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バロウズの妻

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DVD バロウズの妻

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2007/02/07
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  バロウズといえば「裸のランチ」の作者、ということくらいしか知りません。ビートニク世代? アレン・ギンズバーグも主要キャラとして出てきますが、彼も名前しか知らないし、大体アメリカ文学ってほとんど読んだことないじゃないですか、私。ジョニデがギンズバーグから口説かれた、と雑誌で読んだことがあるくらいです。それは95年のこと、ジョニデはケルレアックの詩を朗読した模様、そこにギンズバーグが同席してたんでしょうか? 

↓映画もあったのですね。ジョニデもちょこっと出ているそうです。

DVD ビートニク

販売元:コロムビアミュージックエンタテインメント
発売日:2005/03/23
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「24」でブレイクしたキーファー・サザーランドが主演(バロウズ)という事でめでたく廉価盤、登場、私はだいぶ前にレンタルで拝見しました。今になってどうにも気になって再見しました、というのもノーマン・リーダス演じるルシアンが…。

*以下、ネタバレとなります。ルシアンの問題行動は冒頭なのですが、うーん。

 ルシアンが罪を犯した経過が忘れられなくて見たのです、はい。ボーイスカウトの指導員だった男から一方的に慕われ大学生になっても追い回され、ついに殺してしまうんですよー。未成年だし正当防衛もあったのでしょう、2年の刑期で済みましたが。かなりストーカー的だったし、ルシアンも災難でした。

 バロウズもゲイだったのですね。メキシコに移住し、妻子はほっぽって恋人(つうより契約愛人。週2回のセックスが条件で、それ以上は拒否されてました。追加料金を払う余裕はバロウズにはなし)と旅に出てしまう。

なぜ、バロウズの妻
愛する夫に射殺されたのか。

 これがテーマだとすると全然、解明されてません。バロウズと妻ジョーン(コートニー・ラヴ。カート・コバーンの妻でしたね)の「ウィリアム・テルごっこ」に向かって時間が過ぎていくだけです。

 男と旅に出た夫。その留守にギンズバーグと共に訪ねてくるルシアン(もちろん出所後、記者になってます)。ルシアンはジョーンが好き。でもジョーンは貞淑な妻、夫の裏切りを知りながらもルシアンの思いに応えることはないのです。そしてギンズバーグはルシアンを愛しているのに、彼の思いを叶えるべく、なるべくジョーンと二人きりにさせてやったり。複雑です。バロウズ、ルシアン、ギンズバーグ、ジョーン。4人のすれ違いが見所といえば見所でしょうか。淡々としていますが私は気に入りました、つかみどころがなくて妙な感想になってますが。

 今回、見直してよかったと思うのは、妻ジョーンを演じたコートニーがあまりに色っぽいため、前回は「私は貞淑」と言われてもぴんとこなかった、でもきちんと見てれば本当にそうだ、とわかった点です。バロウズは妻に触れようともしません、よく2人も子供できたなー。ルシアンが一緒にNYに帰ろうと説得しても、やはりジョーンは夫バロウズのそばを離れることが出来ないのです、どうしようもなく愛しているから。

 バロウズの妻殺しは辣腕弁護士のおかげで無罪となったようです。映画の中ではさっぱり小説を書いていませんが、妻の死後、インスピレーションが湧いたのでしょうか。

 しかし解説やレビューを読むと「裸のランチ」って相当やばそう、とても見る気にはなりませんが、クローネンバーグらしい作品? ゴキブリ型タイプライター? ゾゾゾ。

裸のランチ DVD 裸のランチ

販売元:アスミック
発売日:2002/09/25
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コメント

 びあんこ様
 先日はコメントありがとうございました。
 最近ブログに「プロ野球イケメンアワード」という、実にくだらないんですが、そういうタイトルで記事を四回に分けて掲載しました。ラストの総評では、ゲイの性嗜好について私なりに真面目に書いた記事を掲載しておきました。
 また、昨日「300」という映画を観てきました。古代ギリシャのスパルタ王の物語です。戦闘シーンが、リアルといいますか・・・それでもミケランジェロのフレスコ画のような絵面がいくつかあって、それはそれで良かったと思いました。あと、あの濡れ場はいらないんじゃないかと思いました、後に延々と続く、ちょっとリアルすぎる戦闘シーンを控えての緩衝材のつもりだったのかもしれませんが、わざわざ三つも体位を変える必要があったのか、見せ方といいなんといい、あれには噴出しそうになりました。以上です。
 

投稿: すなっく「ままちゃり」 | 2007年6月23日 (土) 21時34分

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