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ブロークバック・マウンテン(76)

Gallery2  先日もご紹介した「刑務所内で『BBM』を上映で物議」の件。Flixでも取り上げてますね。画像つき。これが「きわどい性的描写のシーン」と言われても、うーん。

http://www.flix.co.jp/page/N0008194

 さて。「ワイルドバンチ」にavalonさんからコメントを頂いたのですが。BBMの脚本(70P)でペキンパーの「昼下りの決斗」(Ride the High Country)に触れているとのこと。

★以下、例によってネタばれとなります。

 そのシーンはイニスがドライバーに殴りかかってボコられた直後のジャックとの逢瀬ですね。山をゆく二人。

JACK and ENNIS ride through the mountains, like Randolph Scott & Joel McCrea in "Ride the High Country", only more life worn, more weather beaten.

 人生にくたびれた男たちの風情がありましたかねえ。ちょっと物悲しいムードでした。白い花の咲く川辺を並んで馬でゆく場面が印象的でした。そしてCross a river on tneir horses.川をゆく二人が上記の画像ですね。「昼下りの決斗」、見なくては!

(75)にはusakoさんから興味深いコメントをいただいてます。黒と青はジャックのシンボル、と思ってはいましたが深すぎる…。あらゆるシーンや小道具に意味が隠されているのか「BBM」。そういえば「BBM]と「シェーン」をからめて論じているブログもありました。悪役のジャック・パランスが黒い帽子。ジャックもそうでしたが。

 ジェイクのデビュー作「シティ・スリッカーズ」にこのジャック・パランスが出てるんですよ。1919年生まれの彼は当時70歳を超えてたでしょうか。ジェイクは10歳くらい? 祖父のような年齢ですね。共演、といいたい所ですが、ぜんぜん接点のない役でした。私の感想は下記から。

http://emmanueltb.cocolog-nifty.com/blog/2006/02/post_b2f4.html#comments

 毎日毎日「BBM」について書いてて、もういいかげん書くことがないなあ、と思うと新たな情報を頂いたり凪さんみたく斬新なレビューとであったり。そのたびにまた書きたくなってしまうのでした。

 そうそう。ジャックの息子ってとてもあの夫婦の子供とは…とどこかで読みましたが、祖父には似てるんですよね。あの婿いびりの舅。自分に似た孫ができ、"種馬"の役目は終わった。ジャックはいつ出ていってもOKだったはず。

 逆に、家族がほしかったイニスは離縁されてしまいました。イニスと同居が決まったらすぐ別れるつもりだっただろうジャックが最後までラリーンの夫でいた。この皮肉。そして、あんなに「同性愛がバレたら命はない」と恐れていたイニスではなく、ジャックに死が訪れたとは。なんと言っていいのか、言葉がみつかりません。

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コメント

みちるさん、こんにちは。
DVDが届いたのですね♪ 特典映像の詳細な解説、ありがとうございます。

うーん、確かに新鮮味のなさそうな内容ですね。高くてもいいから2枚組を出して、もっとじっくり見せてほしいです。私はとりあえず日本盤のリリースを待ちます。

>ジェイクの俳優生命にかかわるような映像を、これ以上出さないことにもなっていたのではないか。ネットは彼らのお遊びジョークで一杯です。

ネットでお遊び映像がそんなに流れてるんですね、落ち込みます。ちょうどジェイクが彼女と別れたばかりでタイミング悪いですよね。確かにジェイクは気にしなさそうですが、ヒースは怒るかも? 

>ジェイクにまき割り、羊の世話なんかをしてる場面を多く取り入れて、経験があるように見せたこと等

どっちも大好きなシーンです。水汲みシーンも。働くジェイク、いいですね♪
さいきんとみにジェイクにお熱です。「ムーンライトマイル」、また見なくては。

本当に速報ありがとうございました、また遊びにきてくださいね。

投稿: びあんこ | 2006年4月25日 (火) 13時01分

こんにちわ。こちらにレスしますが、発売日の今日朝いちでアマゾンUKからdvdが届いたので、その報告です。
以下は、日本版発売まで封印しておきたい人のためにネタバレゾーンということで、ご注意ねがいます。楽しみをとっておきたい方もたくさんいると思いますので。

映像特典は以前報告したとおりで間違いありませんでした。

ただ、自分の個人的な感想としては、事前にYouTubeなどのサイトで色々見すぎてしまい、新鮮さが感じられなかったのが、残念。
LOGOのメイキングドキュメンタリーにしろ、他のリー監督や脚本家のインタビューにしても全部あそこで見てしまったり、聞いたりしたことの繰り返しを上手にまとめていた感じです。

