« ムーンライト・マイル(2) | トップページ | ブロークバック・マウンテン(83) »

ブロークバック・マウンテン(82)

Brokebackmountain←けっこう拡大するはずです。羊の向こうですがジャックの後ろには、ちゃんとイニスが♪

 BBMへの20の質問にたくさんのコメントありがとうございます。、ほんとにジャック寄りで我ながら呆れました。イニスが嫌いなんてことはないんですよ、もちろん。どうしても自分に素直になれない事情が色々あった訳ですし。ただ、付き合いたいタイプではないです。

★ここからはネタばれになるんでしょうか?

 ごんさんも20の質問に答えてらっしゃいます。私ほどではないけどジャックよりですね、うふふ。

http://dgon.blog51.fc2.com/blog-entry-38.html#comment

 私は元々、年下の男性が好きなので、モロ弟タイプのジャック(というよりジェイク)をイニスより好きになるのは当然のことでした。それに、マッチョタイプは好きじゃありません。年上は説教タイプが多いのもダメですね。イニスも、4年後の再会では分かった風な口をきいてますよね。

「お互いに家庭があるし…」(でも、アナタは離婚されちゃいましたね)

「男同士で暮らすなんて論外」(柔軟な考えが欲しかった。ヒースは「僕はジャックと行くよ」と言ってたなあ)

 ジャックは西部の当時の男の常識を超えていたのかもしれません。婿入りしてもくもくと家業を手伝い、ラリーンを立て、実家にも手伝いに行ってたようです。そんなの普通じゃん、と思うのは現在の日本の、それも都市部に住んでいる者の考えであって。ジャックは軟弱なやつと思われていたようです。一応ロデオだってやってたのに、それだけじゃイカンのですかね? ロデオ自体がいいイメージじゃない?

 ディナーでローストチキン(七面鳥?)を切り分けようとして舅は「カットは男の仕事だ」って。ジャックは男じゃないと言ってるんですか? ジャックは「手間をはぶいてあげようと思っただけですよ」と。やっぱり繊細? 舅は「男はアメフトだ」とも言いますね。ジャックよりの私は、これさえジャックへの当てこすりに聞こえてしまいました。「息子を男らしくしたいだろ」。出たー、「『男らしさ』の呪縛」。

 男らしい、女らしい、じゃなくて。その人らしい生き方が許される社会には、なかなかならないのでしょうか。女がリードするカップルがあったっていいし、同性同士のカップルで暮らしたっていい。でも現実は?

 今日は「?」だらけになりましたが、「BBM」について真面目に考えると、どうしてもそうなるのかも。

|

« ムーンライト・マイル(2) | トップページ | ブロークバック・マウンテン(83) »

▲ブロークバック・マウンテンⅡ(51)~」カテゴリの記事

コメント

ごんさん、こんにちは。

「BBM」って製作者の意図を超えた問題提起をしてる映画かもしれません。

>「その人らしい」という言葉がないんですよね。

先日ご紹介した「男も女も今が変わりどき」に「『らしさ』を再生産しない」とあってうなづきました。
家庭の中こそが性別役割を再生産しているというのです。

「私たちは男性の生活能力を問い直し、『男らしさ』『女らしさ』の枠組みから外そうと呼びかけているが、女性も反省しなければ。
 うっかり『男の子なんだから泣くな』とか『女の子なんだから行儀よく』といっているかも。日常の点検が必要。男女ともに同じ言葉で育てたい。」

といった趣旨でした。母親の意識改革も必要ですね。男女が同じ言葉で育っていけば「その人らしい」人間が増えるのでは? ジャックのお母さんはどうだったんでしょう。あまり男らしく、といわなかったのかもしれないです。

