BBM備忘録(100~84)

Bbm16270xo 情報をいただいたのでご紹介します。BBM Deleted Scene、わずか3秒ですが、こんなのがあったのですね。そしてこれさえカットしてしまうリー監督の決断に絶句です。なんと厳しい視線でしょうか、これがあったほうが絶対に受けがいいとは思うのですが…。徹底的に削ぎ落として現行のBBMがあるのですね。

 私が14回目で(前からですが)どうにも気になったのは、幼いイニスと兄を連れた父親の後姿です。このイニスと服装が似てるんです、グレイのジャケットです。帽子も白っぽいし、ズボンはベージュぽかったですが。イニスはどこまでいってもあの父の息子であるといいたいんでしょうか。ジャックが殴られるシーンとリンチされるシーンが合わせ鏡、と言われる(165)のも無理がない気がしました。

 ところで、ミシェル・ウィリアムズがP.S.ホフマンと共演するそうです。BBMと「カポーティ」のペアですか。これはこれで楽しみですね。

 本日は84から100までをざっとふりかえってみたいと思います。4月28日から5月14日分となります。

(100)…やはり100記事記念には回想シーンがふさわしいと思いました。あのスローダンス。いつ思い出しても涙が出そうになります。去っていくイニスを見つめるジャックの瞳…。

(99)…バンダナの画像をみつけたばかりに、その話題。そして山での二人の関係、あれこれ。BBM記事を書き始めた当初、99が目標だった?

(98)…キャシーについて「ある意味でジャックの分身」と。アルマJr.がキャシーに張り合ってたことも11回目で気づいた模様。

(97)…11回目鑑賞の翌日。「離婚成立、ジャック来訪のシーンでは、やはりイニスは思いきり遠くの車を気にしてました。ジャックばかり見ていては見落としてしまうシーンが多いのね、と反省」しております。

(96)…離婚=死。離婚されたことがイニスにとってどれほどショックだったか理解しないと、(追い返されて)ジャック可哀想で終わってしまう、と。

(95)…離婚時のシーンを大きく読み違えていたことに気づき真っ青になりました。ジャックの絶望を思うと胸が痛い、なんてもんじゃないですよね。

(94)…チェリーケーキやアップルパイの話題。深い意味があることが後に分かりますが、当時は食べ物の話題の一環に過ぎませんでした。ジャックが缶詰を開けるのが得意な件にも触れてます。

(93)…BBM初見から2ヶ月。「11人のカウボーイ」を見た後、ロデオ道化師がらみのバーテンダーとジャックのやりとりの意味がやっとわかってすっきりしました。

(92)…ウィスキーとかイモとかダッチ・オーブンの話とか。山での飲食関係について書いてます。

(91)…「ヒースとジェイクが(ゲイ役を演じたことで)今後どうなろうと知ったことではない」といったリー監督のコメントについてあれこれ。BBMもキャスト、スタッフにとってはある時期関わった仕事のひとつに過ぎないわけですが…。

(90)…BBMに出てくる食べ物がどれもこれも不味そうだというレビューから食べ物の話へ。

(89)…またBBMを「不倫映画」と評するレビューにがっかり。「いつわりの安心」という言葉でアルマを思い出したり。「別れのサンバ」について、などなど。

(88)…リー監督は風の音に力を入れていた、との情報。そして川本三郎さんのエッセイより「ミッドウェストの人間は物静か[quiet]なんだ」。

(87)…「ジャック=風(の音)」を真紅さんのブログで教えていただきました。そして、キャンプでイニスはジャックに尋ねます。「夫婦仲は普通か? 疑われてないか?」。そして「誰かに見られているような、噂されてるような」と。このシーンはアルマのキッチンでの追求の後だと気づいて得心がいったそうです。

(86)…10回目を見て、「BBMという名のジクソーパズルが次第に完成していくような。」ですって。今思うとぜんぜん、枠くらいしか出来てない頃のような。sorryの件も謎のまま。今となってはどちらでもいいかな、の心境です。

(85)…この日、10回目を見に行ってます。テントでどっちがsorryを言ってるのか確認しないと、と。どうもジャックらしいですね? 舅の話題なども。

(84)…イニスの「殺気」について。ライフル持参でジャックの元に、は穏やかでない気がしましたが、そもそもジャックがイニスを放牧地に訪ねていったとなると? と後に話題になりました。

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BBM備忘録(83~67)

2006013111285493  まだ、あまりうちとけていない頃の2人です。この後、イニスが体を洗い、ジャックの絶妙な視線が~。そして「2週間でやっとまともに口をきいたな」の直後に「Snow」が流れることに14回目の鑑賞で気づきました。2人の楽しい時間が始まる。
 タイトルにだまされましたが、アルマとのそり遊びでイニスはこのあたりを思い出してたんですね。きつい仕事もイニスには(原作によれば)「人生でこんな楽しい時間を過ごしたことはない」ほどのものでした。あの頃、イニスのそばにはジャックがいたんですよね。

