M.バタフライ

ともだちシネマ Book ともだちシネマ

著者:中野 翠,石川 三千花
販売元:文藝春秋
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  中野翠さんと石川三千花さんの言いたい放題が楽しい「ともだちシネマ」。近所の古書店の2冊100円コーナーで見つけて即ゲット!
 95,96年頃の対談だが、いま読んでも面白い。いろんな作品、アクター、アクトレス、カップル。そうそう、そうだった、とか、こんなアクターがいたんだー、と感心したり。リアルタイムで読みたかったかも。
 
 で、この二人のことだから当然、ジョン・ローンの「M.バタフライ」にも言及されている。
 三千花さんの「勝手にシネマ」によれば、「これを劇場で見た人は10年後、自慢できます」とのこと。公開は94年、もう10年以上たっている。
 私、公開時に見ているのだ、よーし、思いきり自慢しちゃおう。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167582023/nifty0b5-nif1-22/ref%3Dnosim/503-2004234-7919944

 実話だそうである。中国に赴任したフランスの外交官が、中国女性を愛人にした。彼女はスパイで20年にわたって彼から得た情報を当局に流していた。おまけに「彼女」は実は男性で、外交官は20年(!)もそれに気づかなかった、のだそうだ。

 1964年、北京。フランスの外交官ルネ(ジェレミー・アイアンズ)はオペラ「マダム・バタフライ」を見てヒロインのソン・リリン(ジョン・ローン)に夢中になる。彼女こそルネの理想の「東洋の美」そのものだった。

 しかし、ジョン・ローンって女装すると男っぽく見えるのよねー。これに20年も騙されるか? まさに恋は盲目。
 もちろんHはするのだが、彼女は絶対に脱がない、裸を見せない(見せられない)。「君のすべてを見たい」と乞われると、「私、妊娠したの」。どこからか赤ん坊を調達してくるのだが、それが全くの東洋人顔。これにも騙されるルネって?

 やがて真実が暴露される。男に戻ったソンと対面させられるシーンは痛々しいというより、思わず目を背けたくなる何か(ブキミと書くと語弊あり?)が…。
 護送車の中で何故ヌードなんだジョン・ローン!? 「本当の私を見て」って言われてもなあ。
刑務所に入ったルネのパフォーマンスに至ってはホラーである、いやー、冷や汗の連続。

 いったい監督は誰…と思ったら、D.クローネンバーグ。これで納得、やはりホラーとして見るのが正解?
 石川さんは「ヘンなもの見ておもしろかった、と言える度量が必要」とコメントしてるけど、私も楽しみましたとも♪
 
ちなみにタイトル「M.バタフライ」の「M」は、マダムではなくムッシュの略だそう。

 スターチャンネルをご覧になれる方、29日にオンエアとのことです。明日の「暗殺の森」といい、いいなー♪

http://tv.starcat.co.jp/channel/tvprogram/0993200601100700.html

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