>イニスのように殻を破ることができなかった人も居るし、その「らしい」という言葉で自分を保てている人も世の中にはいるのでは

「男らしさ」が結局はニス自身を縛り付けてジャックを失う結果になったのかも。漢を破ることの難しさを痛感します。イニスの父親の「教育」は強烈でしたから。

投稿: びあんこ | 2006年4月27日 (木) 10時01分

びあんこさん 
ご紹介ありがとうございます
このびあんこさんのBBMについての語りは本当納得します。
その人らしい生き方、それができたらすばらしいことだと思います。実際にはそれはできないし、「女らしい」「男らしい」という言葉があるくらいですし。「その人らしい」という言葉がないんですよね。
BBMを見るとジャックに対してが本当そんな感じ。「女らしい」「男らしい」っていうのはどういうこと?って私なんかは思います。誰がそんな事を決めたのかともおもいますし。
その人らしく人生を生きたらいいのではないかとも思います。
ただイニスのように殻を破ることができなかった人も居るし、その「らしい」という言葉で自分を保てている人も世の中にはいるのではないかとも思います。それがいいか、ということは別にして。
なのでヒースの「僕はジャックと行くよ」というコメントが余計嬉しかったのかも。

その人がその人らしく、周りから指をさされることがない社会にはできないものなんでしょうかね・・・

投稿: ごん | 2006年4月27日 (木) 09時24分

かいろさん、真紅さん、コメントありがとうございます。到着順にレスさせていただきますね。

★かいろさん

こんにちは。
コメントは無事届いています。(1通のみ)
サントラ買われたんですね。そうそう、CDを取り出すとドキ♪ ですよね。スチール写真でしょうけど、二人の距離が近いしとてもいい表情で大好きです。

>自慢げなモンローがなんだか滑稽で、見ていていたたまれないものがありました(監督意地が悪い)。
もしかして、ジャックの舅からするとモンローも男としては落第なのかも

絶対、落第だと思います。電動ナイフでカット、なんて。

>イニスとは正反対のタイプと再婚した

アルマはイニスへの思いを引きずっていたように感じます。再婚相手は経済力さえあれば誰でも良かったのかも。モンローはやさしいし、夫向きだけど、それだけだったのでは?

>こうあるべき、というのは多くの人々が精神的に安心して暮らすために作られたものなんじゃないかなあと思うのです。不安にならないようにそこから外れないように生きていく。

そうですね。守るべき規範の範囲内にいれば安全なわけで。でも、どうしても自分の思いがそこに収まりきれない人間は辛いです。やむをえず「はみ出た」人間を排除する側にだけはなりたくないですね。
私も「BBM]を知ってから、ずいぶん自分の中の差別意識や思い込みなどに気づかされました。

>これから先の自分がどれだけのものを受け入れて生きていけるかを尋ねられているような気がしています。

私もまさにそんな感じです。「自分がされて嫌なことは人にもするな」がモットーですが、どれだけ異質なものを受け入れていけるか。他者の生き方を認めないと自分も認めてもらえないのだし。一生の課題になりそうです。


★真紅さん

こんにちは。TBの件は貴ブログにもコメントしましたが届いてなくて。もう一度トライしていただければ幸いです。
3回目の鑑賞記、(83)で紹介させていただきました。次回は、ますますしっかり見てこようと決意しました。

>BBMとは『キサス、キサス、キサス』つながり

おお、そうなのですね。どうぞお好きなことをおしゃべりなさってください。参加できないのが歯がゆいのですけど。

>私も20の質問に答えてみようと思います。

楽しみにしています! やはり人によって回答は様々で興味深いです。一口に「BBM」が好き、といっても人はそれぞれ違いますものね。好きなキャラや欲しいグッズなども。
回答されたら教えてくださいねー♪

投稿: びあんこ | 2006年4月27日 (木) 07時57分

びあんこさん、こんばんは。今日三回目を観て、畏れ多くもTBさせていただいたのですが大丈夫でしょうか? 内容でなく、最新の記事にTBしました。よろしくお願いします。
話題に乗り遅れましたが、トニー・レオンファンの方がいらっしゃるようでうれしいです。私も『花様年華』観終った瞬間に彼に「感電」していました。BBMとは『キサス、キサス、キサス』つながり、ということでお許し下さい。
私も20の質問に答えてみようと思います。また遊びにきますね、ではでは。