 久々にBBMのサントラをランダムに聞いてます。思いがけない順番で曲が出てきて面白いです。やはり「BBM3」「The Wings」には胸が詰まってしまいます。エンディングの2曲も。
「He was a friend of mine」、途中からハーモニカが印象的で、ジャックを思い出してしまいますよー。歌の通り、イニスにとってもジャックにとっても互いがたった一人の友達だったんですよね…。

 今回は(67)~(83)、4月12日から27日までの分をご紹介します。

(83)…最後の逢瀬のリハ画像、ハッピーエンドを思わせる明るさがあってつい妄想しちゃいました。そんな道もありえたはずなのに。(涙)

(82)…イニスは説教タイプ? 舅の「男はアメフト」発言から男らしさ、女らしさの呪縛について。

(81)…sino。さんのBBM好きへ20の質問への回答。1日2記事も書いていたようです。元気があったなー。(汗)

(80)…感謝祭ディナーでのイニスとジャックのファッション、釣りに行ってない話、羊を1頭撃つか、と豊富な話題?

(79)…アメリカの離婚システム。何かと話題の対のシーンの話など。

(78)…愛と結婚は無関係、アルマはイニスを愛していたのか? 

(77)…凪さん宅のBBM(4)に感心してますね。(度々記事の中で紹介してますが、URLが変わっているのでご注意ください。)「思い詰めてる自分を笑い飛ばすくらいでないと、BBMとは付き合えません」と。アルマ休日出勤の謎もこの頃、解けた模様です。

(76)…BBMの脚本(70P)でペキンパーの「昼下りの決斗」(Ride the High Country)に触れているとか、青あざのことをBlack&Blueというとか、興味深いコメントのご紹介。

(75)…9回目鑑賞の翌日。思いがけず大スクリーンで見られて感激でした。もっと深くBBMを理解してから、というか今、このスクリーンで見られたらよかったんですが。だんだん上映館が減っていき寂しさを感じていたような。

(74)…「BBMをどんな映画と位置づけるか混乱してしまって。ゲイ映画じゃないような気がしてきたし。」ですって。「こんな映画」と括ってしまう必要はないんですよね。とにかく喜怒哀楽、愛別離苦。人生の全てが詰まっている映画です。

(73)…最後の逢瀬のシーンをネットで見て複雑。YouTubeで回想シーンまで見られることを後に知りました。以来、何度も何度も見てますが。この記事で初めて凪さんのBBM記事に触れています。

(72)…BBMの最初の30分をすっとばしたらどうなるか? アルマの離婚も唐突、というレビューにびっくり、の話。そしてJack Nasty.の台詞について。アルマについて書いても楽しくないそうです。というか積極的に語る気になれません、イニスとジャックについては別ですが。

(71)…ジェイクはダ・ヴィンチ顔(?)という話題。そしてBBMが「純愛映画」と呼ばれることへの違和感。

(70)…アルマJr.とキャシーについての考察。

(69)…7,8回目の鑑賞で気づいた箇所について。イニスとジャックのラブシーンが不自然に見えたという意見に対してあれこれ。

(68)…8回目を見た翌日。イニスとジャックの4回のキャンプが起承転結になっている? 

(67)…BBMを誰の視点で見るか。「単なる不倫映画、奥さんが可哀想、という意見にはウンザリ」と。この頃からそうだったんですねー。

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BBM備忘録(66~51)

Sheepherders D1_1_b1950gmcbbm_1  そそられる求人広告と、$60,100で落札されたジャックのピックアップの内部写真。BBMの4月の大きな話題でした。あの頃は毎週BBMを見に行けて幸せでしたー。

 今ももちろん幸せです。トラが戻ってきてくれて、平静な気持ちで記事を書けるのですから。前回の備忘録はトラがいなくなった翌日に書きました、何かしないと気が変になりそうで、半分書き進めていたのをなんとかアップしたのです。翌日にはさらに理性崩壊が進んでしまいましたがー。

 今回は51~66をご紹介します。一気に25記事はしんどいので、50記事を3回に分けさせていただきますね。3月26日から4月11日までのものです。

(66)…イニス離婚、ジャック駆けつけ場面でアドバイスするリー監督。コメントを頂き、ここが2人の最初の撮影シーンと知ってびっくりでした。

(65)…何も起こらないとされる最初の30分に実はいろいろあるのになあ、といった話。

(64)…リクエストを受け、ラリーンについて。今思うとまだまだ浅薄な考察でしたが、考えることによって少しは彼女がわかったような。

(63)…7回見て、やっとオープニングとジャックの自宅から帰るときの車の走り方が逆、その意味がわかりました。「ああ、イニスはジャックの魂を連れて帰るんだ」。

(62)…AdvocateサイトのBBM特集のご紹介、川本三郎さんがキネ旬に書かれた「サドル・パル」のことなど。イニスは鞍(サドル)のカタログくらいしか読まないのでしたね。

