*はじめに(6月10日更新)

 皆様、こんにちは。当ブログのご利用に際し、ぜひご一読ください。

*リンクはフリーです。特にご報告いただかなくて結構です。ブログ等へのURL紹介もご自由にどうぞ。

 トラックバックは受け付けておりません。過去記事へのトラックバック、新規コメントは管理人が内容を確認の上、反映しております。また、迷惑コメント、TBが集中した記事は受付を停止している場合があります。

  こちらの記事に書きましたようにコメントに対してのレスは致しておりません。ご理解のほど、お願い申し上げます。

 ネチケットについては、こちらにありますように、ネット社会は顔が見えない分、実社会での付き合い以上に細やかな配慮が必要だと思います。私も表現には気をつけているつもりですが、不都合がございましたらメール、コメント(非公開を希望と書いてくだされば公表いたしません)等でお知らせ下さい。

 それでは、今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。

*更新情報(6月10日)

 気づけば梅雨の季節、半年ぶりにテンプレートを変えました。「宇宙からの贈り物」というのだそうです。なかなかさわやか、と気に入っています。(本当はクマノミにしたかったのですが、バックが黒なので断念しました。文字が読みにくくなりますので。)

 また、昨日の「ハゲタカ(3)」で、記事がちょうど1,100となりました。特にアニバーサリー的なことはしないのですが、このブログ自体、開始してから3年半近くがたちます。改めて、月日の流れを感じるとともに、紆余曲折を経ながらも、なんとか地道に更新できていることを素直に喜びたいと思います。「ブロークバック・マウンテン」、そして今は「ハゲタカ」が更新のエネルギーになっています。

 今後とも、どうぞ拙ブログをよろしくお願いします。

*更新情報(2月11日)

「お気に入り」にMizumizuさんの「Mizumizuのライフスタイルブログ」を追加しました。BBMの鋭い記事は何度もご紹介しましたが、現在、フィギュアスケートのルール問題で白熱しています。署名は私もいたしました。皆様にも是非考えていただきたい問題です、ご一読くださいませ。

 この記事のトップにも書きましたが、拙ブログはリンクフリーです。今まで明記せず申し訳ありませんでした。ブログ等で拙ブログを紹介してくださる時も、ご報告は不要です。

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MW

MW ムウ (小学館文庫) Book MW ムウ (小学館文庫)

著者:司城 志朗
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 映画はまだ見ておりません。というか、見なくてもいいか、でした、シネコンで予告を見たときは。そそる部分のまったくない予告。二人の本来の関係も描かれず、原作からはかなり遠い感じがしたので無意味ダス? が、公式サイトのトレイラー! シネコンで見たのとぜんぜん違います。なんですか、玉木のこの美麗なヌードは! でもって、二人の関係がはっきり判りますね。うーん、シネコンで見たのは「ハゲタカ」「剱岳 点の記」のとき。あの予告ではヒットは無理、とおいしいシーンを追加したんでしょうか、腐女子向けに

 とどめは、この画像。 【7月31日(金)まで、渋谷109-2の入り口脇の看板に掲示される】てさあ。いいんですか、公衆の面前に、こんなの晒しちゃって! わざわざ看板を見に行きたくなるじゃないですか!

 あ、私、決して「MW]初心者ではありませんよ。以前、こんな記事で「MW」を取り上げておりました。しかし当時は、これが映画化されるとは夢にも思わず。神父がいたいけな少年に、て、犯罪ですよ(よくあるケースなのかもしれませんが)。原作通りの設定なら、映画化は不可能だったろうと思います。私としては2人の年が近いほうが好き、ですが。それにしても聖職者のこうしたスキャンダルは多いのですかねー。「司祭」なんて映画もありましたね、司祭がゲイではいけないのか? 真摯な問いかけでございました。私の感想はこちら

「MW」では結城と賀来との関係ははっきりとは描かれていませんが、公式サイトのトレイラーだけでもう、判ります。つーわけで「絶対見る!」とやる気満々です。そのうち、感想をUPできると思いますので、乞うご期待?

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剱岳 点の記(3)

キネマ旬報 2009年 7/1号 [雑誌] Book キネマ旬報 2009年 7/1号 [雑誌]

販売元:キネマ旬報社
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 ここ数日、ばたばたしておりまして、自分のブログを覗く間もありませんでした。と、昨日はココログのトラブルで、アクセスできなかったのですね。ご心配頂いた皆様、別にブログを閉じたわけではありませんのでご安心くださいませ。

 さて、今日はまたまた本作について。特に音楽とナレーションについて。音楽がいいという方もいて唖然とするのですが、こちらの【残念すぎる「蛇足」】には激しくうなづいてしまいました。

【音楽を全部排して、雪の音、風の音、雨の音などの
自然音で編集しなおしたら、絶対すばらしい映像が引き立ってきますよ。】

 そうなんですよねー。

 まえにも書きましたが、風や吹雪の音。台詞。ナレーション。それに音楽がかぶさった時の違和感たるや、もう信じられな~い! でした。

 言うまでもなく、基準はBBMです。ナレーションどころか、テロップさえ、冒頭での1度きり「Signal 1963」のみだった、あの映画。選びに選び抜いた音楽使用シーン。台詞に音楽が重なることはあっても、控えめで雰囲気をぶち壊すことは皆無でした。

 どうも私、日本映画のBGM、ナレーション、音楽過多に疑問を感じてしまいます。「おくりびと」も、それほどしつこくはなかったけど「ナレーションが要るの?」と疑問なシーンがありました。昨年の「明日への遺言」のレビューが書けなかったのは、あんまりなナレーション過多に、気持ちがなえてしまったから。

 映画は、まず何よりも映像で語るものではないのですか?

 なぜ、あれほどに言葉に頼るのでしょう?

 ふと思い出すのは、萩尾望都の「まんがABC」にあった「今のところ、まんがは映画には追いつけない」だったか「映画より格下に見られている」だったか、という記述。いえいえ、当時から、高踏的なまんがもあれば、「?」な映画もあったわけで、現在、まんが(コミック、と綺麗に言い換えてますが)原作の映画が、それもヒット映画が、どれほど多いかを思えば、まんがは映画界を征服したのだ、といいたくもなります。下手な小説より、まんがは余程のリアリティ&エンタメ性を獲得しちゃってるんですよね、たぶん。

 で、そのマンガの特性が「モノローグ」です。もともとは少女マンガの特性でしたが、いまはどうなんでしょうか、少年誌、青年誌にもモノローグはあふれています。そしてコミックが映画化されると(それだけじゃないですが)ナレーションが多用されます。映画は映像で語るジャンルのはずなのに耳障りな独白が溢れてしまうのです。

 いったい、これはどうしたこと? マンガと映画は違うジャンルで、表現方法も異なるはずなのに。

「剱岳 点の記」を見ていて、つくづくBBMが懐かしくなりました。

 ここんとこ邦画の記事が多かったですが、けっしてBBMを忘れてはいませんよ。それどころか、BBMと他と作品との(特に邦画との)差異が見えてきて、面白いです。また、ぼちぼちBBMの記事も書きますので、引き続き見てやってくださいね。

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劔岳 点の記(2)

もうひとつの劔岳 点の記 Book もうひとつの劔岳 点の記

著者:山と溪谷社
販売元:山と渓谷社
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 期待が大きすぎたのか? ちょっと中だるみ&進行状況が遅いような。ドキュメタリー映像に過ぎない、とか、カメラマン監督の限界、とか、厳しいレビューが多い本作。いちばん気に入ったのは、「右に出るものなき地道に積み重ねられた映像」ですね。どなたも気にされてないようですが、とにかく私は音楽の使い方に疑問でした。渺々(びょうびょう)たる風の音を、場違いなバロック音楽が消してしまうとは。いらいらしましたが、それ以外に大きな疑問はないのです。

【カメの歩みのように少しづつしか進まない本作に、
マスコミが、陸軍本部が、いらつき結果を求めるように、
本作に焦れてしまっている観客の様子も目に浮かぶ。
観測隊の目的は初登頂でなく観測点の設置、そして地図の完成なのだ。
作品内でその視野の狭さを露呈する軍部首脳たち、
それと同じことが観客の中でも起きているのかと思うとちょっと面白い。】

 ちょっと皆、早急に結果を求めすぎてない?