投稿: 真紅 | 2006年4月27日 (木) 02時28分

(途中で送信してしまったかもしれないのでもう一度書かせていただきます。すみません・・・。)
びあんこさん、こんばんは。
公開終了まで我慢しようと思っていたサントラを、昨日給料日になったとたんに買ってしまいました。中を開けてCDを取り出すと、ふたりが並んで笑っている写真(昨日の記事でびあんこさんが使われていたものですね!)が・・・。予期していなかった心憎い演出に(?)、危うく泣きそうになりました。ほんと重症です。

さて、ローストチキンのシーンですが、ジャック家での諍いのあとすぐにモンローが電動ナイフ(?)でウィーンと切っているなんとも皮肉なシーンがきますよね。自慢げなモンローがなんだか滑稽で、見ていていたたまれないものがありました(監督意地が悪い)。
もしかして、ジャックの舅からするとモンローも男としては落第なのかも、と思ったりして。そしてイニスとは正反対のタイプと再婚したアルマの、言葉にしないイニスへの思いのようなものが垣間見えました。

「ブロークバック」を観てから、セクシュアリティの問題だけではなく、今までの自分の考え方を振り返させられています。自分と違うもの、自分には合わないものをシャットアウトしてきたかもしれない。それだけでは足りずに攻撃してきたかもしれない。
それから、男らしさ・女らしさとか、‘こうあるべき’とされているもののことなど。こうあるべき、というのは多くの人々が精神的に安心して暮らすために作られたものなんじゃないかなあと思うのです。不安にならないようにそこから外れないように生きていく。
外れた人を見るとやっぱり不安になって無理矢理にでもこっち側に戻そうとする。駄目なら排除する。全部が全部当てはまるわけではないと思いますが・・・。

すごく長くなった上にまとまってませんが、
これから先の自分がどれだけのものを受け入れて生きていけるかを尋ねられているような気がしています。もうちょっとよい人間になれるのかしら、とふと考えてしまう日々が続いている、今日この頃です。

投稿: かいろ | 2006年4月27日 (木) 00時22分

xiumeiさん、こんにちは。賛同のコメントありがとうございます。

お友達のお宅は奥様が稼いでご主人が家事育児担当なんですね。それぞれが得意分野を担当すればいいんだと思います。それで上手くいってるなら誰も文句は言えないはず。要は自分に合ったライフスタイルを選択する。そういう家庭がこれから日本でも増えていくのでは?

数年前、ドイツの主夫事情のドキュメンタリーを見ました。妻がフルタイムで働き夫は週1回の出勤。母親教室にも出ていました。また、在宅でコンサルタントをしながら主夫をやり、育児の時間には電話を受けないという男性も紹介されていました。

私も料理以外の家事は苦手だし、女だから家事をやるべきとも思いません。それぞれのカップルが生きやすい方法で生きていけばいいのでは? そうした例が増えていけば、社会も認めざるを得なくなるでしょうね。

>そんなんがあっても、いいんじゃないん??って・・・普通に思う私は、普通じゃないんでしょうか??


とっても普通だと思いますよ! 自分も含めて一人一人が、それが普通、と主張していくのも大事ですよね。

投稿: びあんこ | 2006年4月26日 (水) 19時27分

びあんこさん、こんにちは。
『男らしい、女らしい、じゃなくて。その人らしい生き方が許される社会には、なかなかならないのでしょうか。女がリードするカップルがあったっていいし、同性同士のカップルで暮らしたっていい。』これ、ホントすごい共感できます!!
ホント、その通りだと思います。
なんで、そうならないのかなあって思います。
きっとみんなそれが正しいって思っているんだと思うんだけどなーーー。

私の友人は、フルタイムで某有名製薬会社の総合職で働いています。二人の子供と家事は、パートで鍼灸師をしているご主人がやっています。彼女んちは完全に彼女が稼いで、彼女のダンナが家事をやっています。
それは、ちょっと奇妙に感じられる家庭かもしれないんだけど、とっても上手くいっていますよ。
そんなんがあっても、いいんじゃないん??って・・・普通に思う私は、普通じゃないんでしょうか??

投稿: xiumei | 2006年4月26日 (水) 18時16分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ブロークバック・マウンテン(82):

« ムーンライト・マイル(2) | トップページ | ブロークバック・マウンテン(83) »