(61)…7回目の「BBM」見たけど、これで気が済んだとはぜんぜん思えない、ですって。この頃は毎週BBMを見られて幸せでした。US版DVDの特典映像の「速報」も。

(60)…急にイニスが身勝手…、と思うようになったらしいです。やり直すチャンスは何度もあったのに…と。

(59)…4月4日。ヒースの27回目のバースデーであり、US版DVDの発売日でした。

(58)…ジャックのピックアップが落札されたという話。そしてジャックはともかく、イニスはジャックを「意識していたのか?」といった話題。

(57)…ジャックの壁紙を貼り付けて喜んでおります。トレイラーやオープニングの話など。

(56)…またまたBBMが価値ある賞を受賞、の話題。川崎では4月14日で上映終了でショックを受けていたり。

(55)…6回目を見た翌日。ピックアップがオークションに出ていた頃なので、まじまじと車を見つめてしまったらしいです。

(54)…映画の行間を読むとは? そして最初の30分は何も起こらない、とされることへの疑問(初めてではなかったと思いますが)。

(53)…ここに来てイニスよりジャックに思い入れが、ですって。この頃(3月末)からだったんですかーって本人、すっかり忘れております。

(52)…アルマについて。ぜんぜん乗り気でないのが読んでてわかります。(苦笑)

(51)…友情について、かなり恥ずかしいことを書いてます。出来れば読まないでくださいませー。(汗)

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ブロークバック・マウンテン(100)

Brokebackmountaina_1  私のBBM語りもついに100回目となりました。いつも読んでくださってありがとうございます! 公開を待ちきれず溢れる思いを書き始めたのが1月18日、4ヶ月もたってないんですね。(汗)
 自閉的に語るだけで満足でしたが、思いがけずたくさんの方に読んでいただき、コメントも山ほど。言葉にできないほど感謝しております。きちんとレスできなかったことも度々で申し訳ありません。
 これからも気が済むまで、BBMについては語りつくした、と思える日まで続けますので、よろしかったらよろしく♪

↓BBMのポスターコレクション、25種類もあります。イニスとアルマJr.の乾杯シーンは珍しいかも。それぞれクリックで拡大します。
http://search.barewalls.com/cgi-bin/search.exe?S=Brokeback+Mountain&GCLID=CKP3tuGd9oQCFRc3IgodmSg6BQ&PRODUCTID=248138

★以下、ネタばれとなります。

 さてさて。記念すべき(100)には何を書こうかとあれこれ考えたのですが。やはりこれでしょう! 「まどろみの抱擁」@真紅さん。ナイス・ネーミングです♪
 私がジャックはラリーン、ラショーンと。イニスはキャシーとだけ踊った、という話を書いたら、みやこさんから素晴らしいご指摘が! この回想の、イニスがジャックを背後から抱いたシーンが「最高のダンス」だと。

 これ、ダンスだったんですね。そうですよね、イニスの片手はジャックの腰に。なんで首に両腕を回さないんだろうと思ってましたが。軽く体をゆすって歌まで歌ってくれました。本当にダンスですよ。
 背後から、イニスは嬉しそうな顔でジャックに近づいてきます。あのジャックの後ろ姿に幼い頃の自分を見、「立ったまま眠るのかい」という母の言葉を思い出したんでしょうね。

 突然ですが、下記は大好きな映画「ラブ・アンド・ウォー」の感想です。
 主人公は若き日のヘミングウェイ。戦火の中、愛する年上の看護婦と結ばれ、その部屋で踊る。そのときヘミングウェイが言うのです、「世界一美しいワルツだ」。
 私も今までそう思っていたんですが、BBMのこのダンスシーンは、あれを超えてます。
http://emmanueltb.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_2c96.html#comments

 イニスは「また朝会おう」とジャックから離れていきます。
 彼を見つめるジャックの背中。そして、あのなんともいえない瞳でイニスを見送る。
 ジェイクの目ってなんて雄弁なんでしょう。もう言葉は要らない、あの目がすべてを語ってます。

 イニスがくれた至福の瞬間。ジャックが幸せだったと見るものにここまで納得させるのはジェイクの「目の力」ですね。目の綺麗さではジュード・ロウとジェイクが双璧だと思いますが、ジュードは「スターリングラード」、ジェイクは「ジャーヘッド」で共に狙撃兵を演じているとは象徴的。狙撃兵は目が命、なのです。

