*はじめに(6月10日更新)

 皆様、こんにちは。当ブログのご利用に際し、ぜひご一読ください。

*リンクはフリーです。特にご報告いただかなくて結構です。ブログ等へのURL紹介もご自由にどうぞ。

 トラックバックは受け付けておりません。過去記事へのトラックバック、新規コメントは管理人が内容を確認の上、反映しております。また、迷惑コメント、TBが集中した記事は受付を停止している場合があります。

  こちらの記事に書きましたようにコメントに対してのレスは致しておりません。ご理解のほど、お願い申し上げます。

 ネチケットについては、こちらにありますように、ネット社会は顔が見えない分、実社会での付き合い以上に細やかな配慮が必要だと思います。私も表現には気をつけているつもりですが、不都合がございましたらメール、コメント(非公開を希望と書いてくだされば公表いたしません)等でお知らせ下さい。

 それでは、今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。

*更新情報(6月10日)

 気づけば梅雨の季節、半年ぶりにテンプレートを変えました。「宇宙からの贈り物」というのだそうです。なかなかさわやか、と気に入っています。(本当はクマノミにしたかったのですが、バックが黒なので断念しました。文字が読みにくくなりますので。)

 また、昨日の「ハゲタカ(3)」で、記事がちょうど1,100となりました。特にアニバーサリー的なことはしないのですが、このブログ自体、開始してから3年半近くがたちます。改めて、月日の流れを感じるとともに、紆余曲折を経ながらも、なんとか地道に更新できていることを素直に喜びたいと思います。「ブロークバック・マウンテン」、そして今は「ハゲタカ」が更新のエネルギーになっています。

 今後とも、どうぞ拙ブログをよろしくお願いします。

*更新情報(2月11日)

「お気に入り」にMizumizuさんの「Mizumizuのライフスタイルブログ」を追加しました。BBMの鋭い記事は何度もご紹介しましたが、現在、フィギュアスケートのルール問題で白熱しています。署名は私もいたしました。皆様にも是非考えていただきたい問題です、ご一読くださいませ。

 この記事のトップにも書きましたが、拙ブログはリンクフリーです。今まで明記せず申し訳ありませんでした。ブログ等で拙ブログを紹介してくださる時も、ご報告は不要です。

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ブラック・スワン

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この映画、夏に公開すべきだったんじゃないでしょうか? 肌が総毛立ち、背筋がゾゾー。あ、肌とか毛とかいう言葉にもヒエッとなります、見てしまった今となっては。初日の初回ということでポスターもらっちゃいましたが見るのが怖いです。筒状にして、ご丁寧に黒いリボンが巻いてありましたー。

センセーショナルなテレビ告知などで皆さん、なんとなく内容は想像できると思いますが、いやはや怖かったです。なんで+15なの? と不思議できたが、確かにこれは清純なバレエ少女たちには見せられませんわ、日本では「白鳥の湖」が1位の人気を誇るというのに。ちなみにアメリカでは「くるみ割り人形」が圧倒的に人気があるそうで、お国柄が偲ばれます?

「レクイエム・フォー・ドリーム」の監督らしい作品だなあ、と随所で感じました。確かに好みが分かれる映画ですが、抑圧って怖い、としみじみ思ってしまいました。オスカーを受賞したナタリー・ポートマンの演技とバレエシーン(ほとんど自分で踊った!)にも感嘆しましたが、彼女のお母さん役の女優、どこかで見たことが? なんとなつかしのバーバラ・ハーシーでした、40年前なら彼女が主演できたかも? ついでに、キャストにウィノナ・ライダーの名を発見、ええっ、どこに出てましたっけ? どの役だったか判明して絶句してしまったのでした。歳月人を待たず。

ラストはなんともいえない感慨があり、思ったほどブラックなラストでなくてよかったーとある意味、ほっとしたのでした。劇場内、固唾を呑んで見守っていたという感じの沈黙に包まれました。それにしても人の心の怖さよ。キレイキレイなだけのバレエが好きな方には蛇蝎のごとく嫌われそうですが、私はとっても気に入りました。といっても、もう1度見たいかと問われれば、うーん? 音楽はチャイコフスキーの原曲をうまくアレンジして使っていて楽しく拝聴しました。クレジットもきれいで怖くてとってもよかったですよ。ぜひ劇場でご覧いただきたい作品です。

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津軽百年食堂

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 もう4月も下旬なんですね。関東の桜はとっくに散り、桜前線は東北へ。そう、被災地は花盛りでしょう。自粛で今年の首都圏の花見はなんだかなー、でしたね。被災地の皆さんは自粛などしないで、経済活動が停滞する、と、高台でつつましく花見をされてます。なんだかなー。

 さて、「津軽百年食堂」。私は青森出身ですので、きっと見ようと決めていました。そこへあの大地震。どうしようかと思いましたが、やっぱり行きました。私はこの作品の舞台の弘前出身ではないのですが、高校時代、文化の香り漂うこの街に、時々遊びに行っていました。大学のある街はやっぱり違うわ。なんと青森市は、全国で唯一、県庁所在地でありながら、国立大学がないのです。弘前にもっていかれたのです。

 てなことはどうでもいいのですが、いや、映画でも弘前のシーンにこじゃれた喫茶店が出てきますが、そう、そんな感じのおされな街でした、弘前は。お城があって桜がきれいで、歴史もあって。ああ、あこがれだったなあ。しかし主人公は東京で挫折した青年。同じく弘前出身の女性とひょんなことで知り合って、と話は進んでいきます。青年の実家は90年続く地元では有名な食堂。そばが名物です。どうってことない話で、中盤、もたつきが多くて思わず寝てしまいそうになりました。

 ところが! 舞台が弘前に移り、特に桜祭りに向けて主人公が動き出してからは、とたんにテンポがよくなります。桜マジックもすごい。弘前の桜、こんなに妖しい力を持っていたのか、確かに日本一かもしれん、と、TVでちらっとしか見たことのないお城をバックの桜に目を見張ったのでした。お店もたくさん出ています。もし祭りが自粛されたら、それこそ大変な経済の停滞につながるのですが、幸い、今年も実施されます。それどころか延長ですって。よかった、新幹線も29日に復旧するし。

 ほんと、なんてことない映画かもしれないんですが、ささやかな庶民の百年史(?)として見ることもできて、なかなかです。オリラジの2人がしっかりした演技を見せていて、もともと好きでしたが、さらに好きになりました。けっこう津軽弁、ちゃんとしゃべってるもんね。いちばん上手なおばあちゃんは、あら、地元の役者さんでした。紹介が遅くなって、もう上映してないかもしれませんが、よろしければ見てくださいね。いやほんと、弘前城の桜、最高でした。オートバイサーカスも懐かしくて涙がー。