 オウム真理教にエリートたちが入信した謎にも、「結果(結論)が即示される教義が支持されたのだ」と聞いて、あほかいな、と思いました。真理の謎が、そう簡単に解き明かされてたまるもんですか。宮澤賢治は言いました、「人は何のために生まれてきたのか。それを解き明かすために生まれてきたのだ」と(正確な表現ではないですが)。ある意味、便利な言葉ではあります。人は一生、自分探し?

「志」を映画に求めた木村監督。69歳の監督初挑戦は、確かにカメラマン出身、の限界を示したかもしれない。それでも、あれだけの映像美。小説では決して味わえない、現実の立山(太刀山)、その中でも、登頂した者がない、とされていた剱岳。挑んだ測量士たちの愚直さ。支えた案内人も、「山に登りたい人を助けたい」、それだけの愚直さ。それらを描いた。剱岳に登ってはならない、という「立山信仰」を奉ずる彼の息子との葛藤も引き起こす。そして…。

 正直、歩みののろさを感じた部分もありました。しかし、最初から最後まで、自然の厳しさ、美しさは圧倒的。実際に剱岳の頂上まで登ったキャストが味わった撮影の過酷さを思えば、その対価として、一人でも多くの人に見て欲しい、ヒットしてして欲しい、という願いは当然のこと。

 また先ほどのレビューからの引用ですが、私も同感です。昭和生まれの明治男=木村大作監督の意気に感じて、是非、映画館で見て欲しいです。

【時間と情熱を惜しむことなくかけたことが作品から伝わってきて、
それを一緒になり支えた俳優・スタッフの存在が感じられ、
観終わって実に感慨深いものが残っている。
また自然のすごさ、素晴らしさ、
その魅せる映像美はさすが撮影(監督)というものがあり、
ストーリー展開は今流の時間の流れからいってゆったりではあっても、
一行の歩みは確実に前進している】

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劔岳 点の記

誰かが行かねば、道はできない -木村大作と映画の映像- Book 誰かが行かねば、道はできない -木村大作と映画の映像-

著者:木村 大作,金澤 誠
販売元:キネマ旬報社
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 前から気になってた映画ですが、シネコンで予告を見て、これはスクリーンで見なくてはならない映画だと確信しました。木村監督は黒澤明の映画も手がけた名カメラマンとのこと、「劔岳 点の記」と同様、新田次郎の原作「八甲田山」も撮影されたんですねー。八甲田地元民の私ですが、あの映画は未見です。寒いのはヤダー。ましてや雪中行軍で落命なんて、と、雪の怖さをある程度知っているからこそ、見たくありませんでした。(うちの高校は遭難した五連隊の宿舎跡地に建ってるのに。)

 空撮、CGいっさいなし、というキャッチにまず瞠目します。監督の「これは撮影ではない、行である」という言葉にも。いったいどういう映画なんだ? 自然の圧倒的な美しさと、同時に圧倒的な厳しさは、予告からも想像できましたが。実際に目にして、やはりこれは大スクリーンで見なくてはどうしようもない。私たちの代わりにスタッフ、キャストが苦行してくださった、その成果を見届けなくては。そして、志の高い、こうした映画を絶対にヒットさせなくては! おそらく中高年が支えてくれるだろうと思っていましたが、好評のようで何よりです。 

 浅野忠信、松田龍平、香川照之。これだけのキャストがそろった映画なら、まず見る価値があるでしょう。彼らの演技はすばらしかったです。ただ一点のみ、不平を申し上げますが、音楽が過剰でした。ビバルディの「四季」はイタリアの、それもおそらく平野部の四季を描いたもので、立山の厳しい自然にはそぐいません。大体、激しい風の音にナレーションがかぶさり、なおかつ音楽が流れるのは相当に違和感があります。台詞のあるシーンでは音楽は抑えてほしい、風の音まであるのですからー。ラスト付近のヘンデル「サラバンド(『バリー・リンドン』で使われた『組曲第11番ニ短調HWV.437〔第2集第4番〕から「サラバンド』とエンディングの曲だけです、納得がいったのは。

 映像はとにかく文句なしです、必見です。富士山まで出てきてびっくりですよ。「順撮り」が出演者に及ぼした効果に思いを馳せつつ、人間のちっぽけさと大自然の対比など、無心で作品と対峙するだけでいい。演技陣も文句のつけようがないです。監督、スタッフ、キャストの思いがぎっしり詰まった公式サイト。初日部隊挨拶の、香川照之さんのトークは傑作です。関係ないけど、宮崎あおい+「篤姫」の西郷どんも出てきて、この映画も大河ひきずってる?

*以下、思い切りネタバレ、というか腐れ女子モード全開です。(こちらを読んで本作を見たくなったとしたら、望外の喜びです。)

 浅野さんと松田龍平が共演ですよ! どっちも新婚さんの役ですが、龍平さんちは登頂前から早くも奥さんが妊娠8ヶ月で、ぎゃ! 現実ととっても似てますね。彼もパパになるのねー。その2人の添い寝(?)シーンがあります。浴衣姿で、龍平の額には手ぬぐい、熱が出てるんです。眉とまつげのきれいなこと。ほれぼれします。私の中での日本映画界の2大アイドルが並んで寝ているだけで、くらくらきますよ、あっはっは。あー、眼福。陸軍コスプレ@龍平の手旗信号にもうっとりしました。(変? いまさら、ですか)

 龍平@伊達政宗、も本当に楽しみ! 結局、話は「天地人」に行き着くのか? まじめに「劔岳 点の記」を愛する皆様、失礼しましたー。

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ひめゆりの塔

ひめゆりの塔 [DVD] DVD ひめゆりの塔 [DVD]

販売元:東映ビデオ
発売日:2005/08/05
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 今日、6月23日は沖縄の鎮魂の日。第2次世界大戦、日本で唯一、戦場となった沖縄のかたがたの心情は、戦後生まれで、のほほんと生きてきた私などの想像を絶するものがあるでしょう。私がこの映画をリバイバルで見たのは20歳の頃でした。あまりにもショックだと涙も出ない映画もあることを、本作と「海軍特別年少兵」で知りました。去年もおととしも、この映画を記事にしたいと思いつつ、「真実からはほど遠いほど描写は甘い。甘すぎる。」というレビューに、腰が引けてしまって。

 でも、今年の私は居直っています。「確かに甘いのかもしれない。しかし20歳の私は涙も出ないほどショックを受けた。少なくとも本作により『ひめゆり部隊』の真実の一片を知ることができた。映画化されなければ、あのショックは受けなかったし、ひめゆり部隊に関しても『沖縄の人は大変だったのねー』で終わっていたはず。ただ『甘い』で済まされるのは不本意だ」と。そもそも、「甘い」の一言ですべてを一刀両断したつもりの輩が多すぎる。その「甘い」作品がなければ、「ひめゆり」の存在を知らずに人生を終えた人も多いのでは? 