 ところで、この回想シーンはたそがれどきでした。昼と夜の境目、「逢魔が時」ともいいますね。「オオマガトキ(大禍時)」の転で「禍いが起こる時」の意だそうです。ある意味、この体験もジャックにとっては禍いだったのかもしれません。これさえなければ20年もイニスに執着せずに済み、新しい道を模索できたのかも。考えても仕方のないことですが。

 プルーが紡ぎだしたこのシーンはBBM原作の白眉だし、それを脚本にしたお2人マクマートリー、オサナ。そして映像ならではの魅力で描ききったリー監督と全てのスタッフ、キャストに感謝あるのみです。ほんとに書いてくれて、作ってくれてありがとう♪

 あー、またBBMが見たくなりました。来週も映画館にGO! です。

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ブロークバック・マウンテン(99)

Broke6_1  今日で99記事目となりました。書き始めたとき、せっかくだから(99)まで書いてみるか、だったのですが、恐ろしいことに、まだまだいけそうです。なんで100でなく99かというと、当時使っていたスキンは「最近の記事」に「ブロークバック・マウンテン(00)」でちょうど1行に収まったのです。

 が、スキンを変えたらタイトルが2行になってしまいました。この方が見やすいですか。まあそんなわけで3桁になっても当分、書いていきそうですのでよろしくお願いします。

★今日はバンダナの話題から、山での二人の関係、あれこれ。以下、ネタばれです。

 なつかしいですね、このバンダナ。妙な書き方ですが、ラストはいつでも20年後の悲しい現実なので。どうしても「63年の山はヨカッタ」となってしまいます。

 sino。さん宅の「BBM好きへ20の質問」で、私はこのバンダナが欲しい、と回答しました。さりげなく傷口をぬぐうジャックと、その手からバンダナを奪って自分で拭うイニス。そして帽子の下に視線を隠すジャック。予告を見たときから大好きなシーンでした。

 当時は、イニスがずいぶん邪険にジャックの手を払っている、同性にこんなふうにされるのが不快なのか、と思ったりしましたが。それより細やかに世話してもらった経験がないのかも、思いがけないことされてビックリ、ですかね。ジャックも、バンダナを濡らして、ほら、と手渡すならともかく、いきなり傷口に…ですからね。細やかな神経というか、イニスが愛しくてそうせずにいられなかったのか。

 この後、ジャックは「食料をなんとかしないとな。羊を一頭撃つか」とさりげなく爆弾発言をします。羊番が羊を撃つ? そりゃ1,000頭もいるんだから「分かりゃしない」かもしれませんが、生真面目イニスには承服できません。2人の性格がよく分かる場面です。

 けっこう我侭でとんでもないことを言うジャック。あくまで常識的に穏便路線でいくイニス。ジャックは弟タイプ、イニスはどう見てもお兄さん。実際、ジェイクよりヒースは1年8ヶ月ほど年長ですが、役の上では同い年です。でもそれを無視しても、二人は兄弟って感じです。もっと言えば、イニスが父でジャックが息子?

 ジャックが実の父親と合わないことは、冒頭のバーのシーンで早くも明らかにされています。まず「俺はオヤジとうまくいってない」ことを強調してました。後に義父ともダメなことが分かりますが、山ではどちらも未婚です。イニスは既に結婚が決まってましたね。

 それはさておき、実父と合わないジャックは山で自分を愛してくれる父的存在をみつけてしまった、それがイニスだった、と私は思うのです。実父とも義父ともうまくいかない、でもジャックにだって父は必要なはず、それがイニスだったのでは? 

 実際、イニスは射撃の上手いところを見せて、ジャックに範を示します。息子に自転車の乗り方を教えてやるパパみたいな感じです。イニスも頼られてまんざらでもない様子。

 でもイニスも孤独なのです。両親は他界、兄も姉も所帯を持って(自分もすぐにそうなりますが)。独身最後の時間にジャックと出会ってしまった。無意識に兄、父の役割を演じていたが、癒しがたい孤独をなんとかしてほしい。

 2日目の夜。テントでジャックにすがりつくイニスはジャックに家族すべての愛を求めていたように見えました。そしてジャックは、前にも書きましたがあの時のジャックは、イニスの父であり母であり、兄であり弟。姉でも妹でもあった。つまりすべての家族だった。そのように私には見えました。

 ジャックからしてみれば、イニスは求めて得られなかった、自分を認め愛してくれる父。イニスにとっては、ジャックはやはり求め続けた(十分に愛を注いでもらえなかった)すべての家族。もちろん、その前に2人は互いにとってのother  half、半身だったわけですが。この時はまだそのことには気づいていません。

 やがて別れがきて、先にイニスが、そして後からジャックが本物の父親になります。その後もイニスとジャックの「擬似父子」関係は続いたと思われますが、それはまた別の機会に。