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英国王のスピーチ

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目が覚めると、あれは夢だったのかと思ったりします。でも現実。そして、もう2度と、3月11日以前には戻れないのだと思い知る。あの地震は、被害のなかった私の心と暮らしまでを根底から覆しました。被災された方々には心からお見舞い申し上げます。原発の件でご迷惑をおかけしている福島の皆様には、特に。東電を利用しているものとして忸怩たる思いでいっぱいです。

幸せだった3月10日を、しみじみ思い出します。お天気もよく日本は平和で、私は念願の「英国王のスピーチ」を見て満たされていました。さすがアカデミー賞作品賞だよ、というか、あまりにこの賞にふさわしすぎて、なんというか期待通りで拍子抜け、みたいな映画。もちろん素晴らしいのですが。監督賞、主演男優賞、脚本賞。すべて納得、ジェフリー・ラッシュも熱演でした。

すぐに感想を書けばよかったのだけれど、11日の地震の後では、何をどう書いていいのか、わからなくなってしまったのは事実です。

節電、計画停電、シネコンさえ休業。実は12日に神奈川フィルの定期演奏会があり、予定通り開催とのことで悩みながら出かけていったのでした。前日は遅くまでテレビから目が離せず、翌朝も早くからテレビに釘付け。報道される被害の様子は刻一刻と深刻さを増し、発表される犠牲者の数字は、きっとこんなもんでは済まされない、と言い知れぬ恐怖と痛ましさに胸がいっぱいになり。頭は朦朧とし、とても音楽どころでは、と混乱しました。でも、この日に演奏すると決断したのなら、私は聴くだけだと思い返し、出かけてみると、こんな感じで、行ってよかった、と心から思いました。

今は節電に燃えてます。PCに向かう時間も減らし、冷蔵庫は最弱に。昼間の照明厳禁、明るいベランダそばで野菜を洗い刻む。トイレも灯りをつけません、もう慣れちゃった。テレビもなるべく見ず、夜はさっさと寝てしまいます。

でも、エンタメや日々の買い物を自粛するつもりはないし、自粛してはいけないと思うのです。日本を元気にするには、じゃんじゃんお金を使わないと。ただ、節電は、東京電力にNOを突きつける意味でも、計画停電が終わっても続けます。浮いた電気代は東北、特に福島の物産を買うなどして、どんどん使う、ほんの気休めかもしれませんが、そう決意してます。

皆様も、できることをして下されば、と思います。飲食店もお客さんが減って困っている由。どんどん街に出て普通に生活してくださいね。拙ブログはただいま迷走中ですが、下書きもたくさんあるし、また時々覗いてやってくださるとうれしいです。お元気で!

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テレプシコーラ(舞姫) 第2部(5)

舞姫(テレプシコーラ) 第2部 5 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ) Book 舞姫(テレプシコーラ) 第2部 5 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)

著者:山岸 凉子
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気づけば1月も今日でおしまい! どうしてこんなに書けなかったのでしょう、ネタはけっこう出来てきたのですが。先日、DVDを4枚もレンタルしたので、おいおい感想を書いていきたいと思います。

本日は、まずは、あっと驚くスピードで発刊されましたテレプシコーラ(舞姫) 第2部の第五巻、というより、完結編、ですね。通常、7、8ヶ月で次の巻が出るので、次回は早くて2月だろうと油断していたら、年末に出ていました。もう続きがないのだから早めに出してしまえって感じでしょうか? かなり驚きです。内容はほとんど前に読んでしまったので分かっていたのですが、おまけの六花の留学レポートには仰天です。なんと、あの人が目の前にって、これはどう解釈したらいいのか。

勝手に第3部もあるだろうと思っているのですが、どうやら、そうでもなさそうで、思わせぶりにちりばめられた謎の数々は? すっかりはぐらかされた感じです。第1部は日本バレエ界の諸問題をてんこ盛りにしたような内容で過激な箇所も多かったです。連載されたのがコミック雑誌ではない「ダヴィンチ」だったから許されたのだろう、という声を聞きました。

完結に10年。第1部は終了後、1年ほどブランクがあったように記憶しています。この第2部も3年かかっています。しかし、時間の流れが、前者は2年ほどの月日の六花の成長を描いたのに対し、後者は、六花がローザンヌ・バレエコンクールへの出発するシーンから結果発表までで5巻を費やしています。回想シーンなどもありますが、コンクールの数日(?)を3年かけて描いたわけで、まあ、いろいろ考えさせられましたし私は好きですが。第1部とのバランスを考えると、ちょっと疑問もありますね。「え、もう終わり?」というか、肩透かしをくらったような印象。十分楽しく読めたので、その点は不満はないのですけれど。

股関節の問題で180度開脚できない六花は、「バレエを習う=プロを目指す」諸外国ではまずバレエを習うことさえ出来なかったでしょう。ロシアのバレエ関係者が「わが国ではバレエは踊るべき人が踊るのだけど、日本では踊りたい人が踊る」と発言した由。祖母の代まで体格など調べてバレエ学校に入れるか否かが決まるらしいのです。が、踊りたい人が踊れることも大事では? ハンデのある六花に振り付けの才能を与えた作者、山岸さんは、さすがにいい所に目をつけたものだと感心しています。六花の今後の成長を見届けられないのは残念ですが、やはりすばらしい作品であることに変わりはありません。

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サウンド・オブ・ミュージック

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皆様、遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

本年も、あまり更新できないかもしれませんが、時々は覗いてやってくださいね、よろしくお願いします。

さて、本年最初の記事が、不朽の名作「サウンド・オブ・ミュージック」なんて? 実は私、今まで見たことがなかったんですよね。チャンスは腐るほどあったのにー。あまりにも、あまりにも有名な、ミュージカル映画の金字塔! 大健全映画! といったイメージだけで、なんかもう見てしまったような気になって?

が、昨夜。せっかくの放映とのことで、ちょっと見てみました。と、どうでしょう、この歌もあの歌も知っている! 「ドレミの歌」はもちろんですが、JR東海の「そうだ、京都行こう」のBGMまでが、この映画のナンバーでした。他に「エーデルワイス」「すべての山に登れ」などなどなど、ああ、こんなシーンで歌われていたんだ、と、青いアルプスや荘厳な建物の数々に胸を打たれながら見入っていました。結婚式でのジュリー・アンドリュースの息を呑むほどの美しさ! クリストファー・プラマーも、こんな美形だったんだー、とか発見もいっぱい。

ナチスの台頭で暗雲がたちこめていく後半、はけっこうスリリングで意外でした。ラストは当然のようにハッピーエンドですが、「すべての山に登れ」を歌いながら国境を越えてスイスに向かうシーンが、実はありえないこと、と知って驚きました。解説の池上彰さんによれば、オーストリアから直接スイスに行くことは不可能なのでした。というか地図を見れば一目瞭然だったのですが。国境を接しているのはドイツなんですねー、とんでもないですねー。実際には一家はイタリアまで列車で行き、イギリス経由でアメリカに渡ったそうなのです。いやー、知らなかった! 