 もう十数年前の話です。社員旅行で沖縄に行ったとき、バスの若いガイドさん、20代半ばだと思いますが、真剣に「ひめゆりの塔」の説明をされていたのに、何せ物見遊山ですから、まじめに聞いてる人は少なかったと思います。本当に申し訳なく、せめて「ガイドをありがとうございます、私は『ひめゆりの塔』の映画を見ています、沖縄の方々のお気持ちが、少しはわかっているつもりです。」とお伝えしたかったのですが、勇気がなくて、そのままになってしまいました。でも、あの件で、やはり沖縄の皆さんは、若い方でも、親や祖父母の代のお話を聞いており、故郷が戦場となったことを我が事として受け止めているんだ、と感じ入りました。

 53年公開、といえば、製作は前年でしょうか、昭和27年、戦後数年です。当然、沖縄はアメリカの占領下、撮影は千葉で行われたと聞いています。モノクロの画面、出演者の演技は真摯で、結果、私は涙も流せずに、頭が真っ白なまま帰路に。同様の衝撃を受けた「海軍特別年少兵」も、そういえば今井正監督の作品でした。「ひめゆりの塔」を、今井監督は82年にも撮っています。返還後の沖縄で撮影したかったのでしょうね。そちらは見ていませんが、53年の作品の方が、評価が高いようです。

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ハゲタカ(6)

TV版ハゲタカ「日本を買い叩け!」編 Book TV版ハゲタカ「日本を買い叩け!」編

著者:林 宏司,真山 仁,国天 俊治
販売元:主婦と生活社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 映画「ハゲタカ」については、ほぼ書き尽くした、ような気がしていたのですが。ちらほら言及しそこなった点を、つらつら書いてみます。ネタバレ多めですので、未見の方はシネコンへGO! でございます。映画館で見る価値のある映画だと思います。公式サイトのブログも書き込みが500を超えてます、充実してますよー。(5)を書いたときは200ちょっとだったと記憶してますが。「513」の、ゆりりんさんの書き込み、深くうなづいてしまいました。もちろんネタバレですので、お読みになるのは、くれぐれも映画館で「ハゲタカ」を見てから、に願います。いつの間にやら、すっかり映画「ハゲタカ」サポーターになってしまってますが、金払う価値のある映画だと信じておりますので。

 ついでですが、ゆりりんさんたら、【西野旅館の茶白猫ちゃんも絶対に出演ヨロシクお願い致します~ヨロシク!!Σ(。>д<。)ゞ 】ですって。なんてツボを押さえた方でしょう、ファンになりました! あー、ほんとに続編あるかも?

 本当は、あと2,3回は映画館で見たいところですが、本日から「トランスフォーマー・リベンジ」「剱岳 点の記」も公開! 時間的にちょっと無理なのでー。あ、DVDはもちろん買いますよ、早く出して~!(11月頃かな?)

*以下ネタバレゾーンです!

 ゆりりんさんも書かれてましたが、私がいちばんスカッとした台詞は、鷲津の、

「腐ったアメリカを買い叩く!

 買い叩く!

 買い叩く!」

 これですよ、ふっふっふ。

 アメリカさんよ。サブプライムローンでは、よくも出鱈目なことしてくれちゃって、お陰で世界経済はめちゃくちゃじゃないですか! 日本だってね、やっと小麦粉だのコーンだのの価格が落ち着いてきて、やれやれ、と思った矢先のリーマン・ショックですよ! サブプライムローンとは、喩えて言うなら、年収200万のフリーターに住宅ローンを組ませるようなもんだったと。日本だと住宅ローンは頭金の5倍まで、が普通でしたっけ? 年収200万のフリーターが、そもそも頭金なんて持ってるんだろうか? 劉が守山に突きつけたのは400万、「年収の3倍はあるだろう」てさ。じゃ、派遣工の年収は133万? もちろん貯金なんてないよね? 頭金ゼロで、年収133万の人間が住宅ローンを組めるとして、あの、700万もいかないんですけど? はあー、破綻するわけだよ。

 といったことが書きたかったのではありません。またallcinemaのレビューへの疑問ですが、

 【劉の“クルマ”に対する思いの描き方も希薄なので、“クルマ”が魅力的に見えないのも、クルマ好きとしてはガッカリでした】

 青字部分。そうですか? 冒頭の、あの中国奥地の、農地というより荒地を駆け抜けた真っ赤なアカマ。少年・劉一華(本当は違うけど)の受けた衝撃の度合いが、私は、あの映像ではっきりわかったのですが。その後、写真として登場するアカマの赤い車(最後まで「謎の写真」として伏せておいてくれたら…)。少年の心を、どれほど強烈に「日本の赤い車」が捉えたか、私は痛いほど感じたのですが。

 映画の後半、アカマ買収に失敗した劉が、子供に還っていったのも、ひいては、物騒そうな道を選んで(?)歩いて凶行に遭ったのも、少年・劉の挫折感、喪失感ゆえではなかったのか? そもそも、劉は車が好きだったわけではないでしょう。「好き」なんてもんじゃない。「思い」とも違う。アカマの赤い車は、劉の夢そのものだったのでは? ファミレスで守山に「俺、夢を見たのかな? 中国の田舎道を、あんな車が?」と語る劉ですが、まさか、そんな妄想で、偽造パスポートで日本に渡り、いじめに遭い、苦学してアメリカに渡って、なんて荒業ができるはずがない。劉少年は、確かに、あの車を見たのです。

 劉の、アカマへの思いは連綿と続いていた。24人の雇われファンドマネージャーの一人に過ぎなくとも、アカマを手に入れるためなら、なんでもしようと劉は思ったでしょう。そして鷲津と西野治の罠に、まんまとひっかかってしまったのは。ファンドマネージャーとしての力量不足もそうですが、金の力を過信しすぎたのではないでしょうか。もっと大事なことが人生にはある。スタッフの力の差も致命的だった?

 結果、「青臭い」芝野がアカマの社長になりました。不安は多々ありますが、劉がつくった「まっとうな」再建書(鷲津に送ってくるのが憎い。送ったことで人生、すべてやり終えた、なんて思ったかも)が、きっと役に立つでしょう、劉が誰よりもアカマを愛していたのだから。そしてそのことを、鷲津はちゃんと知っていたのが嬉しいですね。

 最後に一言。遠藤憲一さん@アカマ自動車社長の鼻水顔は秀逸でした!