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ブロークバック・マウンテン(98)

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 出演料上乗せを訴えていたランディ・クエイドが訴訟を取り下げたそうです。なんだかよく分からない結末ですね。

http://www.flix.co.jp/page/N0008307

 本日はキャシーとアルマJr.のお話です。

★以下、ネタばれとなります。

 先日、キャシーについて「ある意味でジャックの分身」と発言された方がいて、ええっ、だったんですが。キャシーを通して「ジャックのイニスへの愛が彼の孤独を癒すことができないやりきれなさ」を表現している、との深い読みに、感服した次第です。

 一応、キャシーについては(47)で触れてます。イニスが自己紹介したとき、名前と姓の間にかなりの「間」があったことから「ジャックの影を感じる」と書いてますね、私。

http://emmanueltb.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/47_4c16.html#comments

 その「間」は、やはり何度見ても、かなり空いております。ジャックはあの時(初対面だから当然ですが)イニスに握手を求めました。キャシーはイニスの手を掴んでダンスフロアーに直行。はじめてイニスのダンス・シーンとなります。

 ジャックはラリーン、ラショーンと踊ってますが、イニスはキャシーとだけ。アルマとのダンスシーンはありませんでした。アルマとのレジャーはそり遊び、野外シアターくらいですか。喧嘩騒ぎになった花火見物とか。外ばっかり?

 キャシーは男性から見ると魅力的なんでしょうね。(47)にも男性からのコメントが。同性からは嫌われるタイプかもしれませんが、私はベタベタした感じは受けず、さっぱりしたイイ女だと思いました。私の中の男性がそう思ったのかもしれません。

 イニスに仕事を尋ねると「今日は牛の去勢をした」と答えます。普通はここで「なんて男」となりそうなもんですが、キャシーは却ってユニークで飾らない、と魅力を感じたようです。看護学校に行きたがってる、という設定に通じるものがあるかも。

 ジャックは男、キャシーは女ですが、BBMの場合、表向きの性別に囚われていては見落とす点があるかもしれません。何度か書きましたが100%の男、100%の女はいない。必ず自分の中に異性がいます。人によってその割合は様々でしょう、私もどのくらい男の部分があるかは?

 話がそれましたが、「面白いから惚れるんじゃない」にも男女の別はないですね。ジャックもキャシーも寡黙なイニスの本質に惹かれたのでしょう。「あなたがわからない(I don't get you.)」とキャシーは涙しますが、ジャックもきっと同じだったと思います。どうしてもgetできないイニスを、ジャックは求め続けたのですが。

 さて、アルマJr.です。最初にこの名を聞いたとき違和感を覚えました。娘にJr.をつけるとは? 原作文庫の注にもあるように、やはりJr.は息子につけるのが普通のようです。しかし何方かが書かれてましたが、アルマJr.はイニスJr.といっていいくらいイニスに似てますね。プルーはそのつもりで彼女にJr.をつけたんだと思います。

 名前の通り「アルマ」としてのアルマJr.はイニスを慕い続けます。アルマは途中から出てこなくなりますが、その分、娘のJr.がイニスに執着しているのかも。

 キャシーを連れてJr.に会いにくるイニス。Jr.の顔が曇ります。店では「パパは再婚するかしら?」、キャシーは既に再婚相手の候補として娘と会っているのですね。「パパは結婚向きじゃないかも」と、深くは分からないまでも父の複雑な性格をJr.は知っているのです。

 ここで、Jr.がコーラのビンをしきりになでていることに皆さん、お気づきでしょう。キャシーとイニスが踊りだしても画面の右端でまだビンをなでています。ストレスを感じるとビンをなでる癖があるのでしょうか? 

 冒頭ではジャックと飲みに行ったイニスが、軽くですがビールビンをなでていたようです。癖とまでいえるのか、そしてJr.に遺伝したのか、そこまでは判然としませんが。シチュエーションとして、どちらも初対面の相手と一緒、という共通点はありますね。

 キャシーと別れた後、アルマJr.はイニスに同居話をもちかけます。先日、やっとピンときました、これはキャシーに張り合っているのだと。「ママが厳しい」のも本当でしょうが、それを言うとイニスが心配するから黙っていた。が、愛する父にあんな女がいたと知って、Jr.は事実を話し同居を申し出たのでしょう。でも断られました。分かりやすい映画なら「じゃあキャシーと暮らすの?」くらい聞いたでしょうが、そこはBBMですから。

 イニスの口調から、キャシーとも暮らす(結婚する)気はなさそうだと判断してアルマJr.はそれ以上、追求しなかったのではないかと思うのですが。

 本当のところは分かりませんが、そんなことまで想像させるBBM。11回じゃ足りないかも、また見に行ってしまいそうです。 

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ブロークバック・マウンテン(97)

