル・テリーがアーサー王を演じていたことも初めて知った。ヒゲのない青年アーサー(ナイジェル・テリー)に、こんな時もあったのか。ヒゲ面しか記憶にないのよ~。
 
 どうも、まだ冷静に語ることができない。何もかもがツボすぎる作品。「キャメロット」が蹴散らされたのは確かだ、やはりアーサー王物語をミュージカルに仕立てるのは無理ではなかったのか、と思うだけ。華麗ではあったが、今となっては綺麗事の印象だ。

「キャメロット」は豊富な予算にものを言わせてキャメロット城や円卓も豪華、それを存分に見せられるよう昼のシーンが多いようだ。対する「エクスカリバー」は夜の戦闘を始めとして闇の描写が印象に残る。中世の闇に、それは繋がるだろうか。冒頭のコーンウォール城での合戦など、異形の城からして、甘美な悪夢を存分に見せてもらった思いだ。荒々しく猛々しく泥臭く、これよこれ、こういうのが見たかったの♪ ジョン・ブアマン様、サイコー! 

 音楽はワグナー、そして「カルミナ・ブラーナ」が使われていたことにやっと気づいた。この曲とは「四谷怪談」で出会っていたとばかり…。花盛りの森を抜ける騎馬団のBGMに使われていたが、ブルックナーの4番「ロマンティック」も似合いそう。あれを聞くたび、ドイツの黒森を地響きを立てて進む騎馬軍団が目に浮かぶのだ。「ロック・ユー!」の音声解説では同作品の音楽にロックを使って批判されたことに関して「ロックじゃ時代が合わないと言われたけど『エクスカリバー』は19世紀の音楽であるワグナーを使ってるじゃないか」といった発言があって可笑しかった。

 金の甲冑に身を包んだモードレッドは太陽王へリオガバルス、と呼びたい美しさと傲慢さにあふれていたし、本当になんという傑作を私は長いこと見ずに過ごしていたことか。
 
 甲冑の金と銀に加え聖剣が現れるシーン以降、剣にまつわるシーンでは緑色が目に付くのはけして偶然ではないはず、湖を囲む樹木の緑とそれは重なる。
 一転してラスト、血の色の夕日によく似合う、アーサー王を黄泉路に運ぶ船。あの手をとりあう3人の乙女は、なんとクリムトの絵画を想起させたことか。音楽も美術も映像も、「エクスカリバー」は奇蹟のような逸品だったのだ、と今はわかる。

 映画はできれば映画館で見たい。だが、それが叶わないとき、DVDの存在はやはり助かる。DVDをセットしさえすれば、いつでも「エクスカリバー」の世界にワープできる。これぞ贅沢の極み。

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