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こわれゆく世界の中で

こわれゆく世界の中で DVD こわれゆく世界の中で

販売元:ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
発売日:2007/09/19
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 アンソニー・ミンゲラ監督の訃報に接してから10日近くたちます。ジュードを「リプリー」に起用し、その演技はアカデミー助演男優賞候補になりました。いわばジュードを見出した監督ですし「リプリー」のメイキング等でジュードへの賛辞も聞いてますから、とてもショックでした。この「こわれゆく世界の中で」が映画としては遺作になりました。タイトルに怖気づいて未見のままでしたが、やっと観ることができました。

 どれほど重い内容かと覚悟して観始めましたが、淡々と物語りは流れていきます。この邦題はどうなのでしょう、原題の「BREAKING AND ENTERING」のほうがしっくりくるような。事件のきっかけはまさにこうですから。

「幸せは 探すのではなく 気づくもの」という感じですかね。「青い鳥」じゃないけど、幸せ(愛も)は外に探しに行くものではなく気づくことなんだという。主人公のウィル(ジュード)、10年も同棲しているリヴ(ロビン・ライト・ペン、素晴らしい!)も実はどんなに幸せだったか、一度、関係が壊れかけてみないと気づけなかったんですねー。

 ミンゲラ監督の急逝は悲しいけれど、こんな素敵な映画を遺してくれて感謝の気持ちでいっぱい! 環境音楽みたいなBGMにも癒されました。彼の作品は「イングリッシュ・ペイシェント」(思い出すのが辛いほど悲しい名作)、ジュードが出演の3作「リプリー」「コールド・マウンテン」、そして本作と4本だけですが、どれもこれも鮮烈、ジュードは3作品に出演してますし、どんなにショックでしょうか。

 とはいえ、観終わって、私はほのぼのとした幸せに包まれています。人は死なない。その人を覚えている人が一人でも生きている限り死んだりはしない。ヒースもそう、家族や友人はもちろんですが、単なる一ファンである私が彼を覚えていることさえ、ヒースを生かす力になっているような気がします。不思議な希望を与えてくれた「こわれゆく世界の中で」、監督のコメンタリー付きで、これからじっくり再見します。

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