Brokeback138 昨夜、11回目の登山をしてまいりました。ぎりぎりまで行けるかどうか、だったのですが、やはり行ってよかったです。初めて行ったシネコンでしたが、ちょっと画面が暗めで残念でした。客席は200弱、半分くらい埋まってました。上映は1日1回のみ、レディスデーの夜とあってOL風の方が多かったようです。

 10回目の日比谷シャンテは祝日の1回目。やはり半分くらい埋まってましたが、ほとんどリピーター? 連休初日の初回にわざわざ来るって、そうとしか考えられない。たいていの方は前日までハードワークで、連休初日はゆっくりしたいでしょうに、熱心ですよね?

 下記はBBMの名台詞集(memorable quotes)です。資料集の一番下、「BBM(2005)」からも飛べますが、脚本をお持ちでない方にお役立ちなのはもちろん、持っている方もいちいち該当ページを開くのが面倒ですよね。主な台詞が収録されていて良いですよ。思わず読みふけってしまいます。

 http://www.imdb.com/title/tt0388795/quotes

★以下、ネタばれとなります。

 作日はよく笑う女性グループがいて、ジャックがロデオの真似でこけたり、アルマJr.がモンローの店でピーナツ瓶を崩してしまうシーンとか。これはきっと再会のあのシーンでも笑うだろうと思ったら、案の定、でした。別に気になりはしませんでしたが。

 離婚成立、ジャック来訪のシーンでは、やはりイニスは思いきり遠くの車を気にしてました。ジャックばかり見ていては見落としてしまうシーンが多いのね、と反省。

 さて。今日の画像は3度目のキャンプですね。昨日はりつけた、アルマ宅でジャックのことをばらされイニスがキレた次のシーンです。ここでイニスが「ラリーンとの関係は普通か、疑われてないか」とジャックに尋ねますが。最後のキャンプでは、ジャックがイニスに「再婚相手はいないのか」と。口火を切ったのはジャックでした。

 ここも対のシーン…になるんでしょうか。最後のキャンプの前にイニスはキャシーと出会い、ジャックは牧場主任と怪しい関係に。ジャックは心にわだかまりがあり、真実は言えないが、ある程度、吐きだしておきたかったんでしょう。「牧場主任の妻と」と大ウソこきますね。でも「つきあっている相手がいる」とだけイニスに言っておきたかったんでしょう。それで少しは気が楽になったのか。

 3度目のキャンプではイニスがアルマにジャックとの件を知られていたこと、その恐怖をぬぐうためにジャックに焦点をぼかして質問している。最後のキャンプではジャックが同じことを。お互い、女のことはどうでもいいのでジャックはイニスからキャシーのことを聞いても特に反応はなし。却ってそんな女がいてくれてほっとしたかも。

 だってジャックはあのとき、牧場主任と、ですからね。「相手の夫(本当は妻)かラリーンに撃ち殺される」と笑いますが、そんなジャックにイニスは「自業自得」なんて、後から考えると怖いことを言ってますよね。

 他にも気づいたことがあるのですが、続きはまた明日にでも。

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ブロークバック・マウンテン(96)

Brokeback_12 未婚の私は当然、離婚もしたことはないのですが。いつぞや紹介した沖藤典子さんの本には「離婚は大変なショック。離婚を望んだ方でさえそうなのだ」とあって、言い出した方もそうなのかー、別れてバンザイって訳じゃないのねーと考えこんでしまいました。そういえば夫から「君のやることは全て結婚生活の邪魔だ」と言われ続けた知人は、離婚成立後も頭痛が治らず、ずっと薬を飲んでいたし…。

 と、今度は「離婚は死そのもの」というフレーズに出くわして仰天。ヒース出演の「チョコレート」のフォースター監督の言葉です。「チョコレート」の感想は下記から。

http://emmanueltb.cocolog-nifty.com/blog/2006/02/post_5061.html#comments

★以下、ネタばれでーす。

 昨日の(95)の続きになりますが、娘たちを愛していた(ヒースもイニスが素直に愛せたのは娘たちと言ってました)イニスにとって、離婚は青天の霹靂だったと思います。傍から見ると稼ぎ悪い、勝手だし暴力的。それだけで裁判で負けちゃうのは見え見え。おまけに(アルマは絶対に離婚理由として公にできないけど)ジャックの存在があります。

 離婚=死。ついジャック視線で考えてしまいますが、あの頃イニスは、それこそ死ぬほど参ってたんでしょうね。原作では離婚の件はジャックに電話で伝えた、となってます。それで勘違いしたジャックが車を飛ばしてきた、といった程度の記述。

 ラリーンに電話するときに「そんなこと(電話)をするのは2度目だった。(中略)いや、この通りぴんぴんしてるぜ、とジャックは言うだろう。言うに違いない。だがそうではなかった。電話に出たのはラリーンで」とあって、はー、イニスはそんなこと考えながら電話したんだ、せつない。今ごろなんでしょうか、ちゃんと読んでないのがバレバレですね。(汗)

 原作と違い、映画ではジャックが訪ねてくるこの場面はきめ細かに描かれてます。「離婚成立」と(だけ?)書いた葉書をジャックが受け取り、満面の笑みでやってきます。脚本では、ジャックは、

Had to ask 'bout ten different people in Riverton where you was livin'.