なんともいえない思いで画面をみつめていました。私が見ないできたこの映画は、こんなにも豊かな歌をちりばめていたんだなあ、と。「ドレミの歌」は小学校のバス遠足だか、とにかくバスの中で歌ったことを思い出しました。肥満児で、毎日くらーい生活を送っていたはずなんですが、ただ懐かしさだけがこみあげます。新年早々、いいものを見せていただきました。

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マイ・ブラザー(3)

マイ・ブラザー [DVD] DVD マイ・ブラザー [DVD]

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18日はジェイクの誕生日でしたね。どうにかそれに合わせて記事を、と思ったはいたのですが、実現できず。遅ればせながらお祝い記事? です。

若い若いと思っていたジェイクも今年で30歳、早いものです。欧米では10年ごとの誕生日を盛大に祝うと聞きますが、ジェイクも今年は区切りの30歳、どこでどんな風にお祝いしたのでしょうか。今年はようやく日本で新作が公開、それも続けて2本で、半年前は舞い上がってましたー。マイ・ブラザーのDVD発売はずいぶん遅くなりましたね。まだ1ヶ月半くらい待たないといけません。かなり辛い内容なので、DVDが出たらジェイクの出演シーンだけつないで見よう、と公開時から決めていた私です。

本作は、あまり評価が高くない(オリジナルのほうがいいという意見多し)のですが、私はオリジナルを見る必要は感じないし、これはこれでいい映画だと思います。いろいろ書きたいことはあるのですが、Amazonのレビュー(一色町民さん)を読んだら、もう私の出る幕はないかな、と。本当にトビー・マグワイアを中心に各演技者のアンサンブルというか化学反応というか、見事でしたね。私はジェイクのダメ弟も、ちゃんとダメに見えましたよ。プリンス役を見たばかりだったせいもあるかもしれませんが、ほんとにチンピラでした。

もう今年も10日でおしまいなんですね。日本公開は見送りか、と心配していたアン・リー監督の新作「ウッドストックがやってくる!」は1月15日公開だそうです、ほっ。ただいま邦画一色の私、首都圏での公開は渋谷のみ、となると見に行くかどうか微妙ですが。とりあえずジェイクの出演作が来年も公開されるように祈っております。

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SPACE BATTLESHIP ヤマト(3)

スクリーン+(プラス) Vol.25 (スクリーン特編版) Book スクリーン+(プラス) Vol.25 (スクリーン特編版)

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↑なんですか、これは! 取り寄せ中のキネ旬ヤマト特集号の表紙もこんな感じでキムタクがシルエットになっちゃってます。某事務所の方針なんでしょうが、なんだかなー。

怖いもの見たさでallcinemasのヤマトレビューをうっかり読んでしまい、立ち直れないほど嫌な気分になりました。辛口だと思ってたYahoo!映画には、まだ肯定派もいるのですが、ぼろぼろの言われようで、おかげで勇気を出してYahoo!の方を読むことができました。総じて否定派はヒステリックで心の狭さがもろわかりな文でした。肯定派は、

【この映画、なにより作り手のヤマトへの愛を感じます
本作は、ヤマトで感動して、その後もガンダムやエヴァ、洋画SFなどを経験したヤマト大好き世代が、現代の視点で、低予算ながらとても丁寧に、上手に、リメイクを楽しんだ結果の良作と感じます。うるっと泣けます。原作を基本にうまくエピソードを追加して掘り下げてます。ヤマトみてない人でも十分楽しめます。役者がみんな生き生きしてます。楽しんで一体感をもって演じてます。音も画も抜群、つっこみどころがほとんどなく、つじつまがよく考えられてます。山崎監督ホントにすごい。】

といった感じでほっとします。

【ヤマトは昔からツッコミどこ満載で、我々ファンもツッコミつつ楽しんでいたというか、少なくともヤマトがなしえなかったことが「ガンダム」を産み、「マクロス」を産み、「エヴァ」につながって行ったんじゃないでしょうか? ここの評でもよくリアルでないという意見が見受けられますが、彼らの求めている「リアル」は「リアルっぽさ」であって「リアル」ではないのです。そんなにリアルが見たいのならトヨタの自動車工場にでも行けば本物のロボットが見られます。キムタクが嫌い!ジャニーズゆるせん!という人は見ないほうがよろしい。なので、ヤマト世代は「ボロ泣き」の傑作。アニヲタ世代は「見てらんない駄作」、キムタクファンはなんでもOK、てな具合なのでカテゴリーにあわせて批評も活用してはいかがでしょうか?】

いかがですか、この柔軟性。くすっとなごんでしまいました。

とにかく、公開10日にしてYahoo!のレビューが1,800件近いんですよ、すごいですね。それだけ賛否両論の映画ってことでしょうか。

*以下、ネタバレとなります。

ええと、古代と森雪のラブシーンが唐突だってレビューが多くて「?」だった私。BBMでもイニスとジャックの~が、そんな風に言われたこともありましたよね。2回目はしっかりその経緯を見てきたのですが、なんの、ちゃんと無理の無い流れになってました。こちらのレビューをご一読くださいね。付け加えるならば、森雪はそもそも、古代に憧れて軍隊入りしたと言ってます。それを腰抜け(としか彼女には思えなかった)みたいに離脱。淡い恋心さえ抱いていたのが一気に失望に。そう、かわいさ余って憎さ百倍、だったのです。

一方の古代。キツイ女だと思っていたけど、死に掛けた彼女を前に「死ぬな!」と叫んだのは「愛してる!」と同義語ですよね、あそこで大事な人だと気づいたはず。恋愛経験のない人が「唐突だった」と書くのかと、ふと疑問に思ったのでした。

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SPACE BATTLESHIP ヤマト(2)

LOVE LIVES Music LOVE LIVES

アーティスト:スティーヴン・タイラー
販売元:SMJ
発売日:2010/11/24
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いいですね、青い地球! 「SPACE BATTLESHIP ヤマト」で赤茶けた無残な姿を見せられたあとでは涙が出るほど美しくいとしく感じます。結局、2回目も行ってしまいました。今度は台詞もしっかり聞き取って、前回より落ち着いて楽しめましたね。

んー、VFXはハリウッドに比べたらまだまだ、らしいですが、私には十分でした。こういう宇宙での戦いを実写で見たかったみたいです、私。アニメだと、ヤマトではなく「ガンダム」「イデオン」で充足してしまって、ヤマトは、どうしても、なぜ「戦艦大和」が宇宙戦艦のモチーフにされるのか疑問を感じてしまったのかもしれません。でも、実写版を見られてよかったです。名作ではありませんが、力作であり意欲作です。もう1回くらい見に行ってしまいそうです、どうしちゃったんでしょう、私!