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Quartet カルテット

Quartet(カルテット) [DVD] DVD Quartet(カルテット) [DVD]

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2002/03/25
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 宮崎アニメ等で有名な映画音楽家、久石譲の監督作品。公開当時、室内楽が大好きな私は見に行きたかったのですが。チャンスを逃してそれっきり、こんなに見るのが遅くなってしまいました。きっかけは、なんといっても大森南朋がヴィオラ奏者役で出演! と知ったからです。地味で渋い楽器の代表のようなヴィオラ。ヴァイオリンやチェロと違ってソロの曲も少なく、縁の下の力持ち的存在で、奏者も地味な方が多いような? 私は大好きですが、そのヴィオラ奏者役を大森南朋が演じていたとは! 演奏する姿を想像するだけで倒れそう!(アホです)

 で、見ました。大森南朋はこの作品でもメガネ着用ですが、鷲津とは真逆で、丸いめがねの、のびた君、といった感じです。私が倒れるほどの色気というより、いい感じで脱力していました。いかにも冴えず、演奏技術もさほど高くないようです。ちょっと生活に疲れているかなあ? 一方、主演の袴田くん@第一ヴァイオリンは天才肌で、若くしてオーケストラのコンサート・マスター、凄いです。第2ヴァイオリンは桜井幸子。チェロは久木田薫さん、聞いたことないなーと思ったらプロのチェリストでした。道理で(?)彼女の演奏シーンはしっかり撮られてますね。

 なんといっても音楽のすばらしさ! 実は久石譲が音楽を担当した映画って、あまり見たことがないんです、先日の「おくりびと」でじっくり聞きました、あちらも傑作ですね。主人公はチェリストですし。少々、音大の見学ツアーをさせてもらった気分になり、4人と一緒に公演旅行(ドサ回りというのがぴったりですが、まさか室内楽にもドサ回りがあるとは!)した気分になり、豊かな音楽に包まれ、幸せな時間を過ごすことができました。映像も美しいですし、9年前の若い大森南朋の姿も拝めますし、何度も見てしまいそうです。

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亡国のイージス

亡国のイージス コレクターズBOX (初回限定生産) [DVD] DVD 亡国のイージス コレクターズBOX (初回限定生産) [DVD]

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2005/12/22
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 タイトルが気になっていた本作、昨夜の地上波放映でやっと見ました。そもそも「イージス」とは、ギリシャ神話に登場する「あらゆる邪悪をはらう"無敵の楯"」だと、今回はじめて知りました。(イージス艦自体にはマイナスイメージのみ。昨年の事故とか。)

 タイトルが気になったのは、なんといっても「亡国」の二文字故です。別にこんな国、滅んだって~、と心の底では思っているのだけど。「女子大生亡国論」は1961年の流行語、私も聞いたことありますが。いまや「亡国」という言葉自体が聞かれなくなっております、みんなどう思ってるんだろう、「国」のことなんか考えたことある?

 主役の千石、は真田広之。いつものように体を張った演技で好感がもてます。「ダイ・ハード」に設定は似てますが、人質は東京そのもの。(私の住んでる横浜も壊滅しそう)スケールが違います。が、そのスケール感が出てないのはどうしたこと? やっぱり平和ボケ日本の弊害? だって、梶本首相(原田芳雄)も出席の会議も、なんか緊張感がないんですよね。「困りましたね、どうしましょう?」「ここはひとつ、アメリカさんの力におすがりして」みたいなー?    

 印象的だったのは「なんで俺の時に」という首相の、まるでノムさんのようなぼやき。ほんとですよね、自分の任期は何事もなく過ぎてほしい、と歴代首相の誰もが願っていたはずなのに、この未曾有(「みぞうゆう」ではありませんよ・笑)の危機。それにしても原田芳雄=アウトロー、のイメージだったのに、首相役ですか、はあ。そもそも岸辺一徳が内閣情報官ですもんね。不良の音楽(GS)やってた人とは思えません。

 酷評が多い本作ですが、私は、映像化されただけでも快挙だと思います。自衛隊の全面協力が得られたとは驚きですが、オタクな不破さんが、当時の長官だったためでしょう。allcinemaでは、くろひょうさんのレビュー「亡国の議論は不毛なのか?」が私の思いに近いです。皆、アクションがどうとかハリウッドに負けてるとか語ってますが、それだけでいいの? 美形もいっぱい出てて目の保養なのに(違うか)。安藤政信には気づかなかった、だめじゃん、私!

 なお、くろひょうさんのレビューの補足ですが。韓国は今年からイージス艦を導入しているようです。世界で5番目ですか。経済危機の中、ご苦労さんな話です。

 あ、公式サイトも、まだ機能してます。予告を見ただけでカットシーンが判明。(苦笑)

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ターミネーター2

ターミネーター2 特別編<期間限定スペシャル・プライス版> [DVD] DVD ターミネーター2 特別編<期間限定スペシャル・プライス版> [DVD]

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2008/12/19
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 先日、「3」を地上波で見て、そこそこ楽しんだのですが。前の2作は何度も放映されてはいましたが、きちんと見たことはなく。昨夜は「2」の放映をしっかり拝見しました。2作目まではジェームズ・キャメロン監督によるもの。彼は「ターミネーター」は「2」で完結している、として「3」の製作には疑問だったようです。「2」のタイトルに「Judgement Day」というサブタイトルを見たとき、やはりキャメロンの疑問はまっとうなものだった、と実感しました。

「3」だけ見たのなら、これはこれで面白い、と思ったでしょうが。「2」を見た後では、映画としての格が違うといいますか、91年の製作というハンデを超えて、圧倒的に「2」が質的に高い、とわかります。日々、SFXの技術は進歩していますから、それは「3」の方が見ごたえはあるのかもしれませんが、ドラマの点で言えば。そして、未来の危機は回避されたはずなのに、「先延ばしされただけだった」と、新たな危機が創作された点には、やはり疑問が残ります。

「2」ではT-1000という【変幻自在の液体金属の身体を持つ最新型モデル】アンドロイドが画期的でした。旧式である、シュワちゃん演じるT-800は、まともには太刀打ちできない。ということも、今回やっとわかりました。過去の放映では、ちらちら見ただけ。ラストの溶鉱炉での壮絶な最期、その直前、マグナムを打ち込まれてシュールに裂けた液体金属の身体など、12年後の「3」には、さしてショッキングなシーンはなかったですね、今思えば。作る意味があったとすれば「確実に儲かるから」、それだけでは? エドワード・ファーロングも出てないしね。「3」の製作自体が、今の私には疑問なので、彼が出なかったことも、もはやどうでもいいですが。久々に輝く姿を見て、子役から大人の役者への脱皮の難しさを思いやるのでした。

 そういえば「4」の主演は、やはり子役から見事、大人の役者に成長したクリスチャン・ベール。特に見たいとは思わない「4」ですが~。そんなことより、来週の「土曜プレミアム」は「トランスフォーマー」が地上波に登場! 「トランスフォーマー・リベンジ」公開に向けて、しっかり復習したいと思います。

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ハゲタカ(5)

ハゲタカ2(下) (講談社文庫) Book ハゲタカ2(下) (講談社文庫)

著者:真山 仁
販売元:講談社
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 AERA最新号は、大森南朋が表紙です! こんな遅い情報ですみません。水曜に気づいて書店に走りましたが完売。と、昨日、駅の売店で発見! 即ゲットです。うーん、この笑顔、やられますね。ご本人の言うように鷲津とは真逆。つーか、AERAに書いてありますが「別人」です。「大森南朋が語る『鷲津』との出会い」によれば、「鷲津は自分とは160度くらい違う人間。逆に(鷲津という役に)向かっていきやすくもある。自分に近すぎるとかえって難しい」そうです。180度ではなく160度、ですか。でもって、「近すぎるとかえって難しい」とは興味深いですね。

 TV版の収録時に気をつけたのは、「体の表現」。だらしない動きにならないように、など、普段の自分との違いを意識しながらの仕事だった、と。体の表現ですかー、ここでまた、父君の影響があるのでは、と勝手に想像してしまいます。確かに素の大森南朋(インタビュー映像くらいしか知りませんが)は、力が抜けてて、ひょこひょこ歩いてそうな感じがしますもんね。