 イニスの住処をざっと10人に尋ねた。(字幕では「あちこちで聞いた」でしたか?)10人近くですか。確かにイニス、ぎょっとしますわねえ。自分らの関係が10人にばれた! わきゃないのですが、それでなくても離婚で傷ついた心は乱れまくったことでしょう。娘たちと一緒のところにジャックが来るっていうのも、なんだか。

 しかし、なんで前の住所(?)で葉書書いたのでしょう。ショックのあまり引っ越したことを忘れた?

 イニスもすまなそうにしてたけど、やはり娘たち優先。月に1度の面会権は逃したくないわけですね。幸い、娘たちからも慕われてましたし。

 やはりここは、離婚されたことがイニスにとってどれほどショックだったか理解しないと、ジャック可哀想で終わってしまう(て、今までの自分のことですが)んですね。

 今日の画像のシーンも、イニスがどれほど恐れていたか分かるシーンだったんですね、実は。ご指摘いただくまで、ここでイニスがブチギレしたのはアルマにジャックとの件を詰られたから、と思い込んでましたが。

 アルマをグーで殴りそうになったのも、娘たちのByeにも応えず(全く耳に入らなかったんでしょう)立ち去ったのも恐怖故ですか。幼少時の刷り込みって恐ろしいですね。結局、ジャックの死という犠牲がなければ、イニスは素直な心を取り戻せなかったのでしょうか。 

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ブロークバック・マウンテン(95)

Images_e ★今日はもう、最初からネタばれなのでご注意願います。

 イニスから離婚成立の知らせが届き、大喜びでやってきたジャック。脚本では離婚を知らせた葉書を手にしている、となってますが映画には葉書は出てきませんでしたね。リー監督、ほんと控え目な演出。

 ここでのジャックは見ていて本当に気の毒ですが、私はこのシーンを大きく読み違えていました。(93)に頂いたroymaniaさん(ご教示ありがとうございます)のコメントで愕然となりました。

 イニスがよそよそしい態度を見せ、視線を向こうに。白い車が走っていきました。私はジャックが、辛い事実を知って思わず顔を背けた、と解釈してたんですが。ぜんぜん違ってました。脚本にはこうあるのでした。

A car drives by,slows down. Ennis glances at it, nervously. (63ページ)

 なぜnervouslyなのかというと、イニスは恐れてるんですね。そんな遠くを走る車から2人の関係がばれるはずもないのに。離婚の痛手もあってますます神経質になっていたのでしょうけど。

 私はずーっと勘違いしてました。単にジャックが目をそらして、そこに車が走っていっただけだと。脱力。

 イニスが車に怯えていたとなると、このシーンの重みが全く違ってくるのです。それほどにイニスは他人の目を気にしている。自分たちの関係がばれることを恐れている。そんな彼が自分との生活を考えているはずもない。離婚したから同居できるんだ、と勘違いしてやってきたジャックの落胆はこのとき、絶望に変わったはず。あの視線の意味が分かれば、ジャックの涙も、メキシコ行きの意味もずーっと重いものになります。

 イニスが自分でなく娘たちを優先したこと。すげなく追い返したこと。それ以上に、離婚したのに人目を気にしている、自分との同居は今でもno way(論外)なのだと思い知ったこと。これだけショックが重なればジャックがメキシコに行ってしまうのも無理はないです。

 しかしイニスって。とりあえずジャックにはモーテルで待っててもらって(長時間のドライブで疲れてるんだし)夜、会いに行くことだって出来たはず。でもそんなこともイニスには考えられなかったでしょうね。町でンなことしたのは4年後の再会だけ(やむを得ず)で、それ以降はモーテルで会うなんて恐ろしくて。

 とにかくジャックは追い帰されました。 ジャックは自分を壊したかった、めちゃくちゃになりたかったんだろうなあ。

 ということを考えた後、最後の逢瀬のシーンをネットで見ました。もう泣けて泣けて、いまさらこのシーンで泣くなんて予想もしなかったので戸惑いましたが。ジャックの期待(ぬか喜びでしたが)と絶望の深さのギャップを改めて思い知ったからでしょう。

