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カラヴァッジオ

カラヴァッジオ DVD カラヴァッジオ

販売元:ビデオメーカー
発売日:2001/02/26
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「”それは恋ではなかったのか!?”という大胆な解釈。」デレク・ジャーマンの映画「カラヴァッジオ」のパッケージにはそんな心惹かれるキャッチがある。

「それ」とは画家カラヴァッジオが犯した殺人のことなのだろうか。その罪のため彼が逃亡生活を続けたことは知っていた。しかし、原因を”恋”にするとは。さすがジャーマン?

 カラヴァッジオ(ナイジェル・テリー)が執着するラヌッチオにショーン・ビーン。このキャスティングが絶妙だ。私は「パトリオット・ゲーム」のテロリスト役でビーンに注目した。弟を殺されどこまでも主人公を追っていく妄執の男。「カラヴァッジオ」では恋人で娼婦のレナ(ティルダ・スウィントン)がいながら、次第にカラヴァッジオにも惹かれていく男を魅力的に演じていた。

 若き日のカラヴァッジオにはデクスター・フレッチャー。この絵と同じような扮装をしたり、特に美形ではないが、けっこう雰囲気が出ていて感心。

Ca01_smallhttp://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD11179/?flash=1

 出演者は他にカラヴァッジオの弟子で彼の死を看取るエルサレム(スペンサー・リー)。農家の子だが、聴覚障害のある彼は羊飼いにはなれず、カラヴァッジオが引き取って何くれとなく面倒を見る。実際は孤独に死んだであろうが、こんな弟子がそばにいたかも、と想像すると少し救われる。

 見所はたくさんある。画家としてのカラヴァッジオに興味がある人は、彼の名作の数々が映画の中でモデルによって再現されるのを楽しめるだろう。ジャケ写の右側の女性像は「マグダラのマリア」で、ティルダ・スウィントンが原画(ローマのドーリア・パンフィール美術館所蔵)そっくりの扮装をしている。

http://www.doriapamphilj.it/ukhome.asp

 また、カラヴァッジオの罪がジャーマン監督の解釈通り恋ゆえ、と思いながら見ると、また味わいが違う。この映画について語りだすとキリがないのだが、ご興味ある方、まずは見て欲しい。

↓私のローマ半日放浪記。カラヴァッジオの絵を求めて歩き回りました。上記のパンフィール美術館にも♪

http://tokyo.cool.ne.jp/moonflower55/pages/bianco-rome.html

画家カラヴァッジオについては下記のHPが詳しいです。

http://pure.cool-rock.com/caravag/

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コメント

びあんこさん、「それがどーした!」のdavidです。先ほどはコメントをありがとうございました。

私の別ブログで掲載している「カラヴァッジオ」記事を2つ、TBさせていただきました。よろしくご確認くださいませ。もし不都合でしたらそのまま破棄してくださって結構です。

ジャーマン監督は、元々絵画からアートの世界に入った人ですので、どの作品でも絵画的なアングルが意図されています。熱狂的なファンを惹きつける要因のひとつですよね。私はこの人の作品の独特のテンポと間が好きです。

投稿: davidこと豆酢 | 2007年7月 2日 (月) 20時10分

azuki-mさん,こんにちは。
当方にもコメントTB,ありがとうございます。

>語り出すとキリのない映画ですよね。
ストーリー、演出、美術、配役等々。
デレク・ジャーマン独特の解釈が興味深く

そうなんですよね、出演者たちがカラヴァッジオの作品を演じるというか絵と同じ扮装で登場。それだけでも眼福でした。
BBM病のため、なかなか他の映画を見られないのですが、これは再見してまた感想を書きたいです。

投稿: びあんこ | 2006年6月 2日 (金) 18時39分

こんばんは、びあんこ様。
拙ブログにTBをどうもありがとうございました!
こちらからもお返しさせていただきますね。

語り出すとキリのない映画ですよね。
ストーリー、演出、美術、配役等々。
デレク・ジャーマン独特の解釈が興味深く、私も大好きな映画です。もー、本当に好き。

投稿: azuki-m | 2006年6月 2日 (金) 02時41分

チュチュ姫さん
TBとコメントありがとうございます。
この映画は美術が好きな方にはたまらないと思います。ショーン・ビーンも絵のモデルになってたし。

投稿: びあんこ | 2006年3月 4日 (土) 05時47分

おお~、これがウワサのジャーマン監督作品なわけですね!これはすごい。こっちもTBしま~す。

PS.ティルダの偉人伝をリクエストしてきたニット帽さんは、柔術をやっておられる男らし~方なのですよ。なんか彼がティルダをリクエストしてきたのがミスマッチで面白いと思いました。

投稿: チュチュ姫 | 2006年3月 3日 (金) 21時52分

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受信: 2006年3月 3日 (金) 21時55分

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受信: 2006年6月 2日 (金) 02時37分

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受信: 2006年6月19日 (月) 12時13分

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