「まったくタイプが違う僕に鷲津という役をくれたことが本当に嬉しかった」そうなんですが、ドラマ「ハゲタカ」を初めて見たとき、その完成度の高さとともに驚愕したのは、やはり大森南朋の発見。こんな役者がいたのか! という素直な驚きと喜びです。

 そして決定的だったのはドラマの感想に書いたように、「冷徹な現在の姿と、あどけないほどに可愛い回想シーンの笑顔のギャップ」なんですよね。いやー、やられました。AERAの表紙の笑顔からは、鷲津は到底、想像できませんよねー。

 さて、映画「ハゲタカ」については、大体、書きたいことは書いてしまいました? もう1度見たいのですが、次々に見たい新作が、ということで、DVD発売を待ちますが。今日はまた、違和感のあるレビューについて少々。

 allcinemaのレビューなんですが、【表情のアップばかりで映画的な空間の広がりが全く感じられません。驚くほど映画的な演出が全く出来ていません。これならTVで十分】には「???」です。アップ、そんなに多かったですか? 腐女子としては、鷲津、劉のアップは大歓迎ですし、そんな多かったとも思わなかったです。あれでアップばかりというのなら、BBMだってそうでは?

 私はジェームズ・フランコのファンですが、最初に彼を見たのはロバート・アルトマンの「バレエ・カンパニー」でした。すっかり虜になり、同時期に公開中だった「スパイダーマン2」を見に行ったところ! アップ、アップの連続で、すっかりやられました。アルトマン作品は群像劇ですから、アップは撮らないのかもしれませんが、ファンとしては嬉しかったです。アップを使用しない作家もいるのだと、この件で認識しました。

 大体、ドラマ、映画と分けるのが、ナンセンスではないでしょうか。プロデューサーの一瀬隆重さんはご自身のブログで「(今年=2007年)いちばん素晴らしかった映像作品は、映画ではなくテレビドラマ「ハゲタカ」だった。あらゆる意味で、テレビ局のパワーを見せつけられた。」と。

 ドラマ「ハゲタカ」を見て、本当に卓越した映像作品だと感嘆しました。TVだけで終わるのは惜しいという思いも、そこにはあったのかもしれません。「ハゲタカ」が映画化されたのは必然だったのかもしれないです。残念ながら私が目にした再放送の画面が天候のせいか乱れていたこともあり、今回、きれいな映像、しかも映画館のスクリーンで、鷲津ほか懐かしいキャラと再会でき、劉や守山という、新たな、魅力的なキャラと出会えたことは僥倖でした。

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ハゲタカ(4)

ハゲタカ2(上) (講談社文庫) Book ハゲタカ2(上) (講談社文庫)

著者:真山 仁
販売元:講談社
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「ハゲタカ」最初の週末の興行成績の詳しいデータです。観客の男女比は、ほぼ2:1、思ったより女性が多いです。やはり、ドラマからのファン、特に大森南朋、松田龍平などのファンに加え、玉山鉄二起用が大きかったのでは。「天地人」に玉山鉄二を出演させたのが、そもそも映画「ハゲタカ」プロモのためでは、と、日々、妄想が膨らみます。松田龍平まで「天地人」に出演するんですよね、もうどうどうにでもして! こうなったら大森南朋も如何ですか? でもあの人、戦国武将では誰が似合うんだろ?

 そして守山を演じた高良健吾も、いいですね。いい目をしています。玉鉄とは、「ノルウェイの森」でも共演! あの小説、読んだはずですが、主人公以外はほとんど覚えていません。特に興味はなかった映画化ですが、劉と守山が出るなら見たいです。もう高良くんも「天地人」に出しちゃえば? NHKさん! 

 玉山鉄二は、公式サイトのスペシャルメッセージで、「見所」について語っています。ネタバレも含まれますので、未見の方は、映画を見てからどうぞー。

*以下、本日もネタバレですー。

 問題のスペシャルメッセージで、玉山鉄二は、【台本ではほんの数秒で終わるはずのシーンが、監督の要望もあり、アドリブで金をもみくちゃにしながら男同士せめぎあう熱いシーンとなりました。】と。高良くんも舞台挨拶で、【「拾うもんか!!」と思っていたのに、迫力に負けて・・・気づいたら、はいつくばって、拾っていました】ですって。玉山鉄二の迫力に負けたんですね、うふふ。確かに鬼気迫ってました、自分も床にはいつくばってお札を拾い、守山のポケットに押し込む。それが、刺されて財布の金が散らばったのを、小銭の果てまで拾い集めていた姿につながります。

 あのシーンですが、やはり私は、劉は消されたのだと思います。刺した男は、財布から何かを抜き取っていました。ただの強盗なら財布を握って一目散、では? 目的のものだけ奪い、財布はそのまま。散らばった金に群がる男たち。財布もお札も泥まみれ、粘土質なのか赤い泥に埋もれかけた小銭まで、劉はかき集めます。そして突然、倒れる劉。血は流れていなかったような? 不思議です、刺された箇所は背中の下の方? あんな小さなナイフで致命傷を与える。仕事人のワザって感じがしませんか?

 そして、雨はいつから降っていたのでしょう、薄いグレイのスーツは赤い泥にまみれ(この赤土が、劉の故郷の、冒頭の赤い大地を思い出させて辛い)、雨に打たれて、劉は絶命したのでしょうか。鷲津に電話を入れていたことが、唯一の救いに思えました。

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ハゲタカ(3)

ハゲタカ(下) (講談社文庫) Book ハゲタカ(下) (講談社文庫)

著者:真山 仁
販売元:講談社
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 この週末の映画興行成績、「ハゲタカ」は「ROOKIES」「天使と悪魔」に次いで、堂々の3位にランクイン! ほっとしました。

 根強い人気があるドラマの映画化とはいえ、昨年の「相棒」とはかなり趣が違いますし、ましてや1位の「ROOKIES」とは、同じドラマといってほしくない質の差が。何せ城田優くんが出演ですから、私も何度かドラマは拝見したのですが、どうしてもダメでした、あのゆったりしたテンポ。もっとキビキビ展開してよ、といらいらが募り、結局、見なくなってしまいましたね。映画も、予告は見たけど~。城田くんの映画なら「ヒート・アイランド」がありますしね。こちらは傑作です、スクリーンで見られて大満足でした。

「この世には2つの悲劇がある。金のない悲劇と金のある悲劇だ」

 と、確か冒頭に出てきたと思うのですが、これは「オスカー・ワイルド」のラストの、

「この世には2つの悲劇しかない。欲しいものが手に入らない悲劇と、欲しいものを手に入れた悲劇だ」

 両者は、同じことを言っているように思われます。現代人のほしいものといったら、真っ先に思いつくのがお金じゃないでしょうか? 金がすべてとはいいませんが、大きな要素を占めているのは皆さん、ご存知のはず。日々の生活にも事欠くようでは映画「ハゲタカ」を見るのも無理です。ドラマの「ハゲタカ」が好きでも、TV放映を見るのと、お金を出してシネコンに行くのとでは、また別問題。だからこそ、おそらく1,2位の作品とは興収に大きく差があるだろうとは思いつつも、3位に食い込んだのがうれしいです。