さらに、私が一番楽しみにしていた、ジェイクやヒースがしたというカーボーイトレーニングの話にしても、ジェイクの米ファン公式サイトで「ディスカッションしている」とあったのに、実際にはトレーニングした人やスタント役の人たちのコメントが多く、あとは撮影中のインタビュー(しかも二人別々)とかでまとめられてました。

この作り方は、もしかしたら、各映画賞をとった話題作を一般に売るための紹介バージョンのDVDであって、私たちのような、マニアック・リピーター向けの美味しい映像特典はあとで、コレクターズエディションとして、高価で売るつもりなのではないか?と真剣に思ったくらいです。

それから、この映画の後、ミシェルと幸せな夫婦生活を送っており、俳優業を休止してるヒースに比べて、キルスティンともまた別れたとかで、バイ・ゲイ説がまことしやかにながれているジェイクの俳優生命にかかわるような映像を、これ以上出さないことにもなっていたのではないかとも思いました。(それでなくても、彼は映画公開前後に散々私生活上で親友となったヒースとの仲をあちこちで宣伝がてら強調してましたからね。おかげで、ネットは彼らのお遊びジョークで一杯です。ジェイクは気にしないだろうけど、ヒースはこういうのを怒るタイプではないかと。)

とまあ、以上が映像特典に期待を寄せすぎた私の感想ですが、冷静にみれば、映画の場面以外でのセットでの彼らが見られたり、監督やキャストが映画について話しているのを見ることができるのは嬉しく、興味深いものです。(例;ヒースは、カーボーイとしての訓練は乗馬には何の問題もなかったので、西部の男の乗り方スタイルを習ったこと、シティボーイのジェイクはその反面、ロデオで雄牛も乗りこなさねばならず、一から習得。カンがよく覚えも早かったが、スタントとモデルも使ってたこと、監督はその分、ジェイクにまき割り、羊の世話なんかをしてる場面を多く取り入れて、経験があるように見せたこと等)。
まだ、特典映像部分しか見てません。本編はじっくり時間のあるときに通しでみるつもり。でも、映画館の大画面でも見たいよう!

投稿: みちる | 2006年4月24日 (月) 23時59分

みちるさん、おひさしぶりです。

まだ下山されてないんですね、嬉しいです。そろそろUK版DVDが出ますよね、特典の感想など教えてくださいね。

>ジャックは、原作でイニスに「自分は子供なんか欲しくなかった」とか言っているくだりがありましたし、義父母がべったりのテキサスの家庭には居場所がなかったんですね。

子供は欲しくなかったというジャックの本音は辛いものがありました。自分の遺伝子なんか残したくなかった? 無邪気に息子が欲しかったというイニスとは対照的でしたね。ジャックの居場所はイニスだけだったでしょうに。

>映画は監督や脚本家がキレイな所だけ見せるために、はぶいちゃったのかな?

若い頃のシーンだけで十分、との判断だったのでしょうか。最後の逢瀬のとき、テントの中でイニスがジャックの体に腕を回して寝てますよね。私はあれで二人はちゃんとしてるのね、と納得しましたけど。
その後のジャックの告白でズバリ言ってますしねー。

投稿: びあんこ | 2006年4月23日 (日) 09時59分

びあんこさん、おひさしぶり!ご無沙汰してましたが、まだ下山してないみちるです。

そうそう。ジャックの息子ってとてもあの夫婦の子供とは…とどこかで読みましたが、祖父には似てるんですよね。あの婿いびりの舅。自分に似た孫ができ、"種馬"の役目は終わった。ジャックはいつ出ていってもOKだったはず。

ジャクの息子の役の子が父母よりも祖父に似ている、っていう点には気づきませんでしたが、納得できます。赤ん坊の時に玉の様な男の子が出来て喜んでたけど、事業やってる人って、男の子できると喜ぶんですよね。ラリーンは一人っ子の女の子で、彼女が産んだ男の子だから余計じゃないかしらん。

ジャックは、原作小説で、イニスと子供のことを逢瀬で話している時に、「自分は子供なんか欲しくなかった」とか言っているくだりがありましたし、義父母がべったりのテキサスの家庭には居場所がなかったんですね。

関係ありませんが、誰かが、「中年になってからのラブシーンがあまりないので、逢引の時には彼らの間に肉体関係が続いていたのか」判らない、って映画をみた人が言ってましたが、小説読むと結構あるんですよね。映画は監督や脚本家がキレイな所だけ見せるために、はぶいちゃったのかな?残念。

投稿: みちる | 2006年4月22日 (土) 19時22分

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