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スルース

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Music オリジナル・サウンドトラック「SLEUTH」

アーティスト:サントラ
販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2008/03/05
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 72年の映画「探偵<スルース>」のリメイクということで、当時、見逃してそれっきりの私には興味深い作品となりました。夫VS夫の愛人。前回はローレンス・オリヴィエとマイケル・ケインが演じたのですね。今回は夫にマイケル・ケイン。愛人役がジュード・ロウです。前知識ゼロで観ることをオススメします。

 キャッチコピーは「男の嫉妬は世界を滅ぼす。」ですか。本当は女を取り合う話のはずが、彼女は出てきませんし、老作家が妻を奪った若い愛人に嫉妬するのか、と思っていると話はそう単純なものではなく。あの結末もどう解釈したらいいのか? ともあれチラシにあるように「ジュードの妖しさVSマイケル・ケインの怪しさ の危うい対決!」はめったにない見ものです。

 スタイリッシュな邸宅でのスリリングな展開、やられました~。チェロを多用した重厚な音楽、クールな美術もいいですね。秀逸な脚本は共にイギリスを代表する演技派の2人のために書かれたのか、丁々発止、火花散らすやりとりに観ているこっちが疲れます、どこで息継ぎすればいいの~!? 完全なる2人舞台は充実感あふれるここちよい疲れです、ええもん見せてもらいましたー。公式サイトはこちら

 ロンドンまでジュードの舞台を見に行った当時の興奮がよみがえります、ちょっとジュード熱が冷めていたけど、こんな役のときの彼はやっぱりスゴイ。そして金髪が似合いますね、ゴージャス。97年の「オスカー・ワイルド」を思い出します、10年たっても、いや年月を重ねた分、艶やかさが増しているような。ちょうど「マイ・ブルーベリー・ナイツ」も公開中ですが、あちらのジュードには心惹かれないです、やはりジュードは狂気をはらんだこうした役がぴったりです。

 ふと2000年のアカデミー賞授賞式を思い出しました。マイケル、ジュードは共に助演男優賞にノミネートされ、受賞したのはマイケル。スピーチでは「ジュード、きっと君の時代がくるよ」と。互いにリスペクトしあっていた2人、今回の「スルース」はジュードがプロデュース、マイケルに出演をオファーしたのもジュード、と、念願のリメイクだったと聞いて嬉しいです。

 公式サイトの高木美保さんのコメント、すばらしいです。「美貌のジュード・ロウと名優マイケル・ケインが知的に、重厚に、エロティックに、マジメに、男の昼メロ的“ドロドロ”をやっているのです。釘づけです」、なんて的確なんでしょう!(感嘆)

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