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滝口雅子詩集

新編滝口雅子詩集 Book 新編滝口雅子詩集

著者:滝口 雅子
販売元:土曜美術社出版販売
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 滝口雅子の名を知ったのは、山平和彦のLP「放送禁止歌」に収められていた「男について」という歌だった。歌詞が、というよりこのレコードの多くの歌は、「詩のなかに目覚める日本」という詩集の中の何篇かに曲をつけたものだった。

 で、いま山平さんどうしてるのかと検索してみたら、2年前に死去? しかも轢き逃げ?

http://yamahira.hp.infoseek.co.jp/

 それに「放送禁止歌」が発売禁止になっていたとは! 「月経」と「大島節」がいけなかった!? 信じられない。「月経」は下記のブログにもあるけど、すごいメッセージのある歌なんです。

http://blog.diskunion.net/user/naoji/naoji/1314.html

 悔しいから、覚えてる限りの歌詞を書いてしまおう。

 月経

 そこにだけは いつも自分がいるという 隠れ家を 

 女は持っている

 そこにいるときは 疲れた手足に 血がのぼり

 遠いはじめや 遠いゆくてが 自分の真ん中を 貫いて

 よみがえってくる場所を 女は みんな 持っている

 けれども 誰ひとり 口にだしては 言わない

 そこに届いた根は けして 枯れることがない

 そこには 誰も ふみこめない

 

「大島節」はね…、「島という字は『しましょう』のしま」と、確かにちょっと~だけど、発売禁止になるようなモン?

 おっと。すっかり滝口雅子の話が。彼女の詩「男について」は衝撃でした。男は知っている、女の脚の間に花があって、四季それぞれの咲きようをするのを、といったもの。しかも男はそれをずばりと言う。「女の脳天まで 赤らむような つよい声で」

 私が持ってる版は、「新」じゃない方。出版元は同じだし表紙もあまり変わってない。リンクから表紙画像を拡大すると「少女の死」という詩が読めます。

 でも今は「本当に」という詩がいちばん好きです。

 本当にひとを好きになると 自分が砕ける

 そして その破片のひとつが自分の全体を満たす

 

 滝口雅子も4年前に没した由。享年84、こちらは天寿を全うした方でしょう。

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