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大奥(2)

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↑公開中の映画「大奥」とは何の関係もないのですが。現在、原作コミックスは中古品しかないんですね、かなり前の作品ってことになるんでしょうか。しかし評価は高く、日本はもとより海外でも! ジェイムズ・ティプトリー・Jr賞を受賞。どっかで聞いた名だなー、と思ったら、この記事で触れておりました。

そう、この原作、なかなか奥が深いんですよね。男が奇病で激減し、女が社会の中心に、という設定は「フェミニズムの王国」を想起させます。少し違うけど「ルネサンス」もしきりと思い出されましたね。大工も飛脚も岡引も皆、女。そんな江戸の町は妙に生き生きして見え、逆に吉原の美男たちに女が群がり子種を求める。そして暗がりでは5人に4人が命を落とす病に罹った男たちが苦悶している。男は基本的に種馬で、貧乏旗本の倅は射精可能になった時からあちこちの女に貸し出され家計を助けねばならない。

そんな様子が描かれていたせいか、映画を見てから数日たちましたが、なかなか脳裏から離れてくれない作品です。もちろんミーハー的に言えば、まずニノこと二宮和也(かずなり、なんですね。ずっとカズヤだと思ってました、何が「嵐」結成前からのファンだよ・恥)。御年27歳とはとても思えぬ初々しさと凛々しさ。ますます好きになったよー。そして美貌の玉木宏演じる松島の存外な腹黒さ。その上司でもある佐々木蔵之助@藤波(佐々木さんて酒蔵の跡継ぎだったそうな。だから芸名に「蔵」が。実家は弟さんが継いだそうです)のこのインタビューが傑作!

たぶん男性には居心地の悪い映画じゃないでしょうかね。男女の垣根を越えて、人間とは何かを真摯に捕らえる人間には、男女を問わず心に響く映画だと思うんですが。原作のよしながふみさん曰く、「繁殖からいかに離れるかがロマン。少女漫画やBLも。」だそうです。この台詞、沁みます。

「生きるということは

女と男とはいう事は!

ただ女の腹に種を付け子孫を残し

家の血を継いでいく事ではありますまい!」

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コメント

こんにちは、お久しぶりです!映画『大奥』ご覧になったのですね!

原作はいまだに雑誌で連載中ですよ!
現在、7代目の幼い将軍の時代のお話、有能な奥女中!?絵島がまさに舞台役者(女性)に一目ぼれ状態に、これから大奥での権力闘争も絡んで、大変な事件になってゆきそう!

結構、歴史的な出来事を上手く取り込んでいて、さすがに上手い作家さんですね!

映画は連載最初のエピソードが元になっているようですね!ここら辺まではコミックスを購入してますが、続きはこの作家さんのブロークバックマウンテンについてのコメントにガックリきて、購入を休止状態!

大人気ないことは分かっていますが、いまだに気持ちの整理が付かない状態!困ったもんだ!

地元の映画館が閉鎖になったと思い込んで、いまだに映画を見ていません!単に経営者が変わっただけだったとは・・・レディースデイにでも出かけましょうかね。

それでは、また!

投稿: E.Z | 2010年10月25日 (月) 13時02分

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