さて。実写というと、昔昔、「キャプテンウルトラ」が好きでした。

54ced0920ea01f98d6162210l1967年頃の東映作品、テレビ放映のあと、たぶん東映まんが祭りで上映されまして、私も見に行きました。テレビはまだ白黒時代、大画面で、カラーで見られるのを楽しみにしていたのですが。キャプテンウルトラが無重力で空中で前転するシーン、なんとピアノ線が丸見えで大ショックを受けました。宇宙空間もなんだか青すぎてチープだし。それを思うと今回のヤマト、申し分ないです。比較の対象が違いすぎて申し訳ないですが。ついでですが画像の左端、サザエの被り物(キケロのジョー )の方は小林稔侍さんで、これがプロデビュー作だそうです。「せっかくのチャンス、喜んで演じさせていただきました」といつぞやTVで談話を覗いまして驚いたものです。

ヤマトの感想はいろいろ読みましたが、いちばん納得できたのが、こちら。「凄く興奮し、とても感動し、だけれども突っ込みもした」と素直におっしゃるヤマトファンの方です。ネタバレ全開ですのでご注意ください。アニメ版に思い入れの無い私はついていけない箇所もありましたが、そうそう、そうよねー、と、何度もうなづきながら読みました。映画を見たあとでじっくりお読みくださいねー。

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SPACE BATTLESHIP ヤマト

「SPACE BATTLESHIP ヤマト」ORIGINAL SOUNDTRACK Music 「SPACE BATTLESHIP ヤマト」ORIGINAL SOUNDTRACK

アーティスト:サントラ
販売元:カナメイシレコード
発売日:2010/12/01
Amazon.co.jpで詳細を確認する

行ってきました、YAMATO! 初日の初回に、と意気込んではいたけど、まさか朝9時から上映とは。電車混むなーと思いつつ、私は今日1日だけの苦行、初回に行けるのにぶつくさ言ってはバチが当たる! というわけで。

えーっと、私は存分に堪能して帰ってきました。まだ高揚感が続いてますね。私的には、どんなに期待しても期待を裏切られることはないと確信していました。というのは、YAMATOの発進や宇宙での雄姿を実写で見られるだけで御の字。他はすべておまけのつもりで臨みましたので。臭い芝居があろうが、キムタク始めキャスト、スタッフの熱意が空回りしようが失望することはあるまいと妙な自信があったのです。

前にも書きましたが、私、アニメのヤマトシリーズには何の思い入れもありません。1話も見たことがないです。ただ、発想と音楽は素晴らしいのではないかと。ここんとこずっと、頭の中でささきいさおさんの主題歌が渦巻いていて困りました。先週は公開直前のためかNHKでささきさんが熱唱してらっしゃいました。

コアなヤマトファンには突っ込みどころ満載かもしれませんが、あらすじ程度の知識の私は何の障害もなく没頭できました。心から沖田艦長、古代や森雪の思いに共感できたし、あの苦手な西田敏行さえ許容範囲に感じられました。確かにドラマ的に「くどい! 早くしないと攻撃されてまうがな!」とイライラするシーンが皆無だった、とはいいませんが。キャストスタッフ総員の、YAMATOへの熱い思いは画面から迸っておりました。

それにしても息苦しかった! 無限の宇宙とはいえ、艦の外は死の暗闇。守るべき地球は放射能に汚染され尽くした赤茶けた瀕死の星。緑が恋しくて、回想シーンの緑の草原や沖田艦長の部屋にあったあるものに癒されました。終わって外に出て、真っ先に私は緑を探していました。この星のいとおしさを再確認させてくれましたね。

映画の日とはいえ、初日の初回、それも朝の9時から。その割にはお客が多かったような。そして終映後、何人もの方が携帯メールを打っているのが印象的でした。感想を伝えたい人がいたのか、私と同じように記事を打っていたのか。そんな姿はどんな映画の後も見たことがないです。皆さん、気に入ってくれたのならいいけど。

あー、どうしよう。1度で十分だろうと高をくくっていましたが。よもやの再見があるかもしれません、意外に悲しくない(私的には)ラストだったので。今度は筋がわかっている分、リラックスして見られ、安心して泣けそうです???

迷っていらっしゃる方にはぜひ! とオススメします。艦長代理のブログも必読ですよー。

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深呼吸の必要

深呼吸の必要 [DVD] DVD 深呼吸の必要 [DVD]

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2005/01/28
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深呼吸の必要」というタイトルだけ聞くと内容が「?」ですが、たまたま手持ちのキネ旬で特集されていて、前から見たいと思ってました。

【――さとうきびを刈ったことがありますか?"きび刈り隊"。今でも沖縄に残る、さとうきび収穫時のアルバイトである。応募してきたメンバー達は寝食を共にし、来る日も来る日もひたすらきびを刈り続ける。
それぞれの思いを胸に、本州から渡ってきた7人の若者達。彼らを待ち受けていたのは、全長3mを超えるきび7万本を35日間で刈り取らなければならないという試練だった。】

とまあ、そういったお話です。日給5千円、けして高給ではないです。それでも島に渡ってきた彼らは、それぞれに何かを抱えているのでしょうが、あまりバックははっきりと描かれません。ちょっと肩透かしな感じですが、逆に言うと説明されないほうが想像できていいような。意見の食い違いであわや、といったシーンでも殴り合いになったりはしません。淡々とした描写が多いのですが、説明過多な映画が多い中、好感が持てます。逆に、想像力を働かせるのが苦手な人は、なんだこりゃ、なのかもしれません。

そしてどうでしょう、この豪華キャスト陣! 6年前だから出来た?

