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ブロークバック・マウンテン(343)

Brokebackmountain26  無料動画Gyaoで「チョコレート」が視聴できますね! 久々に黒髪ヒースと再会です、レンタルDVDはなぜか吹き替えで見てしまったので、ああヒースの声だー、と感激。R指定解除版を選んだら、冒頭の立ち××はカットされてました~。

 さて、本日はジャックの打算的な面について補足です。イニスの離婚により、いよいよ同居、と駆けつけてみれば、イニスは娘たち優先、その様子から、今後何があっても同居の可能性はなし、とジャックは悟ったものと思われます。その後、ランドールと知り合い3年ほども関係を続けたようです。

【本当に打算的な人間ならイニスにno wayと言われようと、舅から大金貰っていつかイニスと暮らす為に(叶わないと思いつつも)ラリーンと離婚してたような気がします。】といったご意見をいただきました、それもあり、ですか。そういえば、なぜジャックはラリーンと別れなかったのでしょうね。あの冷ややかな家庭。息子ボビーも、幼いころはともかく、感謝祭の食卓では、父ジャックといい関係には見えませんでした。逆にイニスはモンローの家でも娘たちに慕われていましたね。

 イニスの件はおいといて、自分も離婚して、ひとりで父の牧場を立て直す、という選択はジャックにはなかったのでしょうか。誰かと一緒でないといけなかったのでしょうか。ジャックは父に「相棒はいなくなったから、俺が一人で手伝う」と言ってもよかったのでは?

 ランドールに「一緒に牧場を建て直そう」と持ちかけたのは危険すぎたと思います。やるわけないじゃないですか、ランドールには立ち場もあれば妻もいる。面倒なことを言い出したジャックを…となっても不思議ではない。それがわからないジャックだったのでしょうか? それとも最早、どうなったっていいや、という心境? ラリーンに「火葬にして遺灰はブロークバックに撒いてくれ」なんて。40前の人間が普通、そんなことを口にする? ジャックは長生きしたくなかったのかもしれませんね。

 いつからジャックは「2人で牧場を」ではなく、「父の牧場を立て直す」に方針を変えたのでしょう。イニスには1度だけ、キャンプで持ちかけて断られました。それ以降は誘ってないっぽい。やはり老いていく父を見ていて、手切れ金がもらえず自分の牧場が持てなくても、父を手伝うことはできると。自分も年を重ね、少し、父への思いが変わっていたのかもしれません。相棒がイニスでなくても。手切れ金なんかなくても。離婚して好きな牧場の仕事をしよう、と最後のキャンプの後で決めたのでしょうか。

 CutのBBM特集で、内田亮さんがイニスについて、「あまりにも主張がない、愛にコミットすることも、愛を否定することもなく、20年近くただひたすら、ぐずるだけ。」「ここまで幸せに(逆に堕落にさえ)立ち向かってアクションを起こさない主人公は珍しい。」と書いておられますが、確かに。そんなイニスなので、結果的にますます、ジャックの行動的な面が目立つのではないでしょうか、本当に対照的な二人です。(ただ、牧場好きな面はイニスのほうがふんだんに描かれていましたね。)

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コメント

びあんこさん、こんにちは。

打算的≒建設的ではないでしょうか?イコールではないけど限りなく近い。
ジャックには常に人生の目標があった、というか自分の人生を前向きに考えていたように思えます。ロデオも、牧場経営も、イニスとの生活についても。(ラリーンやボビーのいない人生ですが)
結果的にはどの夢も叶わなかったけど、、、。

そして「ままちゃり」ママさんのコメントを読んでいてふと思い出したのですが、ジャックとイニスの愛情の形(?なんといえばいいのかな?)
映画をはじめて見た時に、最初のテントでの愛のシーンの印象から、ジャックの愛が受身のようにインプットされてしまい、ジャックがいつもいつも「会いたい。一緒に暮らそう。」とイニスに言っているので、ジャックがより愛を求めているように見えます。しかし、実はより愛を求めていた(愛されたかった)のはイニスですね。2日目の夜のイニスのされるがままの子供のような素直な姿も納得できます。

愛は一方的なものではありませんが、ジャックの愛は能動的なもので、イニスの愛は受動的。これは二人のその後の人生に深く影響を及ぼしていると思います。

イニスの複雑な心理(こちらで沢山学びました)もジャックの人生に対する姿勢も少しはわかるようになり、さらに、より愛するジャックと、より愛されるイニスという図も見えた時、また一つBBM理解に近付けた気がしました。

投稿: kママ | 2009年4月19日 (日) 17時36分

お久しぶりです、すなっく「ままちゃり」のママです。
今もブログ拝見しております。
・・・イニスはジャックに対してアクションは起こしていると思います。離婚されても、職場での立場が危なくなってきても、イニスはちゃんとジャックに会っています。はがきで「今年は勘弁してくれ、来年にしてくれ」とか言うこともできるでしょう、けれどもジャックに会っている、それはジャックに見捨てられるのが怖いからです。泣きながら「なんとかしてくれ」と言えるのはイニスにとってはジャックだけだからです。他の人には泣きながら「なんとかしてくれ」なんて言えません。イニスにとってジャックはそういう存在なんです、だから会いに行ったんです。そして大事なのはイニス本人がそこんところに気が付いていないことです。そしてジャックの実家でシャツを見つけて、そこんところに気が付いた・・・イニスがテントの場面で、最初はモジモジしていたのに、ジャックに抱きしめられて、すごいホッとしたような表情していたのを思い出します。お邪魔しました。

投稿: すなっく「ままちゃり」 | 2009年4月18日 (土) 03時24分

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