「ハゲタカ」のレビューで、【「金=悪」という描かれ方をしている】との意見には疑問を感じました。世の中、お金がすべてではない、という結論が導き出されていましたよね。それに、金は悪ですか? 私利私欲のためだけに使うならば悪に近くなるかもしれませんが。「金=悪」と常日頃から考えている人には、この映画が、そのように映るのかもしれない、と、ふと思いました。私見では、金は万能ではないが、ある程度なくては生きていけない。また、余裕がなくてもこれぞ、というときにつぎ込むのは「生きたお金の使い方」だと考えます。お金がないから、と「ハゲタカ」を見ないで済ませたら、後悔したでしょうねえ。

 さて。相変わらず劉一華の姿が脳裏から去ってくれません。やっぱりネタバレを書いてしまわないと気がすまないので、以下、未見の方はお気をつけくださいね。

*以下、激しくネタバレです。

 オープニング、いかにも貧しげな中国の農道を駆け抜ける真っ赤な車。幼い少年には人生を左右するほどの衝撃だった。のちに「劉一華」として、彼は、赤い車の製造元であるアカマ自動車を手に入れんとする。その野望は叶ったかに見えた。

 劉がアメリカで鷲津の部下だった、なんて上手い設定ですね。ある意味、劉が鷲津を追いかけた構図。でも、追いついたと思った鷲津は、ただのハゲタカではなくなっていた。それにしても劉の正体には腰が抜けそうでしたよ、偽者!? 他人になりすましてパスポートを取得。なるほど、残留孤児三世、とでもしなければ、そう簡単に日本には渡れないか。それに、劉は日本人になりたかったんだと思う、アカマが日本のメーカーだったから。

 鷲津に大どんでん返しを食らわされた劉は、ホテルの窓から東京の華やかな夜景にうつろな目を向け、ひざを抱え、爪をかんだりして、なんだか子供に帰っていくのです。そして鷲津への電話。哀れでしたね。なすすべもなく留守電を聞くだけの鷲津、あの表情もたまりませんでした。泣いてる方もいらしたようです。私は泣く余裕もなく、呆然とスクリーンをみつめるだけでした。

 アカマを誰よりも愛していたのは劉だったんですね。(劉、という名ではないんですが。最後まで名無しの偽者、で終わってしまう。鷲津は本名を把握したと思いますが。)

 ラスト、鷲津は中国の奥地まで足を運んで、廃墟と化した彼の実家を訪ねます。そして壁に描かれた、あの赤い車の絵。エピソードとして、ちょっとくどい気がしたのですが、最後にあんな電話をしてきた彼への返礼、だったのでしょうか。

 劉の死に方ですが。消されたような気もしますし、貧すりゃ貪す、の喩えどおり、金に困った男が切迫して刺したとも思えます。どちらにせよ、アカマ自動車が手に入らないと判って、劉は生きる望みを亡くしてしまったような。そして、実際に真っ赤なアカマを乗りまわしたのが派遣工員だった守山とは、本当に皮肉ですね。

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ハゲタカ(2)

ハゲタカ(上) (講談社文庫) Book ハゲタカ(上) (講談社文庫)

著者:真山 仁
販売元:講談社
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 見ているさなか、見た直後より、今になってじわじわと映画「ハゲタカ」がしみてきています。特に鷲津と劉一華。劉邦の劉に、ひとつの華。なんだか象徴的な名です。華がありつつも哀愁を漂わせる玉山鉄二を、この役に配したのは大成功だと思います。尊大で自信過剰な前半もいいですが、しきりと思い出されるのは後半の劉の姿です。大森南朋と栗山千明のインタビューをどうぞ。

 今回は日本を代表する自動車メーカーが中国資本に狙われます。モデルはトヨタでしょうが、確かにトヨタブランドは魅力でしょうね。某米国在住男性(アジア系)は、子供が2人いるからトヨタに乗っている、と。つまりアメリカ車に乗って事故があったら大変、と言いたかったようです。また、昨年前半あたりは、中国の富裕層の日本買い物ツアーが盛んに報じられました。資生堂の化粧品も人気で、中国では入手できない新作が売れていました。高くても美味で安全な日本の食品も、あちらでは飛ぶように売れる。ただし、富裕層にだけ、なわけですが。

 映画「ハゲタカ」を見て、買い物ツアーの報道を思い返し、改めて日本ブランドの質の高さ、イメージの良さを再認識しました。日本人が思うより日本ブランドの価値(技術力)は高いのだと。そういえば韓国では定年退職後の日本のエンジニアを技術指導に招くケースが増えているそうです。70年代の高度成長は、他国から部品を調達しただけで自国での技術開発はせず、と聞いて驚きました。日本では考えられないことですから。 

 さて、公開後、数日がたち、レビューもぽつぽつ出てきましたが、「?」なものが散見されるのはどの映画も同じこと。小説と映画は別物。あまり気にすることはないのかな、と思います。ちょっと原作を読んでみたい気もしますが、大変そうなので。ドラマ、映画があそこまで面白かったのは原作がいいから、というのは当然ですよね。

 原作者の真山仁さん、さすがに判ってらっしゃいます

【1500ページにも及ぶ膨大な物語が、6時間のドラマに凝縮されることは不可能だ。そこで原作者が、「こことこことは絶対外して欲しくない」なんぞと言い出すと、単なるあらすじドラマに終わってしまう。

 それより、原作者が「へえ~、こんな風に来たか」と思うような昇華があった方が、絶対面白い。それが、今まで数多くの原作を元にしたドラマや映画を観てきた1ファンとしての実感だった。

 ただ、1つだけお願いしたことがあった。「極端に言えば、主人公の鷲津が女になったっていいですが、この小説の中で訴えたかったテーマだけは残して欲しい」と。】

 鷲津が女! 大森南朋で鷲津を見てしまった今、それはありえませんが。真山さんが訴えたかったテーマとは、「日本が抱える問題を直視し、闘う勇気を!」です。そのスピリットは、ドラマも映画もきっちり伝えていると確信します。

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テレプシコーラ(2)

テレプシコーラ 第2部 第2巻 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ) Book テレプシコーラ 第2部 第2巻 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)

著者:山岸凉子
販売元:メディアファクトリー
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「テレプシコーラ」については、前にも書いたのですが。またとりあげるのは、「ハゲタカ」主演の大森南朋(彼の名前は「なお」と読むのも最近知りました・汗)が、この作品が好きだと聞いたから。泣いたそうですよ、う、うれし~! 彼とバレエマンガ。何の接点もないように思いますが、父君が舞踏家の麿 赤兒(まろ・あかじ)と聞けば納得です? 勝手な想像ですが、大森南朋がマンガが大好きであったとしても、いきなりバレエマンガにはいきつかないと思うので。どこかで評判を聞いたのでしょうか? 