香里奈、谷原章介、成宮寛貴 金子さやか、久遠さやか、大森南朋

で、とっても暗い女子高生が出てくるんですが、どっかで見た顔だなあーと思ったら。長澤まさみ、でした。

キャストは実際にさとうきびを刈って、一緒に食事して、映画の中で描かれたのと同じ生活を送ったらしいですが、極言すれば刈って食べて、それだけの映画です。それなのに見終わって「いい映画だった」とつぶやいてしまいました。その理由は、実際に見ていただかないとわからないかもしれません。彼らがいるはずもないのに、不意に沖縄に行きたくなってしまいました。

しかし大森南朋って、アロハシャツも似合うんですね。

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龍馬伝(10)

龍馬伝 完結編 (NHK 大河ドラマ・ストーリー) Book 龍馬伝 完結編 (NHK 大河ドラマ・ストーリー)

著者:福田 靖
販売元:日本放送出版協会
発売日:2010/10/22
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今日、11月15日は、龍馬が暗殺された日と聞いて複雑です。大河の放映もあと2回となりましたね。来週は大政奉還が現実になり、そして最終回は~、ということなんでしょうね。はあー、落ち込みます、滅入ります。放映開始の頃は福山龍馬にてんで思い入れができず、大森南朋が目当てで見てましたからね。でも龍馬はだんだんと龍馬らしいイメージに変わって行ったので。今では真木よう子さんまで出ており、とても楽しみに見ています。

それだけに、最後は暗殺されてしまうのだと判っているだけに。その日がじわじわと近づいてきているのが怖いです。最終回、見るのよそうかなー、と弱腰な私。今まで幕末にはあんまり興味がなかったのですが、おかげさまでかなり判りました、そして龍馬の業績もいまいちピンとこなかったけど、今回の大河によって、なるほどー、となったわけです。色んな先人(特に、道半ばにして倒れた人たち!)の思いを龍馬は具現しようとして、やはり道半ばで命を絶たれるわけですが、薩長同盟、そして大政奉還の実現は龍馬なくして成ったのか? 

はあー、もう何も言えません。来週は楽しみに見ますが、最終回はやっぱりパスするかもー。

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SP 野望篇

『SP 野望篇』オリジナルサウンド・トラック Music 『SP 野望篇』オリジナルサウンド・トラック

アーティスト:菅野祐悟
販売元:avex trax
発売日:2010/10/27
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行ってきました見てきましたー! 待望の「SP 野望篇」! 予告では「ヤマト」に「ノルウェイの森」も見られて満足です。早く12月にならないかなー。「ノルウェイ」では、高良くんと玉山鉄二もちらっと映って。二人ともうつくしー!

昨日は複雑な思いが交錯して記事が書けず~。うわー、どうしたらいいんでしょう? 緒形さん、やはりショックです。でも彼も謎の多い人だったのに、ドラマシリーズの時は、そのへんは考えたこともなかったです。そもそも、なぜあの時、薫はともかく(両親がたまたま通りがかったのかも)尾形さんがあの場所にいたのか、なんですよね。

アクションは本当に見ごたえがありました、ありすぎるくらいで、ハリウッドの超一流スタッフに依頼したというのも納得の出来栄え。追跡シーンも、「MW」の冒頭と比べるのもなんですが、無駄に走っていた感が強いアチラとは比較になりませんでした、はい。しかし、あそこまでやらなくてもー。時間が短いわりに濃密すぎて、そこが「SP」の「SP」たる所以なのでしょう。

続きは「革命篇」で! といわんばかりにラスト、予告的映像が流れます。もちろん次も見に行きます、行かなかったら欲求不満が爆発すること請け合いで、なんて旨いつくりなんでしょう。下手に長尺にして一気に見せてもらうより私はいいです。TVドラマは無料で楽しめるものですし、こうして映画化されたのなら、ファンとしては応援したいし、ちゃんとお金払って見るのが礼儀、なんて気になりました。

あーそれにしても続きが気になるー、続きは次も映画館で! 今度こそ完結するんですよね、見るのが待ち遠しいような怖いような。まさかの展開だったので動転しています。薫はどうなっちゃうのかなあ?

岡田くんは撮影が始まるまでにずいぶん体を鍛え、武術も上達したそうで、スタントなしで挑んだと聞いてヒエー、です。それだけに苦労も多かったんでしょうね。先日、再放送の最後に出番を終えて花束を抱えての岡田くんの挨拶。感極まって涙、そこへ神尾佑さんが駆け寄り熱く抱きしめるー、といったシーンに喜んでしまったのですが。本編を見て、あれはきっと「革命篇」もすべて撮り終えた時だったんだろうな。そりゃー泣いてしまうわねえ、長い長い旅路だったはずだから。

あー、困った困った。二人の出会いは偶然なのか必然なのか。などとグダグダ考えつつ、「革命篇」を待ちたいと思います。

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大奥(3)

大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301)) Book 大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))

著者:よしなが ふみ
販売元:白泉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

早いもので10月も今日でおしまいですね。急に寒くなりましたが皆様お元気ですか? なかなか記事が書けず、また「大奥」ネタになりましたが、明日は念願の劇場版「SP」を見に行く予定です。昨日は再放送を見て燃えましたし、11月はもうちょっと記事を書けるようになりたいです。

やはり原作が気になるので、映画の元となった第1巻だけ読んでみました。とーっても面白かったです。映画との違いも、ふんふんなるほど、と興味深く。登場人物が微妙に違っていたり、役どころも変えてあって、ですね。映画では玉木宏の演じた松島がかなり役どころを膨らませて、というか2人分というか1,5人分というか。(映画と原作、両方ご存知の型には意味、わかりますよね?)

原作では、映画のあとのエピソードもあります。映画で描かれたのは序の口に過ぎないことは存じておりましたので、どう2巻以降につながっていくのか? が焦点でしたが。いきなり吉宗が男装で出てきたのには「?」、読んでいってなるほど、と思いましたが。

見てから一月近くたっても、面白い映画だったという思いは変わっていません。で、世間の評判は如何なものか、と皆さんの感想を眺めてみて、評価の低さに愕然となりました。でも表面しか見てない人が多すぎないかなー、ある意味BBMのときと同じ感じですね?

そんな中、下記のご意見に大きくうなづきました。

【二宮を擁護するつもりは無いが、あまりに右倣えな理不尽な野次が多い。映画の水野は外見を叩かれ中身の評価は置き去り。
内面の美しさは自ずと外面に滲み出る、見た目の美しさではなく人としての美しさだ。
性格ブスには解るまいが。二宮を通して俺は確かに水野の人間性に感服した。そして実に「美しい男」ではないか。】

しごく真っ当ですね。そして、

【~主役が小柄で気に入らないとか、時代劇の伊呂波がなってないとか、BL要素が薄いとか、エンディング曲がどうとか着目点はそこかよ!?と失笑。勿体ない・・・・・】

本当、理不尽で低次元な感想が多くて凹みました。

*以下のご意見はネタバレ含まれます、映画や原作をご存知ない方、ご注意ください。

【投稿日時:2010/10/17 14:47:47 投稿者:nyanmagepunchさん
役立ち度:40人
 
彼女に諭され仕方なく鑑賞・・・だってBLだろ??気色悪いっ!!

