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ガタカ

ガタカ DVD ガタカ

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2005/09/28
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 2番目に見たジュードの映画。近所の映画館で上映が決定し、大喜びで初日の初回に行った。ガラガラで、ほとんど貸切状態だった。

「ガタカ」(97・米)の舞台は近未来、優れた遺伝子を持つ者だけがエリートコースを歩める世界だ。遺伝子操作をせず普通に生まれたヴィンセント(イーサン・ホーク)は宇宙飛行士になりたいのだが遺伝子の問題で実現は不可能。
 ところが、適正遺伝子を持つ誰かになりすませば、夢は叶うのだ、ということで闇取引で、ある人物を紹介される。それがジュード・ロウ演じるユージーン。事故のために車椅子生活を送っている傲慢な青年だ。ユージーンになるため、彼の血や毛髪、爪などを提供してもらうヴィンセント。
 遺伝子の問題さえクリアすれば、ヴィンセントはテストに合格できる頭脳を持ち合わせていた。宇宙への夢は、もうすぐ叶う。

 話はそう簡単には進まず、ユマ・サーマンとのロマンスなどもあるのだが、やはり焦点はヴィンセントとユージーンとの関係。肉体的な接触は一切ないのに、体液等を提供されて、その人物になりすますというのが、いかがわしくて良い。妙に親密で隠微な匂いがするではないか。
「ガタカ」の公開は98年6月だったか、3月に「オスカー・ワイルド」でジュードの存在を知り、公開を楽しみに待っていた作品だ。この映画でもジュードは圧倒的な存在感を示した。初めてヴィンセントと顔を合わせた時の目つきは流し目のようだった。男が女を品定めする時の目、といったら言いすぎだろうか。なにか欲望がギラギラした目だった。
 そして人を見下した尊大な態度。タカビーな男を演じさせたら右に出るものはいない? 「オスカー・ワイルド」「ガタカ」「リプリー」を、私はジュードの「タカビー3部作」と呼んでいる。
 このユージーンは、オリンピックの競泳で銀メダルを獲った過去があった。プライドの高い彼には2番なんて許せなかったのだ。事故ではなく自殺未遂を匂わせる発言もあり。

 次第に打ち解けていき、どこか一体感が出てくるヴィンセントとユージーン。ヴィンセントがついに宇宙への切符を手にした時、ユージーンは「よくやった、とても誇りに思う」と。
 しかしラストの衝撃はいま思い出しても辛い。あんなケリのつけ方ってないだろう。もう2度と見ない、と泣きながら映画館を後にしたのだった。

 監督はアンドリュー・ニコル。スタイリッシュな映像はいま見ても新鮮だ。
 男性の評価が高いようで、今でも「男が見ておくべき映画」なんて特集に取り上げられているのが嬉しい。

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