 泣きますよ、このマンガは本当に。第一部の10巻は、今読んでも泣けて泣けて仕方ないのです、特に辛いことがあったときに読むのだから尚更です。泣きながらも元気をもらうわけですが。

 第一部は3年前に完結、今は第2部が始まっています。主人公の六花(ゆき)も高校生に成長、見事ローザンヌ・バレエコンクール(スイスのローザンヌで毎年行われる、15~18歳を対象としたコンクール。1973年から開催)に出場を果たします。ここでスカラシップを得られると希望のバレエ団に留学できるのですが、道は厳しいです。まず出場自体が難しい。ビデオ審査を通り、出場が決まった六花に、母でありバレエ教師でもある千恵子は「奇跡かと思った」と。

 で、現在はえんえんとコンクールでの審査が続いていると思いますが(最新の2巻では審査は始まったばかり)、コンテンポラリー(いわゆるモダン・ダンス。Wikipediaによれば【今のところ、現在行われているダンスのうち「非古典的かつ前衛的で、時代の先端を体現している」と考えられるダンス作品および、ダンステクニックを指す曖昧な概念】。長いので、以下「コンテ」と表記します。)がまず審査されます。クラシックと違い、こちらの教育はほとんどされてない日本人参加者たちは四苦八苦。が、六花は斬新な発想で注目されます

 実は1部の後半から、六花にはバレエの振り付けの才能があることが描かれています。もちろん泣ける要素も多いのですが、大森南朋は、そのへんにも注目しているのではないか、とまたまた勝手に想像。(もしやお父様も読んでいたりしてー!?)

 審査の進行と同時に、過去のエピソードもいろいろ出てきますが、六花はコンテの指導を受けにK先生(キミホ・ハルバートさん。この2巻の巻末に山岸涼子との対談を掲載)を訪ね、その様子も作中に載っています。キミホさんは、私がバレエを見るきっかけになった98年のローザンヌでもコンテ作品を提供、注目された方です。とてもすばらしい小品でした。

 対談では、門沙也香さん(2005年のローザンヌで、日本人女子でただ一人、決戦に進出)のエネルギーのすごさについて語っていたのが印象的。「いいダンサーというのは、そこに立っているだけでその人の匂いがしてくる。どういう人かっていうのが全身から、ぐわっとオーラが出てる」のだそうです。門沙也香さんがローザンヌで踊った [libre]が、こちらで見られます。振り付けはもちろん、キミホさん。

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ハゲタカ

映画ハゲタカ オリジナル・サウンドトラック Music 映画ハゲタカ オリジナル・サウンドトラック

アーティスト:サントラ,tomo the tomo
販売元:NHKエンタープライズ
発売日:2009/06/05
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 見てきました! 公開初日に、なんて「ゾディアック」以来です。早めに行こうとは思ってましたが、見たい気持ちがどんどん高まり、ついに初日に行ってしまいました。夕方の上映とあって満席でした、初日から空席があるようでは困りますよ、シネコンでも小さめのシアターでの上映ですから。

 さて。当然のことながら、非常に見ごたえがありました。ドラマの質の高さからいって、映画のほうにも当然、高い要求が突きつけられるわけですが、らくらくクリアです。つまんなかったらどうしよう、なんて杞憂でしたね。リーマンショック等の経済激変で、脚本は8割書き直したそうで、そりゃ大変だったと思いますが、うまく利用したわね、と感心。

 上映前に「トランスフォーマー・リベンジ」の予告が流れ、手に汗握ってしまったんですが、なんの「ハゲタカ」も負けていません。経済ドラマではありますが、経済は人生を大きく左右するもの、はらはらドキドキの人間ドラマでした。期待の玉山鉄二も、予想以上に良かったですね。中国残留孤児三世、という役柄に納得してたんですが、実は、実はですね、ふっふっふ。これ以上は書けない。早く見て、唖然としてくださいね。

 ドラマでおなじみの面々も、新しく加わったキャラも、それぞれ丁寧に描かれていて、アカマ自動車の派遣工役の高良くんもルックス演技とも、なかなかです。それぞれの「結末」もきっちりとした描写があり、ここまでやらんでも、とふと思うシーンもありましたが、ほとんど不満はないですね。松田龍平が旅館の若旦那スタイルで赤トラ猫を抱いてるシーンにはうっとりだし、いろいろとたまらない映画です。「天地人」といい、NHKは何考えてるんだかよくわかりませんね。

 それにしても玉山鉄二、本当に美しいですねー。アップアップで、すっかりやられました、美形は映画で見るに限る? 京都の方ですか! 高校時代からモデルをやってて、【出席日数が足りなかったり、古典で赤点を取ってしまって留年の可能性もあったが、交換条件の百人一首の丸暗記と卒業まで毎日学校に行くということをクリアして何とか乗り越えた。おかげで百人一首は今でもすらすら言えるらしい。】

 百人一首の丸暗記! 私も高校時代にやらされました、今でも全部とはいいませんが大部分はOK、のはず。玉鉄と共通点があるとはうれしいなー。

 あ、肝心の鷲津はもう、やっぱり鷲津はこうじゃなくちゃね、と、スクリーンで再会できてうれしい、でした。大森南朋、こちらでも語っております。しかし、どうせなら舞台挨拶も見たかった? 鷲津万札、欲しかったかも。お札に関する意識も、本作を見る前と見た後とでは違ってしまうかも知れませんよ。

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地球の静止する日

地球の静止する日 (2枚組特別編) [DVD] DVD 地球の静止する日 (2枚組特別編) [DVD]

販売元:20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
発売日:2007/07/27
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 キアヌ・リーヴス主演でリメイクされた作品です。別にキアヌでリメイクだから見ようと思ったのではなく、タイトルに惹かれて廉価版DVDをふとゲット(2枚組にあらず)。が、なかなか見る気にならないまま月日は流れました。やがてリメイクの情報を聞き、映画は完成、公開。DVDもリリースされた今になって、やっと見ました、やれやれ。

 1951年の映画、「ウエストサイド物語」のロバート・ワイズが監督、しかもモノクロ。古色蒼然たるSFですが、なかなか深い。リメイクの方は、一般的に不評ですし、やっぱ見なくていいか、なのですが、こちらは一見の価値ありです。まず、ワイズ監督=ウエストサイド、の印象が覆りました。こちらでは、「彼はオールラウンドだという印象が強い」と。確かに、本作を見た後では、その言葉にも納得。

 何せ58年前の映画。いろいろ稚拙だし宇宙船や宇宙人クラトゥの衣装など「?」な点が多いのですけど、当時としては画期的なのでは、私たちが親しんでいるSF映画は、ここが原点では、と思われる点も多々あります。ひゅ~ん、ひゅる~ん、という、不気味シーンにつき物のオンド・マルトノの音も、バーナード・ハーマンのこの作品がお初ではないのでしょうか? おそらく、私たちは、この映画の亜流に馴れ過ぎているのだと思います。

 allcenemaによると、【M・レニー扮する異星人クラトゥと、その配下であるロボット、ゴートは、「未知との遭遇」が登場するまで、友好的宇宙人の代名詞であった。】由。いろんな面でSF映画のパイオニアなんでしょう。そして、特筆すべきは得点映像の1951年のアメリカのニュース。「サンフランシスコ講和条約」では吉田正が赴いたことしか記憶にないですが、なんと52に及ぶ国が調印したのだと。はじめて知った事実、そして映像でした。ほかにも帰国したマッカーサー元帥、ミス(ミセス)・アメリカコンテスト(脚、太い)等が紹介されました。

 なにやら牧歌的なSF、の一面もありますが、東西冷戦時代の空気、エピソードが上手く取り入れられており、そのへんを考え合わせると、一見の価値あるクラシックSFだと思います。監督と、本作のファンによる音声解説も、時代を感じさせてなかなかです。

↓リメイク版のジャケット。TVでの予告も非常に迫力がありましたが、レビューによれば見るほどの価値があるのか疑問? 及び腰な私です。

地球が静止する日 <2枚組特別編>〔初回生産限定〕 [DVD] DVD 地球が静止する日 <2枚組特別編>〔初回生産限定〕 [DVD]

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2009/05/02
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天地人(4)

城田優写真集 素顔 Book 城田優写真集 素顔

著者:城田 優,m.s.park(写真)
販売元:講談社
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 昨夜の「天地人」に、ついに城田優くん@真田幸村、参上でございました。そりゃもう楽しみにしていて、出演者に彼の名が出たときは感激~! ワイルドなお姿もよくお似合いで、こちらの写真集の耽美なイメージとは正反対! 地がいいからなんでも似合いますが。なにせスペインの血を引く城田くん、ほかの出演者とは彫りの深さが違います、ちょっと気になってしまいました。(現代ものだとあまり感じないのですが、時代劇のせいか?)