~こんな俺でも結構楽しめました(笑)

映画の作りは非常に甘く「映画」としては評価出来ないのは事実、しかしストーリー展開は良かった。ラストのオチも良質。水野を生かしたのは「女」の情けか、いや将軍・女である前に人として「理不尽な殺生」への嫌悪、正しい判断に拍手だ。更に針子&阿部も大奥に居る限り水野の打ち首を信じ悲しみのまま放置されるのも観ていてやるせない・・・そして想いを寄せる娘と涙の再会、ハッピーエンド、いいじゃないっすか。

水野という男の潔さ・人間味ある振る舞い・言動には学ぶべき点もあり、身につまされるようなシーンが数ある。そして女将軍吉宗の明朗な決断力、それらを見て感じるだけでも充分に価値はあるだろう。】

【あまりに理不尽ではございませぬか!
採点: 投稿日時:2010/10/13 23:05:18 投稿者:某シネコンのK氏さん
役立ち度:35人
 
[B+]
良い意味で期待を裏切られた。

TBSはドラマ『山田太郎ものがたり』といい二宮君=イケメンのイメージを定着させようと必至で笑えるのだが。

それなりにかっこいいけど。

+++++++++++++

『大奥』
原作未読。

ジャニーズで客釣ってBL要素でドン引きさせるトンデモ映画。
とは言い過ぎましたが、それを逆手に取った作戦と観れば大変楽しめる作品だと思います。

原作を読んでいないからなのかもしれませんが。

オープニングからワクワクさせてくれる。
志村けんのバカ殿とさして変わらないレベルの城が引きのショットで映ったときは「こりゃ~てぇへんだ」と騒ぎ立てようと思ったけれど、
柴崎コウが大げさな効果音と共に、まるで異次元空間からワープしてきた如く光に包まれながら登場。

それにしてもこのワンシーン、彼女の将軍ルックが何一つ違和感がない上に、それどころか決まりすぎているから世界観に抵抗無く浸れた。
いい女優さん。

それに反して何かと話題の二宮君。
が、本作は二宮君が二宮君に見えることが成功したように思える。

そのお陰で水野と鶴岡のライバル関係がいい。
抱き合わせで出演したことは目に見えているNEWSのイケメン大倉君演じる鶴岡。
映画とリアルで主従関係が全く逆になっているのが面白い。

鶴岡に「俺のほうがイケメン」と言わせるなんて、(歌唱力でなく)ルックスが売りのアイドルが、しかも(役者として)憧れの大先輩に言い放つのだから得られるカタルシスは相当。
これが原因でファン同士の抗争の火種になるのではないかと心配だ。

それではファンにとって「あまりに理不尽ではございませぬか!」なので萌えさせるエピソードも。

言わずもがな中村君の腐女子キャラ。
水野の取り巻きでありながら仕立ての腕は一級という設定。
「私の特技で二宮君に喜んでもらえた!」だけで済ませればいいものの想い出作りまでしてもらったとなれば、彼に自身を投影させた二宮君ファンは昇天すること必至。
実際の中村君の特技は『BECK』で見せた脅威のリズム感だと思うですが。

大奥の内装はもちろん華やかなのだが、そこに仕えるイケメンがイケメンばかりでないのもそこに人間模様を蜂起させるものとして秀逸。
水野をいじめるザコを始め、笑っちゃうザコに至るまでバラエティーに富んだルックスを揃えてる為、二宮君が栄えるだけでなく、玉木宏の異様な存在感を際立たせてる。

そう、玉木宏が凄い。
大根役者なんて言わせない渋さ。
蔵さん(佐々木蔵之助)相手に全く引けをとらないばかりか、「俺も玉木宏ならいいかな」と言ってしまいそうなぐらい魅力的。

水野役が二宮君で満足したのは彼の見事な立ち回りがあったから。

阿部サダが何より良いのは述べるまでもなしかと。

本作はそういった役者の存在感の他、演出面でも金魚の使い方なんて『さくらん』の100倍巧い。

しかしまぁ抜群に面白いのが皆さんお盛んなとこ。

「なんで堀北さん抱かないの?」
「なんで似合わないちょんまげにするの?」
とわざわざ理解に悩む行動に出て、更にはおいしい状況下で男まみれの大奥に行くことで彼の純粋さに応援したくなる。
イケメンすぎてはこうもいかなかっただろう。

男相手に「あぁぁぁぁぁ!!」って展開まであるのだから事務所はよくOKサインを出したなと感心。
同じくBL要素を持つ『MW』がここでの描写を省いて駄作になったのを知っていれば褒めていいと思えるはず。

何も精力に満ちてるのは男だけでない。
それでは「あまりに理不尽ではございませぬか!」

将軍が純潔を貫き通すと見せかけて人並みな精力がありましたって(笑)
ケチで有名な吉宗を下町見学とか倹約に熱心な、即ちヒロイックに描いて日本の政治家をおちょくるかと思いきや、一気に人間味優先とは。

お気に入りは靴紐が外れて結いなおしてあげるシーン。
黒澤明『姿三四郎』とジョニー・トー『柔道龍虎房』のオマージュでしょうか。
製作陣がそんな映画観てるわけないでしょうが。

カメラがぐだついてるのが残念なところかな。
大奥の贅沢さの表現も衣装と遊びとイケメンだけは少し描写不足な気もする。

他にもあるけど文字制限。

ジャニーズファンを振り回した映画として語り継がれるような作品。

これから観賞する方は監督が『木更津キャッツアイ』の監督というのを心に留めておく必要があるかも。
劇場で観賞こそ勧めませんが、よろしければレンタルでどうぞ。

最後に
飽きずに人気コミックの映画化ばかりに取り組むテレビ局。
TBSに限って言うならドラマの成功例を輩出してから着手するのが筋と言うもの。

人気にあやかりコミックだなんて…

「あまりに理不尽ではございませぬか!】

以上、引用を終わりますが、一番納得したレビューはこちらです。行間を読む力が必要とされる映画まさに! 

最後になりましたが、原作には読めば読むほど感心します。男だけがかかる奇病により、男子の数が極端に少ない、という設定。しかし諸外国にそれを知られては不都合。将軍が女子であることも内緒なわけですね。鎖国の原因もそこにありそうなニュアンス。第1巻では「かつては男子も女子と同じ数だけいたらしい、それはどのような世界であったのか」に疑問を抱いた吉宗が探求に乗り出さんとする瞬間で終わっています。続きは聞いてしまったので読まないと思いますが、もし続きが映画化されるようなら、また見ちゃうかも?