 3度目のキャンプ、これはイニスがアルマにジャックとの関係を詰られた後ですが。そこでのジャックはけっこう若く見えます。脚本によれば78年。が、ほんの3,4年でずいぶん老けてしまいました。前にも書きましたが、深酒が続くと白髪になるのが早いです。この間にジャックの苦悩も深まり酒に溺れていたんじゃないでしょうか。

 最後のキャンプでジャックが口にした「I did once.」(一度試した)は、一度だけイニスに同居を提案したこと(以前は何度も提案したと考えてましたが撤回します)、一度だけメキシコに行ったこと、一度だけイニス以外の男との同居を考えたこと(牧場主任?)、その全てかなーと思うのですが。

 ジャックはこの後、実家に戻って父にイニスではなく別の男とここに戻ってくる、と言ったようです。やはりあの牧場主任ランドールのことでしょうか。でも、彼はジャックとそうなるのを望んだでしょうか? 遊びの相手として見ていただけでは? イニスをいつか連れてくる、というのもジャックの一方的な希望に過ぎなかったですよね。

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ブロークバック・マウンテン(94)

Brokeback_6  こんな画像を貼り付けましたが、深刻な話題ではありませんのでご安心ください? 話だけで終わったチェリーケーキ(以前、チェリーパイと書いたのは、ダイナーで食べてたアップルパイに引っ張られて? 原作も脚本もチェリーケーキでした。なお、イニスが食べてたのはアップルパイと脚本に明記されておりました。)のことなど、今日は軽めの話をいたします。昨日がヘヴィだったもので。

 まずはkabioさんの傑作記事をご紹介。「くだらない」と謙遜されてますが、私はとっても楽しみました。原作に沿った内容です。BBM未見の方にはネタばれ?

http://kabio-z.cocolog-nifty.com/on_the_edge/2006/05/sometimes_i_mis.html

★以下、映画の中身に触れますのでご注意くださいませ。

 先日、食べ物の話をしましたが、その続きです。食から見たアメリカのお話は興味深いですね。

http://niki-kitchen.web.infoseek.co.jp/co_usa.html

 上記にもありますが、アメリカ人というと不器用(料理をしない)というイメージが以前はありました。お菓子は歯に沁みるほど甘いし、健康に悪そう。でもって大味、量が多い。いいレストランの基準は「量が多いこと」と言う人もいます。私もLA、アリゾナ方面に数日、滞在しましたが、どこに行っても大量で困りました。

 いちばん美味だったのはメキシコ料理のテイクアウトですね。英語を全く話さないおばさんとおばあさんが作ってました。レジや客との応答は8歳の坊や(英語達者)が。テイクアウトなら適量買えていいものです。でも普通のアメリカの店では、やはりケーキ1切れのテイクアウトでも巨大だし、味はイマイチ。

 さて。中西部はドイツ系が多いようなので、当然プロテスタント主流でしょう。というかイニスの方はメソジストでしたね。日本では詩人の八木重吉が信者だったそうです。ざっと調べてみましたが、流行のハワイでの挙式がヒットしたり。ポピュラーな宗派なんでしょうか。

 一方ジャックのママが信者だったペンテコステ派は、プレスリーの両親が熱心な信者だったとか。やはり歌に関係が深い? 原作の解説には「20世紀初めに興った」とあります。私も初耳でした。私、幼稚園がカトリックで大学がプロテスタントなんですが。成り行きでそうなっただけで宗教に深入りする気はないし、この話はこれにて打ち止め、と。

 イニスがジャックの実家を訪ねたとき、チェリーケーキを勧められますが、イニスは今は結構です、と。結局食べずに帰りましたね。イニスはいつ訪ねたのか。生のチェリーの旬が6月頃だそうです。が、ジャックの父の「この春、別の男の名を口にした」発言が。ここ、字幕では「ある年の春」でしたっけ、なぜわざわざぼかして訳したのでしょう? 

「この春」とはイニスとジャックが最後に会ったキャンプの後、ジャックが実家に寄ったのを指すんだと思います。となると、ジャックの死(草むらの感じからいって夏?)→イニスの葉書差し戻し→ラリーンに電話。その後、少し間をおいて(気持ちの整理)から秋に実家を訪問したのでは、と思います。やはりケーキは缶詰のチェリー(ダークチェリー?)で作ったのかも?

 最後に、ジャックが山で「俺は料理が下手だ。缶詰を開けるのは得意だが」といいますが(Pretty good with a can opener.)。私の高校時代(大昔・汗)の家庭科の先生が、「アメリカでは料理下手な奥さんをcan openerと呼ぶ」と言ってたのを思い出しました。だから缶詰ばかり使うってことですかね。今なら缶詰より冷凍食品、レンジでチンでしょうか。

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