剱岳 点の記(3)
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キネマ旬報 2009年 7/1号 [雑誌] 販売元:キネマ旬報社 |
ここ数日、ばたばたしておりまして、自分のブログを覗く間もありませんでした。と、昨日はココログのトラブルで、アクセスできなかったのですね。ご心配頂いた皆様、別にブログを閉じたわけではありませんのでご安心くださいませ。
さて、今日はまたまた本作について。特に音楽とナレーションについて。音楽がいいという方もいて唖然とするのですが、こちらの【残念すぎる「蛇足」】には激しくうなづいてしまいました。
【音楽を全部排して、雪の音、風の音、雨の音などの
自然音で編集しなおしたら、絶対すばらしい映像が引き立ってきますよ。】
そうなんですよねー。
まえにも書きましたが、風や吹雪の音。台詞。ナレーション。それに音楽がかぶさった時の違和感たるや、もう信じられな~い! でした。
言うまでもなく、基準はBBMです。ナレーションどころか、テロップさえ、冒頭での1度きり「Signal 1963」のみだった、あの映画。選びに選び抜いた音楽使用シーン。台詞に音楽が重なることはあっても、控えめで雰囲気をぶち壊すことは皆無でした。
どうも私、日本映画のBGM、ナレーション、音楽過多に疑問を感じてしまいます。「おくりびと」も、それほどしつこくはなかったけど「ナレーションが要るの?」と疑問なシーンがありました。昨年の「明日への遺言」のレビューが書けなかったのは、あんまりなナレーション過多に、気持ちがなえてしまったから。
映画は、まず何よりも映像で語るものではないのですか?
なぜ、あれほどに言葉に頼るのでしょう?
ふと思い出すのは、萩尾望都の「まんがABC」にあった「今のところ、まんがは映画には追いつけない」だったか「映画より格下に見られている」だったか、という記述。いえいえ、当時から、高踏的なまんがもあれば、「?」な映画もあったわけで、現在、まんが(コミック、と綺麗に言い換えてますが)原作の映画が、それもヒット映画が、どれほど多いかを思えば、まんがは映画界を征服したのだ、といいたくもなります。下手な小説より、まんがは余程のリアリティ&エンタメ性を獲得しちゃってるんですよね、たぶん。
で、そのマンガの特性が「モノローグ」です。もともとは少女マンガの特性でしたが、いまはどうなんでしょうか、少年誌、青年誌にもモノローグはあふれています。そしてコミックが映画化されると(それだけじゃないですが)ナレーションが多用されます。映画は映像で語るジャンルのはずなのに耳障りな独白が溢れてしまうのです。
いったい、これはどうしたこと? マンガと映画は違うジャンルで、表現方法も異なるはずなのに。
「剱岳 点の記」を見ていて、つくづくBBMが懐かしくなりました。
ここんとこ邦画の記事が多かったですが、けっしてBBMを忘れてはいませんよ。それどころか、BBMと他と作品との(特に邦画との)差異が見えてきて、面白いです。また、ぼちぼちBBMの記事も書きますので、引き続き見てやってくださいね。
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