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龍馬伝(9)

龍馬伝 完結編 (NHK 大河ドラマ・ストーリー) Book 龍馬伝 完結編 (NHK 大河ドラマ・ストーリー)

著者:福田 靖
販売元:日本放送出版協会
発売日:2010/10/22
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「龍馬暗殺まで、あと六ヶ月」。のナレーションにのけぞります。うわー、本放送自体が、あと6回しかないんですもんね。

放映開始当時は、ぜんぜん思い入れのできなかった福山・龍馬ですが、最近はとても魅力的な人物になりましたね。そして次々と政府の逆鱗に触れる暴挙を重ねていきます。次回はまた新撰組が出てくるのかな。龍馬は暗殺された地、京都に戻ってしまうのですね。

先週はまた、高杉晋作が世を去りました。高校の日本史の授業で「『騎兵隊』じゃなく『奇兵隊』ですから」と教わって、ふうん? ととりあえず記憶に留まっていた彼。「奇兵隊」とは武士以外の、町民や農漁民も加わっての混合軍だったんですね。そんな彼らが政府軍を蹴散らした!

おもしろき こともなき世に おもしろく すみなすものは心なりけり

面白くもない世の中だが、考え次第で面白くもなる? 彼の辞世の句と伝えられていますが真偽はともかく、いえてますよね。30前に世を去った彼、あふれる才能に恵まれながら生かしきれなった無念。遺志を引き継ぐはずの龍馬も、労咳ではないものの暗殺されて余命はわずか、でした。

それでも。時代は動く、尊皇攘夷の大波は止めようがない。「龍馬伝」、あまり視聴率はよくないようですが、私は生まれて初めて、こんなにのめりこめる、毎回かかさず見たいドラマに出会いました。いまいちすっきり理解できなかった幕末や尊皇攘夷の意味も、やっと分かった気がするのです。残りあと6回。楽しみに見届けたいものです。

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大奥(2)

図説・大奥のすべて 決定版―衣装・御殿・全職制 (歴史群像シリーズ) Book 図説・大奥のすべて 決定版―衣装・御殿・全職制 (歴史群像シリーズ)

販売元:学習研究社
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↑公開中の映画「大奥」とは何の関係もないのですが。現在、原作コミックスは中古品しかないんですね、かなり前の作品ってことになるんでしょうか。しかし評価は高く、日本はもとより海外でも! ジェイムズ・ティプトリー・Jr賞を受賞。どっかで聞いた名だなー、と思ったら、この記事で触れておりました。

そう、この原作、なかなか奥が深いんですよね。男が奇病で激減し、女が社会の中心に、という設定は「フェミニズムの王国」を想起させます。少し違うけど「ルネサンス」もしきりと思い出されましたね。大工も飛脚も岡引も皆、女。そんな江戸の町は妙に生き生きして見え、逆に吉原の美男たちに女が群がり子種を求める。そして暗がりでは5人に4人が命を落とす病に罹った男たちが苦悶している。男は基本的に種馬で、貧乏旗本の倅は射精可能になった時からあちこちの女に貸し出され家計を助けねばならない。

そんな様子が描かれていたせいか、映画を見てから数日たちましたが、なかなか脳裏から離れてくれない作品です。もちろんミーハー的に言えば、まずニノこと二宮和也(かずなり、なんですね。ずっとカズヤだと思ってました、何が「嵐」結成前からのファンだよ・恥)。御年27歳とはとても思えぬ初々しさと凛々しさ。ますます好きになったよー。そして美貌の玉木宏演じる松島の存外な腹黒さ。その上司でもある佐々木蔵之助@藤波(佐々木さんて酒蔵の跡継ぎだったそうな。だから芸名に「蔵」が。実家は弟さんが継いだそうです)のこのインタビューが傑作!

たぶん男性には居心地の悪い映画じゃないでしょうかね。男女の垣根を越えて、人間とは何かを真摯に捕らえる人間には、男女を問わず心に響く映画だと思うんですが。原作のよしながふみさん曰く、「繁殖からいかに離れるかがロマン。少女漫画やBLも。」だそうです。この台詞、沁みます。

「生きるということは

女と男とはいう事は!

ただ女の腹に種を付け子孫を残し

家の血を継いでいく事ではありますまい!」

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大奥

映画&原作「大奥」公式ガイドブック Book 映画&原作「大奥」公式ガイドブック

著者:よしなが ふみ
販売元:白泉社
発売日:2010/08/28
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見ないはずが見てしまいました、きっかけは玉木宏×佐々木蔵之助のほにゃららシーンがあると聞いたから! 実際見てみると、あっさりしてますが、そこは手練な二人、けっこうドキ! でしたわ、うふふ。なんて腐れた私、二宮くんは「嵐」結成前からのファンなのに、月代似合わないしなーとかいってパス、のはずでしたのー。

んー、二宮よかったですね、惚れ直しました。堀北真希も好きですが、よかったです。衣装や美術も素晴らしくて、やはりスクリーンで見て正解。原作のよしながふみさんのインタビューでは「こんな人間性を踏みにじった制度は好きじゃない、その残酷さが男女逆転で見えてくる」といった内容で、単にキワモノ的なアプローチではないだろうと思ってはいたのですが。

冒頭。男女の人口比が1対4になった江戸では、男の聖域とされた職場で女性が大活躍、ここだけでも見る価値あるんじゃないですか? 一方、吉原では! と、いったい男と女とはなんなのだろう、と考えさせられるエピソード満載です。心の目をしっかり見開けば、けして単なる奇をてらったエンタメ作品ではないと分かるはず。美術や衣装も素晴らしく、本当に劇場で見てよかったです。最後は涙がほほを伝いました。

ありがとー、二宮くん! 彼を慕うお取り巻きの純情も、大奥で生きるしかなかった下の階級の男たちも。いやー、見ごたえありました。見るかどうか迷っている皆様、激・オススメいたします。

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SPACE BATTLESHIP ヤマト「予告編」(2)

SPACE BATTLESHIP ヤマト (小学館文庫 わ 9-2) Book SPACE BATTLESHIP ヤマト (小学館文庫 わ 9-2)

著者:涌井 学
販売元:小学館
発売日:2010/10/06
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「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の公開まで2ヶ月を切りました。公式サイトにはキムタクも登場し、あと57日、の告知に胸が躍ります、うひゃー。キムタク、最近はギャツビーだかのCMで見かけますが、ますます色気が増しているような。やっぱ男は30台からよね? 黒木メイサもクールビューティぶりがなんとなくいい感じーって、これまたCMでしか見てないのですが。

予告編もVFX部分がかなり加味され迫力があり、ますます楽しみになってます。ただ、主題歌がスティーヴン・タイラー? なんか「アルマゲドン」みたいだなあ、と思ったら、どうもその線を狙ってるらしく、うーん??? 見てない映画にケチつけるのもなんですが、あの大味と評された作品の方向を目指すのはどうでしょう、確かに自己犠牲の精神は共通するものがあるかもしれませんが。まるで別次元の話なんだし、変な方向に行って、ますますオリジナルつーかアニメファンの逆鱗に触れるのでは、と思ったり。どういう層をターゲットにしてるんでしょうねえ?