 なかなか素直になれないところも好き。後半では合戦シーンもあり、赤い鎧兜が似合うのなんの。初回から十分にコスプレを楽しませてもらいました。六文銭の旗にも、じーんときちゃいました。そして父・昌幸が、なかなかいいキャラでしたね、ふふっ。

 が、どうしてもひっかかるのは姉の存在です。くノ一という設定なんですね。身分が低い母ですか。幸村とは異母きょうだい、しかし、なんか幸村がシスコンみたいで嫌です。それを除けばほんと、待ちに待った城田幸村、期待を裏切らなかったのですが、ねえ。今後の「天地人」、どうなっていくのでしょう。来週はどうも、子役を動員して受けを狙う(?)節が窺えて、うーん?

 と、相関図には伊達政宗に松田龍平! ですってえええ!?  NHKよ、今年の大河はいったい何処を目指してるんですか? いや、「46億年の恋」見たばっかなんで、まだ現実に戻ってこれなくて。もちろん嬉しいんですけどね~。ついでに、特別展「天地人-直江兼続とその時代」なんてのが開催中。お館さまって、けっこうなお年でしたのね、びっくり(若く見えます)。スーツ姿のお館さまはお初でございましたー。

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46億年の恋

46億年の恋 [DVD] DVD 46億年の恋 [DVD]

販売元:松竹ホームビデオ
発売日:2007/02/23
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 中学生の理科の先生が、ある宿題を出しました。地球が誕生して45億年。これを1年とするならば、人類の登場は何月何日か、というのです。計算してみました、と、なんと人類は大晦日の、それもカウントダウンに近い時間に、ようやく姿を現すのです。めちゃ歴史の浅い生き物です。自分で計算しただけに印象も強烈、いまだに忘れません。あれから1億年もたったんですねー?

 てなことはどうでもいいのですが、さる方に熱烈プッシュされた「46億年の恋」、すごい壮大なタイトルですね。レンタルで見ようかと思ったら。ネットで見られます。(9分割、英語字幕付き。「Big Bang Love」ですか、いやはや。

 見終わって、確かにこれは純愛だと、「互いに思いながらも決して肌を交わすことのない恋」が究極に好きな私は圧倒されたんですが、設定がぶっ飛んでいるので、ちょっと混乱気味です。レビューの「高純度の愛の物語は、もはや男同士でしか成立しないのか。」には激しく同感ですが。

 安藤政信ってこんなに色気がありましたっけ、そして、あの太古を思わせる刺青。一方、松田龍平の白い肌「うぶい肌」だなあ、と赤面です。(ヤの着く世界では、彫りものをしてない肌をこう呼ぶそうです)いやもう、ぐだぐだ説明してもしょうがない。安藤政信と松田龍平の純愛話に興味ある方はご覧ください、つーか必見です。

 もう、冒頭からぶっ飛びます、なに、あの老人の発言? ひっくりかえりそうになりましたよ、はい。踊っていたのは金森穣でしたか、納得。そして近未来(?)な不思議な設定。なんでここにこんなもんが? 深く考えてもしょーがないか、原作は梶原一騎(と弟の真樹日佐夫が正木亜都名義で共作)だし。梶原先生といえば「愛と誠」ですよ、「君のためなら死ねる」ですから。(映画、見に行きました。ヒデキ主演でした。)役者陣も、きれいどころから渋い脇まで楽しめます。大好きな石橋蓮司が出てるし、遠藤憲一さんは映画「ハゲタカ」にも! もちろん松田龍平も! もう、初日に見に行きます、決定です。「天地人」の景虎さまもご出演だし、うふ。あ、そういえば今夜の「天地人」には、いよいよ城田優くん@真田幸村が登場ですよ、死んでも見る~!

 え、三池監督って「天地人」に出演? 刈安兵庫って誰でしたっけ。な、なんだかあちこちでつながってしまってる「天地人」と「46億年の恋」です!?

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雨の訪問者

雨の訪問者 [DVD] DVD 雨の訪問者 [DVD]

販売元:紀伊國屋書店
発売日:2009/05/30
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 本日、めでたくDVDがリリースされた「雨の訪問者」、私は公開時に見ています。確かこんな雨のシーズンだったような、と調べてみたら70年の4月。たぶん2ヶ月ほど遅れてうちの田舎で公開されたのでしょう、記憶は間違ってなかったようです。私は中学3年、これ以降は高校受験に向けて、母から映画禁止令が出ました。

 当時、チャールズ・ブロンソンが日本でも大ブレイク、彼が出演した「マンダム」のCMも大ヒット(プロデューサーは大林宣彦だった!)で、社名も丹頂株式会社からマンダムに変更したのです。ブロンソン効果、すごいです。

 ビデオさえ存在しない当時、映画は上映が終わってしまえばそれっきり2度と見られないさだめでした。TV放映があったにせよ、録画もできません。ほとんど一期一会だったわけで、パンフレットや雑誌でスチール写真を眺めたり、サントラレコードを買って聞いたり、がせいぜいです。私も買いました、17センチ45回転のドーナツレコードを。A面が「雨の訪問者のワルツ」。メインタイトルかと思ったら結婚式のシーンに流れて意外でした。B面がセヴリーヌの歌。映画ではオープニングに流れていた? 

「雨の訪問者」は、ブロンソンだろうと思い込んでいた私ですが、違うんですよね? 赤いバッグの男は衝撃でした、いったい何しに来たんだ、彼は? ショッキングな事件の後、真打ブロンソン、登場です。彼はアメリカ人なんだけど、ドロンとの「さらば友よ」でブレイクしたんですよね。何故か上半身ハダカで対峙するドロンとブロンソンに、映画館の闇の中で赤面した中坊の私でした。同作ではブロンソンがある特技を披露、「雨の訪問者」でも別の特技を。「さらば友よ」を見れば3倍楽しめるかもしれません。

 allcinemaによれば、【「さらば友よ」でブロンソンに惚れ込んだ脚本家セバスチャン・ジャプリゾが彼をモデルに書いたシナリオだけに、ブロンソンの魅力が良く出ている】そうです、それで納得、特技の件も。ブロンソンの魅力もそうですが、なかなかのサスペンスです、見て損はないです。

 隠れたサスペンスの名作として、やっとDVDになった「雨の訪問者」。音楽は「男と女」「パリのめぐり逢い」「ある愛の詩」などで有名なフランシス・レイなのですが、私は、あまりメジャーではないこちらの方が好きですね。あとは「個人教授」とか。と、「狼は天使の匂い」までYouTubeにアップされてました。間違いなく、フランシス・レイの最高傑作だと、理性を振り捨て叫ぶ私です。7月のDVDリリースが待ちきれませんー!

さらば友よ [DVD] DVD さらば友よ [DVD]

販売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
発売日:2008/12/04
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