とにかく私はミーハー的に宇宙空間の迫力あるバトルに期待してます。(なのに「スターウォーズ」は1作も見てないし、何を求めているのでしょうね、私。)浪花節は要りませんが、どうもそうなる予感が。だって、わざわざ「ALWAYS三丁目の夕日」の監督を起用したのですからねー。彼はVFXも得意なのでしたっけ。まさかのアレに宇宙版になってしまうのか? 実態は「SPACE BATTLESHIP 三丁目の夕日」にならないことを祈りつつ固唾を呑んで公開を待ちたいと思います!

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テレプシコーラ(舞姫) 第2部 (4)

テレプシコーラ(舞姫) 第2部 (4) (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ) Book テレプシコーラ(舞姫) 第2部 (4) (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)

著者:山岸 凉子
販売元:メディアファクトリー
発売日:2010/07/23
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早いもので、今日から10月ですね。1年の4分の3が終わったわけです、いやはや。そんな私が待ちわびた「テレプシコーラ」の、やっと出ました第4巻。て、出てから2ヶ月もたちますが。

六花(ゆき)が疑惑に感じていたローラ・チャンの正体。
ヒントはもう、第3巻で出ていたのですが。
おそらく彼女の思っているとおりの人物なのでしょう。顔も名前も違いますが、そのいきさつもいずれ明かされるのか? いくら整形しても、あそこまで変わる? と六花は疑問に感じていますが、変わるんじゃないですか。TVの変身番組を見ていても、本当に別人になって登場しますものね。

彼女が大変身、ありていに言えば超絶アジアン・ビューティになったのを。そうであってほしくない、というご意見の方もいらっしゃるようです。しかしバレリーナとして大成するには容姿も大きな要素を占めるので、当然のことと思います。
ある程度ルックスが良くないとマイナスになります。パリ・オペラ座バレエ学校の男子なんか、絶対に写真選考があると思う。いや、なくても、実力があってルックスもいい子がたくさん応募するんだろうなー。
だからバレエは(容姿「差別的で)嫌い、という人もいるそうです。ルックスがイマイチでも実力があればよい、もちろんそのとおりです。しかしそれも程度問題。私なんかバレエに美を求めてしまうので、やはりルックスが十人並み以上であってほしいです。

連載中の第2部は、いよいよクライマックス。9月発売の号で最終回だそうです。苦難続きの六花のローザンヌコンクール。しかし思いがけない栄冠を手にして、最終回でローラ・チャンが実は、と認めるのでしょうか。謎のままで終わるような気もするのですが。

それにしても、彼女が六花にとって重要な「コッペリア」を踊ったことといい。あの黒い衣装のデザインといい、彼女の振り付けをいわばローラが代わりに踊ったことといい、千花の分身の役割をしていると思えてなりません。

六花はこの後、ヤングユースブランプリの本選でニューヨークに行くはずです。
そしてローラの本拠地はニューヨークなのです。
第3部開始は来年になってしまうかと思いますが、楽しみに楽しみに待ちたいと思います。

なーんて、以上は8月に書いた下書きです。最終回を読んでみたら、第3部なんかなくて今回で完結しちゃいました、あちゃー。まあローザンヌで最高の結果が出たので、もう別のコンクールに出る必要もないし。ローラも進路決まってしまったし。あらあらって感じです。こうなると次の第5巻が早く読みたい、連載時に読めなかった回があるので。発売は3月か4月でしょうか、待ち遠しいです。

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悲しみよこんにちは

悲しみよこんにちは [DVD] DVD 悲しみよこんにちは [DVD]

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2010/02/03
Amazon.co.jpで詳細を確認する

今年の夏は暑かった! 今月も中旬まで暑かったですねー。それが何でしょう、いきなり、ずっとこうだったのよ、なんつったって9月ですから、みたいな涼しさというか寒いです。おかげでちょっと風邪気味です。皆様も季節の変わり目、ご自愛くださいね。

 そうなんです、9月も今日で終わるのです。どうしてこんなに記事をアップできなかったのか自分でもよくわかりません。この「悲しみよこんにちは」も8月の末に見たのですが。あまりにも有名なタイトル。早熟な少女のひと夏の体験? 見る前は夏の定番映画みたいなイメージでを抱いてたんですが、かなり違ってました。ジーン・セバーグの名前だけはずっと知ってたんですが、ほんとに見るチャンスがなくて。

 冒頭。モノクロ画面に現れるパリ。セーヌ川、ノートルダム寺院。なつかしー、と思ったけど半世紀前のパリなんですねー。主人公のセシール登場。これが17歳? 事件の1年後だから18歳か、それにしても大人だなあーと。10台でこの映画を見ていたらどう思ったのでしょう、私。

 と、モノクロ画面に流れたのは英語? あれ、これってフランス映画では? 実は違いました! うわー、ン十年だまされてました、アメリカ映画でしたか。それでディヴィット・ニーブンにデボラ・カーなんですね。いやー、すっかりフランス映画だとばかり。何せサガン原作ですからね。これ以降、サガン原作の映画はいくつか作られ、私も見ましたがフランス映画ばかりでしたから。

 いったいセシールの心の壁をつくったのは何なのか。失恋? なんて甘いものじゃなかったんですね。人生を舐めてしっぺ返しがきたというか。けっこうシビアなものでした。なるほどねー。たとえ17歳でなくても、あれは一生、傷になるでしょう。そしてこの若さで呼吸をしているだけの死人として生きるのでしょうか。アンニュイという言葉が思い出されます。

どの程度、サガンの実像が反映されているのかは分かりませんが。50年代当時、あの豪奢な暮らしはフランスでもアメリカでも、ましてや日本では別世界に映ったでしょうね。昼間からシャンペンかよー、と、DVDを見たあの暑い日。私もまねしてスパークリングワインを開けてしまったのでした。

それにしても苦いものが残ります。ジーン・セバーグが不慮の死を遂げたことも、心の棘になっているのです。夏の太陽より秋の枯れ葉が似合う映画なのかもしれません。

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